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紀元前480年のスパルタ軍を中心としたギリシャ軍vsペルシャ軍の「テルモピュライの戦い」がベースになっているというお話です。映画ではスパルタ軍300人vsペルシャ軍100万、ということですが、実際は5,000人対21万って十分すごいけど!でも、ギリシャ軍5,000のうちスパルタ軍が占めた300人の精鋭以外を、レオニダス王が先に撤退させてあげたとかで?大軍対小部隊のイメージとしては実際あんなもんだったのかもしれませんね。それにしても、ちょっと事前にネタバレのブログを見てしまったのですが、いやはや、つっこみどころ満載で、壮絶な戦闘シーンなんですが、何度か吹き出してしまいました。以下、ちょびっとネタバレありの感想です☆1.その盾、軽っ!戦争に出るレオニダスと向き合う王妃。生きて帰ることはないと知りながら、麦畑で出かける王にそっと盾を手渡します。とても悲しい場面なのですが、鍛え抜かれたスパルタ戦士が持つ鋼の盾を片手でひょいっと渡す王妃。かっるぅー!2.HG?どんなイメージを狙ってのキャラ作りなのかわかりまへんがペルシャ軍大将のクセルクセス……どうみてもハードコアゲイ。3.サーカス団アメリカの人気漫画が原作だからしょうがないんだろうけど、ペルシャ軍、サーカスかい!「不死部隊」は忍者みたいだし突進してくる巨大サイまではよかったんですけど(よくないけど)しまいにはゾウまで出てきたり途中からは「次は何が出てくるんだろう!?」って楽しみになるほど♪ペルシャ軍の陣は、もぉハーレムか、SMクラブか、みたいな妖しい雰囲気だし。どんなイメージだよ!?それにしても、エンターテイメント用にはしょるのも当然なんだけど、人物描写が浅くなっちゃうのは仕方ないのかな?レオニダス王、カッコいい男と聞いていたのにすごく強くて、家族思いで嫁思いで、女性へのリスペクトも高く、誇り高くて、「屈服しねぇぜ!」ってのはいいけどいきなりペルシャの使者を殺したり自ら先頭に立って斬り込むって、王としては無謀なのでは?仲間思いのいいヤツで、志気上がるけど、みたいな(笑そういうキャラが男らしくてカッコいいと思えなかった(・∋・)ひざまずくくらいなら死んだ方がましじゃ!みたいな「我々は正義と自由のために戦う!」みたいなことで。やっぱりそこなんだなぁ。それにしても、全編が、絵画のような映像美!凄惨な戦闘シーン満載だったし、ビジュアル優先のあまり、そこは一体どういうシチュエーションやねん!ってつっこみたい場面も多々でしたが、そこは御愛嬌☆そして、じーさんまで筋骨隆々のスパルタ市民。全員が全員、腹筋割れすぎです! それこそギリシャ彫刻のような肉体美! 目の保養になりました ヽ(´ー`)ノ細かいストーリーやつじつまを横に置いて楽しめる方にはオススメです☆この映画をきっかけに、世界史で習った歴史の記憶をひっぱり出そうと思ったのですが何も出てこなかったので(^^;スパルタについてもいろいろ調べてみたのですが、やっぱおもしろい☆歴史は残ってる話というだけだから、何が本当かどうかはわからないですが、人間の本質は時がたってもそんなに変わらないみたい。