大旅の最終日 Ultimo dia antes de salida desde Madrid
「最終日」をこんなにシミジミ感じることはあっただろうか。昨年10月16日に出発してから3ヶ月、、初めてのヨーロッパ公演での奮闘、25年ぶりのスペインでの日々、日本での剣道再開、30年近くぶりに会う友人との再会、UFOや映画作品を通じての新しい出会い、震災の後の日本との再会、ゆっくりと母と過ごした日々、、今までになく心に何かが深く刻まれる日々でした。その最終日にチラシを頂いて気になっていた「無料でガイドをして下さる」というツアーに参加しました。偶然参加者は全てアルゼンチンから、、という偶然も重なって、大盛り上がりな楽しい一時で、ガイドさんは詩人。歴史というより貴族の裏話をフンダンに踏まえた面白い説明を行ってくれて、気になっていたこと以上の多くのことを学ぶことができました。華やかな貴族の家族関係は複雑で、お金がありすぎることは心の幸せにはたどり着かないのだろうな、、とシミジミ。王宮の傍にガラスがビッシリとはってある橋があり、ここでの自殺がブームになってしまったことから、自殺者を止めるために設置されたとのこと。スペインの光と影、、一筋縄ではいかない繊細で真面目な人々の厳しい日常がある、、現在スペイン市民は本当に厳しい状況とのことですが、それでもマドリッドドリームを求め、世界中から若者が仕事を探しにきていました。そんな多くの夢追い人に沢山出会うことができた宿泊先MeetingPoints。面白い方が沢山いました。あまり話すことができなかったけれど、日本から自転車で巡礼の旅にきているかっこいいお兄さんも、、。個人的にはルーマニアからきたRUPI君、弟のように可愛い友達ができました。最後は前回の滞在で出会ったタクシー運転手Antonioさん。 飛行場までの道程を再びお願いしました。彼はスペインの経済、現代社会のガイドさん。車の中で本当に色々なことを説明してくれるのが嬉しい。彼の最終ガイドでスペインの締め、次の機会を踏まえて旅立ちました。今後もずっと送り迎えをして頂くことになりそう、、。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango