サンティアゴおじさん追悼 Gracias Santiago hasta siempre
帰国してから接続が良いので様々なページを検索していて、今やフェイスブックを使用していない団体、企業はないといっても良いほど、皆さん有効に活用されていて驚かされました。速報をダイレクトに顧客におしらせ・・本当に日々重要なメディアとなっていくフェイスブック、とどまるところを知らないといった勢い。イロイロ検索していてフト行きつけの楽器屋さんのページにたどり着くと、お世話になっているお馴染みサンティアゴおじさんの写真が登場。手には表彰プレートを手にしていて、長年勤めている店から表彰されたのかと思えば「いなくて寂しい、、」という一言が・・http://www.facebook.com/pages/Antigua-Casa-Nuñez-Oficialハッと我に返り過去の記載を辿っていくと、、昨年11月12日に他界されていたことが判明。その頃は日本に帰国していて、アルゼンチンに戻ってきてからは再び旅の準備に追われ、そのままメキシコに至るまで・・右往左往な毎日。在住のアルゼンチンで周りが見えていなかった・・信じられない・・何があったのだろう、、即、楽器屋を訪ねると、今更なにごとという御店の方々の一瞬の対応。十分覚悟していたので落ち着いて旅に出ていたことを告げつつ、たった今フェイスブックで知ったことを告げながら、涙が溢れてとまらず、御店の方にビックリされながら、サンティアゴさん追悼の場所へ。大きな写真と共にギターにお店の方のメッセージ、そしてアーティストからの賞状、、そこに鶴を添え合掌。 本当に始まりから常に応援して頂きました。いつも目立つ場所に公演のポスターを貼って下さって、過去のポスターが未だに日付を切り取って貼られていて・・きっとこれもサンティアゴおじさん。おじさんは「マリオの映画」に至るまでブエノスアイレスでの軌跡を暖かく見届けてくれました。偶然遭遇した街角で一緒に撮影したのは確かスペインに出発する前・・写真の顔が哀しそうだったので、もう一度撮影しようとすると「それが今の自分だから,,」今思うとそのときすでに自身の病気を知っていた・・悲しみに沈んだまま店を後にしようとすると、受付に大きな猫が寝ていました。サンティアゴさんが亡くなった翌日にやってきて、そのまま居座ったことから猫はサンティと呼ばれ、皆に可愛がられています。おじさんに似てるかも・・この猫に出会って救われました。「さよなら」ではなく、おじさんは未だソコにいる、これからもずっと。そんなことが以前も何度かあったので、余計うれしくなりました。 悲しくて嬉しい、、そんな一日。サンティアゴおじさんの写真は読売テレビのスタッフの方による記録ページに残っています。今は亡きラジオ局のディレクター、ホセ・ルイスさんに続く訃報。日々重なっていく、このページの重み。今日のようなことが再びおこらないように、旅から戻ったら御挨拶を欠かさないことを心に刻みつつ・・。LINK 読売テレビぐっと地球便追伸・アルゼンチンの名ケーナ奏者、ウニャラモスさんが他界されました。(享年80歳)アルゼンチンでは活動されていませんでしたが、日本のCDショップには何十枚もの作品があってよく聞いていました。心に響く音色と曲・・2007年ハーモニカ奏者フランコルシアー二のCD発売記念公演にいらしていて、伝説の方を目の前に呆然と見とれていて逆に驚かれてしまったこと・・そのとき既に74歳、とても若々しかったことを覚えています。もっとアルゼンチンで大きな公演が沢山ひらかれたらいい・・ずっと思っていました。佐野まり