Witに富んだ会話
頭のよさはいろいろな基準ではかれると思うけれど、私の中で「頭のいいひと」のひとつカテゴリーはウイットに富んだ会話ができる人。例えば昨日の就職面接の例で言えば、ただ内容は関係なく質問に対してどう反応するかを見る目的の質問にいかに答えるか。挙げられた例は”ジャンボジェット機にジェリービーンズを何個まで入れることができますか?”という質問。・・・・。これらの質問はいかにユーモアで返すか、というのが大事らしいです。答えの例が”As much as I can eat!" ・・・。昨日から私だったらどう答えるか、と考えてるんですが、いまいち面白い答えは浮かばず。何度も例に挙げてしつこいですが、Albrightの本の中でも、スピーチで、交渉で、いかにユーモアに富んだ会話ができるか、が大事かが何度もかかれていました。その本から印象に残っている記述のひとつ。AlbirghtがUN Ambassadorのときのスピーチ。" I am very happy at the UN; the only problem is that we seem to do the same thing over and over again. It can be very, very repetitive - or so Boutros Boutros-Ghali tells me."(Mdadam Secretary, A Memoir. Madeleine Albright, p174より抜粋)(国連で働くことに満足しています。ただ1つ問題があるとすれば同じ仕事を何度も何度も反復しているよう思うこと。しつこいくらい繰り返し作業になりえます、ブートロス ブートロス ガリが私にそう言うように。)Albright自身はこれを言ったあとに人の名前をつかって笑いを取ったことに後悔していますが。Witに富んだ会話って、冗談とはまた違って、面白くって笑いをさそい、かつ、しっかり言いたいメッセージも伝わる、というものかと思います。言いにくい批判も直接言うのでなく、Witをそれとなく絡ませて相手の気分を害しないように、でもしっかり自分のポイントは相手に伝える、というような。シリアスになりがちなシチュエーションの中でも、Witをうまく使い、雰囲気を和ませる。つねに心に余裕を持ち、物ごとをいかなる状況におかれてもあらゆる角度から見ることができる人でないとなかなかできない技だと思います。うーん、あこがれるなあ、そういう人。