それでも日本に住みたい
御嶽山の噴火による犠牲者数は、記憶にまざまざと残る雲仙普賢岳火砕流による犠牲者数を超え、近年最多となったとのことですが、ご冥福を祈るばかりです。妻は７年前に来日して以来、大地震、台風による暴風雨、大雪、そして火山の噴火とベトナムの生活では経験したことの無い天災を、その身を持って体験したりをニュースで見たりしているわけです。さぞかし妻にとって日本での生活が怖くなったと思い、ベトナムに帰りたくなったかと尋ねたのですが、「私はずっと日本に住みますよ！ 今のベトナムの方が怖いです～！」と即答されてしまいました。毎日妻はベトナムのニュースをネットで見て、ベトナムは今、こんなに危ないと私に主張します。しかし日本でも様々な凶悪犯罪が起きていて、妻もそれを知っています。それでも普通にネックレスをして街を歩ける日本の治安を信頼しているようです。「ネックレスしていると、後ろからバイクが来て取られます～！」というベトナム（ホーチミン）の治安にも困ったものです。もちろんそういうことに遭う確率の方が低いわけですが、妻は頑なに日本で生活することの良さを主張します。日本人の私にとって、外国人である妻にそのように言われることは嬉しいことではあるのですが、移住計画への妻の賛同が得られない訳ですから何とも複雑な気持ちになります。ベトナム当局には頑張って貰いたいものです。
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