カテゴリ:漫画論
もう一本週末に買ったげんしけんの採点もしておきます
これはもう素直におもしろい 分かる人と分からない人がいるマンガかもしれませんが おたくと呼ばれる人たちの 意外と普通な日常生活が恋愛を絡めて上手に描かれています ちなみに僕の思う本物のオタクかそうでないかのラインはどこにあるのかというと 日常生活よりも大事だと思える趣味があるかどうか そこにかかっていると思います たとえば服とか髪型とかどうでもいいから それよりも趣味にお金を使いたいとか 高い飯を食うくらいならそのお金を趣味に使いたいとか そう思える人が本物のおたくなんじゃないでしょうか? ・・・自分にその資質があることは認めます それでは採点してみましょう 話4点 絵4点 キャラ4点 オリジナリティ5点 読みやすさ3点 俺好み4点 合計24点 思わぬ高得点になりましたが 非常に意欲作だと思います っていうかぐるっと回ってただのおもしろい恋愛マンガですかね 現実感が感じられるマンガというのはすばらしいです どれだけデフォルメされていても、マンガ化されていても その世界では普通であり そこが現実世界と地続きであると思わせられる作品は強いですね たとえば天空の城ラピュタは非現実の話ですが そこに出てくるドーラというキャラの持つ雰囲気というのは 現実の世界に通じるものであると思うのです マンガなのに、ああこういう人いるなぁと思わせられるものは強いのです それくらいおたくというのを隠れ蓑にした良作です 「NHKにようこそ」にも見習ってほしいです おたくに嫌悪感のない人におすすめ 読みやすさはオタク文化に理解のない人向けに厳しく採点しました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.29 04:48:43
コメント(0) | コメントを書く
[漫画論] カテゴリの最新記事
|
|