大切なこと
ベネズエラから訪れている友人は大の東洋びいき..日本、そして中国にゾッコン。そもそもアルゼンチンを訪れた目的は国際映画祭で上映される中国、韓国、日本の映画を観るため。アルゼンチンを案内していて終始、複雑な気持ちになるのは、全く興味も関心も見せないアルゼンチン自身のこと。全てにおいて否定的。そもそもラテン諸国が嫌いなんですね,,ベネズエラに滞在中も同じことがありました。せっかくベネズエラにきているのに彼といるとベネズエラが好きになれない。ネガティブを土台にしている生業。それは非常に攻撃的な生き方。人を人としてみない、目的のための道具になってしまう。必要な時は頼み、終われば用なし。肝心な思いやりという感性が欠けてしまいがち。自分自身を「ヒキコモリ」と呼び、それでよしとして全く受け付けない硬い殻を持つ。そんな人が増えているような気もしないでもありませんが,,それでは未来は築くことが難しいでしょう。心あっての交流、心あっての作品。人があってこその国、文化、映画、本,, 人の出会いや交流なしで物や成功、お金だけを探す流れ,, なんだか空しいものを感じてしまいました。それを初めて忠告。角が立たないように気をつけながら,, 夜、友人に「人は皆それぞれ。あなたのようにはなれない」と笑われました。モチロンそれは承知しています。でも大切な事は一つ、とってもシンプル。敬意につきる。残念ながら他のラテン諸国でのアルゼンチン人の評判はアマリよろしくなくて,, ベネズエラのラジオ局で帰りがけに「気をつけて、ブエノスアイレスにはアルゼンチン人が沢山いる」と言われてしまった。小金もちのアルゼンチン人が旅先でカナリ失礼なことを繰り返してしまったらしい。お金持ちというのは時として思いやりを忘れてしまい、自分さえよければよくなってしまう。でないとお金はたまらないのかもしれません。でも..飛行機に乗ったことのないアルゼンチン在住の素敵な方々が沢山いる。そんな感動を持ち帰ってほしい。ベネズエラの方にソンナ感動を語ってもらえるといいのだけれど。昨夜みた愛地球博のドキュメンタリーはソンナ映像で溢れていました。