世界柔道開幕
小学校で柔道をやっていた私にはやはり今でも柔道に愛着がある。カイロで開かれている国際柔道、アテネで大活躍した日本柔道がどこまでその勢いを維持出来るのか。世界は日本を標的にしているだけにそう簡単なものではないだろう。 やはり厳しい戦いになった。今日出場した4人は全てメダルを取ったものの、金は鈴木桂治だけ。世界を制するのはそれほど甘くはない。しかし、鈴木桂治は100キロ級絶対の王者だった井上康生が抜けた後の戦い故に、そのプレッシャーは私達の想像を絶するものだったらしい。決勝で勝った直後に涙が溢れ出し、インタビューが始まってもすぐにはまともに話せないほどだった。 前人未踏の3階級制覇。しかし、鈴木は今日の勝利が以前の二つより比べものにならない嬉しさだといった。日本柔道のキャプテンとして、この日まで背負ってきた重圧は計り知れない。本当によく頑張った。一つだけでも金メダルがとれたことで明日以降また弾みがつくだろう。何よりも力を出し尽くして戦って欲しい。