|
テーマ:たわごと(26890)
カテゴリ:孫子・三国志
衆議院選挙は、小泉自民党の圧勝だった。
これは政策の中身というよりも、小泉自民党の方が、選挙の戦略が優れていたからだろう。 孫子に例えると、 「我は専にして一と為り、敵は分かれて十とならば、是れ十を以てその一を攻むるなり。則ち我は衆にして、敵は寡なり」 これを訳すると、 「こちらが、仮にひとつに集中し、敵が十に分散したとする。それなら、十の力で一の力を相手にすることになる。」 ■孫子とビジネス戦略 民主党が、郵政民営化よりも、他にいろいろやるべきことがあるとマニュフェストに、ごちゃごちゃ書いても、結局、殆どの人は読みはしない。 それよりも郵政民営化一点に絞って、改革者であることをアピールし、 メリハリのない、ぼやけた主張をする民主党を、改革抵抗派というイメージにしたてる。 非常に巧みな戦略である。 小泉さん、お見事! しかし、戦略が見事でも目的やビジョンがなければ意味がない。 さて、この小泉自民党の人気は後が続かないような気がする。 最後の切り札「郵政民営化」を出してしまったら、あとは何がある? おそらく「郵政民営化」の効果が表れるには、相当時間がかかる。 ちょっと間違えたら失敗する。 ライバルがいなくなったら国民の不満は自民党に集中する。 小泉さんが孫子を学んでいたら、きっと選挙は勝ち過ぎと思っているのではないか? 小泉さんの残された任期1年は、小泉さんにとって丁度良い長さだろう。 可愛そうなのは、その後、続く首相。 改革が進まない不満で自民の支持率は下降していくに可能性が高い。 安部さんなんかは、まだ若いので、小泉の後は嫌がるだろう。 となると、大物は出てこない。 したがって、次回の選挙では民主党が復活するのではないか? 分裂しなければ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[孫子・三国志] カテゴリの最新記事
|