企業の信頼感は・・・0?
3月13日 何か結構降ったっぽい え~・・・円安傾向、を理由に割と色んなものの値上げが行われたり行われようとしていたりするようです。それ以外に純粋に原料価格高騰のものもあるとは思いますが。 それ自体を批判する・・・ということは有り得ないんですが、これが企業が批判される要素として、ではこれまで数年の円高だった時どうだったのか? そういうことですよね。 詰まる所この論理はややおかしいということです。 まず、基本的に短中期における、或いは時期的傾向というのはそこに携わるもの=企業・担当ということにしておきますが、それなりに予測できる訳です。(本当に難しいものもそれはあるでしょうが・・・) また、特にこの円高円安、為替の動向を理由にする場合、一言で言えば経営陣がおかしかったんじゃないかと? いつまでも円高が続く筈がないことは誰もが分かることであり、ならその時点で消費者に還元するなり、将来の価格安定を図る上でその時点の利益から補填できるようにある程度準備しておくのが筋、信頼感という意味では本当ではないのか? もう忘れて・・・る方が少ないとは思いますが、かなり前小麦が世界的に間伐か何かで不作とか言って値上げした時期がありました。 で、その時結局ほとんどのメーカーは1個当りの価格据え置き内容量削減というスタイルで数か月を過ごしたと思うのですが、その時の容量から数年経っても殆どのものが変わっていない・・・はずです。 特に目立ってというので一番思うものはクノールのカップスープ、あれ昔は10袋と4袋だった訳です。今も結局3袋8袋では誠意も何も無いのでは? つまり値段を下げたくないんだと言っているのと同じで、逆に値上げするチャンスを常に窺っているんだと、暗に示しているとしか思えない行動です。 ガソリンも電気も上げる、上がったということですが、確かにいい時期があった筈で、それがちょっと数年前の基準に近づいて、それも1か月2か月の話で値段をガンガン上げます・・・何を言っているんだという話になってもそれは仕方がない話です。 何故余剰を確保していないのか?食品なんかはそこまで追求しなくてもいいと思うんですが、ガソリンや電気など非常に公共性の高いものに関しては、過去数年の経営状況をもう少し厳しく追及してオープンにさせることも多少考えてもいい気がします。 あと、この機会に言いますが、電力会社や郵便局、今は一般企業と同じ扱いですが、仮に公社であれば利益を追求する必要のないもの・・・というのも確かに存在すると、まあ私は思います。 その為の税金である訳なので。だからと言って無駄にコストを掛けていいという訳でも無いですが。 ニュース見ちゃいかんな・・・って話でもあるんですけどね。ろくな話をしないし、なんとなく~~~だから、という理由付けを無理やり浸透納得させようとしているように感じるのでね。あと殺人事件ばっかり流す。 今日たまたま聞いたラジオでも、「よく聞いてくれてるんですか?」・・・と電話でクイズに参加するみたいなコーナーであったんですが、その時、「いや、最近ですね。TVがどっこも同じことしかやらないので気晴らしになるかと思って・・・」などと言われる始末。 ラジオの方が面白いと言ってましたが、それはまあ分かる話です。 企業の信頼感というタイトルですが、そういう末端への価格の反映は小売業へ押しつける形、大方は一方的に実質的な値段の吊上げを常に図ろうとする、例え考えていてもそれを見せない、感じさせないようにするのが影響力あるものの務めではないかと思うのですが果たしてどうなんでしょうか? 社会全体の信頼度ということもありますが、こう一度も下げること無くただ上げますのアナウンス、せめて嘘でもこれまでが実は還元していたんですよ、と言えないものかと思いました。 ・・・ちょっと付け足しておきますが、昔口論になった話がありまして、僕は経済、経営、商売とは最終的に「如何に気分良く損してもらうか?」ということを経済学の真理として話したことがあります。(その時は経済学の・・・としては言いませんでしたけど。) だからサービス業も過剰に増やしてはいけないとかそんな話もするんですけど、まあこの1年ぐらいの値上げのアナウンス、一見デフレの終息へ向かっているように見えて全体論では良さ気ではありますが、気分良く損をさせるようなそんなアナウンスは一度も無い気がします。 ある意味で昔の地域振興券が一番の正解だったかもしれませんね。(経済対策として。) 企業は値上げばかり考えている?・・・でした。