ファゴット吹きの日記

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• いよいよ逃げられず、です。

  　というわけで、昨日はいろいろと活動をしていたのですが、夕方、来週の日曜日に行われる一門発表会のピアニストさんとの合わせに行ってきました。合わせ自体は恐ろしくスムーズで、出来の悪いところはことごとく自分の不出来、でしたが、とりあえず来週に向けての視界は良好？です。　て、今回の発表会、実に久しぶりの出演です。腱鞘炎を２年前に発症し、結局１年間小さい子を吹くことに支障出まくり、でしたのでその間はもう、でした。今年に入ってまあそちらの影響もなくなり、レッスンも本格再開したことをいいことに今回の発表会につなげた、そんなところですが、やはり調子に乗った曲を選んでしまって、です。なんとか大事故をおこすことはないでしょう、な出来だった昨日の合わせですが、終演後においしいビールにありつけるか？が一番の大事、これができるようしっかり頑張りたいです。　まあ、本当久しぶりの発表会になるので、まずは「ちゃんとでられる」「最後までしっかり吹く」ことを目標に頑張りたいです。本番まで時間は限られていますが、悪あがきしっかりして臨みたいです。またこちらの結果のご報告させていただきますね。

  2024.08.19

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• 誰が止めるでしょうか。

  https://news.infoseek.co.jp/article/sankein__life_shogi_MK6DXL4DMBPMNKRVHLHF24Z63Y/?tpgnr=life​　というわけで、将棋の歴史にまた新たな大記録が、です。藤井聡太六冠が挑戦していた名人のタイトルを渡辺名人から奪取、晴れて名人獲得と七冠達成を達成しました。いずれも史上最年少ということはまさに驚異的な記録です。　て、これだけでも十分凄すぎるのですが、藤井七冠、ここまで挑戦したタイトル、そして獲得したタイトル防衛、いずれも負けることなくタイトルを取り続けています。残る王座のタイトルはまだ挑戦者決定トーナメントの途中ですが、もしもここまでにある棋聖、王位のタイトルを防衛したうえでの王座奪取となれば史上初の八冠独占です。なんだか実現してしまいそうです。　さあ、いよいよ今の将棋界が藤井七冠対ほかの全棋士、の様相を呈してきました。誰が藤井七冠からタイトルを奪取するか、３０年ほど前に羽生さんがそうだったようにいよいよそんなことが話題になる、そんな今回の名人奪取でした。改めておめでとうございます、です。

  2023.06.02

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• 白山のふもとから。

  というわけで、昨日からファゴット合宿でタイトルのとおり白山のふもとへ来ています。昨日は朝から晩まで一日吹き続けでした。もうへろへろもいいところでしたが、心地良い疲れは夜の宴会の最高の肴ですね、で楽しい懇親会が出来ました。　そして今朝はこの後この合宿の成果を披露する発表会です。いい演奏が出来ますよう、頑張りたいですね。

  2019.08.25

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  やっぱり面白かったです。

  　というわけで、昨日はやっとこさで行きたかったところへ行きました。はい、恐竜博物館です。　て、こちらの施設、私も行きたかったのですが、それ以上にここへ行きたいと強く所望していた姉の意向で、です。そして実際に行けたわけですが、思っていた以上に立派かつ充実した展示の数々でした。さすが福井県のキラーコンテンツ！です。　まあこれでまたひとつ福井県でこれは行きたいところが抑えられたのでよし！なのですが、しかしまあ昨日は暑くて大変でした。けどまた行ってみたいところですね！

  2019.08.11

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• 令和の時代になりました。

  というわけで、昨日で平成の時代が終わりまして、今日から令和の時代になりました。やはり気分新たにして、でしょう。 て、前回昭和から平成に変わったときは昭和天皇の崩御という中だったのでなんともな空気でしたが、今回はお祝いのような雰囲気の中で、です。この形のほうがいいよねえ、というのは多くの方が感じられたのではないでしょうか。 いずれにしても、新たな区切りのスタートです。新しい時代がいいものになるよう、頑張りたいですね。

  2019.05.01

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  かなり濃いめですが。

  　というわけで、日曜日に迫った演奏会の告知です。　豊中市民管弦楽団　第59回定期演奏会＜歌のないオペラ名曲集＞ ロッシーニ「 セヴィリアの理髪師」序曲 ビゼー「 カルメン」組曲から ワグナー 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲 ディーリアス 「村のロメオとジュリエット」から間奏曲「楽園への道」 ボロディン 「イーゴリ公」から「だったん人の踊り」 日時：2018年12月23日（日・祝）　午後2時開演（午後1時30分開場） 場所：豊中市立文化芸術センター　大ホール 指揮：谷野　里香 前売：700円　全席自由（当日券800円）　このうち、３曲目のワーグナーと最後のボロディンの曲だけの出演となりましたが、これでもう十分大変な曲です。お客様としたらこれだけ並ぶと結構聞くのも大変かも、です。ほとんどの曲（というか一曲だけが？な曲でしょうが）が有名な曲なので気楽に聞きに来ていただけそうですし、ぜひお越しくださいませ、です。チケットも用意いたしますので、お声かけくださいませ。

  2018.12.18

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• さみしい季節到来ですねえ。

  ​　というわけで、本来ならば番付発表の翌日のエントリーなのでその話題をしようかと思っていたところですが、先場所の結果がご存じのとおりですから目玉となるような話題もなく、とはさみしい限りです。なので、ではないですが、イーグルスさんからさみしい話題が聞こえてきました。この時期ならではの戦力外となりチームを去る選手の話題です。​詳しくはこちら。​　て、ここで大きく取り上げられているのは聖澤諒選手ですが、好守俊足の選手でイーグルスでも特に好きな選手の一人だっただけになんとも残念です。２０１３年の優勝の際にもレギュラーとしてチームに貢献、でしたし、それだけになんとも残念です。　また、ここにもありますが桝田慎太郎選手も同じく優勝の時には主力として活躍した選手。優勝から来年で６年目のシーズンとなりますし、若手の台頭もありとチームも変わっていきますが、やはりこういう話題はさみしい限りですね。

  2018.10.30

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• 宿題をたっぷりと。

  というわけで、土曜日は所属オケの練習でした。本番指揮者を迎えての２回目の練習ですが、宿題だけがどっさりという出来でもう、です。　て、次に本番指揮者の練習は１２月。それまでに頑張ってくださいね、ということがいっぱいでした。音程などは本当地道に合わせていくだけしかないので、コツコツ練習して、でしょうか。ベートーヴェンの交響曲、どこまでも偉大な曲を２曲を一度にやるとやはり大変。次回の練習ではもう少し精度を上げられるよう、修行していかないといけませんね。

  2016.10.31

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• 楽しかったので。。。

  というわけで、昨日はお師匠様のレッスン室でアンサンブルのあわせをしました。今度の発表会に向けてアンサンブルも、です。幸い、曲も決まりましたが、なかなか難しい曲、ソロ曲もあるのでこれは結構大変です。しっかり頑張らないと、というところでしょうか。　で、こういう流れだとお決まり？の宴会をしてきましたが、えらく楽しくてどうしたことか飲みすぎモードでした。なので今朝は起床が遅く、ですが、きょうもしっかりがんまりましょう、ですね。

  2016.10.09

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  直前ですが、ご案内をば。

  　というわけで、明後日になってしまいましたが、トラで出演する演奏会のご案内です。　神戸高校OBオーケストラ　第１６回定期演奏会　日時　２０１６年１０月２日（日）１４時開演　１３時半開場　　会場　神戸文化ホール大ホール　曲目　マーラー　交響曲第１番　　　　ブルックナー　テ・デウム　指揮　朝比奈千足　　入場料　１０００円（全席自由）　今回もコントラをもって、です。ずいぶん前からこちらのオケでコントラがいるときは呼んでいただけていて、本当ありがたいことですが、今回も大好きなマーラーに出演させていただきます。　え、出来ですか？当ブログでも何度もエントリーさせてもらっているとおりですが、なんとか頑張りたいです。チケットも確保できていますので、興味がある方はご連絡くださいませ。

  2016.09.30

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  期待以上でした。

  　というわけで、昨日は大阪フィルの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。　大阪フィルハーモニー交響楽団　第５０２回定期演奏会　曲目　モーツァルト　交響曲第２５番ト短調　K.183　　　　マーラー　交響曲第５番嬰ハ短調　指揮　エリアフ・インバル　昨日の期待は何といっても指揮のインバルさんでしょうか。現代のマーラー指揮においては最高峰の一人と言われる人の一人、その人の生演奏が聞けるとあってこれはもう、でしたが、本当期待以上の熱演が聞けました。いわゆる「奇をてらう」ような演奏が指揮者によってはでてきてしまい、気合が空回りしてるよねえ、な残念な演奏も少ないのですが、昨日のインバルさんにはそんなところは皆無、すべてが見事な音楽の運びでした。マーラーをここまで気持ちよく聞けたのは本当久しぶりかな、という感じです。　いやあ、これだけの棒さばきを見せてもらえると曲そのものもすごく見えてきました。やはり名曲だと改めて教えてもらえました。本当、昨日は聞きに行けてよかったな、な一日でした。

  2016.09.28

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• 復活させようかと。

  　というわけで、このカテゴリでのエントリーて本当ぱったりです。２年近くあいているんじゃあないかとも。　まあ、折角なのでいろいろな曲をご紹介できれば、と思いつつのこの間のブランクです。今月中にはリニューアルプランを作って何かご紹介できるようになればいいのかな、です。最近ファゴット関係の曲を中心に聞き込んでいるところですので、こういう曲をご紹介するのがいいのかも、です。いい曲が多いのですが、いかんせん有名ではなく。　・・・地道にやりましょうかね。

  2009.06.14

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• 今回のおすすめ曲（その２６）。

  　というわけで、今回からこのおすすめ曲、今週ではなく「今回」に変えさせてもらいました。まあ、中身自体には変化はないので、どうぞよろしくです。　まあ、今日がクリスマスということなので、一応宗教曲で、です。そのなかでも有名な、ヘンデルの「メサイア」を取り上げさせていただきました。この「メサイア」というタイトルを知らなくても、もっとも有名な部分である「ハレルヤ」は本当有名だと思います。　この宗教曲っていうジャンル、われわれ日本人には難しいところがあるかと思います。当たり前ですが、聖書の知識がないとむずかしいですよね。そういう意味ではバッハの受難曲あたりも難しいところですし、レクイエムもそうだろうかと思います。それでも、すばらしい名曲の数々は心打つ曲だねえ、と思います。じつは久しぶりにこの「メサイア」を聞いているのですが、やっぱりいい曲だねえ、と改めて、です。ちょっととっつきにくいジャンルかもしれませんが、まじめにクリスマスらしい曲をおすすめさせていただきました。　本日聴いているＣＤ　モンテヴェルディ合唱団　　　　　　　　　　　イギリス・バロック管弦楽団　　　　　　　　　　　指揮　ジョン・エリオット・ガーディナー

  2007.12.25

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• 今週のおすすめ曲（その２５）。

  　というわけで、前回からは実に２ヵ月半のブランク、いい加減「今週」ではないので、通番だけは取りたいですが、タイトルちょっと考えます・・・　まあ、中身がしっかりしていればいいでしょう、ということで、久々の今日は有名な作曲家を、です。２４人目のご登場（ドヴォルザークだけ２回出してしまった）ですが、ここまでこの人が出てきていないのが私の「アンチメジャー」がよくわかる、というところですが、「モーツァルト」です。　今日のおすすめは「ピアノ協奏曲第２０番」です。モーツァルトでは少ない「短調」で書かれている曲で、短調好きな私がまずそれだけでお気に入り、です。第２楽章が映画「アマデウス」の最後で流れることで、上演当時小学生（中学生だったかな？）だった私にも印象深い曲でした。なので、今でもこの楽章を聴くとあの映画を思い出します（本当よく出来た映画ですよね）。映画のＤＶＤで初めて買った作品です。まあ、これだと「アマデウス」の映画のおすすめになってしまいそうですが、映画を抜きにしてもモーツァルトの魅力凝縮のいい作品だと思います。　本日聴いているＣＤ　ピアノ　マレイ・ペライア（指揮も）　　　　　　　　　　　演奏　イギリス室内管弦楽団

  2007.12.06

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• 今週のおすすめ曲（その24）。

  　というわけで、今日はハチャトゥリアンの曲をご紹介です。　て、ハチャトゥリアン、といえば代表曲は「ガイーヌ」でしょう。これはこれで確かにいい曲です。剣の舞、なんていう曲は曲名を知らなくても聞けばああこの曲ね、な超メジャー曲です。なので、こちらをストレートにご紹介、はしません。　今日は「スパルタクス」組曲のご紹介です。こちらもバレエ音楽なので、曲の場面表現はなかなか鮮やかなものです。スパルタクスというのはローマの時代の奴隷の反乱の総大将、ですが、なかなか劇的な音楽で、「ガイーヌ」でなくてもいい曲だ、です。初めて知ったで、な方も多かろうですが、この曲は聴いて損はないかと思います。　本日聴いているＣＤ　指揮　アンドリュー・アニチャノフ　　　　　　　　　　　演奏　サンクトペテルブルク国立交響楽団

  2007.09.27

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• 今週のおすすめ曲（その23）。

  　というわけで、本当久しぶりに一週間中での続編です。なんとか続けられますよう…　今日ご紹介する曲はＲ．シュトラウスの交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」です。以前このシリーズのなかでリストの「レ・プレリュード」を取り上げたことがありましたが、その際この人の名前も出ていますよね。要はこの交響詩を一気に高めたのがこのシュトラウス、です。曲は途切れることなく続くなかでいろいろな場面を描き出していく、というスタイルで、展開の速さは面白いという反面、交響曲のように形式的でないわけで、なかなかそれがなれないと大変だねえ、でした。　とはいえ、この「ティル」はそういうことを考える間もなく本当曲の展開があります。とても面白いです。演奏時間も15分ほどで長くないので、前回の「レ・プレ」同様、交響詩入門に最適です。ぜひどうぞ。　本日聴いているＣＤ　指揮　ダニエル・バレンボイム　　　　　　　　　　　演奏　シカゴ交響楽団

  2007.09.10

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• 今週のおすすめ曲（その22）。

  　というわけで、その２１がまた一月前でしたからタイトル変えるべきかもしれませんが、まあなんとかもう少しまめにご紹介をと反省しつつ今日のおすすめを。　というわけで、今日は知られていないでしょうがとっても素敵な曲を。フランスの作曲家プーランクの「六重奏曲」です。木管五重奏（フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、そしてファゴット）にピアノを加えたというアンサンブルとしては規模の大きな曲です。この編成でのドリームチームとも言える「レ・ヴァン・フランセ」が十八番にしている曲でもあります。遊びでやったことはありますがとても難しい曲です。とはいえ、一度はやってみたい！曲ですので、いつかは、と思いながら聴いているところです。　各楽器の特徴をいかんなく引き出し、特に第２楽章の主題はとても印象的です。木管五重奏は自分がかかわっているだけになんとかもっと裾野を広げたいジャンルなのですが、もしこのジャンルに接することがあればピアノつきでこのプーランクに出会う可能性は高いのでは、です。ぜひ一度聴いてみてください。　本日聴いているＣＤ　　ピアノ　パスカル・ロジェ　フルート　パトリック・ガロワ　オーボエ　モーリス・ブールグ　クラリネット　ミシェル・ポルタル　ホルン　アンドレ・ガザレ　　ファゴット　アモリ・ワレーズ

  2007.09.05

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• 今週のおすすめ曲（その21）。

  　というわけで、この企画は前回いつだったかなあ、て調べてみるとちょうど一月前でした。べつに忘れているとかそういうわけではないです。いろいろと野暮用が立て続いており、落ち着いてＣＤ聴きましょう、てなかなかなれず、です。　そんななかなので、短めの曲でお許しを、です。ヴェルディの「運命の力　序曲」です。オペラには弱いので実際どんな話なのか、それは各自お調べください、で申し訳ないですが、音楽の中にものすごいストーリー性がはっきり、で聴いているだけで楽しい曲です。まあ、オペラの序曲ってそういうもので、「これから始まりますよ」というときに「つかみはＯＫ」よろしく観客を引き込む必要あり、ですから、当然そういうドラマティックになるわけで。それでもそのなかでもいわゆる「名曲」はその完成度が高いわけですから、聴き応えがあるのは当然でしょうか。そんなわけで、オペラの序曲を楽しもう、ならこの曲もリストアップして損はないですよ。　本日聴いているＣＤ　指揮　ジュゼッペ・シノーポリ　　　　　　　　　　　演奏　ウィーンフィル管弦楽団

  2007.08.02

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• 今週のおすすめ曲（その20）。

  　というわけで、なんだかんだでこの連載も20回目。節目ですのであえて「ファゴット吹きのおいしい」曲をおすすめします。　そこで選ばせていただいたのはデュカスの「魔法使いの弟子」です。この曲、曲名言ってご存知な方も多かろうですが、ご存じない方でも某ねずみキャラでおなじみのあのアニメ会社が作った「ファンタジア」ていう映画で使われた曲、でご存知な方も多かろうです。子供たちはこの映画よく知っているらしく、以前ファミリーコンサートのパート紹介でこの曲のファゴット大活躍の部分は好評でした。そういう曲です。　詳しいストーリーは本当その「ファンタジア」を見てください、ですが、ほうきがごそごそと動き出すイメージとファゴットの音色を見事に合わせたなあ、て正直感心です。結構感動しました。　本日聴いているＣＤ　指揮　ハインツ・レーグナー　　　　　　　　　　　演奏　ベルリン放送交響楽団

  2007.07.04

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• 今週のおすすめ曲（その19）。

  　というわけで、今月も後半に入りましたが、この企画は今月初めて。ちょっとさぼってるなあ、て気は付いてましたが、ここまであいているとは当の本人がびっくりです。もうすこしまめにしていきます。ちょっと反省。　で、今日は比較的メジャーな人を、です。リストの交響詩「レ・プレリュード」です。こう書くと？でも、主題を聴いていただくとまずたいていの方なら「どこかで聴いたことあるねえ」なメロディーです。この交響詩というジャンル、いろんな場面が途切れることなく演奏され続けていきます。リストはこのジャンルの先駆者ですし、のちにそれこそＲ．シュトラウスなどは更に発展させていくわけですが、正直あんまり好きじゃあないです。交響曲のような形で各楽章の主題をきっちりと楽しみたい、てどうしても抵抗を持ってしまいます。　て、この音楽観は実は19世紀のドイツ音楽界を二分する派閥の中にはっきり出ています。リストはどちらかというとワーグナーにつながる「幅の広い、大きな規模の音楽」でしょう。一方のシューマンでありその後のブラームスといった一派は「緻密な音楽」を志向しています。私がどちらが好きかは今更ですし、このブログでは結構この二大派閥の話は折に触れて出していますので、まあ、ブラームス的な音楽を志向しているわけですが、リスト、その後の交響詩はどうも苦手にしています。　それでも、最近はシュトラウスの交響詩も聴けるようになって来ましたし、面白さも徐々に理解できてきました。なので、いろいろと幅を広げて楽しまないと、です。そういう自分に言い聞かせる意味もこめて今日はリストをおすすめさせていただきました。　本日聴いているＣＤ　指揮　レナード・バーンスタイン　　　　　　　　　　　演奏　ニューヨーク・フィルハーモニック

  2007.06.18

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• 今週のおすすめ曲（その18）。

  　というわけで、今日は「クラシック」というジャンルではマイナーな「アメリカ人の曲」を取り上げます。しかも、マニアックな人の曲です。　きっと大多数の方は「アイヴズ」という人の名前すら初耳ではないか、です。まあ、そんな人がいるのよ、で今日の日記の使命は果たせるのでは、と思うぐらいですが、その人の曲をご紹介します。交響曲第１番をご紹介、ですが、この曲がアイヴズでは一番多くのＣＤが出ていますので（何故か２枚持ってます、こういうところがマニアックなのですね）、大きなＣＤ店に行けば容易に入手できますので「メジャーどころは聞き飽きた」「ちょっとマニアックな人にも手を出したい」向きにはお勧めです。アメリカ民謡を題材にした曲（それで有名なのはフォスターですが）で、聴きにくさはなく、流れるメロディーもなかなかなものです。何よりこのアイヴズさんがすごいのは作曲をほぼ「独学」したということ。保険会社に勤務しながらの作曲活動と、なかなか、というかかなりの異色の作曲家ですからそういう意味ではもっと話題になってもいいのにね、ですね。「人とは違う曲を聞き込みたい」ならお勧めです。それ以外は・・・かな？　本日聴いているＣＤ　指揮　ズビン・メータ　　　　　　　　　　　演奏　ロサンゼルスフィルハーモニック

  2007.05.25

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• 今週のおすすめ曲（その17）。

  　というわけで、今日紹介する作曲家はビゼーです。となれば、普通なら当然「どっちやろか」でしょう。しかし、今日はそのどちらでもない曲を紹介です。ということで一気にマニアックです。　しかし、曲自身は実にすばらしい曲です。ビゼー17歳で作曲した曲、「交響曲ハ長調」です。彼の生前には演奏されたことがなく、20世紀に入ってから日の目を浴びた曲らしいですが、若さあふれる素敵な曲です。そういえば、ビゼー自身が生前ではなく、死後名声を獲得したというのもなんだか皮肉ですが、そういう意味では生前の評価が不当に低かったのね、て感じます。　で、肝心の曲の中身ですが、先輩であるハイドンやベートーヴェンの交響曲を勉強してかかれたというのがよく分かる曲で、目新しさは確かにないかもですが、若くして作られた、後のカルメンやアルルの女といった代表曲へつながるにおいをぷんぷんさせています。そういう意味だとベートーヴェンの交響曲第１番はあんまりメジャーではないですが、後の英雄、運命、そして第九へとつながる要素をそれこそふんだんに盛り込んでいますから、そういう意味ではこのビゼーの交響曲ハ長調も大作曲家の足跡たどり、という意味でも楽しめるのではないでしょうか。　本日聴いているＣＤ　指揮　ユージン・オーマンディ　　　　　　　　　　　演奏　フィラデルフィア管弦楽団

  2007.05.17

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• 今週のおすすめ曲（その16）。

  　というわけで、この企画もの久々になりましたが、忘れていたわけではありません。念のため。　早速今回おすすめする曲を、です。今回はシューマンの「ピアノ五重奏曲変ホ長調作品44」です。曲名だけ書くとマニアックでしょう。実際聴いたことはないよ、という方も多いかと思います。かく言う私も最初は「シューマンの室内楽曲？」でしたが、この曲、とっても素敵な曲です。ということを、実は生の演奏会に行って聴いた際に知りました。たまたま近い時期に２回聞く機会があり、すっかり好きになってしまいました。それでＣＤ購入です。一時期は毎日のように聞いていましたが、最近は少し落ち着いてます。といってもよく聴くことには違いなく、このおすすめに出す機会をうかがっていた、というところでしょうか。最近のこの企画ではとにかく「マニアック」なところを突き続けてましたから、少しメジャーな人に戻そうか、です。　肝心の曲の中身ですが、４つの楽章から構成されていますが、一番印象的なのが２楽章ではないでしょうか。少なくとも私が最初に好きになったなのはこの楽章です。陰のある主題がとっても素敵です。ヴィオラ大活躍というところでしょうか。この楽章だけでもお聴きいただく値打ちあり、です。ぜひどうぞ。　本日聴いているＣＤ　ピアノ　クリスチャン・ザカリアス　　　　　　　　　　　チェルビニ・クァルテット

  2007.05.08

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• 今週のおすすめ曲（その15）。

  　というわけで、先週はブルックナーを取り上げましたが、あえて「おすすめ」しませんでした。なので、一週間あいてしまいましたが、今回も「あんまり好きじゃあない」作曲家の曲です。　て、好きな作曲家ばっかりおすすめしても面白くないのと、自分自身の幅を広げる意味でもいろんな作曲家に当たろう、というところです。で、今日はイタリアの作曲家です。レスピーギです。マニアックですが、代表曲の「ローマ三部作」はなかなか面白い曲です。聴いたことないで、でしょうが、この中でも特に「ローマの松」という作品は純粋に楽しめます。それ以外の「ローマの噴水」「ローマの祭り」もそんなに長い曲ではないですから、というかＣＤでは大概この三曲で一枚になってますから、一枚ＣＤお買い上げはいかが、というところでしょうか。　で、肝心の「ローマの松」です。４曲構成ですが、終曲の「アッピア街道の松」が一番のおすすめです。遠くからローマの兵隊がアッピア街道を更新してくる様を表現しているのですが、曲の盛り上がり方が実にかっこいいです。聞かせてくれます。ここだけ聞いて頂いても、な感じですかね、最初は、というところですね。まあ、レスピーギで一番有名な曲（というかほかの曲も有名ですが、肝心の私がローマ三部作以外はよく知らないという裏事情があります）ですし、ぜひぜひ一度は、です。　本日聴いているＣＤ　指揮　アルトゥーロ・トスカニーニ　　　　　　　　　　　演奏　ＮＢＣ交響楽団

  2007.04.23

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• 今週のおすすめ曲（その14）。

  　というわけで、今日はおすすめ曲紹介です。て、実はあんまり好きじゃあない作曲家の曲です。　そこで取り上げるのはワーグナーの「ニュルンブルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲　です。この曲、ワーグナーの序曲のなかでももっとも有名な曲の一つですし、きっときたら「あ、知ってる」な曲です。聴きやすいです。オケ入門としても（実際に演奏する側にとっても入門曲としていい曲です）いい曲です。ぜひ聴いてください、です。　て、これだけじゃああんまりですから、補足を入れます。て、このワーグナー、ご存知のように自らの音楽を「総合芸術」としてとりあげ、その境地である「楽劇」はたしかにすばらしい世界です。そのひとつ「ニーベルゲンの指輪」なんて全曲演奏に13時間かかるていったいどうよ、なきらいもないですが、まあ、ワーグナーという人のすごさを表すエピソードの一つというころでしょうか。19世紀後半のドイツ音楽界の一大勢力（もう片方がブラームスです）ですからその実力たるや、ですし、それゆえ現代に至るまでの人気の根強さですが（バイロイト音楽祭なんていまでもチケット確保に３年待ちだとか）、まあ、ワーグナーの音楽にも一度触れてみてください。規模の大きなすごい曲が多いですから、楽しめますよ。

  2007.04.13

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• 今週のおすすめ曲（その13）。

  　というわけで、今日はシューベルトの曲をおすすめさせていただきます。といっても、一番作曲した数も多い「歌曲」ではなく、だからって有名な交響曲「未完成」「ザ・グレート」といったところでもありません。とはいえ、今日は比較的有名な曲です（前回は改めて思っても「マニアック」だと思いますね、ちょっとだけ反省）。　て、弦楽四重奏曲第14番ニ短調Ｄ８１０「死と少女」です。とっても暗いのが素敵な曲です。とくに前半の第１、２楽章は最高です。落ち込んでいるときとかは逆にこういう曲を聴けば、て思います。…脱線ですが、落ち込んでいるときに「元気だそうよ」な曲を聴くと却って元気になるどころか逆効果、なんてこと、経験ないですか？もしあれば、そういうときにこそ「暗い曲」を聴いてとことん暗い自分のマインドＢと語り合う、なんていうのもいいかもです。落ちるところまで落ちればあとはあがらざるを得ませんからね。　て、本題に復帰。このシューベルトですが、この曲に限らず結構「暗い曲」がおおいです。とはいえ、その暗さがどうしようもない絶望的なものかというと決してそうではないところが魅力です。マーラーの交響曲第６番「悲劇的」なんて最終楽章の暗さは半端ではないですし、マーラーという人の音楽ゆえ常に「死」の影がついて回ります。一方のシューベルトはそういうことはなく、暗いメロディーも実に「聴かせる」旋律になっているのが素敵だねえ、です。なので、別に落ち込んでいるとかどうとかでなく、ぜひこの「死と少女」も一度聞いてみてくださいませ。　本日聴いているＣＤ　演奏　コダーイ・クァルテット

  2007.04.02

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• 今週のおすすめ曲（その12）。

  　というわけで、今日の曲紹介、先にお断りします、めちゃマニアックな（一般的には）曲です。ヒンデミットの「ウェーバーのための交響的変容」を取り上げさせていただきます。　まず、ヒンデミットてだれ？でしょうか。20世紀前半にドイツで活躍した作曲家です。また、ナチスによって「退廃的」との烙印を押され、ドイツを亡命しなければならなくなったということでも有名です。このあたりの話題では大指揮者フルトヴェングラーがヒンデミットを擁護したという有名な話もあり、それはそれで20世紀の音楽史上に残る話題の一こまです。　まあ、実際に曲のご紹介を。タイトルどおり、19世紀の作曲家、ウェーバーが残した小品曲やピアノ曲をモチーフにしてヒンデミットが独自の音楽を作り上げた、というところで、比較的聴き易いです。て、ヒンデミットの本領発揮！な名曲（たとえば「画家マティス」あたりは有名ですね）だとかなりくせがあります。決してそんなことないですが、「現代音楽的」だそうで。まあそういう嫌いも確かになくはないですが、いやいやとっても面白いです。　…けど、やっぱり現代音楽を聴きたいなあ、だとこのあたりから耳を慣らしていくのもひとつの方法かなあ、なんて思いますが、とにかくこの「交響的変容」は難しくないので、ぜひぜひ一度聴いてみてくださいませ。　本日聴いているＣＤ　指揮　オトマー・スウットナー　　　　　　　　　　　演奏　ドレスデン・シュテュッカーペレ

  2007.03.27

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• 今週のおすすめ曲（その11）。

  　というわけで、今日は久々のおすすめ曲紹介。しかも、前回取り上げようとしていた作曲家です。て、別に引っ張ったわけでもなんでもないのですが。　前回までで「超有名人ながら取り上げていなかった」作曲家というのは、チャイコフスキーのことでした。理由は簡単です。今オケで取り上げているのがこの人だから、ていうところだからです。トップページに書いているとおり、「交響曲第４番」をやるのですが、トップを吹くのでプレッシャーも大きい。練習の日毎に結構ここのブログで毒を吐き散らかしているところですが、まあ、損なこんなもあって冷静にチャイコに向き合う気があんまりしない、というところです。…もっとも、この「交響曲第４番」は本当はとっても好きな曲ですから、本番が終わってから改めて熱く語りたいところです。その際はご期待ください。　なので、今日は別の曲を聴いています。こちらをおすすめします。ヴァイオリン協奏曲です。この曲も超が付く有名曲なのであえてうだうだと紹介することはないのですが、とにかく「美しい旋律」「ドラマティック」というチャイコの音楽の要素がぎっしりと入っています。よくこの曲とベートーヴェン、メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲を「三大ヴァイオリン協奏曲」なんて言いますが、その中でも最高傑作ではないかと思える素敵な曲です。脱線ですが、ベートーヴェンの協奏曲は「ヴァイオリンとファゴットのため」といいたくなるぐらいファゴットも大活躍です。一度やってみたいなあ、です。て、こんなことじゃあ今日はいったい何を紹介しているの？て言われそうですね。なので本題に戻しますが、有名なヴァイオリニストならまずレコーディングしているのではないか、な曲ですので、好きなヴァイオリニストがいればその人のＣＤを探すのも楽しそうですね。ぜひ「一家に一枚」です！　本日聴いているＣＤ　ヴァイオリン　チョン・キョンファ　　　　　　　　　　　演奏　ロンドン交響楽団　　　　　　　　　　　指揮　アンドレ・プレヴィン　　

  2007.03.22

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• 今週のおすすめ曲（その10）。

  　というわけで、昨日の続き的な話題です。て、昨日超有名人のあの人を取り上げようと思ってましたが、久々に聴いた「ベストオブクラシック」（ＮＨＫＦＭで19時半から放送中）のなかで、大好きな曲が出てきたので急遽こちらに変更です。今日はサン＝サーンスの「交響曲第３番『オルガンつき』」を取り上げます。　て、サン＝サーンスという人はフランス音楽の中で、もちろんクラシック史上の中でも重要なポジションを占める人です。代表曲で有名なのは「動物の謝肉祭」でしょうか。特にこの中の「白鳥」あたりはチェロ弾きにとっても、あるいは音楽的にも最高傑作のひとつでしょう。もちろんほかにも素敵な曲がいっぱいある人です。フランスものはちょっとねえ、だった私もこの人の曲から入ったかなあ、ていう感じもしてます。なので、大好きな作曲家の一人です。　特に今日ご紹介の「オルガン付き」は曲の規模がすごい。フルオーケストラにパイプオルガンを加えるという大胆な構想が見事に当たっており、壮大な気分を味わえる曲です。曲は２部構成になってますがそれぞれ前半部分と後半部分があり、通常の４楽章の音楽としても聴くことができる曲です。メロディーラインも印象的で、オケファン以外にはちょっとマニアックな曲かもしれませんがぜひ聞いていただきたい曲のひとつです。　本当はやってみたい曲のひとつですが、コントラファゴットがあるのでもしやることになってもコントラでしょう。それはかまわないのですが、問題はなかなかこの曲をちゃんとできる会場（オルガンが必要）がないことでしょうか。その夢はいつ実現するやら。　本日聴いている演奏　演奏　プラハ放送交響楽団　　　　　　　　　　　指揮　ヴラディミール・ヴァーレクなので今日はエアチェックです。

  2007.03.13

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• 今週のおすすめ曲（その９）。

  　というわけで、この企画もの、どちらかというと、とより完全に「私の好きな曲」だけがおすすめの基準です。なので、超有名曲で行くこともありますが、あえてそういう曲でなくちょっとマニアックな曲で行く機会を持ちたいかなあ、です。　なので、今日はちょっとマニアックです。イギリスものです。というと、「イギリス人で有名な作曲家いますか？」かもしれません。あえて一番有名な人を上げるならエルガーでしょうか。彼の「威風堂々第１番」あたりは曲名言っても？？？でも聴いていただければ絶対知ってるという曲。また、「愛の挨拶」なんかも有名。…なので、今日はこの人ではなくブリテンという人の「青少年のための管弦楽入門」という曲をご紹介です。まあ、オケファンだったら「どこがマニアックじゃ」とするどく突っ込んでこられるほどの有名な曲ですが、まあ、タイトルどおり、オーケストラの各楽器が最初の主題のあと（ここが一番の聴き応えありといううわさもあり）次々とソロを吹き、最後に改めてオーケストラに戻って壮大なフーガで曲をしめるという曲の構成自体は単純なものです。オケの各楽器の特性を見事に使ったソロ部分はなかなかいい感じです。かく言うファゴットの部分はファゴット吹きにすると「見事だねえ」ですから、ほかの楽器もその奏者としてみればいい感じなんでしょう。まあ、生真面目なイギリス人がまじめに作った曲ですよ、てして聴いてみれば「オケ入門」としてでなく、普通に楽しめる名曲だと思います。　本日聴いているＣＤ　指揮　ロリン・マゼール　　　　　　　　　　　演奏　フランス国立放送管弦楽団

  2007.03.07

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• 今週のおすすめ曲（その８）。

  　というわけで、この企画もの、不定期ですが何とか週一回ペースを目標に（というか、ほかの話題があるときはついそっちへ行ってしまいがちですみません）してますので、そのあたりをどうぞよろしくです。　て、今日のおすすめ曲は二回目の登場となるドヴォルザークです。この人の曲、前回もお話したように日本人にとってはなじみやすいのか、人気もありますし（欧米でどうなのかよく知りませんが、輸入ＣＤの数を見る限り不人気ではないでしょう）、実際良い曲も多いのではやくも二回目の登場です。といっても、私がここで普通に「新世界から」を話題にするだろう、て予想された方はまだまだ素直すぎますね、なのでこの曲ではありません。また、交響曲第８番（オケファンは普通ドボ８なんて略しますが、知らないと何のことやらさっぱりでしょうねえ）でもありません。で今聴いているのが「交響曲第７番ニ短調」です。お、でましたな、ニ短調、ですが、それは昨日の話題。　さあ、実際どうでしょう、かなり「マニアック」な域に入っている曲でしょう。とはいえ、ニ短調という調性を見事に使いこなした、渋い第１楽章から一気にドヴォルザークの音楽のすばらしさに引き込まれます。決して難しくないメロディーラインなので初めて聴いても絶対聴きやすい曲だと思います。私が一番好きなのはボヘミアの空気をたっぷり感じさせてくれる第３楽章です。やはりこのあたりの音が日本人に合うんだろうね、なんて考えているうちに一気に４楽章、そして終曲です。楽しめる名曲、にぜひ加えてほしい一曲です。　本日聴いているＣＤ　指揮　ヴァーツラフ・ノイマン　　　　　　　　　　　演奏　チェコ・フィルハーモニー管弦楽団　これは全集版ですが、第７番はＣＤも多く出ていますから、ぜひあなたのライブラリに加えてみては、です。で、「ドヴォルザークは『新世界から』以外にも名曲あるよ」て紹介すれば一気に「詳しい人」ですよ、たぶん…

  2007.02.28

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• 今週のおすすめ曲（その７）。

  　というわけで、先週お休みになってしまいましたが、今週はご紹介を、です。今日はラヴェルの「ダフニスとクロエ　第２組曲」です。　て、私、実はフランス音楽がよく分からない、です。とくにこのラヴェルあたりになると完成度が高すぎてついていけない部分があります。ラヴェルはよく「音の魔術師」なんていわれるのですが、それぐらいオーケストレーションがすばらしい、です。とにかく聴き栄えがすばらしいです。どちらかというとドイツもの、特にブラームスのようなかっちりと構成された音楽を好む私にはラヴェルの魅力ってなかなか受け入れがたいものがあります。　とはいえ、今日おすすめのこの「ダフクロ」ですが、以前オケで取り組んだことがあります。曲は連続して演奏され、１　夜明け　２　無言劇　３　全員の踊り　という三つの部分で構成されています。この中でも特に３曲目がとてつもなく難しい、ということは今でもよく覚えています。大変でした。しかし、細かく見ていくとラヴェルのすごさを実感することがだんだんとできてきて「実はええ曲じゃあない」て見直せるようになりました。そういう意味で私のラヴェル理解の入り口になった曲でちょっと思い入れがあります。て、本当ラヴェルのすばらしさが見事に出ている曲ですので、ボレロしか知らないよ、という人も一度聴いてみてくださいね。　本日聴いているＣＤ　指揮　ポール・バレー　　　　　　　　　　　演奏　デトロイト交響楽団　　

  2007.02.19

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• 今週のおすすめ曲（その６）。

  　というわけで、今週は２曲目の紹介です。この曲はマニアックですが、聴きやすいですのでぜひ一度は聴いていただきたい曲です。　て、ショスタコーヴィチの「ジャズ組曲」なる曲です。第１番と第２番があり、どちらも大変聴きやすい曲です。ショスタコといえば「難しい」というイメージが強いでしょうが（というか、知ってますか、な人も多いかも。オケファンなら絶対知ってますけどね）、この曲は彼の交響曲とはイメージがまったく違います。とにかく分かりやすい、です。オーケストレーションなんかはショスタコらしくてファンは楽しいでしょうが（ファンじゃあないけど面白いです）、まあ、とにかく「楽しめる」曲です。　２０世紀中盤、ヨーロッパやアメリカでのクラシック界でこれという作曲家が余り排出されなかったのと対照的にこと「ソ連」圏は芸術でも西側に対抗、あるいは凌駕した時代があります。ショスタコなんかはこの文脈で聴く必要がありその辺りがショスタコ理解の障害ですが、まあこの曲に関してはそういう難しいことを抜きに純粋に楽しみましょ、てそんな感じで気楽に聴ける曲ですね。　本日聴いているＣＤ　指揮　リッカルド・シャイー　　　　　　　　　　　演奏　ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団

  2007.02.08

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• 今週のおすすめ曲（その５）。

  　というわけで、週に一度は名曲の紹介をしているところですが、今日は今までの規模の大きい曲から一転、室内楽の曲です。ブラームスの「クラリネット五重奏曲」です。　て、この曲、ブラームス最晩年の最高傑作とも言われる曲で、完成された音楽、て言う印象が非常に強いです。しかも、ブラームス独特の暗さというか内面性を見事に表現した名曲です。正直、聴いていて「楽しくなる」ていう感じではないでしょう。むしろしっかりとこちらも聴きこんで思索の森に入っていく、そんな感じが強いといえばいいでしょうか。華やかさとも縁遠いかなあ、です。　しかしながらこの世界こそがブラームスの音楽だ、ていってしまえばまさにそう。なので、ブラームスのオケ曲よりもブラームスらしさがなんとも楽しいこの曲、ブラームスが嫌いじゃあない方なら一度いかがでしょうか。　本日聴いているＣＤ　クラリネット　カール・ライスター　　　　　　　　　　　アマデウス弦楽四重奏団

  2007.02.05

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• 今週のおすすめ曲（その４）。

  　というわけで、今日はまたまたライブラリから取り出してきた一枚を楽しみつつ、ご紹介です。今日は交響曲が続いたので協奏曲です。て、この曲は私が大好きな曲のひとつですし、とってもメジャー（オケファンの間では）な「トヴォルザーク　チェロ協奏曲」です。　この曲、チェリストにとってはまさに最高峰の曲だと思います（ファゴット吹きがモーツァルトのコンツェルトを捉えるような感じでしょうか）。実際、チェロの魅力が湧き上がる名曲です。あのブラームスをして「チェロにこんなすばらしい曲がかけるとは」と絶賛したという有名なエピソードがありますが、それぐらいすばらしい曲です。メロディーが親しみやすいのが何よりでしょうか。なぜだかドヴォルザークの曲はどの曲もメロディーラインが日本人に合うといわれていますが、チェコの空気と日本の空気に類似点でもあるか、ですが、それぐらい聴きやすい名曲です。知らない方はぜひ一度聴いてくださいませ。　本日聴いているＣＤ　チェロ　ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ　　　　　　　　　　　指揮　　カルロ・マリア・ジュリーニ　　　　　　　　　　　演奏　　ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団　巨匠ロストロポーヴィチのチェロが見事に歌い上げる素敵なＣＤです。まあ、この曲に関してはたくさんのＣＤがありますので、お好きなチェリストでいかがでしょうか。

  2007.01.30

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• 今週のおすすめ曲（その３）。

  　というわけで、今日はＣＤ鑑賞している曲の話題です。今日はベルリオーズの代表作「幻想交響曲」を聴いてます。　て、この曲、ベートーヴェンの第九から本当すぐしか経過していない19世紀の前半に書かれた曲ですが、その後の音楽史上にものすごいインパクトとなる曲です。ベルリオーズ自身はフランスの作曲ですが、俗に言う「フランスもの」の雰囲気はそんなに感じません（私だけ？）が、この幻想交響曲がすごいのは「標題音楽」の出発点だ、てことです。　標題音楽といえばなんや、ですが、要は音楽がその場面場面を表現しているということ。もっとも最初の標題音楽はベートーヴェンの「田園交響曲」でしょうが、中身の充実度とその後の作曲家に与えた影響という意味でこの幻想交響曲、すごい画期的です。この曲、自伝とも言われていますが、若者が恋をし、夢の中で恋人を殺してしまう。その後、断頭台で処刑され、悪魔の祭りであるワルプルギスの宴に加わる、なんてストーリーですが、場面場面がすごくリアリティたっぷりに表現された面白い曲です。ぜひ一度聴いてみてくださいませ。　本日聴いているＣＤ　指揮　ジョン・エリオットガーディナー　　　　　　　　　　　オーケストル・エ・レボリューショネル　て、いわゆる「オリジナル楽器」での演奏のＣＤです。一時期この曲にはまったのでこういうマニアックなものにも手を出してしまいましたが、一風変わっていていいですよ。

  2007.01.23

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• 今週のおすすめ曲（その２）。

  　というわけで、この企画、毎週特定の曜日に更新する、ということでなく、一週間のうちに一度以上（二回のときもあるかもです）更新していきます。よろしくです。　なので、今日は「シベリウス　交響曲第２番」を聴いています。オケ関係者はよく「シベ２」なんて略した言い方をしますが（私も普通に使ってます）、よく冗談で「キャベ２」ではないですよ、なんてですが、どうしてこう専門用語って省略して言いたがるのでしょうか。まあ、「シベリウスの２番」なんていうと長ったらしいのは確かですが。　て、脱線ですね。本題の音楽的な話題を。この曲、シベリウスの代表曲ですので、聞く機会は多いかと思います。彼の音楽はどちらかというと単純ではなく複雑なことが多いのですが（このシベ２もそういうところはありますが）、分かりやすい曲だと思います。４楽章のメロディーなんて非常に印象的ですから、すぐになじめるのではないか、そんな曲です。あ、これはふぁごっと吹き的にはとっても大事なことですが、２楽章の頭のソロ、これが実においしいです。１番と２番がオクターブで同じメロディーを吹く、それがかなり長いと来ればやりごたえ十分です。これはやられたふぁごっと吹きも多いかと思います。て、かく言う私、今回が４回目です。セカンドで今回が３回目なのですが、何回やっても楽しいですね。で、絶対１番よりおいしいし、です（上やったときはここだけ下したいと本当思いました）。　本日聴いているＣＤ　指揮　朝比奈隆　　　　　　　　　　　大阪フィルハーモニー交響楽団　　　　　　　　　　　１９７８年録音　というＣＤなので、まだ「朝比奈先生」がお若い時の演奏、最晩年ほどのテンポ設定ではないのでそれほど違和感なく聴くことが出ます。このあたりの朝比奈先生のお話なんていうのは実は私の得意分野なので改めてさせていただきましょうか。　あと、先ほど何回もやったという行きがかり上、この曲に関しては５枚ほどのＣＤがありますが、この朝比奈版、意外と聴きよいですね。　

  2007.01.15

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• 今週のおすすめ曲（その１）。

  　というわけで、先日お話していた「おすすめ曲」を定期的にお届けしようと思います。　そんなわけで、今まさに聴いているのが「ラフマニノフ　ピアノ協奏曲第２番」です。こういって？でも先日まで放映され、人気だった「のだめカンタービレ」のなかで主人公の千秋と師匠のシュトレーゼマンが共演した曲、といえば分かっていただける方が増えるのではないかと。竹中直人さん扮するシュトレーゼマンが「ちあーき、もっと音楽に没頭しなさーい」などなどと、どちらかというとクールな雰囲気の強い千秋に音楽に対する熱さを身をもって教え込む場面ですが、竹中さんの演技の色がかなり濃い（私は好きですけど）ものだっただけに「ラフマニノフのピアコン＝竹中直人」なんていう変な式が成り立ってしまう恐れも、です。て、さっきも１楽章ではそんな感じを受けながら聴いてしまいました。…言わないほうがよかったかも。　これだけだと何なんで、ちゃんとした感想も、です。ラフマニノフ自身の代表曲（でしょう）だけに、完成度はものすごく高いですし、演奏効果もすばらしいです。彼のオーケストレーションの特徴が「厚い音の重なり」ですから、コンツェルトといえどオケの音は厚い音です。濃すぎるかも。これが特徴のひとつですが、メロディーラインがものすごく美しいのが最大の特徴でしょうか。聴いていてうっとりできる、そんな曲のひとつです。もし知らないよ、て方はそれこそ「のだめカンタービレ」ガイドで絶対出てきますし、普通にＣＤ店で手に入りますから、ぜひ一度聴いてみてください。おすすめです！　　本日聴いているＣＤ　ピアノ　イェネ・ヤンドー　　　　　　　　　　　　ブダペスト交響楽団　　　　　　　　　　　　指揮　ジェルジ・レヘル　　　　 て、ナクソス版です。　結構えらそうに書き続けましたが、実は持っているＣＤがこれだけ。大分前に「曲覚えよう」で一番安かったナクソス買って、曲覚えるのにはよかったですが、もう１、２枚増やして聞き込まないと、な曲です。分かっているので自戒をこめて書いています。

  2007.01.11

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• 続きものの話題でもしようか、と。

  　というわけで、前のブログを自分で読み直していると、以前は結構「連載もの」をやっていました。たとえば「音楽の歴史」とか「夏にでも聞きよい曲探し」などなど。一方、最近は本当毎日の雑感が多かったです。せっかくリニューアルオープンのブログ、なので気合新たにやっていこうというところ、がんばって連載ものを、という感じがしています。　そんなわけで、どういう話題を連載していくと書き込むほうも読んでいただくほうにも面白いものになるのかなあ、なんて考えているところですが、ひとつやりやすいのは「最近聞いた曲の紹介」ていうもの。コンサートで聞いた曲の話題は別途ですのでもっぱらここではCD鑑賞の日記というところでしょうか。これを一月でも続ければいい加減私の曲の好みがわかる、というところですが、常に曲を聴き続けるというのは時間的にも結構大変。連載となるとやはりそういう制約をどうクリアするか、なんですが、毎週特定の曜日とかにやる、ということならなんとかできそう。面白いかも、です。実際自分にCD鑑賞を課することにもなりますし、さらに勉強にもなりそう。…なんていうといいことづくしですが、さあどうなるやら。　追伸　そういうわけで、リクエスト大歓迎です。コメントなどいただけると大変うれしいです。

  2007.01.09

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