ペッパーの先にあるもの
ソフトバンクが発売したロボット「ペッパー」が初回分をわずか1分で売り切ったとのこと。本体価格198,000円。基本プラン14,800/月。保険費用9,800円/月。総額で100万円ほどになる。http://www.softbank.jp/robot/special/pepper/ペッパーの可能性はどこにあるのだろうか。それはAIの持つ可能性なのだと思う。AIは、静かに、しかし、急速に進化している。AIとは人工知能のこと。最近では、将棋の有段者を負かしたり、偏差値で55あたりの大学入試問題は解けるレベルにまで達しているという。AIの急速な進歩は、人間の事務作業をどんどんうばっていくようになると予想される。先週の「アエラ」で特集されていたので読まれた方も多いと思うが、2025年にはホワイトカラーの仕事の50%はAIにとってかわられるとある。たとえば、ビジネスホテルの受付、鍵の受け渡し、精算、セキュリティーチェックなどはすべてAIが行うようになる時代はすぐそこまできている。どちらかというと、ロボットによって人間の肉体労働が取って代わられる、というイメージが強かったのが、デスクワークが先にロボットに移行していく、というイメージなのだろうか。保険引き受け時の審査、税務申告代行、銀行の融資担当、保険請求の審査、証券会社の一般事務・・・ AIによってなくなる仕事の上位にあるものだ。まさしくデスクワーク、ホワイトカラーの仕事ばかりだ。そんな時代がすぐそこまできている。親は積極的にこうした世の中の流れを読まなければならないと思う。こどもたちの進路を導いていくための海図を示してあげるために。こどもたちはこの変化の激しい時代に、自らの進路を決めていくことは難しい。適切なアドバイスを出来るように親も勉強していく必要がある。たとえば、英語、英語、といっているが、AIの進歩で自動翻訳機はもうすぐできる、という研究者もいる。2020年の東京オリンピックでは、AIが自働運転するタクシーやパスは間違いなく走っているはずだ。もはや、車の運転もAIが代行する時代がすぐそこまできている。こどもたちがどんな仕事に就くのか。そもそも、今ある仕事のうち、こどもたちが大人になったときに存在している仕事が何なのか。しっかりと考えていきましょう。