馬券戦法
競友社社長小畑昌男氏の本です。NHKの解説者だったので、知っていたので購入。生まれて初めて買った競馬の本(昭和40年)でした。当時、LPが2000円~3000円の時代。学校の音楽授業の宿題(音楽鑑賞感想文)のために必要と親に言って2500円をもらい。2000円でチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲」を買って300円でこの本を買いました。本もLPもちゃんと残してあります。☆今読み返してみたら興味深い記載を見つけたので,引用しておきます「地方競馬の人気はうなぎのぼりに上昇しています」『このようにブームを起こしている地方競馬であれば、騎手の収入も中央競馬の騎手よりはるかに上回るのは当然です。K厩舎のM騎手の月給は二十万円とか言われていますが、中央のベテラン騎手の3,4万円と比較したら、平社員と重役級のちがいがあります」事実、中央の騎手の大半は府中や中山の厩舎内の家で寝起きしてますが、地方騎手のほとんどが、自家用車族で、クルマを走らせながら大井、川崎、船橋、浦和へ通勤しています。騎手の生活がこんな具合ですから馬主や調教師の収入も馬鹿になりません」『地方競馬はレース中に調教する」中央競馬だって、当時はレースを使って仕上げていた調教師はたくさんいました。どうも、地方競馬の実情をよく知らずに書いたとしか思えません!レースに一杯騎乗できるから、中央の騎手より収入が数段違うと言う理論もおかしい。余にも、地方競馬に人気が出てきたのを危惧した某団体の後押しで地方競馬を貶めているとすいか思えない文章がこの後も並びます。「地方競馬の騎手はたくさん勝てるから一戦一戦全部にやる気があるということがないだろう」