ハワイ2日目 ラニカイ・指圧・リハーサルディナー
今朝は、相変わらず体調は悪いけど、気分はかなーりよくなった。耳栓のおかげでぐっすり眠れた。今日は、相棒は3時半から結婚式のリハーサル、5時半から私も招待されているリハーサル・ディナー。それまで時間があるので、東岸のラニカイ・ビーチに出かけることにする。ラニカイまでは1時間弱の道のり。酔い止めを飲んでおいたのに気持ちが悪くなり、あまりよくないスタート。なんとなく寒気までしてきて、ハワイの真昼間にフリースのパーカーを着てるっていう間抜けな格好。こんなんで陽射しの下に出てって大丈夫か悩んでいるのに、相棒が冷たいことをいうので、思わず泣いてしまう。でもせっかく来たのにビーチに下りないのもしゃくだし、どうせ寝てるならビーチで寝るほうが気持ちがよさそうなので、外に出る。相棒はさっそくシュノーケリングへ、私はしばらくビーチに座って様子を見る。じりじり照りつける陽射しに体が温まったところで、私もシュノーケリングへ。マウンテンビューのガレージセールで5ドルで買ったフィンがここで役に立つ。最初水に入ったときは冷たく感じたけど、一度頭まで浸かって泳ぎ始めてしまえばぜんぜん大丈夫。残念ながら、今日は透明度があまりよくなく、魚の種類も夏に同じビーチに来たときほどは多く見られなかった。でもおなじみのマニニやエンゼルフィッシュ、クマノミみたいな小さな魚はけっこういたし、何より久しぶりの水の感触が気持ちよかった。浜に戻ると、相棒も戻っていた。相棒はずいぶんいろいろな魚を見たというので、ちょっとうらやましかった。日焼け止めを塗りなおして(前回の反省から)、そのまま甲羅干し。陽射しは強いけど、海からのそよ風が気持ちいい。東岸は「ウィンドワード・サイド(風上)」の名のとおり、いつも風が吹いているらしい。1時間ほどのんびりして、ラニカイを後にする。ラニカイ・ビーチにはシャワーがないので、隣のカイルア・ビーチでギアを洗う。ついでに相棒は待望のプレートランチでお昼(私は食欲なくてパス)。ホテルに戻ってシャワー、相棒はリハーサルへ。私は昨日の晩に予約したマッサージ屋へ。原因不明の体調の悪さにはマッサージに限る。私はもともと肩こりがひどくてマッサージ中毒だったのが、前にひどい頭痛・吐き気・だるさが指圧で一発で全快したことがあってから、ますますマッサージ頼みが加速した。今回も、頭痛と吐き気の他、首筋から肩にかけてと腰が痛むので、これはマッサージが効きそうだと当りをつけた。予約したのはクヒオ通りの「コンチネンタル・サーフ・ホテル」の中のマッサージ屋。電話帳で探したんだけど、「指圧センター」という名前なので、怪しい類ではないはず。入ってみると、日本語をしゃべるおじさんが受付をしてくれた。マッサージの種類もいろいろ選べる。前から試してみたかった「ハワイアン・ロミロミマッサージ」にも惹かれたけど、今回は時間も限られてることだし、服を着たままできる「指圧」にする。部屋は、落とした照明にほのかなマッサージオイルの香り、かすかにヒーリング系のハワイアンミュージック。大部屋もあったけど、空いてたせいかピンクの壁の小部屋に入れてくれた。よくあるドーナツ型の顔乗せ台がついたマッサージ用のベッドに腹ばいになる。施術師のポールさんは、やたらに柔らかいことばを話す男の人。サンフランシスコに住んでたことがあるそう。サンフランシスコにはいい指圧の学校があると聞いたことがあるので、そこの卒業生かもしれない。とにかく力が強くて、ふだん「もっと強くして」とお願いすることの多い私が、「ちょ、ちょっと痛いです。。」と弱音を吐くほど。「oh, I'm so sorry.」と柔らかい声でいってくれるんだけど、相変わらず力は強い。それでも、だんだんそれが耐えられるレベル→けっこう気持ちよくなってくるから不思議。うつぶせの後は仰向けになって、さらに指圧。その後は手と腕、足と膝下をオイルマッサージ。手のひらと足裏のマッサージがとても気持ちよかった。ポールさんに、なんと「sleeping beauty(眠り姫)」と呼びかけられるのもなんだか気分よかった。終わってみたら、肩と背中の痛みはすっかり軽くなり、頭痛と吐き気もほとんどなくなっていた。マッサージは偉大だ。お会計はチップ込で72.50ドル。極めて標準的な価格。ここはよかった。次回はぜひハワイアン・ロミロミを試すことにしよう。リハーサルの終わった相棒と相棒の親友Sが迎えに来てくれたので、リハーサルディナーのお店「ウィローズ」へ向かう。リハーサルディナーとは、結婚式の前日に、新郎新婦とその家族がウェディングパーティ(グルームズマンたちとブライズメイドたち)とそのゲストを招いての内輪の夕食のことらしい。当日は、新郎新婦とあまりゆっくり話せないし、グルームズマンとブライズメイドも新郎新婦につきっきりで忙しいため、「引き受けてくれてありがとう」みたいな意味があるそう。「ウィローズ」は、すこしホノルル中心部から離れたところにある、老舗のハワイ伝統料理ビュフェのお店。池やおもしろい噴水のある中庭を囲んで、オープンエア(壁がない)のバーやレストラン、別室になっているパーティルームなどが並んでいる。くつろいだ雰囲気だけど、けっこう格式が高い感じのレストランで、相棒のお姉さんはここで結婚披露宴したそう。バーで飲みものを頼んでいると、新郎Dの家族が来たので、ひとしきりおしゃべり。続いて新婦Jの家族とその他の親戚、友人たちも続々登場したので、テーブルに移る。座った近くに、Jの妹がいたのでおしゃべり。みんななんだか家族ぐるみのつきあいなので、単なる「新郎の友人の友人」の私でさえ、Dの家族全員&Jの妹とは前から知り合いなのだ。考えてみればすごいことだ。私の友人の何人が、私の家族と会ったことあるだろう。お料理はさすがにとてもおいしかった。数時間前まで吐き気で唸ってた人とは思えない食い意地を発揮して、大きなお皿にしっかりとった料理をぱくつく。シーフードマリネ、クレソンのサラダ、たこポキ、アヒ(まぐろ)ポキ、ロミロミサーモン、カルアピッグ、ラウラウ、チキンロングライス、はまぐりの味噌酒蒸し、ムール貝、チャウミン、ポイ、などなど。カルアピッグはちゃんと豚の頭もあった。食べなかったけど。まだとりきれないほど種類があったし、ふだんなら間違いなくお代わりにいくところだけど、さすがに今日は自制した。が、デザート部門はかかせない。それでも遠慮して、パイナップル数切れ、フライドハウピア、バターモチだけにした。このバターモチが絶品だった。Jの妹のがあまりにおいしそうだったので、ハウピアケーキもとりにいって相棒とシェアした。Dと数人の男友達たちは「独身最後の夜」とばかりにバーに繰り出すらしかったが、相棒もSも別にいいとのことで、ホテルに戻る。まだ夜も早かったので、カピオラニ通りをウィンドウショッピングがてら散歩。明日は長い一日なので、今日も耳栓をしっかりして遅くならないうちに寝る。