ありがとうシシャモ。
なにか同じ形状のものが・・・ ぎゅっと大量に同じ場所に終結している図というのは なかなか人の恐怖を掻き立てますわね。 そのせいなのかしら。 イクラとか、数の子とか・・・ 魚卵の類があまり得意とは言えませぬ。 ええ。 福岡もんばってん、明太子もどげんでっちゃよかとです。 まあ・・・嫌いではなくて、出されたら食べる・・・という程度。 魚卵の中で、私が唯一好きなのは、子持ちシシャモというやつで。 親ごと・・・子もろとも・・・口のなかでむしむし噛み砕き プチプチという食感を味わうのは、 なにやら絶対的な支配者にでもなったかのような そんな錯角を抱いてしまったりして。 噛みしめながら、己のヒトとしての度量の小ささをもまた 感じさせられ、ちょっとしたわびしい気持ちにならんではないですが。 しかし、あれは旨いのです。 非常に美味でございます。 そういえば最近食べてないなぁ。 ・・・と思っていたら。 昨夜、友人と一緒にまいった小料理屋さんで・・・シシャモの文字を発見。 久々にシシャモをむしむし齧ってやろうと、注文しましたら。 出てきたのは・・・子持たずシシャモでございました。 うむ。 たしかに子持ちとは書いていなかったわ。 そして、なぜだか罪悪感が減りますね。 子ナシだと。 ヒトっていい加減なもんだわねぇ~ん。 しかしながら、おいしくいただきましてよ。 なんだかフォトジェニックなシシャモたちだったので・・・ 思わずパチリ。 みんな、どのシシャモも「わ~~い♪ わ~~い♪」って顔してるんですよ。 だから私も・・・ 「わ~~い わ~~い おいしいな~」といただきました。 ハッピーですわ。 シシャモありがとう。 子持ちでなくても、シシャモありがとう。