ブログなしでリーダーは生き残れない
今、社長ブログほど、企業の透明性を高め、ユーザーからの信頼感を獲得し、企業としての価値を明確にしてくれる手法はないのではないでしょうか。ZDネットの記事によると、サンの社長はここまで言っています。#サンのJ・シュワルツ、「ブログなしでリーダーは生き残れない」http://japan.zdnet.com/column/btl/story/0,2000052832,20084708,00.htmその理由は、この記事には書いていないのですが、私的に捕捉すると以下のような話になるのでしょうか。ブログを毎日のように書いていると、その人の個性や価値観、人柄などがよく出てきます。社長ブログなら自社の社会的な価値をその根底に意識しながら、さまざまな視点から、自社のビジネスを中心に、業界のこと、他業界のこと、社会的なことにまで踏み込んで、いろいろな話をしていくことになります。そのときにブログなら、その社長なりの個人的な思いや考え方が見え隠れする、ということになります。この思いや考え方が見え隠れすることで、会社というのは、やはり人が大切であることを実感させてくれる、ということになります。そして、冒頭に述べた透明性や信頼感、価値の明確化、につながっていくというわけです。逆に考えると、例えば、ビジネスにおいて、お金を稼ぐことばかり考え、あこぎな商売をしながら、人をだまして、泣かせて、というようなことをやっている会社の社長には、ブログをやることなどとてもできないことになるでしょう。そこまでいかなくても、自社の価値についての自覚が足りない社長には、ブログを継続する力もない、ということもいえそうです。ブログを書く時間がないとか、書くのが苦手という問題ではなく、ブログをやるやらない、というレベルを超えて、サンの社長の「ブログなしでリーダーは生き残れない」は、企業としての価値を経営者がきちんととらえているか、いつもそのことを考えているのか、という問題をリーダーに提示しているのではないでしょうか。**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行