「インディゴ」~覚醒する子ども達~
自主上映映画「インディゴ」を見に行った。この映画についてはそんなに詳しい事は知らなかった。ただ、インディゴ・ブルーのオーラを持ち、今までとは違った特殊な能力や性格傾向を持つ子ども達のお話しで、ファミリードラマのような物を創造していた。ただ、「神との対話」の著者であるニール・ドナルド・ウォルシュが作った映画と言う事なので、精神世界的なメッセージ性の強いものである事は容易に想像出来る。 開演に先立ってこの自主上映会の主催者が挨拶してインディゴについて少し話してくれた。この作品が3部作の題1作目であると言う事も初めて知った。インディゴ・チルドレンとは特徴として、人の見えないものが見えたり、聞こえないものが聞こえたりする、人との関係を上手くやっていく事が出来ない、自分の興味のある事にはもの凄く一生懸命だが興味のない事には全く無関心、見た景色を完全に記憶してしまう等、様々な特異点があるという。超常的な能力を持つ場合もある。いわゆる“ニュータイプ”や昔は“ミュータント”と呼ばれた新人類と言えばよいだろうか? ニール・ドナルド・ウォルシュ自身が主演したこの90分程度の映画は、一般上映作品などと比べれば、確かにそんなに上手い作り方ではない。だが、ドラマとしてサスペンス的な要素さえあり、自然の美しさや家族間の問題、そしてエンターテイメント的な要素すらあり、かなり面白かった。普通にテレビドラマとして放映しても一般受けするだろうと思う。 でもそれ以上にここから発せられるメッセージの重要性も感じる。映画は作られた作品だが、インディゴ・チルドレンの存在は実際の現実である。この映画主人公である少女ほど全面的に能力を開花させている子はごく少数だと思うが、それでも現在の10歳以下の子どもの90%はインディゴ・チルドレンだと言われている。彼等は大人がその子達を理解出来ないがために、学習障害児やADHD(注意欠陥多動性障害)とういレッテルを貼られている子も沢山いるという。だが、間違いなく彼等が次世代のこの地球を担っていく事になる。私達はそこへどう導き、また自分たちも彼等から何を学ぶのかを考えなくてはいけない時期に来ている。 インディゴの子ども達の特徴は次のようなものだという。あなたの身近にもこのような子がいるはずだし、もしかしたらあなた自身がそうかもしれない。1・インディゴは尊厳を漂わせながらこの世に生まれてくる(多くの場合、生まれた後もそのように振舞う。)2・彼らには「自分は存在するべくして存在している」という気持ちがあり、他人にそれを理解されないと、気が動転してしまう。3・自己評価には重きをおかない。彼らはよく親に「自分は誰なのか」を語る。4・絶対的な(説明や選択の余地を与えない)権威を受け入れない。5・特定のことをあっさりと否定する。例えば並んで待つ事は、彼らには難しい。6・創造的思考を必要としない儀式的なシステムには、欲求不満を募らせる。7・家庭でも学校でも、物事のよりよいやり方を見つけ出すので、「システム・バスター」(いかなるシステムにも従わないもの)のように思われてしまう。8・インディゴの仲間と一緒にいるとき以外は、非社交的であるようだ。自分に似たような意識のものが周囲に誰もいないと、しばしば内向的になり、誰からも理解してもらえないと感じる。そういう子供達にとって、学校生活は非常に難しくなる。9・罪悪感を持たせるようなしつけ方、例えば「そんなことをして、お父さんが帰ってきたら怒られるわよ」といったような説教をしても効果がない。10・自分が必要とすることは臆することなく伝える。 人と違うから単に異常と決めつけるべきではない。彼等の多くはある部分で非常に優れた才能を持っていたり、驚異的なIQを示したりする。私達の常識では収まらない彼等には彼等の確かな世界がある。私達大人が彼等の芽を摘み取ってはいけないし、彼等から私達は多くの事を学ぶ必要がある。もうその時代の波は避けようがない時期に来ているのだ。