クナ・ゲジェシ
ミフリカフェで「クナ・ゲジェシ」があった。クナ・ゲジェシって私もよくわからないのだけど、嫁ぐ日を前にした最後の晩、花嫁になる人と花婿になる人、その親戚、友人たちが一同に集まって花嫁の手にクナ(ヘンナ)をつける儀式である。へナをつける意味がちゃんとあるのだろうけど「昔からそういう習慣だから・・・」としか言われない。う~ん。あとは生演奏が入って、ダンス・ダンス・ダンス・・・・。花嫁と花婿。花嫁はまだ20歳。女性の親戚、知人、友人カップルなどを中心に100人ほどが集まった。クナ・ゲジェシの儀式は地方などでもやり方が少しずつ異なるが、親戚、または親しい友人の中から独身の女性がクナをこねて、蝋燭を灯し、花婿と赤いベールで顔を隠した花嫁の周りを、その他参列者から独身女性ばかりが歌を歌いながらグルグル周る。最後に、花婿のお母さんが花嫁の手に金貨を握らせ、その上にクナをぬり、赤い手袋をはめるのである。花嫁はこの晩は両手が使えないままパーティーに参加する。最近は簡略化しているのか、クナをぬって、1時間程度で洗い流していたが、私が過去に経験したのでは、花嫁は両手両足にぬり、朝まで洗い流さなかった。両手を使えなくなった花嫁がおとなしくしているかと思うと、そうでもなく、ダンスの輪に入ってビンダル風のドレスの裾を捲し上げて、花婿の親戚がいなくなり、親しい身内だけが残ると、最後は靴を脱ぎ捨てくわえタバコで踊っていたりする・・・・世の中変わったもんだ・・・・(と驚く私は年とったのか!?)。クナ・ゲジェシが無事終わる。翌日は、花婿の地元で結婚式と披露宴パーティーである。