帰国間際の大騒動
今日は義妹の帰国日。昨晩は我が家へ泊まり、午前中に六本木ヒルズへ妻が送る予定でした。今朝6時40分。私は出社ですので、義妹へ最後の挨拶。何だか名残惜しい気分でした。しかし出社してしまえば、義妹のことは頭から消えます。そして迎えた午前11時。私の携帯電話が震えます。義妹を送っているはずの妻からでした。また義妹の挨拶かなと思って出たら、妻の切羽詰まった声が飛び込んできました。「妹が迷子になりましたよ~!どうすればいいですか!」何ですかそれは。詳しく話を聞くと、妻が乗り換えのために電車から降りたところ、義妹の動作が遅くて車内に取り残されたとのこと。妻には次の駅に行くように指示。妻からはすぐに電話。「いませんですよぉ~!」半分泣き声です。駅員を呼ぶように言い、電話にでた人に事情を伝えます。しかし連れてきたのが警備の方。その方は私に駅員を呼んでくれると言ってくれましたので、妻にはそこで待つように伝えます。しかしその後連絡が来ません。義妹は日本語を話せませんし、日本の電車なんて初めてですからどこに行ってしまうかわかりません。私はこのままでは埒が明かないと判断し、上司に事情を話して会社を早退。現地に向かうことにしました。その途中妻から電話がありました。そして何と、「妹はホテルに戻っていますよ。」とのこと。冷静な義妹は六本木に行きたいとだけ周囲の日本人に質問し、見事に六本木に辿りついたそうです。妻とお互いを探して時間を浪費するとフライト時間に間に合わなくなるという判断で,まず六本木に戻ってから妻に連絡するという決断をしたそうです。そこまで的確な判断を出来るとは、私も感心してしまいました。さすがに仕事で選ばれて日本に来るだけあります。ところで、義妹が泊まっている部屋を見て私は重大な疑惑をもちました。飛行機はエコノミーなのかどうかです。私の会社だったら当然エコノミー。今の厳しい時代、当然です。で、義妹の航空券を見るとこれがJALのビジネスクラス。滞在した部屋は一カ月70万円のレジデンスですし、ホーチミンのハイアットホテルはそんなに景気がいいのでしょうか。うらやましいです。