日本語論理トレーニング
昨日は算数の図形の学習について書きました。同じように小学校での学習で決定的に欠けてしまうのが、文章の論理的な読み取りです。何度も書いたことがありますが、学校の国語の授業は「読んで何を感じたか」といったことを中心としたものになりがちです。こちらも一昨年の新指導要領から改善された部分も多く、国語の教科書にも説明的な文章が増え、読解のしかたや論理的な展開で自分の意見を述べる方法、などといった単元も増えました。それでもまだまだです。ことばというのは一定の規則に従って使われるもので、その規則に基づいてトレーニングをしなければ論理的な読解には結びつきません。最も良くないのは「なんとなく」といった読み取り方です。そんな小学生の論理トレーニングに最適な一冊がこれです。出口汪の日本語論理トレーニング 小学六年 習熟編私は小5編と小6編の習熟編を塾では利用していますが、各学年ごとに基礎編もあるはずです。書店で1,050円で購入できるはずです。ひとつひとつのステップの問題はそれほど分量も多くないので、子どもが自宅で学習することができます。また、解答編がとても詳しいので、お父さん、お母さんが添削することも可能です。時間があるときに、親子でいっしょに「日本語で論理的に考えるトレーニング」に取り組んでみてはどうでしょうか。