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カテゴリ:健康
仲間の死を弔うのは、人間だけでない。 ゾウが死にいく仲間にむかって歌を歌い、弔っているということを聞いた。 教えてくれたのは「カズレーザーと学ぶ新知識」という番組からだった。 人間も古来より、死んだ仲間を弔ってきている。 ネアンデルタール人の遺骨の周りにある土を分析したところ、 花の花粉が見つかったというのである。 これは人類何万年も前から、仲間の死に対して、 花を添えて埋葬していたという事実である。 群れで生活する人間や動物は、仲間の死が自分と大きく関係してくる。 特に動物は、その仲間の死が敵にやられたとなると、 己の身に危険がおよぶことになるから、死に直結する。 では、仲間の病気は? それも己の身にふりかかってくる伝染病かもしれないと考え、 仲間の死に危険を感じることになる。 ハチやアリも、人間と同じように集団生活をしている。 巣の中で仲間が死ぬと、死んだ仲間を巣から外へ捨てるらしい。 これは、仲間が伝染病に掛かって死んだかもしれないリスクを、 排除する為だという。 今回、人間に襲い掛かってきたコロナも、 正にそういった危機感を感じたのではないだろうか? それでもコロナを最初の内は、大きな危機感として捉えてなかったと思う。 コロナに感染すると大変なことだと身を引き締めたのは、 ドリフターズの志村さんが亡くなった時だったと思う日本人が、 多かったのではないだろうか? 知っている人が亡くなると途端に、伝染病の恐ろしさを感じ、 コロナに対する考え方が、大きく変わった瞬間だと思う。 自分の身内や知っている人の死は、死というものを身近に感じさせる。 今はコロナと同様にインフルエンザの流行が問題にされている。 私たちの病気との闘いも、未来永劫続いていく。 私の知り合いで80歳代の人がいるのだが、 その人は、年齢のわりに健康な人なんだけれど‥。 しかしどういうわけか、長生きしたくないというのが口癖の人だ。 環境とか色々あって、健康でも長生きしたくないのかもしれないが、 生きたくても死んでいった人たちも居ることを考えると、 生きていくことに焦点を当てて欲しいと、考えてしまうのだ。 こうやって無事生まれてきたことを思うと、 感謝して残りの人生を、楽しく生きていきたいと思う。
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