欧州生活16年目　- 伊・独・私の三角関係 -

[カテゴリ未分類] カテゴリの記事

全13件 (13件中 1-13件目)

1

• 

  9月27日（土）放送のサザンの密着ドキュメント、見たい…！！　|д゜)　

  9月27日（土）放送のサザンの密着ドキュメント、見たい…！！　|д゜)　 WOWOW×楽天ラッキーくじ！毎日最大1,000ポイントが当たる♪

  2014年09月27日

  コメント(2)

• 国際結婚の孤独

  ここ数ヶ月の間、ストレス解消に最も役立っているYouTube。 毎日遅くまで日本のドラマとかくだらない深夜番組を見て 大笑いしている私だが、今日は偶然、何故だか久保田利伸の ｢Missing｣PVにたどり着いて鳥肌が立つほど感動した。 高校2年から3年にあがる春休み、短大受験に向けて通い始めた 塾への往復で必ず聞いていた思い出の曲。 短大に入ってから仲のいい6人の友人と軽井沢の別荘に集まり、これをガンガンにかけながらガールズトークで盛り上がったりもした。(プリプリのMとかけると相乗効果あり） 色んな思い出が次々と蘇る中感動で震える指でボリュームを上げ、リビングにいた夫に叫びかけた…　が、 ｢奴はこの曲知らないじゃん…」。 同い年の夫がもし日本人であったなら、10年以上も忘れていたこの感動の名曲が偶然目の前に現れた時、「うおぉぉぉっ！！！！」と一緒に感動し、ボリュームを上げて一緒に歌ってくれたはず。 でも悲しいかな、私の夫はイタリア人。いきなりトーンダウンしながらヘッドフォンを探し、独りでこっそり聞き流したMissingでありました　涙。 あとさー、メールじゃなくて手紙とか書いてる時、ちょっとした漢字を聞けなくて悲しくなるよね、国際結婚…。

  2006年08月23日

  コメント(2)

• Buon　Natale!

  すっかり過ぎてしまいましたが、クリスマスが無事に終わりました。みなさん、サンタさんは希望のプレゼントを届けてくれましたか？おいしい食事を楽しみましたか？？ 私は24日も思いっきり仕事でした。それも朝から晩まで。なので帰宅後は即効でベッドへ直行し、25日のクリスマス本番は朝11時まで爆睡してました。夫が朝番で5時に家を出る際、「今日はマンマのお手伝い大変だね…。ちゃんと起きられる？目覚まし何時にかけておく？」と聞かれたのですが、それを笑顔で無視して別の会話を始めた私　笑。せっかくの休みなのに目覚ましに起こされた上に料理の手伝いなんかできるかぁっ！と怒。（この数週間忙しすぎてかなり参っているので） しかし、11時に起きるとすでにマンマはキッチンで肉や野菜と大格闘中（当然）。彼女は重度の糖尿病で腕が思うように動かず医者に通っているので、今年の料理の準備は私が思っていたよりずいぶんと大変そうでした。しかもマンマは私を責めるどころか「よく眠れた？」と笑顔で話しかけてくる…、かなり胸が痛みました　涙。後悔先にたたずとはまさにこのこと…。 しょうがない、今からでもできることをしよう、と私は前菜を担当。マンマに指示されるまま、ミキサーにいろんなものを入れて混ぜ、ディップを作ってハートや星の形のミニパイ皿に入れていく。食パンを星の型に切り、サーモンとレモン、カッペリで飾り付けていきました。 お手伝いって始めるといろんなことを覚えられて結構楽しいなぁ、と早朝の怒りはどこへやら楽しんでいる私。そんなこんなで完成したクリスマスメニューは、上記の前菜プラスプロシュットやチーズやらの10種類ほどのアンティパスト、パスタ2種類（いのししときのこ）、メインはイノシシ肉とオリーブをトマトソースで煮込んだマンマの絶品お得意料理とウサギのロースト、ローストビーフにジャガイモ料理そして野菜各種。 もちろんワインも何種類か開け、ケーキやお菓子、フルーツも食べました。人間ってこんなに食べられるんだなぁ…、と毎回素直に感動するイタリアのお祭り行事。もちろん25日の夜と26日の朝は何も口にすることが出来ませんでしたが、やっぱりお祭りって楽しいですよね。 食後はお楽しみのプレゼント交換。数日前からツリーの下に飾られている、自分の名前が書かれたプレゼントたちをやっとあけることが出来るこの瞬間。毎晩暖炉の前に座りながら、「あの箱に入ってるのはやっぱりあれかな？いやいや、もしかするとあれかもしれぬ」などと想像に想像を重ねた上での開封ですから、いい大人といえども大興奮でバリバリと包みを開けてしまうんですね　笑。 今年は義両親には、夫と義兄と共同でベッドサイドに飾るランプをプレゼントしました。彼らは結婚当時にこの家を購入し、その時に買ったシャンデリアとお揃いのランプをいまだに使っているのです。何でも大切に長く使う義両親なので、その結婚記念のランプを手放すことはやっぱりできなそうで困っているようでしたが、それでも新しいランプに灯りを灯した時は嬉しそうにお礼を言ってくれました。私と夫が結婚してから初めてのクリスマスプレゼント。またこれも一つの記念として大切に使ってくれるといいな。 私がもらったのはほとんどすべてアクセサリー。義両親からはネックレス、義兄からはペンダントヘッド、夫からはピアス、友人からはブレスレット。その他CDやDVD、マフラーやスカーフなど、やっぱり身につけるものが多かったです。母からは日本食やお菓子が一杯詰まった大きな箱が送られてきて、その中に夫とお揃いの室内履きと手作りのマフラーが入れられていました。特にマフラーは去年から流行っている細くて長い、モヘアの模様編みのもので、買ったばかりのセーターとまるでお揃いのように合わせることが出来るお気に入り。明日さっそくしていくぞー！ 日本の皆さんは一気に迎春モードでしょうね。どこにいても何をしていても、みなさんに素敵な2006年が訪れますように！

  2005年12月27日

  コメント(0)

• 月の土地が3千円で買える！！

  月の土地が三千円で買えるってご存知でしたか？ 私は知りませんでした…。 買えるシステムがあるとは聞いたことがありましたが、まさか 三千円で買えるとは考えても見ませんでした。しかもネット上で買うとここから一割引いてくれるらしいです。 ということは二千七百円…。 火星と金星の土地もあるようなのでどれ…続きを読みたい方はクリック

  2005年08月21日

  コメント(0)

• 海外生活14年目。

  サイトのタイトルにも記してあるが、日本を出てから14年もたつ。もうすぐ人生の半分を日本以外の場所で過ごしたことになるんだなぁ、と思うとすごく不思議な気分になる。友人の中には「うらやましい」｢すごいね」という言葉をすぐに発する人たちがいるが、それを聞くこちらの気持ちは複雑だ。日本で日本人として躾けられ教育を受けている私は、基本的な考えはすごく日本的。仕事をしながら現地の人と渡り合うとなると、その日本的な考えが命取りになることも多々あるので素の自分とは別人格を築きながら日々戦っているのが現実だからだ。ドイツでのことを例に出すと、「他人を思いやる気持ち」は「自分の意見をしっかりもたない頭の悪い奴」と思われる理由になり得る。「遠慮」は「自分の意見をいえない馬鹿」となり、｢同僚との協和」は「何を考えているか分からない不気味な奴」となる。日本人は「あの人はいいひとだから大事にしないと」と考えるが、ドイツ人は「あいつはヘナチョコだからどんどん利用してやれ」と考えるのだ。これまで自分が良いと考えて行動してきていることをすべて否定されながら生活する、そのむなしさは経験者でなければわからないかもしれない。おまけにドイツという国では、たとえ外国人といえども、すべてにおいて完璧なまでに整っているシステムを簡単に崩すわけにはいかない。長い間外国人を受け入れ続けているので合法的に住んでいればほぼドイツ人と同等に生活することができる。法律も細部までしっかりと定められているので、法的には外国人でも非常にわかりやすく、比較的住みやすいといえるだろう。ただ、こうしたことの恩恵を受けるには、自分も確実に法律を守り、あらゆることへ高い意識を持つことを強いられるため、これは外国人にとっては簡単なことではない。法律をしっかりと知り、言葉を操ることは最低限必要なことで、たとえば有名なドイツの医療システムの高さの利点を自分も利用したいと思うなら、医師ととことん話し合えるだけの知識と努力、そして病気の時に外国語でそれを発揮できる精神力が必要となる。そしてこれを維持していくのは常に緊張を強いられ、ストレスにもなることを、羨ましがる人たちは想像もしていないのだろう。たぶんドイツ人にとってはこの緊張の維持も日常的なもので、彼らにこんなことを言ったとしたら「なぜそんな当たり前のことについていまさらウダウダ言うのだ」、と呆れられてしまうかもしれない。しかし、あの笑顔のない、頭の固いドイツ人を見れば、実際は彼らも知らぬ間に努力を強いられているであろうことが容易に想像できるではないか。私はドイツという国は好きだったが、ドイツ人はどうしても好きになれなかった。今思えばドイツという国を維持するためのドイツ人の苦労を、彼らと接することによって感じてしまっていたかもしれない。10年以上生活していたドイツという国だが、離れてよかったと心から思う。私にとっては、得ることはあっても人生を終える場所ではなかったということか‥。

  2005年08月14日

  コメント(7)

• 

  イタリアの夏、真っ盛り。

  あぁーつぅーいぃー（叫）。 天気予報を見ると、私の住む地域だけ必ず晴れマーク。 今日も、昨日も、一昨日も。 まぁ、暗くて(天気が)暗くて(ドイツ人の性格が) 暗い(私の心が…)ドイツの夏よりは、いいか。 昨日は家から車で20分くらいの場所にある山の上で BBQをしてきました。かなり大きな公園だったのに 設備が整っていてイタリアでは珍しい…、と思ったら プライベートの敷地なんだそう。 昼間はお金を払わないと入れないそうな。なるほどね。 私たちは午後6時半に家を出たので、到着したころは なんと気温16度。 前日の熱帯夜が夢だったのかと思うほど、涼しくて 心地よいひと時を過ごしました。 焼いたビステッカはこれまでの最高記録を更新した 巨大な肉。自分たちが育てた動物の肉しか使わないという こだわりの肉屋で買ったお肉はとろけるおいしさでした♪ 庭で取れたトマトに近所の人が分けてくれた手作り オリーブオイルをかけて、イタリアならではの 極上な夕食をいただきましたぁ♪ しかしその後、イタリアっぽさ丸出し現場を目撃。 野外の「有料トランポリン場」が時間が遅かったために 鍵をかけてしめられていたのですが、悪がきたちが フェンスを登ってこっそり進入しているのを発見。 怪我をしたらどうするの？？という私の心配など もちろん届かず、6人くらいが大喜びで遊び始めました。 そこへ登場した大人2人。「危ないじゃないか！」 そうそう、やっぱり大人が注意しなくちゃね、と 喜んだ私が耳にした言葉は、 「よじ登らずにマットをめくって下から入れよ！」 …。 そして声をかけるだけではなく、次の瞬間にはその大人2人が マットをめくって進入し終わっていたのでした。 その後は定員6名のトランポリン上を飛び回る20人ほどの 子供たち＋大人2名。美しい夕日をバックに大はしゃぎで 楽しんでました。 びば、イタリア！

  2005年08月01日

  コメント(2)

• THE・ドイツ人

  ミュンヘンで平日の午後、道を歩いていると新装開店の雑貨屋さんを発見。雑貨大好きな私は吸い寄せられるように入り口へ向かっていった。が、なにやら入り口で配っているらしく、人だかりができていてなかなか店に入ることができない。よく見てみると、配っているのは一輪挿しで、吸盤がついていて窓や鏡などに貼り付けることのできるものだった。ふーん、と思いながら店に入ろうと人をよけながら前へ進むと、なぜか入り口前でしゃがみこんでいる人たちを多数発見。なんと彼らはその無料配布の一輪挿しを、できるだけ多くかばんの中に詰め込もうとしてしゃがみこんで荷物を詰めなおしている人たちだった…。ただで配っているものに対して「もう一つください」というくらいなら日本にもそういう人たちはいるかもしれない。しかしやつらは違う。しゃがみこんでリュックを下ろし、すでに中に入っているものの価値を判断。一つでも多くの一輪挿しが詰め込めるように、リュックの中のいらないものはゴミとして店の人に渡し（その辺に捨てないところがまたドイツ人）、「あ、あともう一つ入るから」と言いながら15個目を催促する、という恐るべき行動をとっていたのであった。それも一人や二人じゃない…。中には、箱があるとかさばるので、箱をとってから渡してくれ、などと注文をつける人までいる。私は見ていてとても驚いたのだが、周りの人たちは微動だにせず。うぅーん。ドイツには、ただとなると目の色を変える人たちが多い。私が働いていた店でも、何を買うわけでもないのに突然入ってきて「粗品か香水の見本があるでしょ？」と言い出す人が少なくとも1日に1度はいた。思わず「ありますがそれが何か？」などと対応して上司に睨まれた私（笑）。それも見た目はお金持ちそうなマダムがするんだからたちが悪いよな…。それから、クリスマスの時期になると、店の２階にシャンパンとケーキやお菓子を用意していた。本来なら、たくさん買った客にサービスとしてこちらから勧める、という目的で置いてあるのだが、ドイツ人は容赦なく食べ尽くす。中には「さっき食べておいしかったから」などと言って休憩所代わりに家族で座り込み、グラスやお皿が空になると催促する人たちまで大勢いるのだ。お菓子があることを知って家に電話をし、店に集合させたおじさんもいた。皆もちろん何かを買ったわけではない。おまけにうち、一応ヴォーグの表紙に載るような店なんですけど…。…ドイツ人には、「恥ずかしい」という気持ちが存在しないのかもしれない。

  2005年04月09日

  コメント(1)

• びば！えすぱにあ

  5日間だけバルセロナに行ってきた。せいぜいフィレンツェくらいの小さな町なんだろう、と思っていたのであまりの大きさに心底驚いた。スペイン人たちが「どうせみんなスペイン語は理解できないだろう」と思っているのかどうか、様々な連絡事が絵文字で表示されてあり、旅行客にもとても理解しやすいシステムがとられていた。たぶんオリンピック以降に発展したんだろうとは思うが、たとえば次の電車が到着するまでにあと何分何十秒待てばよいのかが駅のホームに刻々と表示されたり、電車内のどちらの扉が次の駅で開くのかが電光矢印で表示されているので一目瞭然。切符を買う時も絵文字を追っていけば理解できるようになっていた。日本では車内・館内放送など、音声で利用者に連絡することが多いと思うが、あれは例えば日本語が理解できない旅行者などにはとても不便なことだろうと思う。バルセロナのように絵や記号、数字で表示されていれば誰にでも簡単に理解できるのに、と目からウロコの体験であった。ドイツでも来年のワールドカップのためにさまざまな交通機関の工事が行われているが、果たしてどの程度、他国からのツーリストを意識したものになるのか、見ものである。それから今回、格安航空会社の「ライアン・エアー」を利用してみた。これは以前　軍だけが利用していたような小さな田舎の空港を利用し、あらゆるコストを抑えて運賃をとんでもない値段に設定している会社である。たとえばイタリアからイギリスまで1,99ユーロ(約300円)プラス税金と空港使用料で飛べてしまったりするのだが、上記のように「田舎」の空港を利用しているために目的の都市までたどり着くのに面倒で、余計なお金がかかるなどの欠点もある。コストを抑えるための努力は涙もので、まず預けられる荷物は一人15キロまで。超過分は1キロいくらできっちり徴収されるため、当日のカウンターそばではあちこちで荷物を詰めなおす乗客たちを見ることができる。予約はネット受付のみ(一部空港でもok)で、受付時に予約番号が表示されるのでそれをチェックインカウンターで伝える仕組み。ネット上でレンタカーを予約する時とほぼ同じ。ボーディングパスは薄い紙切れ一枚で、そこに昔懐かしいスタンプで自分が何人目にチェックインしたのかの番号が押されている。チェックインもボーディングも早い者勝ちのようなものだし、席は自由席なので機内では椅子取りゲームが開催される（笑）。もちろん飛行機まではみな駆け足だ。また、機内食は有料なためにメニューが用意されているが、こちらから聞かない限り配られることは無い。また、機内誌も限られた数しか用意されていない上、読んだ後は回収される。今回バルセロナ行き、というチケットを12月に一人往復29ユーロという金額で予約し、最終的には往復で一人44ユーロ支払った。日本円では7千円ほどであろうか？電車で3時間のローマまで往復52ユーロ払った記憶があるからこれは確かに安い。イタリアからの空港はメジャー空港な上に家から車で10分、さらに彼は空港で働いているので、コネ命のイタリアでは知り合いが優遇してくれるのでとても快適に発つことができた。しかし、飛行機が到着するのはバルセロナとは名ばかりのジローナという小さな田舎町の空港で、（感覚的には誰かが言っていたが、舞浜のディズニーランドを東京と言ってしまうようなもの）実際にはここからバルセロナまではエアポートバスで1時間半かかる。おまけにこのバス、1時間に1本程度の運行な上、往復だと20ユーロ以上かかるのだ。はっきり言って面倒くさい上に、考えていたよりもずいぶんお金がかかっているように感じるこの旅行。最初からバルセロナの中心へ連れて行ってくれるパックツアーに申し込んだほうが心身ともに楽だったような気がしてしまうのは私だけではないはず…。そしてそして、このライアンエアーのすごいところは発着時間。帰りの飛行機は朝6時15分発。上でも書いたように、バルセロナからジローナ空港まではドアtoドアで約2時間。遅くともホテルを4時過ぎには出なければならない。つまり、旅行日程の最終日はバルセロナ宿泊が適わない、ということである。なのでどうせなら、と最終日の朝、バルセロナをチェックアウトした後でジローナに移動、そこからタクシーで20分ほどかかるジローナの町まで往復40ユーロ以上かけていくことになる。さらなる予想外の出費。ライアンエアーマジックの罠にまんまとはまった私たちであった。しかしついでに書くと、まったく期待していなかったせいか、ジローナは美しい町だった。ここもライアンエアーがなければ旅行客などあまり訪れなかった町なのかもしれないが、川を中心とした町並み、美しい大聖堂、とても歴史のある落ち着いた佇まいはゆったり旅行を希望する欧州人には受けるだろうと思う。おまけにバルセロナの異常なほど高い食事代に比べ、ジローナでは10ユーロで前菜からデザートまでのフルコースを食べることができるので、ライアンエアーを利用予定の人はバルセロナだけではなくジローナも楽しむつもりで予定を組んでみてはどうだろう？？　

  2005年04月05日

  コメント(0)

• イタリア生活開始

  イタリアへ来てから5週間が過ぎた。ドイツとの違いを楽しみながら毎日があっという間に過ぎる。「笑ったら損」といわんばかりに口をへの字に曲げて眉間にしわを寄せたドイツ人に比べ、イタリア人はなにやらいつも楽しげだ。あんなに毎日ストレスを貯めながらドイツで生きていた11年間は一体なんだったのか…。コーヒーを飲もうとBARに寄ると電話が鳴っていた。すかさず電話に出たオーナーが口にしたのは「はい、こちら火葬場」…。そのBARは老人ホームと病院の前にあるというのに…。いつも乗るバスがいつもとは違う角を曲がったので「工事中かな？」と思っていると「うわぁぁぁああっ！間違えた！！」という運転手の叫び声…。バスはそのままバックで元の通りへ…。友人の2歳になる娘が驚くような汚い言葉を口にするので「お父さんから学んでるんじゃない？」と父親を睨む私。ところが横には同じ言葉を連発するおばあちゃんが笑顔ではしゃいでいる…。仕事の遅さやいい加減さはドイツもイタリアも似たり寄ったりなんだから、それならばなんだかわからないけど陽気なほうがこちらにストレスがたまらなくていい。外出する前に自宅で「戦闘開始準備」を始めなければならないドイツと比べると、ここは私にとっては天国なような場所である。スーパーでお釣りの間違いを伝えたとき、ドイツ人は思いっきり無視するか、自分の間違えを認めずにちゃんと渡したよ！と反対に怒鳴り返してくることさえある。私はいつも絶対に諦めずに大声で責任者を呼んで確認をしてもらうが、その場合後ろにならんでいた客を別のレジに並びなおさせ、一度レジを閉めて事務所に行き、すべての売り上げを確認、レジ内にあるお金を最初から数えなおして誤差を調べるのがドイツ流である。もちろん「少々お待ちください」などという言葉は決して期待してはいけない。結果はもちろん私の圧勝なのだが、それでもレジ係りは間違えを認めず、ため息をつきながら目も見ずに誤差分を投げ返したりする。「申し訳ありませんでした」などという謝罪の言葉はもっての外、「お待たせしました」といった種類の言葉さえドイツ人は上司に命令されない限り絶対に口にしようとしない。それどころか「ったく、外人が面倒なことしやがって」とすごい目でにらまれたりするのがオチである。ところがここイタリアでは「えぇっ？本当？私間違えちゃったのかしら？ごめんなさいねー。わざとじゃないのよー。昨日なかなか眠れなかったからー。疲れてるのかしらねー？」とわけのわからないおしゃべりを始め、「ほんと、ごめんなさいねー♪」とさらに誤差のあるお釣をニコニコして渡されたりする。こういうことはきちっとしている日本に慣れている人が読んだらどっちもどっちなのだろうが、私にとっては錆付いたロボットのようなドイツ人よりも、メチャメチャ人間らしいイタリア人の方がリラックスできる。間違えることなんて誰にでもあるんだから、それに異常な意味を持たせて悪意を含んだ言葉でわざわざ相手を傷つける必要がどうしてあるんだろう？？＞ドイツ人　笑顔で「へへへ、間違えちゃった。ごめーん♪」と言われる方がその後の一日に影響を及ぼさなくて気持ちが楽だと感じるのは私だけではないはず…。イタリア人って、なんか変。そしておもしろい。ケンカばかりしていた元彼（イタリア人）と私。彼に対する不平不満を長々とメールに書いて送った私にやつは電話してきた。「なんだよ、あのメール！いまから返事書くからな！！」…メールなんだから、さっさと書いて返事よこした方が早いんじゃないの…？？？（笑）。

  2005年04月03日

  コメント(2)

• 日本に行ってきます。

  3日から15日まで日本に行ってきます。2年以上ぶりの日本、楽しみです。今日のミュンへンは一日中、吹雪のように雪が積もりつづけてましたが、いまのところLHの情報では予定通り飛ぶみたいです。イタリアでこんなに降ったら即｢空港閉鎖｣ですよ(笑)。だって家の前で即席雪祭りできるくらい降ったんだから。イタリアの彼に道で雪に埋もれた車の写真を送ったら「あれって…車じゃないよね…？」との返事。彼は生まれてこの方、あんな量の雪見たことないんです。駅から家まで誰一人歩いてなくって、まるで私一人遭難したかと思ったくらい、とにかくすごい量です。誰にも踏み固められていない雪の上を歩くのって、陸上部の砂浜ダッシュくらい辛いですよ(涙）。とまぁくだらないことを書きましたがとりあえず、帰国してきます♪15日に戻ったら速攻書きますので、それまで皆さん、私の事、忘れないでね(笑)。古本と家具を売り払いたいので、ミュンへン＆その近辺に在住の方、よかったら↓見てください。ドイツ国外への引越しのため、日本の本を処分したいと思います。 ご希望の方はリスト(http://members.aol.com/YokoYonekawa/hon.xls)をご覧になってメールでご連絡ださい。 なお、リストが開かない場合にはメールかファックスでお送りします。 また、白木のコンピューター机(EUR249をEUR100)、白木のシングルベッド(EUR199をEUR80)、その他色々ありますので興味のある方はご連絡ください。画像アップしました→http://www.photohighway.co.jp/AlbumTop.asp?key=1564167&un=65484&m=0

  2005年02月03日

  コメント(3)

• 

  乙女座ラブイヤー、結果報告２

  写真は庭の雪景色。今日は前回の日記で書いた占いの結果の詳細をお知らせしたいと思う。まず、＞出会いがとにかく多く会社帰りの駅で突然声をかけてきた人が偶然近所の人で、その後よくご飯を食べたりローラーブレードをするようになったりしたし、仕事関係のお客さんに執拗に食事に誘われたことも何度もあった。スーパーで声をかけられたりカフェで誘われたことも何度かあったなぁ…。イタリアならまだしも、私は普段ドイツでは(ましてやドイツ人には）声をかける隙を絶対に与えないようにしているのでこれは驚きだった。＞1月1日から出会いがあるがその人は本命ではないので深入り禁物。2003年年末、あるパーティーを通してフィレンツェ出身の男性と知り合っていたのだが、1月1日の朝に彼からメールをもらっていた。彼は新聞記者なので元旦から仕事だったようで、たぶん色んな人に挨拶メールを送っていたんだと思う。携帯の番号が書いてあったので気軽に電話して、｢またいつか会いたいね」といった他愛無い話をしたのを覚えている。私は昔フィレンツェに住んでいたことがあるが、その時期を除いても100回以上はドイツから通っているくらい好きな街なので、フィレンツェにいる人というだけでなぜか親近感が沸いてしまう。それから10日間毎日かかってくる電話でその親近感はさらに増し、1月11日にはフィレンツェで彼に会っていた。街も知り尽くしているし友人もたくさんいる。何より世界で一番好きな街だから、彼に会うためというよりフィレンツェに行くための口実が出来て喜んでいたのだが、実際に付き合い始めると細かい所で違和感を多く感じるようになってきた。考えてみれば当たり前だ。最初に会ったときも彼は何の印象も残さなかったし、やっぱり私の｢フィレンツェ病｣が悪さをしただけだったのだろう。丸々3ヶ月間、彼がミュンへンに来たいというのを無視して私だけがフィレンツェに通いつめ、フィレンツェ滞在はとても楽しかったのだが彼とは上手くいかなかった。彼の元彼女との問題も途中色々ありながら、4月9日の朝、別れることを決意していた。＞3月の重要人物との出会いで運気が上昇し、4月9日からの15日間に南西の方角へ旅行すれば何かが起きる。4月6日から私は休暇をとってフィレンツェの彼の家に泊まっていたが、散々言い争った結果、彼には何も言わずに別れることを決めた。4月9日の朝、彼が仕事に行った後で突然ミュンへンへ帰ろうと思っていたが、まだ休暇も残っているしこんな気分で帰るのもなんか悔しい。そこで3月にイタリア関連のMLで知り合っていたピサ在住のイタリア人のおじさんの携帯に電話をしてみることにした。彼とは何度か電話で話したことがあって印象が良かったので、どこか良いホテルでも紹介してもらおうと思ったのだ。昼過ぎに電話をすると、おじさんは5時に仕事が終わるという。5時にピサに着く電車のホームで会う約束をした。会ってすぐ、彼はリボルノという港町を案内してくれた。普通、こういうシチュエーションではイタリア人なら(笑)その女性を誘い出すことに全力を注ぐだろうが、このおじさんは善意と正義の塊のような人だった。私のこれまでの経緯を聞いて、私がまた笑顔になれるようにと色んなところに連れて行ってくれ、楽しい話とおいしい食事でもてなしてくれた。また、この時イースター前だったので、｢今日はここでプリンチペッサ（お姫様）気分でゆっくりしなさい」と、知り合いが所有しているというお城のようなホテル（http://www.calamidoro.com/）を予約してくれたのだ。おまけにその後も私が寂しい気分にならないようにと食事に付き合ってくれ、フィレンツェの彼からひっきりなしにかかってくる電話も撃退してくれた。電話の様子が尋常ではなかったので、おじさんは元警察官というコネを使ってそのフィレンツェの彼の身元を調べてくれたところ、精神の異常で長い間入院していた人だということを突き止めたといっていた。犯罪歴はないが、新聞記者として有名な人なので、そのおかしな行動も有名らしい…。ホテルまで送り届けてくれた後、おじさんはイースターのお祈りのために教会へ行くと言って去っていった。夜はホテルの支配人が中を案内してくれた。リセプションから部屋まではロールスロイスで移動する。テラスから見渡せる庭には湖やゴルフ場もあり、4万人が収容できるというプールが2つも付いたクラブもあった。部屋は中世のお城のような雰囲気で、私は本当にお姫様になったような気持ちで眠りにつくことが出きた。次の日の朝、豪華な朝食ルームでおじさんと再会。｢今の君には真面目で信頼できる男が必要だな」といいながらおじさんの部下に電話をしている。その部下は朝5時から仕事で2時に終わるので、その後おじさんと交代して私の面倒をみてくれる事になっているらしい。会ってみたら本当に真面目そうで思わず笑ってしまったが、見ず知らずの私のためにホテルを探してくれたり、食事に付き合ってくれたり、海を見たいという私のリクエストに答えてドライブしてくれたりと本当に親切に接してくれた。夜は知り合いのレストランで大ご馳走！たくさん食べてたくさん話した。｢明日はイースター。家族との食事があるから一緒に食事はできないんだ。大事な食事だから、ごめんね」とすまなそうに話す彼にはとても好感が持てたし、家族に恵まれてすくすく育ったんだなぁ、となんだか嬉しくなった。次の日は夕食の前にホテルによってくれ、また色々話をした。「君と出会ったことを家族に話したから、次回からは僕の家に泊まってね」と屈託の無い笑顔で話す彼。日本やドイツでこんなことを言われたら絶句するけれど、イタリアではこれは本当に真面目な人だという証拠になる。ミュンへンに戻ったらすぐに連絡することを約束して彼を見送った…。その後はもちろんピサに通って大出費だったし、イタリアでおいしいものを食べ過ぎて体重もかなり増えた(笑)。ウソのような本当の話。占いのことはすっかり忘れていた私だったが、あとで読み返して声もでないほど驚いた。特に4月9日という日付のところ…。みなさんも、過去の占いを読み返してみては？何か発見できるかも…(笑)。

  2005年01月22日

  コメント(7)

• 

  乙女座ラブイヤー、結果報告１

  写真はフィレンツェの夕暮れ。私は普段、占いを絶対に読まないことにしている。人の言いなりになんかなるものか(笑)、というあまのじゃく的な性格と、読んでしまったらかなり気になっちゃいそうで、自己防衛の意味もある。雑誌は大好きで、毎月高いお金を払って日本の雑誌を何冊も買っているのに占いだけは絶対に読まないようにしているし、テレビで突然占いが始まったら速攻でチャンネルを変える、という徹底ブリ。とにかく占い関係は目にしないように気をつけているのだ。しかし、2003年の年末だけは別だった。私は8月29日生まれの乙女座で、昨年2004年は乙女座にとっての12年に1度の｢ラブイヤー」。自分ではそんなことはもちろん知らなかったのだが、周りが放っておいてくれなかったのである。12月になるやいなや届きまくる占いの切り抜きたちとメールに書かれた占いサイトのURL。友人という友人たちが、こぞって私の幸せを考えて必死に送り届けてくれているものだった。長いこと海外に住んでいると、日本の友人や家族達が自分のことを忘れずにいてくれているのは本当に嬉しいことだ。ましてやお菓子や本と一緒に切り抜きを同封してくれる友人たちのことを考えると、馬鹿なことは言わずにとりあえず読んでみよう、という気持ちになってすべての占いを読みきってしまった。どこにも必ず書いてある｢12年に1度の大幸運期」という文字。中には「寝ていても幸運が転がり込みます」などというすごい言葉が書いてあるものまであった。全部をまとめると、どうやら2004年の私は出会いがとにかく多く、1月1日から出会いがあるがその人は本命ではないので深入り禁物。3月の重要人物との出会いで運気が上昇し、4月9日からの15日間に南西の方角へ旅行すれば何かが起きる。とにかく積極的に行動すること。出費の多い1年だけど先行投資だと思って間違い無し。秋には結婚のチャンスがありプロポーズさせる可能性も。ラッキーグッズ：携帯電話、ラッキー人物：年上の男性。体重増加に注意。 しかし皆さん､信じられます？これら｢すべて」が当たっちゃったんですよ、私…。

  2005年01月19日

  コメント(4)

• 

  欧米人に日本食を食べさせたい時は…

  写真はミュンへン産の御節料理。素人とは思えない！日本でもこれほどの御節をきちんと作れる若者は少ないだろう。ミュンへンの某有名高級ホテルでお菓子職人として働いているKちゃんは、25歳という若さでこんな御節を作ってしまう。おまけに毎年友人達を招待してごちそうしてくれるのだ！しかし、招待された日本人達は涙々でありがたくいただくものの、ドイツ人たちは｢日本食ってなんかコチョコチョしてるよなぁ？｣とか言いながら、一度皿にに取ったものを平気で残したりなどしている…（涙）。最初こそ、それぞれの持つ意味を詳しく説明などしていたがそのうち馬鹿馬鹿しくなってそれもやめてしまった。｢お昼ご飯に生の人参に塩をつけながら食べるような国民達」に何を言ってもムダでしょう。それより日本人友人達と、Kちゃんに感謝しながらおいしくいただいた方が有意義な時間をすごせるというものだ…（笑）。こちらに住んでいると、｢今度日本食作ってよ」と言われる事がとても多い。もちろん作るのはかまわないのだが、｢ふーん、」と流されると頭にきて｢もう絶対作らない！」となる。こちらで日本食を作るということは、日本の家族が馬鹿高い送料をかけてわざわざ日本から送ってくれたり、現地の食材屋で日本の5倍ほどの料金を支払って手に入れた大切な｢宝物｣を放出する､ということも意味しているので、作るからには心から味わって欲しい、というのが本当のところ。なので｢日本食作って！｣と言われたときには、その相手の｢重要度｣によってレシピはおのずと決まってくるのだ（笑）。12年程前イタリアに住んでいた頃、友人達を呼んでうちでホームパーティーをすることになった。私は日本のルーを使ってクリームシチュー(今考えると恥ずかしい。私も若かった(笑)）を作ったのだが、手放しにおいしい、と言ったのがアメリカ人、ドイツ人、日本人だった。フランス人とイタリア人たちは｢牛乳っぽいけどなんか違う。バターみたいだけど風味が無い。これは一体なんなの？？」と真剣な顔で聞いてきてものすごく驚いた。例えばイタリア人家庭でお母さんがきちんと料理を作るような家では、家庭栽培でとれたトマトとハーブを使ったソースを手作りのパスタにからめたようなものを毎日2回ずつ食べてるわけで、そんなところにインスタント食品をだされたらそりゃぁ疑問に思うのも無理ないんだろう。でもそんなイタリア人に日本食をご馳走したい時はなにをつくればよいのだろう？？まずは無難な所で｢手巻き寿司」を作ったことがある。海に近い、魚介類の豊富な場所だったので、新鮮な生食できる材料と｢自分で巻く楽しさ」のお陰で難を逃れることが出来たが、元々料理などほとんどしない私にはこれは本当に難問である。どなたか、｢欧米人受けする、日本（っぽい）料理」を伝授してはいただけませんでしょうか…？？

  2005年01月09日

  コメント(3)

全13件 (13件中 1-13件目)

1