NBAファイナル 第2戦
いや~~~~~、最初の42分はほんと観てるのつらかったけど、最後の6分はもうお釣り100倍っていうくらいワクワクした!まさかほんとに逆転して勝っちゃうとは。最後はずーっと「omg, omg, omg,,,」って言いながら観てたよ~~!ノヴィツキーすごい!と、これだけでは、この感動をわかってもらえないと思うので、背景をちょっと書いときます。NBAのファイナルというのは、つまり決勝戦で、このシリーズを勝ち抜いたチームが今年のチャンピオンになるわけ。今年は、東カンファレンスからマイアミ・ヒート、西カンファレンスからはダラス・マーヴェリックスがファイナルに出場。くしくも、2006年のファイナルと同じ対戦カードになっている。この2006年ファイナルっていうのがいわくつきで、マブスは第1戦と第2戦に快勝、第3戦の第3クォーターまでも大差をつけて勝ってたのにもかかわらず、第4クォーターで大逆転されて、その後4連敗をくらって負けちゃったのです。そしてその翌年には、マブスはレギュラーシーズンでぶっちぎりの好成績を残したのにもかかわらず、プレーオフの1回戦で8位のウォリアーズにまさかの番狂わせで負けてしまい、一回戦で敗退。それ以来、マブスは、というかマブスのエースのノヴィツキーは、ずっと土壇場に弱い、精神力が足りない、ヘタレ、とさんざんな言われようだったわけ。なので、そのノヴィツキーと彼が率いるマブスが、残り6分しかなくて15点差という一見絶望的な状況から、コツコツ点入れて相手の攻撃を止めてついに逆転勝ち、しかもマブスの最後の9得点は全部ノヴィツキーというのは、もうそれだけで「俺はタフだ。もう誰にも土壇場に弱いなんて言わせない!」っていうノヴィツキーの宣言なんだよね。あと、マイアミ・ヒートっていうのは、若いスター選手3人が自分から寄り集まったチームなので、はっきりいって世論的には憎まれ役なんだよね。全盛期のスターのくせに他の選手の力を借りなきゃ優勝できないって自分で宣言して情けなくないの?、ライバルスターをバリバリたたき伏せて俺一人でチームを優勝に引っ張ってくぜ!ってな気概はないのか!、、というあたりが世間の声なわけで。それにチームがまだ若いからこれからも優勝の機会はありそう。対するマブスは、みんなベテラン選手ばかりだけど、誰も優勝経験がない。殿堂入り間違いなしのキッドやノヴィツキーを始め、MVPやオリンピックの金メダル、6thマン賞など、いろんな名誉は得たけど、とにかくあと足りないのは優勝のリングだけ、、みたいなチーム。しかもキッドは引退も囁かれてるし、今年が最後の優勝のチャンスの可能性が高い。これだけ揃ったら、もうやっぱりダラス・マーヴェリックスを応援するしかないでしょう。第2戦で勢いをすっかり味方につけたマブス、1-2戦での失敗をしっかり分析して、第3戦以降もがんがん勝って優勝してほしい!!