今年のアニューアルディナーに関するメモとくだらないメモ
本日火曜日は職場の一大イベント、アニューアルディナーがある。毎年11月のこの時期に街で一番豪華なフォーシーズンズホテルの大広間を借り切って、約430人の方々をお迎えして食事をする。ネオコン研究所が主催するこのイベントの今年のスポンサーはボーイング社(軍用機とか作ってる大手)の支社の一つとか、アネンバーグファウンデーションとかいうウォルターアネンバーグという故ユダヤ人が設立した財団や、ユダヤ人が社長をする会社とその他の大金持ちのユダヤ人達である。政治的なシンクタンクなのに今時こんなに偏った場所も少ないんではないだろうか。いやいや、保守派だから当然か?宗教でくっついているのだとすればそれもアメリカらしいと言えばアメリカらしいので、まぁ、黙って観察するしかないのである。今のとこありがたくビザを頂いているから職場を批判してもしょうがないし。そして今日のゲストスピーカーはJohn Lehmanというばりばりの海軍出身のお偉いさんで以前のスピーカーよりはさほど有名人とはいかないがそれ系の人々には結構名が知れているのだろう。アメリカ保守派が大好きなヘンリー・キッシンジャーにも仕えたことがあり、そして彼も例外なくユダヤ人である。うーん、多分ゲストもユダヤ人が沢山来るから・・・そっか、こうやって書いてみると私はユダヤ人のコミュニティーに勤めているようなもんなんだな。以前読んだ本ではユダヤ人っていうのは結束がとても固くお金を廻して皆が裕福になるようにする、そして教育はかかさない、と書いてあった。ま、こんなアクティビティーもそれの一つなのだろう。しかしこれだけ保守派ユダヤ人が集まるのもすごい。ユダヤ教には大きく3種類ぐらいあり、一番厳しいのがオーソドックス、次にコンサーバティブ、最後にリフォームドなどと言うのがあり、私の知っている限りこの職場に関係しているユダヤ人は殆どがオーソドックスかコンサーバティブであると思う。大体どのくらいの割合でユダヤ人がこの戒律に振り分けられているのか私は知らないが、ユダヤにリベラルな人々が多いという事実を考えると彼らはマイノリティーだと予想する。それはともかくこういう場での保守派のニクい演出というと、コーラス隊を呼んでアメリカ国歌を歌わせる、というものだ。これは911テロが起こった後のディナーから始まった出し物で、こういう保守派の人々であればあるほど皆にアメリカ国旗のピンをつけさせたり、国旗を会場に立てたり、そうやって国歌を聞かせたりすると喜んだりするから当然の演出でもある。まぁ、どの国の保守派も一緒なんだろうが。911が起こるまでこんな演出はしなかったので、いいかな、こういう宗教的保守派ってのは「敵」ってのが生まれればこうやって今まで以上に結束したり忠誠をすることを「美」と考えるわけで、それはんでるちゃんの最近の日記でも詳しいが、結局ユダヤにしろキリストにしろイスラムにしろ創価学会にしろ、どんな宗教でもちょっとオーガナイズされて統一感を醸し出そうとしている宗教っていうのは上手に「敵」を作って結束に「美」を求めるわけだ。それがこういう小さい演出から始まり、キリスト教信者のブッシュ再選になり攻撃的な政治やはたまたテロになどと形を変えていくわけだから、恐ろしいもんである。***さてさて全く関係ないことを書かせてもらうが、あんまりゆーゆーが愛らしいのでノリノリも私も彼にちゅーを一杯する。最近発見したが、ゆーゆーの口にちゅー!をすると、ゆーゆーが多分本能で、私の口を舌でぺろぺろしてくれる。で、くすぐったい。口をくっつけると、舌でぺろぺろされちゃうのだ。今まで考えたこと無かったがディープキスっていうのはそういう赤ちゃんの本能の感性から生まれたもんじゃないのだろうか。口に入る→味を確かめる→ぺろぺろ、なのか?!ゆーゆーは全く気にしてないかもしれないが、ぺろぺろされるとうれしい反面なんだかこっぱずかしいという、変に戸惑う親としての私である。が、ノリノリも実験してやっぱりおもしろかったらしく2人でうきうきしながらまたまた何度もほっぺだけでなく口にもちゅー!をしちゃうのであった。