カテゴリ:万葉恋々
大伴家持(おおとものやかもち) 痩す痩すも生けらばあらむを はたやはた鰻を取ると川に流るな 万葉集 3854 (夏痩せで)痩せても痩せても 生きていればいいのだが はたまた、はたと一念発起して ウナギを取ろうと川に流れて溺れ死ぬなよ。 註 上掲3853番からの連作(というより、ブラックユーモアの「オチ」といった方が当たっているかも知れない)。 この二首でおどけて笑わせているのだが、その中にも堂々たる調べの格調が感じられるのは、さすがに和歌の父・大伴家持の面目躍如である。 ウナギ ウィキメディア・コモンズ パブリック・ドメイン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年07月30日 03時27分13秒
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