通信環境を振り返って その3(タイ編)
昨日までに日本の通信事情を振り返ってみたけど、東南アジアの状況も旅行した経験から振り返って見ようと思います。まず、タイの通信事情はすでに数回レポートしたけど、もう一度この赴任していた4年弱の間を振り返ってみると、タイ赴任の約4年弱の間はこの日本で経験した電話回線からADSLまでの10年くらいの流れを3年くらい期間で改めて体験させてもらった。赴任してすぐは地方都市であったこともあり、電話回線でしか接続できず、本当に光回線を使用していた環境からは10年以上後戻りした感覚。でも、タイの固定電話は1度接続すると切れない限り約10円でどれだけでも接続可能。ブラウザの表示速度が限りなく遅くて、画像の表示を止めながら接続するなんていうこともやって使っていたのが1年半。ようやく1MbpsのADSLが開通するということですぐに申し込んで工事をしてもらいました。それでようやく最低限のインターネット環境を確保したという感覚になりました。でも、タイではINSによる周波数帯域の圧迫がない分、電話基地局からの距離がそれなりにあっても1Mbps以上の速度が確保されていました。ただし、タイと日本の回線が明らかに混雑しているようで、アメリカのサイトの方が早いということもしばしばでした。そのうち2Mbps,3Mbp,4Mbpsと何の契約更新もなく、値上げもなくスピードアップ。競合相手が出てきて、一気に加速した感じ。4Mbpsになると昔の日本で使っていたADSL12Mbpsよりも実質速度は明らかに速い。結局、日本とタイの間も2年の間に相当改善されたようで、日本からソフトや画像をダウンロードしたとしても1Mbpsは確実に出るように2010年の段階ではなっていたように思います。それから推測するとタイからの国際回線もそれなりに増強が続いていたのでしょう。そんな海外の接続回線の遅さを感じている中でもGoogleだけは日本語oogle.co.jpへ接続してもタイのサイトco.thへ接続してもほとんど早さが変わらなかったので、タイか近隣のところにサーバーを設置して、そこで全世界をミラーリングしていたのかなと思っています。