[社長の一人言]の記事一覧 | 絨毯屋へようこそ　トルコの絨毯屋のお仕事記

普通の日曜日＆モスクワからの電話

今日は寝た寝た。朝６時半まで仕事をして、それから寝たから、起こされたのも午前10時ごろ。それから朝ごはんを食べて、気がついたら、また寝ていた。午後２時には起きて、スーパーに買出し。久しぶりに肉じゃがでも作るか、って。料理は得意だけど、その腕前を披露しないのが、私のいいところ（なんのことだ！？）。スーパーの買い物を終えて、クルマに荷物を積んでいると、ケイタイがなる。日本へ帰ったはずのKちゃんである。「今、どこにいると思いますか～！」というからには日本にいないということ。本当だったら、日本に家に着いていていい時間。前回の夫の帰国のときもそうであったが、アエロフロートの到着時間が遅れて、日本行きの便に乗り継ぎができなかったそうだ。結局１日遅れで、これから日本行きの便に乗るという。「ホテルはとってくれたの？」「豪華なホテルでしたよ」それはよかったと安心した。空港で一晩じゃ大変だもの。夫が春に行ったときはモスクワの空港で、交渉したにもかかわらず、「明日のこの時間に来てくれ」だけで、ホテルのホの字もなかった。日本のアエロにこのことを報告したら、返事は「今後改善されるように努力します」だった。外にも出れない、ホテルもなし、狭い空港で24時間もいったいなにをしていろというのだろう。とにかくKちゃんはホテルに泊まれたということで、よかった、よかった。家に帰って、すごく久しぶりに台所に立った。もうすぐお正月。お正月といえば、餅ですね。そうめん。100円ショップで買える40リーフか60リーフのファイル。スーパーで売っている安いアッサム茶かセイロン茶400ｇ。お買い得価格の豚肉ハム１本。

冬ごもり・・できるかな？

約２週間～３週間の滞在が終わって、日本人３名がアンタルヤを離れた。今日から年末まで予約はなし。あとはお正月の友人の到着を待つのみ。ちょっと気が抜けた。こういうのを機会に老化が進むのか、と思ってしまうほど。今年は１年間、息つく暇もなかった・・・という気がする。日本へ２度行く。戻ってくると、間入れず、キリム織り研修やその他の受け入れ。その合間の出張の連続。無謀にも村にキリム、絨毯織りのアトリエ準備・・・こちらは時間がなくて、まだ実動できていないけど。いったい国内を何キロ駆け回ったのだろう。・・・（遊び目的の旅もちょっとあったけど・・・）。大学時代に日本国中、北は北海道、南は熊本までクルマで出かけて年間２万～５万キロ走った記憶がある。まるで営業車、送迎バスかレンタカーかと言われたものだけど、今年はそれに匹敵する・・・。旅は知りたいことを知れるし、見たいものを見れるので、楽しいのだけど、私はもう引退寸前の身（自分で老人になろうとしています、はい）。頭と気持ちはついていくのだけど、身体がついていけない。出張からアンタルヤへ戻ってくると、ぐったり。でもそこで休めるわけでもなく、誰かがいる限り、やはり放っておけないし、店がたまり場になっているから、出勤してしまう。貿易会社の方は、細かい書類上の作業や、お役所めぐりも少なくない。最近、脳細胞が死に続けているから、忘れごとも多いし、細かくメモを取るタイプでもないので、優秀な秘書でもいたら、実務ができる人がいたらぜひお願いしたい気分・・・でも、そこは零細企業の悲しさ、社長が全部やらなきゃいけないし、やっぱり一応は私にも仕事へのこだわりがあるから自分でやる。睡眠時間も日記にときどき自慢して書いているけど（そんなこと自慢するなって！）、実は短い。ライター時代に鍛えた連続徹夜に慣れた身体と頭が、今、少しは役に立っている！？これで今までよく倒れずにいられたと思うけど、丈夫な身体に産み、育ててくれた両親に感謝するしかない。今の私は不摂生の神様だし。年が明けたら・・・・。2005年の来客の予約は実は12月まで埋まっている。ゼロの月も週もないってだけで、人数が増えるのは構わない。キリム織り研修、草木染め研修、村滞在、ただ遊びにきた、ミフリ社長に会いたいだけ・・などというのは問題ないので、どうぞいらしてくださいな。で、あと３週間、冬ごもり。最近、妙に「ひきこもり」という言葉に引かれるミフリ社長。ぜひ年末までに体験してみたいものである。2004年度の予約の来客が終わって、ホッとした瞬間、精神力だけで持っていた身体と脳みそが腑抜けになってしまった。気を張っていた分、抜けるのも早いぞ！（自慢してどうなる！？）・・・というわけで、３週間は週末に村のアトリエに行かない限り、ここらにいますので、用事とか頼みごとがある方は、この期間がチャンスですよ！疲れた、疲れた・・・としつこく繰り返し、みんなに優しい言葉をかけてもらいたいだけの、ミフリ社長でした（オチはこの程度か・・・やはり疲れているぞ）。今年はこのパターンが多かったなあ・・・って反省。

なんだかズルいよ！＆行く人来る人

お正月は暇だ、暇だと訴え続けた成果があったか！？友人が元旦にチケットが取れてしまった・・・と連絡してきた。しかも日本ーイスタンブル往復で50000円台！？子供料金は３万円台っていうから、ビックリである。母親と子供一人。普通なら一人分のチケット代で２人が来れて、滞在費まで出てしまうわけ。本当は大晦日を狙っていたらしい。こちらは大人が４万円台。ちょっと待ってよ!　トルコと日本だよ。しかも往復。年末年始に・・・！なんだかズルいよ。私たちはトルコでチケット買うのに、一人約13、14万円払っているんだよ。トルコ航空だけど。他の安いチケットだって、そんなに安いの買ったことないよ。ってトルコ人の友人たちに話をしたら、みんな揃って「オレも日本に休暇に行く！」ってわめきだした。わめいたって、今は入国厳しいし、チケットは日本で買うものだから、私たちには用がないんだよ、って説明したけど、みんなの頭は日本モード。それはいいとして、友人母娘は、あとは子供の学校の日程調整だけらしいので、来れると思うのだけど、このチケットの価格なら、お正月休みを場所だけ遠いけど、トルコで安く休暇をとった・・・って思えばいいだけで、私も大歓迎。ただし、年末年始パーティーには間に合わないのだけど・・・ね。お餅待ってます！それから新聞記者のフセイン情報・・・・１月中旬の犠牲祭までの間、国内線、通常約10000円のトルコ航空のチケットが約3000円って話。トルコ航空以外もそれに合わせて、大幅な値下げキャンペーンをやるらしい・・・って。来る人がいれば、行く人もいる。昨夜はKちゃんとRちゃんのお別れパーティー。今年２度目の訪問で、３週間ばかりの滞在だったけど、いろいろ行って食べて話をして、私も楽しく過ごさせていただいたい。Kちゃんは日本へ。Rちゃんはトルコの某地方の知り合いのところへ、それぞれ旅立つ。最後は2006年の食事をかけてオケイをやった。新聞記者のフセインとアドナンと５人で。なぜ2005年にしなかったのか、不思議だったけど、なぜか自然と2006年という話になった。私の仕事は人待ち草。誰かを迎えて、誰かを見送る。来てくれるときの喜びは、去られる寂しさでもあったりする。いつのころからか、「また来るね」の言葉に期待をしなくなったりしていたが、そう考え始めてからは、どういうわけか、また会えるという幸運に恵まれている。きっとインターネットの普及で、実際の距離感も狭くなったということもあるのだろう。行く歳来る歳。行く人来る人。10月に来ていた人がまたお正月に来てくれる。もしかして、日本にいるより、日本ートルコ間の方が近かったかな・・・って。