この胸の想い : (We Want) The Same Thing
We dream the same dreamWe want the same thing ...oohAnd all that we need is toSee it together ...ooh oohWe dream the same dreamWe want the same thing ...oohFor now, for love, forever, amen♪「この胸の想い : (We Want) The Same Thing」と云う、もう15年も前のブティック・ジョイ(ジョワイヨクチュールド・マキ、カメリアダイアモンド、のグループ)のCMソングに使われた曲です。緑の森の岩の上で白いシンプルなドレスを着たベリンダ・カーライルが泉に足を浸しながら歌っていました。とても綺麗な画像が印象的でした。素敵な歌詞なので、CMで出てくるフレーズだけでなく全曲聞きたかったのでCDを買いました。CMで使われてる部分は自然に伸び伸び歌ってるのですが、初めて頭から曲を聞いた時、曲の出だしは少しジャジーに声を潰すようにして歌ってるので「えっ?全然違う曲を間違えて買っちゃった?・・・ショック!」焦りましたが・・・徐々にもりあがって行ってCMで使われたドラマチックなサビに突入するのでした・・・ホッ!アタリマエですが・・・欧米のアーティストは、全ての人がカソリックやプロテスタント等の(いわゆる)キリスト教の信者ではありません。でも、育った環境に根付いた感覚は・・・良い影響でも悪い影響でも、ほぼ必ず何らかの影響を受けています。歌の歌詞の言葉の表現の中には、‘聖書’からの引用や‘聖書’の示す道を指している場合が多いです。べリンダは、とても苦しんだ時期がありました。そこから這い出して大きな翼を広げて復活しました。この歌詞は、教会のミサでも多く聞かれる祈りを綴り織った美しい言葉です。そして「amen(エイメン)」と、愛を込めて祈りをくくっています。私はキリスト教徒では有りませんが、小学生の頃仲良しグループの友達(彼女達もキリスト教徒では無い)に誘われて、一時日曜学校に通った事が有ります。当時何と呼んでいたかは忘れましたが神父様は奥さんと子供が居たので、多分牧師様だったんですね。牧師様が居るのですから通ってた教会は、カソリックではなくプロテスタントだったようです。その違いすらよくワカンナカッタ子供時代の事です。礼拝の時、一つのアリガタイ言葉が発せられる区切り目で「アーメン」と言います。「真に・・・」=「その通りです」「心からそう思います」「そうであることを願います」と言う意味で使います。時々まんま「真(まこと)に」と言う場合も有るのですが、「amen」と言う時は皆さんそのように発音していたし、何処で聞いたと云うわけではなく知識としてキリスト教は「アーメン」だと覚えてて、私もアタリマエのごとく「アーメン」と言っていました。このべリンダの曲に「アーメン」と云う言葉が出て来ます。でも、この曲でベリンダは「エイメン」と発音します。「A」を「アー」と発音するか「エイ(エー)」と発音するかだけの違いですが、初めて聞いた時はオーバーに言うと「カルチャーショック」でした。外国の人の全てが「エイメン」と発音すると云うわけではなく、国や地域や宗派でも違うらしいです。少なくとも、母国語で「A」をどのように発音するかで大体どちらで発音してるかが分けられるようで「アーベーセー」とか「アーベーツェー」なんて国は「アーメン」が主流で、「エイビーシー(エービーシー)」は「エイメン(エーメン)」となるのですね。元々「ABC」が外来語の日本では、最初に入ってきたものが定着する傾向にあるのでポルトガルの宣教師により伝えられたとの事ですから、(うる覚えで間違ってるかも知れないけどポルトガルも「アーベーセー」だったと思う)「アーメン」が定着したようです。口語として「エイメン(エーメン)」と発音しつつ、文書にする時は一般的に通じる「アーメン」と書く場合も有るようです。この曲を歌ってるうち、わざとじゃないんですが・・・クセになっちゃって自然と「エイメン」と発音してる自分が居ました。ベリンダ・カーライル(Belinda Carlisle)は、一世を風靡したガールズ・バンド‘ゴーゴーズ(Go-Go's)‘のヴォーカルのとてもチャーミングな女性。オールディーズ・ポップ・パンクをミックスしたような独特の音で「WE GOT THE BEAT」とか「VACATION」は今聞いても楽しい曲です。解散したのですが、何かのイベントで単発で復活しその後完全復活したようです。