ま・・・まちがいです~~~~~~~!!!
昨今のファッションの流行として・・・ シルエットはややルーズなものが人気のようでございます。 ドルマンスリーブや、ドレープたっぷりのブラウス・・・ フレアなバギーパンツ・・・ ふんわりワンピース・・・ しかし、この流行。 あまりベトナムでは人気が薄し。 どういうわけか、ベトナム女性は体の線がハッキリ出るタイプのお洋服が好き。 民族衣装のアオザイのせいでしょうかしら? 年をとると、わりとたっぷりしたシルエットの服を身につけるようですが。 若い女性にはタイトなシルエットが人気でございます。 ワタクシの場合。 流行なぞはさしおいて。 暑いところで体にぴったりしたものを着ていると さらに蒸し暑い気がしてまいりますので・・・ 特に、動きまわる出張中なぞはゆるゆるなスタイルでおります。 今回も、ゆるゆるとしたスタイルで生地市場で買い付けをしておりましたところ。 あるお店の店先に、ご隠居のおばあちゃまが座っておられました。 きれいなおばあちゃま。 お店の奥さんに 「あれを●メートル・・・あっちを見せてくださいな」と注文をしていると おばあちゃまが、背後からワタクシの肩を叩いてなんぞ申します。 が。 ベトナム語ですんで、よく解らない・・・・・・・。。。 「ん?ごめんなさい。わからないのよ~~~」と困った顔をしていると。 おばあちゃま。 にこにこ顔で、私のお腹に手を当てて・・・ 続けて・・・なんぞ申します。 「?????」 少し驚いていると・・・一緒にいた縫製屋さんのCさんが苦笑いで 英語で通訳してくれました。 「あのね。 ベトナム人の若い女性は・・・もっとタイトな服が好きなのよ。 見て、あのぴったりしたTシャツとか。。。 ファッションとしては、少し古いと私も思うんだけど。。。 人気なの。 こういうふんわりしたシルエットのものって・・・ファッショナブルで 外国人はよく着ているよね。 でもね。 こっちの年配の人はね・・・。 若い人が、ふんわりシルエットのものを着ていると・・・ 妊婦だと思うわけよ。」 !!!!! 妊婦~~~~~~~~~。 「おおおおお・・・おばあちゃま、わては妊婦ではなかりけりよ~~~」 (こんな幸せオーラが皆無な妊婦はおらんと思うがな・・・) ・・・と申しましたらば。 やや困った顔になられまして。 「子供は何人か?」と申されます。 Cさんが慌てて 「いえ、彼女は独身ですよ~~~」とベトナム語で説明してくれましたが。 「何歳か??」と更におばあちゃま。。。 「35ですよ~~~~」と申したら。 哀しい顔で、首を振りながら奥へ消えて行かれました。 すんません。 おばあちゃん~~~~~~~~。 ベトナムでは子供は何よりもタカラモノ。 女性の幸せは、結婚をしてたくさん子供を産むことだという認識がございます。 (先の戦争でたくさんの人が亡くなったせいだと思います。 ちなみにベトナム国民の平均年齢って26歳なんですよ。) 今はだいぶ、意識の違う女性も多くなってはいるようですけれど。 それでも同じ年のCさんも・・・ 「ジャスミンは結婚したら、何人赤ちゃんを産みたい??」 なんてよく質問してきたりします。 「う~~~ん。。。特にほしいと思ったことがない。」とは何となく口に出せず・・・ 「ま。リミットがあるけど、できたら2~3人かな・・・」と 苦笑いでベトナム人対応マニュアルからの返答で水を濁すことたびたび。 すると。 「うん。3人はいいね。うちも3人。 子供は、もしいなければいないでその幸せはあるはずだけど。 やっぱり子供は多いほうが嬉しいわ。 大変なことは多いけど、やっぱり子供はかわいいの。」とCさん。 ちなみに・・・ 「あのね~~~わたし、もう一人ほしいと思ってたのよね。今年。 で、旦那に相談したんだけど。 『今でも充分忙しすぎるんだから、これ以上やめとこう。 君のきれいな顔がシワだらけになるのを見たくない』って反対されたのよ。 でもね~~~。 もう一人ほしいのよね~~~・・・。 ま、大変なんだけどね~~~~~~。」 ・・・なんてのろけまで聞かされてしまったワタクシです。 ベトナムに行くと・・・この全く悪気のない 「ジャスミンは、いつ結婚するの?」 「何人子供が欲しいの??」 ・・・な質問にいつもたじたじになってしまうワタクシです。 (ついでに言うと、、、 独身で子ナシで、しかも『一人暮らし』というキーワードが3つ並ぶと ベトナム人はみんな、眉をひそめて・・・抱きしめてくれます・・・。 なんか、すんごいかわいそうになるみたいです。。。)