ライブドアショックからの株価乱高下について思う
昨日の株価は東証平均で約570円(3.5%)もの上昇を演じました。この17,18日にライブドアショックで一気に1000円近い値下がりを演じたことが嘘のような状態です。ライブドアについては今日も報道を賑わさせていますが、1個人投資家としては人騒がせな話だなと思います。株価を決定する要素については専門家の方に任せますが、私の投資スタンスはまず好きな会社であること、次に配当があること、そして、その配当を銀行金利のように考えたときに一般の銀行金利より有利であることです。今のように低金利ですと、銀行に預けてもほとんど利子が付かない状態です。銀行がこの3月期には大きな利益を上げそうですが、まったく預金者のことを考えていないと思います。銀行に取って、お金を預ける人はお客さまではないのかなと思ってしまうくらいです。このような投資スタンスを守り続けていれば、今回のような大きな乱高下でも大きく儲けることも損することも無いはずなのですが、やはり私も人間ですから、どうしても欲に目が眩みます。今回の話も人の不幸をチャンスとばかりにライブドアではありませんが、株価全体が動いているのですから、どこでもチャンスと思ってしまいます。しかし、今回は何も動けませんでした。投機的な話をよくないと批判する人もいますが、それができてしまうのが現状ですし、インターネットやITによってより簡単に、かつ、スピーディになっているのは仕方ないことだと思います。20年近く、小額の個人株取り引きを行っていますが、20年ほど前では1取り引き単位でも2万程度の手数料が取られたように記憶しています。現在では315円というような手数料も出現し、インターネットでクリックひとつで行えるなど、非常に敷居が低くなりました。だれでもと言っていいくらい簡単になったのですが、それは操作などの話であり、本当にリスクも理解した上で実践できるのかと言えば、その点での敷居はまったく変化していなどころか、一本調子の成長期からこの混沌とした時代への変化でより難しくなっていると言えると思います。家庭内のIT活用としては、PC、インターネットを使って、簡単に投機も投資も資産運用もできてしまいますし、その情報も昔とは比較にならないくらいに入手可能になっています。理解できれば、非常に有効なツールですが、私自身は理解しきれないというのが本音で、外貨預金もここ数年踏み出せずにいます。預金オンリー派や先物取り引き派や宝くじ派などいろいろなパターンがあるんだとは思いますが、このあたりのブログを見ている人はインターネットを活用した運用を行っているんだと思います。良い意味でも悪い意味でも個人、家庭での資産運用にもIT活用は重要になったな思います。今回のライブドアショックでの乱高下は投機家として見た場合と投資家として見た場合では見方も大きく分かれているようです。私自身はどちらに近い見方なのかな?