アデノイド肥大症と睡眠時無呼吸症
昨秋以来、鼻風邪(小児科通院で2ヶ月でも治らず、11月に耳鼻科へ転院)→慢性副鼻腔炎発覚→急性中耳炎、12月にようやくアデノイド肥大症が根本の原因と判明した息子。その後は水鼻がちょっとでも出たら即クラリス服用、粘着質な鼻汁が出たらフロモックス服用、随時鼻からの吸入も行う体制で2ヶ月あまりきていました。おかげで(?)インフルエンザにも罹らず、発熱することもなく、時折2~3日鼻がグズグズする程度で済んでいたのですが。先週娘がまた鼻水が出たのでついでに息子も付き添いで耳鼻科に連れて行った際、女医さんがニコニコと「その後息子君の調子はど~お?」と尋ねてきたので、「相変わらず鼾も出るし、時折座って寝てます」と言ったところ、女医さんの表情が一転険しいものに。「お母さん、それ、やばいわ。睡眠時無呼吸症の可能性あるよ」 ここで、アデノイド肥大症について簡単に。(※注 私が耳鼻科で受けた説明をメモしたものです。正確な情報はぐぐって下さい)【1】5~7歳くらいの成長期の子供にありがちな症状。喉の扁桃腺の奥にある「アデノイド」という器官だけが喉の他の器官よりも先に成長してしまう状態。他の器官が成長するにつれて大きさのバランスが取れると自然と解消されることがほとんど。【2】アデノイド肥大になると、鼻がつまりやすく、口呼吸になりがちで、睡眠時の鼾が酷い。副鼻腔炎や中耳炎、喉の炎症を伴う風邪などに罹りやすくなる。【3】肥大が進むと、睡眠時無呼吸症になる恐れがある。頻度が高い場合には、鼻腔より内視鏡手術でアデノイドの肥大部分を切除する。 はい、おさらい終了。ということで、うちの息子は今までは【2】の状況で留まっていたと女医先生は思っていたわけです。しかし、息子の寝相の悪さは昔からだったので、私や主人は息子が座って寝るのはあたりまえ(?)と思ってました。女医先生いわく、横になって静かに寝ていられないということは呼吸が苦しいからで、無意識のうちに息のしやすい体勢を求めてゴロゴロばたばたしている=寝相が悪い、そうです。ということで、昨夜、睡眠時無呼吸症をチェックする計測機器を息子に装着して、一晩計測することになったんですが。いつもなら一度寝入ると熟睡する息子が敏感に気が付いてしまい、深夜に大暴れ。右手の人差し指をクリップ状のセンサーで挟み、腕に記録機器をリストバンドのように装着、ここまではよかったんです。でも、呼吸を計測する鼻腔にあてがう細くて短いチューブ状のものがダメだったorz全身麻酔をしたことのある方ならお分かりでしょうが、両鼻の穴にいれる器具を想像してください。あれよりはチューブが細く短いのですが、鼻の中や耳の中をいじられるのが大嫌いな息子には通用しなかった。結局1時間ほど泣いて暴れて外そうとする息子をなだめて誤魔化して騙し、最後には息子は泣きつかれて眠りました。 今朝は登園前に耳鼻科に立ち寄り、機械を窓口で返却したのですが、息子が自分で持って行き、得意気に「僕、ちゃんとできたよ?」いやいやいやいやいやwwww 今日、降園後にまた耳鼻科に寄って、結果を聞くのですが・・・ちゃんと計測できたんだろうかw一応窓口で「最初の一時間ほどはダメかも」と言っておいたのですが・・・(最低二時間分計測できていればいいとは事前に言われたので、そこだけはクリアしてるw) 思えば昨夏、6月ごろから息子の寝相が酷くなったんだよなぁ・・・その頃から急激に体が大きくなって、服のサイズが1サイズあがったんですよ。 息子の寝相の悪い例は以下。 夜寝ていて、立ち上がって足側に倒れこんで寝たり。立ち上がってぼーっとそのままだったり。(目は閉じている、かなりコワイ)隣に寝ている双子の妹や添い寝する親の体に寄りかかったり乗り上げて寝たり。布団に座って横にある大人が寝るベッドに寄りかかって寝たり。布団から起きて、ベッドに上がってうつぶせになり、頭をベッドの外に出して床を覗き込むような体勢で寝たり。これらを息子は全く覚えていないんです。でもまさかその時点で親も「アデノイド肥大?」なんて知るわけもなく。暑くて寝苦しいのかな?遊び過ぎて体が疲労しているのかな?くらいにしか思ってませんでした。夏休みが終わって2学期が始まり、 1週間くらいの登園ですぐに鼻風邪が始まったので、もうその頃にはアデノイド肥大症にはなっていたんですよね。そんなことだとは親も知らないし、罹っていた小児科の先生もそんなことはこれっぽっちも教えてくれなかったし・・・息子のお薬手帳を今見返すと、昨年の9月からずーーーーーーーっと薬が途切れてないんですよ。しかも、5包くらいを飲み続けているの。(粉を3包にシロップを2瓶とか)11月に耳掃除をお願いしようと近所に新しくできた耳鼻科に行って偶然副鼻腔炎が発覚し、そのまま転院したら薬は2包になったし。粉薬が苦手だった息子も「数が少ないから飲める!」と俄然得意になって飲んでくれるので助かったわ。 鼾が酷い 寝相が悪い 鼻水や喉の腫れを伴う風邪が治りにくい 副鼻腔炎・中耳炎になりやすい 思い当たる未就学児の親御さんは一度耳鼻科に相談した方がいいかもしれません。