フェリーニの死神少女、ミイラ、ドッペルゲンガーなど雑感
ハムナプトラ観ました。初見時、虫ウジャでリタイヤ。あれから10年くらいでしょうか。虫ウジャ映画、少し耐性がつきました。ハムナプトラシリーズ、テレビでやるたびに観る人が家族なので(涙)。しかし、ベラ・ルゴシの伝記映画、売りやがった。止めたのに。なんで売るかね。うきー。それはそうと、この映画の元となった、30年代のミイラシリーズは観てません。たぶん。観たい。ボリス・カーロフでてる。我らがボリス様関連では、『古城の亡霊(1963)』はDVD所持(失笑)。ニコルソン、ボリス様、ロジャー・コーマンで撮影2日、ということばかり話題になってるみたい。確かに美しい映像詩のような画像で、俳優は芸達者なのだが、色々唐突で、しっかり観てないと話がわからん。実は作りこんであるのだが、まあ、話はどうでもよいような、よくも悪くも昔テレ東二時枠でやってたようなB級っぷり。そういう面白さをレビューしてるサイトが一つだけあった。ちょっと嬉しかった。ホラーつながりで、以前それこそテレ東二時枠で観たきり、誰に話しても解らなかった印象深い快作(?)が、深夜のホラー映画サイト徘徊で解った。ただし、そのサイトのレビューは見当はずれ。オムニバスの二話目。『ウィリアム・ウィルソン』(ポーの名作)も知らないのかよ(怒)。何がアリキタリのドッペルゲンガーモノだ。高校のサイドリーダーでも読まされた古典だぞ。ちなみにその本には、ポーの『落とし穴と振り子』や、H.G.ウェルズ『盲目の国』とかが乗っていた。一話目、すすり泣く馬の館、も確か原作があったはずだ。(DVDでは『黒馬の哭く館』という題らしい)三話目、これはフェリーニのオリジナル。これ、これが凄い印象に残っていたの。白いドレス、ボールをつく少女の幽霊(死神)。それが繰り返し出てくる。それが、もう、怖いのなんの。このシーンしか覚えてなくて、オムニバスってのは覚えていて、一話目は馬の出てくる話ってのも薄っすら覚えていた。フェリーニとか、二作目がルイ・マルのポーとか、何も覚えてなかったなぁ。これだけの情報で解ってくれる映画マニアは居なかった(笑)。件の映画(オムニバス三作)は、世にも怪奇な物語 HISTOIRES EXTRAORDINAIRES【データ】フランス 1967年 カラー 121分 日本公開1969年7月 日本ヘラルド配給監督 ロジェ・バデム、ルイ・マル、フェデリコ・フェリー二出演 アラン・ドロン、ブリジット・バルドー、ジェーン・フォンダ、テレンス・スタンプ、ピ-ター・フォンダでした。DVD探そうっと。前回日記から異様に日があいてる(笑)付記。知人による情報。上記オムニバス、全部ポー原作とのこと。 私の教養の無さが露呈しました。