例えば(続き)
かたや、E塾。まず、数学のコマ数を全学年で英語の1,5倍用意する。次に、中一・中二から難関私立・公立トップクラスは毎週のようにテストを行い、全校処理をして、競争心を煽る。中三は、6月くらいからテストの度に、県の数学一番(計算)テストを行い、全校処理をしてクラス平均を競わせる。最後は上位クラスだと3分で全員満点というクラスも出てくる。(それも本番よりやや難しい問題)塾に通っていない子だと、20分くらいかかって上出来で2ミスですけどね。福岡県は毎年出題傾向・出題問題ともに少しずつ変化させておりなかなか手強い。トップ校は、計算と連立(応用)をとりこぼさないことと、完全証明の記述をしっかり書くこと。平面・立体・関数でハイレベルな問題が小問で4,5問でるのでそのうち2、3問はなんとか取ること。そのため、他の塾では大規模な「県模試」に参加して対応するが、この塾は全て自前で模試を作成する。しかも直前二週間は「下手な鉄砲も数うちゃ当たる」で7、8回分解かせる。そこで2点、3点の差を他塾につける。計算ミスは撲滅してあるし、直前つめこみで2,3点の差である。計算で時間を浮かせた分、難問にもじっくり取り組める。僕のいた校舎では、トップ校受けた子のほとんどは例年、苦手な女の子が52,3点がいるくらいで、男子は全員56以上というときもあったっす。そのため、200人前後の塾生(入塾テスト無し・中三からが5割強)で、毎年、40人前後はボーダー偏差値65のトップ高校に受かってた。数学で差がつくなら、徹底して数学をなんとかしよう、という徹底度というか、本気度が違う。勤めながら、本当、僕の通っていた塾との違いを実感せずにはいられなかったっすこりゃ、負けるわ。ね、長崎のM先輩!今の勤務先でもこのくらいの徹底を導入したいのだが、、、。詳しくはあまりにもひどくて書けないが、本番を意識した徹底や激励に関しては、僕が見た限りでは、、、、。攘夷にこだわった薩摩藩よろしく、一度ぼろぼろになるまでは、黙っておこうと。こんな僕じゃなかったでしょ、先輩。