まいじー日記

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• 恐怖？の60Km自転車ライドに備えて

  明日は、とうとう恐怖の37マイル（約60Km）自転車ライド。私から相棒へのお誕生日プレゼントの1つ。プレゼント何がいい？って聞いたら、こういう遠乗りイベント（有料）にいっしょに参加したい！とリクエストされたので・・。だから私もがんばらないと！場所は、サンフランシスコの北、ワインカントリーとして有名なソノマにあるヒルズボロっていう街。街を上げてのイベントで、参加者も何百人？、伴走車やコース途中での水の補給所＆トイレ、ゴール地点でのランチなども完備。あくまで「ツアー」で「レース」じゃないので、自分のペースで走れる。私は37マイルなんて走ったことないんだけど、まあタンデム（2人乗り自転車＝後ろに乗る私は1人乗りより楽）だし大丈夫でしょう。20マイルくらいなら前にも1人で走ったことあるし、先週もけっこうアップダウンのあるルートを20マイル走ってまだ余力あったし、、（←自分を勇気づけている）明日早いので、今日の夜から現地泊まり。早朝（暑くなる前）に出発なので、ゆっくり走ってもお昼頃には完走できるはず。そしたらホテルのプールに飛び込んで体を冷やし、着替えてワイナリーめぐりだわ。行ってきます！

  2006.07.14

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• マウンテンバイク at ラシャン・リッジ

  今日はアメリカはメモリアル･デイの祝日。昼過ぎから相棒と2人でマウンテンバイクに行ってきた。場所はラシャン（ロシアン）・リッジ。サンフランシスコの南からサンタクルーズまで、南北に長い太平洋とサンフランシスコ湾の間の山・丘陵地帯にとびとびにある公園やオープンスペースのうちのひとつ。今日は、天気もよく、スモッグもなく空気が澄んでいて、とても見晴らしがよかった。北はサンフランシスコのビルの群れがくっきりと、東はバークレーやイーストベイ・ヒルズ、南はマウント・ハミルトンの天文台まではっきり、そして西はいくつもの丘の向こうに太平洋が見えた。ちょうどお花もいろいろ咲いていて、オレンジ色のカリフォルニアポピー、赤いインディアン・ペイントブラシ、その他名前知らない黄色、ピンク、白、紫、空色・・の花があちこちでとてもきれいだった。まあ自転車乗ってるとあんまり周りを見渡す余裕がないんだけど。地面見ながら走らないと、曲がり損ねたり、穴ぼことかごろごろ石とか木の根っことかにひっかかって転んじゃうんでね・・。風景を楽しむのは、息が上がってちょっと休む間くらい。トレイルはほとんどシングルトラック（自転車1台しか通れない幅の狭いトレイル）。なにしろ雨季が終わって1ヶ月のこの時期、雑草がピークで、日向では一面にイネ科の雑草が腰まで伸びて茂ってる。トレイルは幅30cmくらい、狭いとこでは幅20cmくらいのとこもあって、両側に生い茂る雑草を肩でかきわけて通る状態。登りはゆっくりだからいいけど、下りはスピード出てるから、むきだしのすねや指に葉っぱがこすれて、細か～い擦り傷っていうか、けっこう痛かった。ちゃんとしたオフロードのトレイルは久しぶりだったので、登りとかきつかったけど、楽しかった。ちょっと難しいかも？っていう斜面を制覇できるとやっぱり嬉しい。それにいい運動だし。。

  2006.05.29

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• バックパックキャンピング in タイー・レイクス 3日目

  今日はめずらしく朝相棒といっしょに起きた。いつもキャンプでは、朝が待ちきれず釣りに出て行く相棒と朝寝を決め込む私、という構図ができていたんだけど。岸辺に出てみると、トレヴァーがもう起きて釣りをしていた。彼は釣りをはじめたのが最近で、昨日の最初の釣果にハマったらしい。私もしばらくキャストしてみたけど、魚の影も見えなければアタリもないので、30分くらいで飽きてきてキャンプに戻った。ステフとエリとお皿洗ったり（キャンプ水準）、食料の整理したり。その間に相棒とトレヴァー、ケイがまた合計6匹トラウト（ブルック5匹、レインボー1匹）を釣り上げた。朝ご飯はステフとエリがパンケーキを作ってくれた。ブルーベリーかチョコチップかバナナかくるみ入り。あとリンゴと、朝釣れたトラウトもまた焼いて食べる。ほんと今回のキャンプは、それぞれが知恵を絞って考えた、運べる範囲でグルメなメニューで、食事が豪華だった。トラウトもいっぱい釣れたし。みんなでキャンプに来ておもしろいことの1つには、お互いの道具が見られること。使い勝手をきいたり試させてもらったりして、次になんか買うときの参考にもできる。今回いいなーと思ったのは、トレヴァーとケイのスリーピングマット（寝袋の下に敷くマット）。空気を入れるタイプで、そんなには重くないし、たたんでストラップで留めると座椅子みたいにもなる。今私が使ってるマットは、軽いけどあんまり柔らかくないので、仰向け・うつ伏せはいいけど体を横にして寝ると肩とかちょっと痛くなったりするので。お昼ごろ、キャンプをたたんで、帰途につく。下りは体力的には楽だし早いけど、特にバックパックっていうよけいな重りもあるので、けっこう膝にくる。登りでちょっと膝に違和感あったので、相棒が借りてきてた杖を片方借りて、段差を降りるときには支えにして、あんまり膝に負担がかからないようにした。杖があるのとないのとではけっこう大きな差。私も1揃え買おうかな、と思った。登山口まで戻って、自分たちが見下ろしてた傍らの山の頂上が、今ははるか上にあるのを見上げて、ちょっとしみじみする。バックパックを背中から下ろし、ハイキングブーツを脱ぐのは、けっこう至福の瞬間。帰り道のドライブでは、景色の変化を楽しんだ。最初は、枯れた茂みと瓦礫で覆われた、シエラネヴァダ山脈の茶色の険しい山を両側に見ながら走った。山脈を縦断してる盆地に入ってからは、遠くに茶色い山を望む茶色い荒地。クリーク沿いにオアシスのようにある木々の間を通り過ぎたり、茶色い地肌を削ってミニ渓谷みたいになってるのを見たり。ひたすらそんな光景が続くんだよね。サンフランシスコ-コロラドのフライトから下を見てても思うけど、ほんと無人の茶色い大地の起伏がえんえんと続くの。ほんと別世界。アメリカに来てなかったらこういう光景みてなかったんだろうな、と思うとなんかしみじみする。その後は、赤っぽい岩の間に松が生えている、ちょっとコロラドっぽい景色とか、温泉らしき水蒸気が見えたり。そういえば「デビルズ・ポストパイル国定公園」っていうのはこの近くらしい。どんなところなのかは知らないけど。今日は時間ないのでまた次回。途中、モノ・レイクのほとりのガソリンスタンド併設のレストランでちょっと早めの晩ごはん。ここは、ガソリンスタンド併設、しかもこんな「何にもないところ（Middle of nowhere）」にしては、なかなかいける食事を出すので実はちょっと有名らしい。といってもお土産屋さん＋カフェテリアって感じだけど、メニューは「まぐろステーキサンドイッチ」「ベイビーバックリブ」「鮭のシーザーサラダ」「ロブスターのタキトス」などさすがに充実。今日はなかったけど鹿肉とかも出すらしい。外のピクニックテーブルで湖を眺めながら食べる。私のロブスター・タキトス（トルティヤで巻いたのを揚げたもの）はマンゴーサルサやサラダ、ブラックビーンズが付け合せてあっておいしかった。相棒のまぐろのバーガーも火の通り加減が絶妙でおいしかった。トレヴァーのリブはすごい量。「モービル」侮れない。外のテーブルはハエが多いのだけが難点。売店でお土産ものを見てて知ったんだけど、モノ・レイクっていうのは、流れ込む川も流れ出す川もなく、海水の4倍の塩分の湖だそう。ミネラル分が固まった「Tufa」っていう尖塔みたいなのもちょっと行けば見られるらしい。写真みたら不思議な眺めで、ぜひ行きたかったけど、今回は時間ないからここもまた次回、だなあ。モノ・レイクから先は、まただんだん山の中に入っていく。今度はいちおう流れ沿いなので多少は木が生えている。ちょっと行ったところで、タイオガ料金所からヨセミテに入る。ヨセミテっていうとヴァレー（ハーフドーム、ヨセミテ滝、エル・キャピタンとか）が有名だけど、タイオガ側もすごくいい景色。名物の氷河で削られた滑らかな岩肌のドーム、草原をうねうねと流れる川、いくつもある沼や湖、トゥオルミー・メドウズの広々した草原・・。観光客ちょっと多すぎの感もあるヴァレーに比べて人も少ないし。でもまあ最初にヨセミテに来たらやっぱりヴァレーに行くだろうし、タイオガ側に来てハイキングしたりは、時間に余裕がある旅か、2回目以降じゃないとなかなかできないよなあ。ヨセミテを出てしばらく走り、セントラルヴァレーに降りてきたあたりで日没。空気汚染のせいではあるけど、にぶい赤の夕焼けがきれいだった。ちょうど1日目くらいの細い月が西の空低くにかかって、金星も輝いていて、絵になる光景だった。さらにひたすら走り続け、ダブリンで10時前に他の4人と別れ、11時には家に着いた。お疲れさま！

  2005.09.05

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• バックパックキャンピング in タイー・レイクス 2日目

  朝方は40度（摂氏4度くらい）まで下がったけど、空は雲ひとつない青空、陽が昇ってだんだん暖かくなってくる。例によって相棒は朝から釣り。私が起き出す頃にはブルックトラウトを1匹釣っていた。私も釣竿持って岸辺へ。いい釣り場を求めて岸辺を移動していったところで、私もそんなに大きくないけど1匹釣った・・のに相棒が後で間違って逃がしてしまった。（ぶーぶー）ブルックトラウトは、あまり大きくならないけど、色がとてもきれいだし（緑がかった斑紋の上に濃いピンクを青で囲った斑点が散っていて、オスのお腹は鮮やかな朱色に染まる）、食べるにも肉がピンクがかってて風味があっておいしい。繁殖時期は秋で、湖に流れ込む小川がなくても繁殖できるので、山の湖ではよくみかける。レインボーは、銀色の体に黒っぽい斑点が散らばってて、光をあびると虹色に輝く。ブルックより大きくなる。肉は白っぽくて味は淡白なことが多い。要はにじます。繁殖時期はたしか春。ブルックの次によくみかける。朝ごはんはチキンの缶詰とインスタントライスで鶏粥。針しょうがと青ねぎ、ちょっとのチリペパーを薬味に散らす。2匹のトラウトも塩胡椒で焼いて食べる。食べ始めたのが遅かったので、食べ終わる頃にはお昼になっていた。私は、けっこう疲れがたまってたので今週末は徹底的にのんびりするぞ！と決めてたんだけど、そんなに遠くもないしせっかくなので、4番目の湖にも行ってみることにする。ケイと高山病で頭痛がひどいトレヴァーはキャンプサイトに残って読書＆釣り。3番目の湖の岸をまわって山側をさらにちょっと登る。20分くらい歩いたら4番目の湖に着いた。岩がベランダのように張り出した浅瀬が広く、片側には緑の草原があって、鏡のように穏やかな湖。他の3人はさらに横の山の頂上に行くっていうけど、見るとけっこう急だし、私はここでお昼寝＆釣りをして待ってることにする。釣りはためしてみたけど、魚影も見えず、水面には魚が上がってきて虫を食べるときの波紋も見えず、1回だけアタリがあったような気がしたけどそれっきり。でも暖かい草の上でお昼寝するのはとっても気持ちよかった。戻ってきた3人といっしょに3番目の湖に戻り、私たちのキャンプとは反対側の岸の岩場で釣り。目の前を魚が何匹も泳いでいて、ちょうど夕方の魚が上がってくる時間でもあり、釣れる釣れる。私が2匹、相棒が2匹、エリとステフが1匹ずつ。向こう岸でもトレヴァーが2匹釣っていた。とりあえず6匹（晩ごはんに1人1匹）だけ残してあとはリリース。陽が山陰に入って寒くなったので、キャンプに戻って、晩ごはんの準備。相棒（と私）が担当で、スパゲッティ・ペストソース、ソーセージとベルペッパー入。それに玉ねぎとソテーしたトラウト。日本から買って来た黒ごま餅、きのこの山＆たけのこの里。実はいつも私はトラウトを釣るところまでで、その後の処理は相棒にやってもらってたんだけど、今回はじめて処理までした。といっても殺すところはやっぱりできなかったので、その後のさばくところだけ。ちゃんと最後までやることで、私に食べられてくれる命のありがたさを余計に感じた。それにしても、こんなちっちゃな魚でも腰が引けるんだから、もし自分で食べる肉は自分で殺してさばくことっていう法律ができたりしたら、ベジタリアンが増えるだろうね～、と話した。ステーキ食べるためには、目の前で「も～」って鳴いてる牛を殺して皮をはいで肉を切り分けて、鶏は首ひねって羽根むしって・・って考えたら、私は肉はきっと食べられないだろう。魚も大きいのはきびしいかも・・。今晩はあんまり風がなく、昨日より寒くなかったので、暗くなってからもみんなでおしゃべりしたり星をみたりした。天の川、織姫と彦星、白鳥座、流れ星、空をゆっくり横切る衛星。山に囲まれてるので、北斗七星も全部は見えない。そういえば昔「星座をみつけよう」っていう本がすごく好きだったんだけど、もう星座の形とかずいぶん忘れちゃった。次にキャンプするときにはぜったいに星座の早見表とか本とか持ってこよう！と思った。

  2005.09.04

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• バックパックキャンピング in タイー・レイクス 1日目 **写真

  今回のキャンプ。行先は、イニョ国有林のジョン・ミュア野生保護区にあるタイー・レイクス。ここは北カリフォルニアと南カリフォルニアのほとんど中間くらい。マンマスより南、キングス・キャニオンより北、といえば詳しい人には場所がわかってもらえるかな。サンフランシスコ・ベイエリアからは、ヨセミテを西から東へ抜けて、南西に下り、ビショップという街でまたちょっと西に入る。車でまあ6-7時間。メンバーは、相棒と私、ステフとエリ、トレヴァー＆ケイ夫妻の6人。金曜の夜は、7時半にイーストベイはダブリンで集合、ひたすらドライブしてヨセミテの東側にある川べりのキャンプサイトに真夜中過ぎに転がり込み、テントと寝袋を車から引っ張り出して1泊。とりあえず泊まるところがみつかってよかった。星がとってもきれいだったけどすごく寒かった。翌朝はそこからモノ・レイク沿いにあるヴィジターセンターで目的地のキャンプサイト予約確認書を受け取る。モノ・レイクってはじめて見たけど、ひたすら乾いただだっぴろいところに薄く水が拡がってるような感じ。なんか別世界。たぶんサンフランシスコ-デンバーのフライトから見下ろした覚えがある。そこからまたひたすら1時間半くらい。けっこうかわいいビショップの街を抜けて、タイー・レイクスへの登山道入り口へ。乾いた山が両側にそそりたつ谷間に流れるビショップ・クリークの南支流を渡る木の橋が登山道入り口。クリークは養殖トラウトが放流されてるらしく、お昼ごはんを食べてるところで、相棒が1匹レインボーを釣った。となりにいた別のグループも30cm以上あるのを釣ってた。タイー・レイクスは、登山道沿いに湖が4つある。3番目の湖がいちばん大きくて魚も多いらしいということで、一応のキャンプ予定地。3番目の湖までは約3マイル（5Km）、高低差は2000フィート（610m）くらい、ということで、まあけっこう急な登り。もともとの標高が高いので（登山口で9000フィート・2740mくらい）、けっこう息がきれるので、ゆっくり登る。相棒たちは高山病の薬を飲んだり。2マイルほど登ったところで、1番目の湖。アスペンや水辺の草の鮮やかな緑に囲まれたかわいい湖。10mくらいの砂浜もあったりして（山の湖には珍しい）、釣りをしたり、砂の上でお昼寝したり、ゴープ（携帯食料）を食べながらおしゃべりしたりして、思い思いにくつろぐ。湖は高くて急な岩の峰にかこまれていて、4時過ぎには日陰に入ってしまいそうなことに気がつき、ちょっとあわてて3番目の湖をめざす。3番目の湖はもっと高いところにあったので、山陰に日が沈むまでによぶんに1時間くらいありそうだった。よかったよかった。3番目の湖は岩山の間にあってとてもきれい。登ってきた側に近い側は低い松のまばらな林で、木と岩の間に平らな空き地が散らばっていて、キャンプにはぴったり。湖からも遠くなく、3つのテント＋キッチンエリアにぴったりの空き地をみつけて、テントを設営。その間に陽が山の陰に沈んだ。日暮れというより日陰に入ったという感じで、ぜんぜん暗くはならなかったけど、温度はけっこう急に下がった。ほんと太陽の温かみを実感。風も吹いてきたので、あわてて登ってきたときのTシャツ＋短パンを暖かい服に着替える。その後もますます寒くなるごとに上を着込み、食事の支度をしてご飯を食べ終わるまでには、長袖Tシャツ＋フリース2枚重ね＋ウィンドブレーカー＋長ズボン2枚重ね、まで着込んでいた。それでも寒かった！今日の晩ご飯担当はトレヴァーとケイ。ケイはお料理すごく得意なので期待していたとおり、ソーセージ入ラタトゥイユ＆ポレンタに、デザートはチョコレートとバナナのクレープ（トルティヤで代用）という豪華メニュー。ご飯を食べ終わってお茶を飲む頃にはすっかり暗くなって新月の星空がきれいだったけど、あまりに寒くて、8時半にはみんなそれぞれのテントに退散した。

  2005.09.03

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• 今週末はシエラでキャンプ

  ということで、今週末はカリフォルニア。今度はシエラでキャンプ。2週連続キャンプかあ、といっても先週末はカーキャンプだったけどね。今週末は1晩だけだけどバックパックキャンプ。行先はマカロミー・ウィルダネスのウィナマッカ湖。野草のお花畑がとてもきれいなので、毎年夏にここでキャンプするのは相棒と私の恒例行事。ふだん行く7月から、今年は雪解けが遅かったから少しずらしたんだけど、ピークはちょっと過ぎちゃってるかも。。でも前に8月に行ったときも別の種類のお花がきれいだったし。恒例行事って、長いこといっしょにいますって感じでいいよね。ということで、楽しみです。

  2005.08.12

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• ロッキーマウンテン国立公園 2日め **写真

  今日はハイキング。ルートは昨日レインジャーにイチオシされた「ベアー湖～へレーン湖～ファーン湖」の半ループに決定。9.4マイル（15Km）くらい。高低差は、1000フィート（300m）の登り、2000フィート（600m）の下り、といったところ。車はキャンプサイトの横のパーキングに停めて、シャトルでベアー・レイクの登山道入口に向かう。ベアー・レイクにも駐車場はあるけど、夏の週末は7時ごろにはいっぱいになっちゃうらしい。グレイシャー・ベイスンからシャトルで行くのが正解。ベアー湖は高度およそ10000フィート（3048m）で、すでにかなりの高地。私はほとんど空気の薄さも感じなかったけど、高度に敏感（＝高山病になりやすい）相棒は高山病のひどい頭痛に悩まされて、一瞬ハイキングあきらめようかと話したほど。とりあえずちょっと登って様子を見てみよう、ということで、登りはじめたら薬が効いてきたみたいでよかったけど。ベアー湖の周りはお手軽な散策に人気で、家族連れとかでにぎわってたけど、登山道の方に入るとあんまり人気がなかった。ピークシーズン＆お勧めハイキングルート、ということで、混んでるかと心配してたんだけど、私たちの出足が遅かったからか、または9マイル歩こうって人があんまりいないのか、こっち側のトレイルではほとんど人に会わなかった。さいしょはアスペン（白樺）の林。しばらく登るとこんどは針葉樹の林になる。アスペン林では、細かな浅緑の葉っぱ越しに木漏れ陽と緑の影がちらちらして、木陰でも明るい。針葉樹は道に投げかける陰も濃く、林の奥の暗がりも深い感じ。アスペンはふだん見慣れたシエラの山にはあまりないので、ちょっと新鮮だった。とはいえ、林は林、登山道は登山道。うーん、みんなロッキーマウンテンいいよ～っていうけど、別にシエラと変わんないじゃん。きれいだけど、コレっていう特別な見物に欠けるというか・・。アウトドア慣れして新鮮味がなくなっちゃったかな？・・なんて、登りながら思っていた。が。へレーン湖（このトレイルの最高地点）に近づくにつれ、木々の上から、へレーン湖を囲む岩山の威容が望めるようになると、思わず「うわー」という歓声がもれた。ところどこに残る万年雪と氷に覆われた、青空を背に壁みたいにそそり立つノッチトップ山やリトルマッターホルンの高さと険しさ。瓦礫と少しのツンドラ植物に覆われたフラットトップ山の存在感。これはやっぱりすごい。やっぱり来てよかった！へレーン湖でちょっと休憩。湖の対岸では、なんとスキーを背負ったグループが、岩山に登ろうとしている。万年雪の上を滑ろうというんだろう。かなり上まで登らないと多少なりとも滑りがいあるほど雪が残ってる部分はないみたいだけど。すごい根性だ。へレーン湖からは下るばかり。切り立ったピンク色の岩壁づたいの道、ごろごろ岩の斜面（岩崩れの跡かも）、その後はまた杉林。ちょうど小雨が降ってきたので、グレイス滝、オデッサ湖は横目で見て通り過ぎ、ファーン湖でお昼＆釣り休憩。ちょうどまた晴れたし。このトレイル沿いの湖は、原生種のグリーンバック・カットスロート・トラウトがいるので、キャッチ＆リリースのみ。トレイルからごろごろの岩をつたって降りてみると、すぐ目の前の岸近くを、トラウトがゆうゆう泳いでる！あ、あっちにも。このトラウトは、ふつうのカットスロートよりさらに赤い部分が多いのが特徴みたいで、水の中にいるのをみてもすごくきれい。湖面には、トラウトが水に落ちた虫を食べている波紋が、いくつもいくつもできては消え、できては消えている。もーここで釣れなかったらどこで釣る！という感じで、さっそく釣竿をセットアップして、投げてみる。あんまりフライは持ってきてなかったので、最初は小さめのルアーを試した。魚は追ってはくるけど最後にぷいっと逃げてしまう。くやし～。どっちかというと水面におちる釣り糸の波紋の方に興味がある感じ。やっぱ虫を食べてるんだからフライじゃなきゃ、ということで、タックルボックスの奥に1個あったフライをつけてみる。まず相棒が数キャスト試してみたら、アタリがあった。次に私が投げてみたら、1投めで、かかった！ちょっと小さめの、メスのグリーンバック。嬉しい～。写真だけ撮って、すぐに水に放す。続いて相棒も1匹釣った。魚も釣れたし、さあそろそろあがろうか、というところで、雨の粒がぱらぱら落ちてきたので、あわてて雨具を着て歩き出したら、10分もしないうちにまた陽が差してきた。ファーン湖から流れる小川の横を歩き、滝をみたり、ザ･プールにかかる橋を走って渡るリスを観察したり、トレイルの横の川で相棒が釣りしたり。ファーン湖のこっち側は人が多く、特に釣竿持って歩いてる人がけっこういた。登山道入り口に近くなってからは、横の川のあちこちで釣りしてる人がいた。登山道入口からバス停まで、1kmちょっと歩いている間に、茶色いうさぎ2羽とグラウスを何回か見た。うさぎはほんと、いつどこでみてもかわいい。後ろを歩いていた人がうさぎを見て「ああ～」という「まあなんてかわいい/いたいけなの」という感じの声をあげているのをきいたら、自分が出す声とほとんど同じだった。うーんうさぎを見てあげる声はみんな同じだな～、と感心した。バス停について、今日のハイキングは終了。途中の休憩も入れて、約7時間。ゆっくり歩いたから一度も息あがったりしなかったけど、最後はさすがにちょっと脚が疲れてきたかな？でも楽しかったー。帰り道の途中でもエルクの群れの写真を撮ったりした。前の車が何台かゆーっくり走っているときは、脇の草原か林になんかの動物がいるサイン。公園を出てからも、前で車がつまっているたびに「エルク？」とかいってジョークにしたりして。帰りはボールダー経由にして、ブルーワリーレストランで晩ご飯を食べて帰った。

  2005.08.07

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• ロッキーマウンテン国立公園！ 1日め

  今週末は、コロラド州の表看板「ロッキーマウンテン国立公園」へ。住み始めて7ヶ月にして、やっと念願叶う、です。今晩はキャンプなので、食料品の調達、あとフィッシングライセンス買って・・とやってたら、ちゃんと出発できたのは10時半になってしまった。ちなみに、コロラド州のフィッシングライセンスは、コロラドでは一大チェーンの「ガート・スポーツ」の他、アウトドア＆スポーツ用品店でならまちがいなく買える。写真付ID（免許証とか）とソーシャルセキュリティーナンバーが必要。わかんないけど旅行者だったらパスポートでもいいのかもしれない。ガートスポーツではフィッシングとハンティングが同じセクションなので、ガラスの向こうにずらっと並んでる猟銃とか拳銃とか眺めちゃった。5万円とかで銃が買えちゃうのね・・。ちなみに、高校生の銃乱射事件があったコロンバイン高校は、うちの隣町リトルトンにある。映画「ボーリング・フォー・コロンバイン」では、リトルトンのKマート（ダイエーみたいなお店）に銃を撤去してもらってたけど、その隣町のスポーツ用品店ではテントやバックパックの隣で銃を売っている。コロラドは、スーパーでお酒を買えなくするより、スポーツ用品店で銃を買えなくする方が先じゃない？ゴミのリサイクルもちゃんとしてさ～。それはさておき、うちから車で約2時間ほど、90マイルほど北→西に走ると、ロッキーの入口の町エステス・パーク経由、ロッキーマウンテン国立公園に入る。入口手前のレインジャーオフィスで地図をもらい、ハイキングや見所のお勧めを教えてもらう。今日はもうあと半日だし、相棒が体を高度に慣らさなきゃだし、ということで、今日は有名な「トレイル・リッジ・ロード」を車で往復し、明日は一日ハイキングをすることに決定。トレイル・リッジ・ロードは世界でも一番高いところを走る舗装道路ということで、3714mのところを通って北アメリカ大陸の屋根（大陸分水嶺）を横断する道。ふもとの湿原～アスペンの林（落葉樹林）～針葉樹林～高山性ツンドラ、という、温帯～亜寒帯～寒帯の植生が一気に見られる、元・地理好き（＝私）にとってはたまらないドライブ。途中の見晴らしスポット何箇所かで降りて写真を撮りつつ走る。まだ少し雪が残った岩の頂が迫力。ツンドラど真ん中のビューポイントでは、車を降りてツンドラの間のトレイルを散策。瓦礫の間にところどころコケのような植物。白い花を咲かせてるのもある。こういう草は花を咲かせるまでに20年とかかかるそう。心無くトレイル外に出て踏みつけたりしてはいけません。途中、ツンドラの中の池（水たまり）の周りで若いエルク（大鹿）の群れ、岩山の近くでマーモットを見た。エルクは首が黒っぽい、大き目の鹿。マーモットは猫くらい？の大きさの茶色いまるっこいリスみたいな動物。山を越えて反対（西）側の湿原へ。このまま走れば反対側の町グランドレイク（硫黄の温泉が近くにあるらしい！）なんだけど、今日は東のキャンプサイトに泊まるので、ここで折り返し。それでもわざわざここまで来たのは、こちら側にはムース（へら鹿）がいるって聞いたから。ビーヴァーポイントというあたりに、いたいた、ムース！エルクよりも大きくてがっしりしてて、茶色の毛も長く、耳も長くて垂れていて、丈夫そうな口であたりの草をむしゃむしゃ食べている。おとなのムース2頭と赤ちゃんムースもいて、ゆったりのっそりした成獣たちの横でぴょんぴょん跳ねててかわいかった。帰りにもエルクは何回も見た。ミュール・ディア（鹿）もいた。立派な角をはやしたオスもいた。相棒はまだビッグホーン・シープ（大角羊）を見たことがないので、目を皿のようにして探していたけど、結局見られなかった。残念。5時過ぎにはキャンプサイトに入って、テントを設営。バックパック・キャンピングと違って、カーキャンプは設備が整っているので便利。飲み水が出る蛇口もあるし、トイレはぼっとんだけど紙も水道もあるし、それぞれのキャンプサイトには焚き火できるファイアーピットもピクニックテーブルもある。薪も売ってるし。っていうか、これを便利と思えるほどに、私のアウトドア度は進化したんだなあ。。ちょっと周りの松林とか小川（トラウトいた）を散策してから、火を焚いてご飯。野菜とソーセージのフォイル包み焼き、野菜の串焼き。使い捨てで気はとがめるけど、食後の片付けは楽。夜はさすがに寒くなったので、焚き火がありがたい。暗くなってからもしばらく相棒と並んで座って火を眺めていた。

  2005.08.06

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• ディア・クリーク・キャニオンでマウンテンバイク

  今日はディア・クリーク・キャニオンでマウンテンバイク。ディア・クリークには前にハイキングで来たことあったけど、自転車は初めて。ウォータートンでは相棒にはつまんないだろう、ということで、ウェブサイトのコメントなども参考に行先を決めたんだけど、はっきりいって、この場所選びは失敗！初心者の私には難しすぎた。そうよねー、ウェブサイトにコメント書くような人はエキスパートなのよね。「boring（退屈）」って書かれてたところにするべきだった。うかつだったわ。。というのも、メインのトレイル（プリマス・クリーク・トレイル）は、ちょっと平らに走った後、いきなりきつい登り。しかも砂・砂利・大きい石・小さい岩がごろごろ・ごつごつしてる。傾斜があるってことは、雪とか雨で表土が流れちゃうってことで、理屈は合う。でもそんなテクニカルなトレイルを初心者の私が難なく乗りこなせるわけはない。私はまだテクがないのでがんばって漕いでスピードでのりきるしかないんだけど（ゆっくりの方がバランスと正しい経路選択が必要で難しい。速いと自転車が勝手に正しいルートを選択してくれちゃったり勢いで岩を乗り越えてくれちゃったりする）、上り坂でそれを繰り返してると息が切れる。息が切れるとさらにバランスが崩れる。転倒2回（どっちも左腕の同じところをすりむいちゃって痛かった）、難しいところでは降りて自転車を押して歩き、休憩と相棒に愚痴まくりを繰り返しつつ、それでもがんばって登っていったら、地元の人が「ウォール（壁）」と呼ぶ、全面岩の急斜面がたちはだかった。急斜面といっても歩く分にはぜんぜんなんてことない斜面なんだけど、自転車で登ろうとしたら大変。さすがの相棒も降りて自転車押して歩くくらい。もちろん私は押して登るだけでひーひーいいながら登り切った。しばらく行ったところで、プリマス・マウンテン・トレイルというループに入る。傾斜もちょっと下ったり登ったり程度、木の陰になって涼しい風なんかも吹いてきたり、木が途切れたところではデンバー市街から空港まで見わたせるいい眺めで、けっこう気持ちよかった。もとのトレイルに戻って、今度は下り。登りがテクニカルな斜面は下りもテクニカル。でも度胸だけは人一倍（相棒談）の私は今までけっこう勢いで乗り切ってたんだけど、今回はやっちゃった。石がごろごろしてはいたけど、そう難しくも見えなかったところで、後輪が滑った。下りでけっこうスピード出てたから転び方もけっこう激しくて、肘から落ちたので肩まで衝撃がびーん！と来た。恥ずかしいけど、一瞬、肩かどっか折れたかと思って、ぼろぼろ泣いちゃった・・。しかもまた同じ左腕を今度はずるっとすりむいちゃったし。まあどこも折れてもひねってもなかったので、その後も自転車に乗って下りてきたけど、スピードはさすがに落としめ、テクニカルなところは降りて歩いて、かなり慎重に慎重に下ってきた。元々私は、スノボでスピードに慣れてるせいか、どちらかというと無謀寄りだったので、多少慎重になるくらいがもしかしたらちょうどいいのかも。35歳の女が肘下全面（に近い）擦り傷ってどんなもんだ？と思うけど、相棒によれば「擦り傷はセクシー」なんだそうだ。はあ？と思ったけど、帰りに相棒のレンタル自転車を返しに寄った自転車屋のおにーさんも反応は「かっこいいね！写真とっときなよ」だった。泥だらけになったり多少痛い思いしてもアウトドアを楽しめる女の子はクールなんだそうだ。自転車野郎の美的センスはどっかずれてる・・というか、まあ言いたいことはわからないでもない。帰ってシャワーを浴びて、傷口をもう1回きれいに洗って（痛かった！）、薬を塗って、特大のバンドエイド3枚を貼って手当てはおしまい。近所のタイレストラン「タイ・ヒエップ」で夕食、帰ってツール・ド・フランスの最終日を観る。

  2005.07.24

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• 32Km自転車ライド

  我ながらばかだなあというか、自分の限界をわきまえろというか。。今日は軽く自転車乗るぞ～と出かけて、チェリークリーク貯水池までの往復、20マイル（32Km）も乗ってしまった。ふだん運動不足なのに、いったん出かけるとけっこうやっちゃうんだよね。行きはまだ調子いいから「まだまだもうちょっと・・」って行っちゃって、帰りはへとへと。それで続かないんじゃ意味がないんだけど。。まあ平地であんまり激しい上り下りもない道だったけど、最後の方はやっぱりけっこうふらふら。あんまり疲れるの危ないんだよね。まだペダルにクリップされる靴にそんなに慣れてるわけじゃないし。最後に交差点でバランス崩して転んじゃった。車いなかったし擦り傷ひとつ作らなかったけど。帰りは少しでも近道をということで道路を走ったけど、行きはなるべく自転車/歩行者専用トレイルを通った。このトレイルがけっこうよかった。小川のほとりを走ってて、公園や閑静な住宅街の裏側を抜けたり。途中、湿地帯が公園になってる周りに縦横にシングルトラックが走ってるところがあって、次回はそこでシングルトラックとアップダウンの練習するのも楽しいかもと思った。チェリークリーク貯水池は、けっこう大きくてモーターボートやジェットスキーに興じてる人もけっこういた。ちょっと砂浜みたいになってるところもあって、子どもがゴムのカヤックに乗ってたり、犬がすごく興奮して波頭を跳ね回ってたり（かわいかった！）。

  2005.07.10

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• シエラでバックパックキャンプ 3日め

  今日もとってもいいお天気。なんかほんとに空気がきらきらしてるんだよね。野草のきれいな花とか釣りとか友達とか、キャンプに来るにはいろいろあるけど、この空気の感じがいちばんの理由かも。ふだんの生活でも、たとえば仕事でテンパってるときとかでも、一瞬この空気と光の感じを思い出して幸せになれるんだよね。朝ご飯はブルーベリー入りパンケーキとオレンジ。今回はほんとにバックパックキャンプとは思えないほどのグルメ志向だ。ご飯の後ゆっくりキャンプをたたんで後片付け、11時過ぎに帰路につく。帰りももちろんトレイル（登山道）まではブッシュワッキング（薮かきわけ）だったけど、今回は来たときの経験を生かしてルートを選んだし、高いところから低いところへ降りていくので、そんなに大変じゃなかった。とはいえ、マンザニアの薮をふみわけ、岩をよじ登り、倒木をつたって歩き、沢を渡る、、という感じではあったんだけど。途中、トレイルヘッドがあるルーン湖を見下ろす場所でお昼を食べ、しばらく下るとトレイルに出た。あとはトレイルを歩く。どの辺でトレイルに合流したかいまいちわかんなかったので、行きの記憶を掘り返して、「ここは見覚えない」とか「ここは通った」とか言い合う。おもしろいのは人によって何で道を憶えるかが違うこと。私は特別大きい木をなんとなく憶えてて、相棒は自転車で通ろうとしたら難所になりそうなところが目印。リンはなんとトレイルに落ちてる馬の糞の場所と数で道を憶えていた。トレイルヘッドの駐車場に戻ったところで、帰りの荷物の重さを量る。相棒24Kg、シン22Kg、ステフ18Kg、私13Kg、リン12Kg。すっかりほてった体を冷やすため、ルーン湖に泳ぎに行く。シューラー湖より大きい分だけ水が冷たくて、最初はひゃーーって感じだったけど、慣れたらけっこう気持ちよかった。浮いたりちょっともぐったり。ここで体を冷やしたのは何よりだった。帰りの車の中はほんとに我慢大会だったので。なんでかっていうと相棒の車のクーラーは壊れてて、まったく冷気が出ないから。それでも山の中にいる間はよかったんだけど、セントラルバレーに下りてからは外の気温は100度。車の中は温室みたいだし、窓開けるとドライヤーみたいな熱風。リンの車はもちろん冷房きいてるんだけど、私はもちろん、行きは裏切ったシンも今回はこっちの車に残って、みんなで仲良く暑さに耐えた。途中、サクラメントで降りて、ステフのお兄さんの家に行く。独立記念日のBBQにおよばれ。お兄さんの家は新興住宅地の大きな家で、もちろんクーラーが効いてて生き返った。去年会ったときはまだ奥さんのお腹の中にいたベイビーがもう5ヶ月くらいになっていて、すっごくかわいかった。3時間くらいお邪魔して、おいとまするころにもまだ暑かった。とはいえ日が低くなってくるとやっと少し涼しくなってくる。ヴァカヴィルやフェアフィールド、ヴァレホなど、途中の街の独立記念日の花火を横目で楽しみながら真夜中ごろ家に帰った。明日の朝はまた6時の便なんだけど、もちろん録画しておいたツール・ド・フランスの初日を観てからじゃないと寝られない。そういえば去年も夜中にキャンプから帰ってきてビデオ観たなあ。。

  2005.07.04

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• シエラでバックパックキャンプ 2日め

  朝起きてみると、また雲ひとつない青空。空気はさわやかで、そよ風が木々を揺らし、湖はきらきらしてる、典型的なほどの「すがすがしいキャンプの朝」。相棒はいつもの通り私より先に起きて釣りに出てたんだけど、湖の主みたいなブルックトラウトを釣ったらしい。らしい、というのは、リリースしちゃったから。長さは14インチくらいだったけどラグビーボールみたいに太った、おばあさんトラウトだったそう。昨日来の湖の様子＆昨日の教会グループの人との話から、もうこの湖にはあんまりトラウトが残ってなさそうということで、数少ないかもしれないメスを食べちゃう気にはなれなかったらしい。他の誰も起きてなかったので写真も撮れず、残念。朝ご飯のチーズ入りオムレツとイングリッシュマフィンとオレンジをのんびり食べお茶を飲み（全部背中にしょってきたにしてはけっこうグルメな食生活）、ちょっとだらだらした後、みんなで山を越えてヒドン･レイクへ出かけることにする。ヒドン･レイクへももちろんトレイルはないのでブッシュワッキング（ヤブかきわけ）。まずシューラー・レイクの対岸に回り、そこからちょっと高くなった頂上を迂回するような感じで歩く。距離的には1マイル（1.6Km）ほど、というと簡単だけど、実際には、渓流を渡ったり、岩を登ったり、倒れた大木を渡ったり、松の木の枝の下をくぐったり、けっこう大変。もちろんいやというほどヤブもかきわけて歩いた。それでも、かわいい野草の花を見ながら歩き、針葉樹のにおいを吸い込み、ちょっと高くなったところからいくつもの湖を見下ろし、遠くのまだ雪をかぶった峰を見晴らし、風にさらされた古い木の形を眺め、雲ひとつない空を見上げる、、自然の中でなければこの感覚は味わえない。空気が透明なんだよね。ヒドン・レイクは、その名の通り木に囲まれていて、近くまで寄らないとみつからないような小さな湖。私と相棒とステフは釣り、シンとリンはちょっと離れた日当たりのいい岩の斜面の上で読書＆お昼寝、と思い思いに過ごす。すぐに相棒が10インチくらいのカットスロートトラウトを釣り上げた。私は魚がルアーを追ってるのは見えたけどキャッチはできず。お昼はツナとチキンのサンドイッチを食べた後も、降りてきたリンが私と交代したり、フライフィッシングに切り替えた相棒の釣竿を私が借りてまた始めたりして粘ったけど、けっきょく他には誰も1匹も釣れなかった。でも代わりに最後にシンが超大物をひっかけた。長さ4m、太さ30cm以上はありそうな倒木。なんとはなしに湖面に浮いてたのに、キャストした針が狙ったようにかかって、シンは10分くらいかけてゆっくり岸まで引き寄せて針をはずしていた。相棒が日本（上州屋）で800円で買ったリールだったんだけど、釣り糸の意外な強度にみんなで感心。帰りはちょっと頂上に近い方をまわって帰った。今日はショートパンツだったので、この行き帰りですねやふくらはぎが擦り傷だらけ。虫除けスプレーをしたらすごくしみて痛かった。虫除けスプレーには人体にはあんまりよくないといわれてるDEETが入ってるので、なんかそれが傷から体に入ると思うとちょっと嬉しくない。でもDEET入ってない弱い薬だと効かないし。私のはそれでもDEET 25%だけど、ステフが持ってきたスプレーは、ナイロンも溶けちゃうDEET 100%。キャンプ中、私たちの肌は日焼け止めとDEETが何層にもレイヤーになっている状態。いかにも肌に悪そうだけど、日焼けでやけどしたり蚊やダニにさされて病気に感染したりの方が何倍も怖いから、しょうがない。キャンプサイトに帰ると、昨日の隣人の教会グループはもう帰った後だった。まだ暑いうちにということで、今日も湖で泳ぐ。対岸（といっても突き出た半島までなので20mくらい）まで泳いで行ってみる。ずいぶん手前から岩がベランダのように張り出していて、胸までくらいに浅くなっていた。浅いところと深いところでは水温がずいぶん違う。水からあがったらもう5時過ぎていた。また日光浴をしながらのんびりする。相棒は釣り。今日の夕飯の食事当番はリンとステフなので、2人はしばらくして準備を開始。私とシンも手伝う。メニューは、ちょっと野菜（トマトとピーマンと玉葱）、レトルトのインド＆タイカレー＆ご飯とナン。レトルトは手軽だけど重いんだよね。キャンプの食事は手間と重さのトレードオフ。カレーは何種類もをみんなでシェアした。おいしかった。なんとデザートにチョコレート味のとレモン味のタピオカまであって、グルメな食事。相棒が昼間釣った魚を焼くので、明るいうちから焚き火を開始。焼けた魚をみんなでシェア。この魚は身が真っ白で、ちょっと泥臭かった。餌によって身の色も味もずいぶん違う。どうもえびを食べてるトラウトは身がきれいなピンクで味も濃くておいしい気がする。シューラーには小さな小さなえびがけっこういたけど、この魚がいたヒドンにはあまりいなかったんだろうな。今日もとてもきれいなサンセット。金色からサーモンピンク、ラベンダー色から薄い青、群青色へのグラデーション。日が沈んで風が止んだとたんに、昨日よりパワーアップした蚊の群れが現れた。今日も長袖長ズボンに靴下、蚊よけネット（頭用）で対抗。蚊よけネットは効き目があっていいんだけど、要は黒い網をかぶってるわけで、視界が悪いのが玉に瑕。焚き火に松ぼっくりをくべていぶしたりしたけど、けっこう蚊もしぶとくがんばってくる。それでも焚き火を囲んでお茶を飲みながらおしゃべりしているうちにとっぷり暗くなり、蚊もいなくなった。その代わりのように、湖から蛙の声がきこえてくる。みんなで焚き火の特殊効果写真を撮っておもしろがったり、じっと炎に見入ったり、また星を眺めたり。寒くなってくるとだんだん火を囲む輪が狭まる。明日には帰らなきゃなんだ、と思うと名残惜しくて、遅くまで焚き火の傍にいた。

  2005.07.03

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• シエラでバックパックキャンプ 1日め

  今週末は月曜に独立記念日があるので3連休。ということで、去年にひきつづき（恒例になりつつある）バックパック・キャンピング。行き先はシエラネバダ山脈、タホ湖の近くのエルドラド・ナショナルフォレスト。メンバーも去年から1人欠けただけで、シン、リン、ステフ、相棒、私の5人。シンはシアトルから、私はコロラドから、前夜に飛んで来ての参加。リン、ステフ、相棒は先週末もヨセミテでキャンプしてハーフドーム登ってたし、相棒はその前の週も友達のバチェラーズパーティキャンプだったのでなんと3週連続。ほんとに好きなのね、という感じ。ナショナルフォレストっていうのは国有林ってことで、国立公園や野生保護区（ウィルダネス）よりも規制が少ない。事前に許可証さえとってれば焚き火をしてもいいし、登山道でマウンテンバイク乗ってもいいし、指定のキャンプサイト以外でキャンプしてもいいし、場所によってはジープ用のオフロードトレイルなんかがあったりする。今回のキャンプ予定地シューラー・レイクとヒドン・レイクは、トレイルもなくふつうの地図には名前も載ってないようなマイナーな湖。過去のトラウト放流計画地図にかろうじて名前が載っていたらしい。このあたりにはそういう小さな湖が点在している。トレイルがないってことは、オフロード/バックカントリー/ブッシュワッキング、つまり地図を見ながら道なき道をかきわけて目的地にたどり着くってこと。まあ今回の目的地には相棒たちは前にも行ったことがあるので、まあ迷うことはないだろうけど。シンと相棒と私の3人が家を出たのは7時前、680号を北上して途中のスタバでリン＆ステフと合流、80号→50号を東上、レインジャーステーションで焚き火許可証をとって、ルーン・レイクのトレイルヘッドに着いたのは12時近かった。私とシンは途中ほとんど爆睡。トレイルヘッドでお昼を食べ（少しでも荷物を軽くするため・・）、荷物を詰めなおして、それぞれのバックパックの重さを量ってみる。相棒＝28Kg、シン＝25kg、ステフ＝18Kg、私＝16Kg、リン＝15Kg。去年はシンが27kgで相棒が24kgだった以外は、だいたい同じような感じ。体重の30％という原則から行くと、上位3人ははっきりいって重すぎ。相棒もさすがに重過ぎるとぶつぶついっている。ちょっと申し訳ない・・。（でも時差ぼけでもいいから来てね、荷物は持ってあげるからねっていってたじゃん。）最初の2マイルほどはトレイルを歩く。高低差もあまりなく、木の間だったので日陰もふんだんにあって歩きやすかった。最後の1マイルはトレイルを外れてブッシュワッキング。なるべく岩の上とか木の間とかの歩きやすいところを選んで歩くんだけど、ときどきはどうしても茂みをかきわけ、手をかけて岩を登り、蚊をはらいながら小川を渡り・・となってしまう。空身ならまだしも、20Kg近いバックパックを背負ってこれやるのはけっこう大変。重心がいつもより後ろなのでバランス崩しかけたり、頭よりつきでた釣り竿を枝にひっかけないように注意しなきゃだし。我ながらよくやるよというか、ずいぶんアウトドア派に深入りしたもんだというか。ちょっと右往左往しつつ、無事に藪をかきわけてシューラー・レイクに着いたのは4時ごろ。トレイルもない湖だから誰もいないだろうと思っていたのに、大集団の先客がいたのでちょっと（かなり）がっかり。しかも子ども（13-4歳くらい？）がいっぱいでちょっとうるさそう・・。大人は2人しかいないみたいなのでサマーキャンプかなんかみたい。気を取り直して、キャンプサイトをみつくろって荷物を置き、1時間のブッシュワッキングですっかり汗だくになっていたので、何はともあれ水着に着替えて泳ぐ準備！こういう山の湖は雪解け水が直接流れ込んでてすごく冷たいので、入るまではちょっとココロの準備がいるんだけど、覚悟を決めて飛び込んだら、冷たいには冷たいけどなんとか耐えられる冷たさだった。小さめの湖だし浅いところが多いから、大きくて深い湖より水が温かいみたい。ちょっと潜ったり浮いたりして遊び、寒くなった（鳥肌がたってきた）ところで水からあがり、陽射しの暖かさが残る岩に寝そべって甲羅干し。雲ひとつない空からの陽射しはまだ暑いけど、谷から涼しい風が吹いてきていい気持ち。このあたりでは7月が蚊のピーク、中でも日暮れ時はこれでもかというくらい蚊が寄ってくるので、明るいうちにご飯を食べちゃうことにして準備にかかる。夕飯担当はシンと相棒と私。メニューはチキンヌードルスープ、ブロッコリ＆ターキーご飯、ソーセージ。レトルトと乾燥スープを駆使してのお手軽メニューだけど、月並みながら自然の中で食べるとなんでもおいしい。食事の最後に焚き火でソーセージを焼いていたら、むこうの大グループの大人の一人が寄ってくれたのでちょっと話す。サウスレイクタホの教会グループのサマーキャンプだそうで、食後のお祈り＆歌のセッションへのご招待を受けてしまった。あちらも毎年6月末か7月頭にこの湖にキャンプに来てるけど、他のグループにかち合ったのは初めてでちょっとびっくり、といっていた。きれいな色に西の空を染めて日が沈むと、やってきました魔の時間、蚊のピーク。温度が下がって風が止むので、ものすごい数で寄ってくる。私はけっこう刺されると腫れあがっちゃう方なので、長袖長ズボン＆靴下もまた履いて、肌と服にも虫除けスプレーをかけて、しかも頭には蚊よけネットをかぶって、肌の露出は手だけ、という完全防備にしてたら、幸い1箇所も刺されなかったけど、他のみんなは油断した隙に顔を刺されたり、トイレにいった瞬間にお尻を刺されたり（笑えるけど笑えない）。その蚊の大群も、すっかり暗くなるころにはどこへともなくいなくなった。焚き火を囲んでお茶を飲みながらおしゃべりしたり、星を見たり。雲ひとつない満天の星空。ちょうど新月だったみたいで月もなく、ほんとに降るような星の数。そういえばつい最近まで、天の川って知識として知ってるだけで、しっかり本物見たことなかったよなあ、こうやってみてるとミルキーウェイとか天の川とか呼ばれるの実感できるなあ・・なんてちょっとしみじみしてしまった。

  2005.07.02

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  「神々の庭」でハイキング **写真

  今日はくっきり晴れたので、計画通り「神々の庭（ガーデン・オブ・ザ・ゴッズ）」へハイキングに出かける。神々の庭は、うちから南へ1時間ほど、コロラドスプリングスの市内にある公園。赤い奇岩がごろごろしてておもしろい・・とウェブサイトで調べたので、行ってみたかった場所。ほんとはロッキーマウンテン国立公園に行こうかとも思ったんだけど、遠いし、まだ雪がたくさんあってあんまり歩き回れなさそうだし、なにより名物の「トレイル・リッジ・ロード」が今週末は閉鎖されてるみたいだったので、別の機会に行くことにした。コロラドスプリングスまでは、I-25をひたすらまっすぐ南へ下る。うちのあたりはデンバー郊外の南端なので、ちょっと行くとすぐに緑の平原＆丘。途中キャッスル・ロックと呼ばれる丘の上にお城のような形で露出した岩とか、このへん特有の上部が平らに削れた丘とか、だんだん迫りくるパイクス・ピークとその麓の山並み（foothillといいます）を横目で見ながら走る。高速下りてしばらく走り、右側にすごく高い壁みたいな赤い岩が見えてきたら、神々の庭。まずはビジターセンターに寄って地図をもらい、ハイキングトレイルのお勧めをしてもらう。公園そのものがそんなに大きくないので、いちばん外側をぐるっとまわるルートを教えてもらった。それでたぶんだいたい7-8マイル（12-13Km）くらい。高低差もさほどないらしい。今回は2週間後にヨセミテ・ハーフドーム登頂を控えてる相棒のトレーニング（になるほどハードなハイキングじゃないけど・・）も兼ねて、荷物はぜんぶ相棒が持ってくれるので、私は身一つで歩くだけ。らくちん♪それにしても目の前の赤い壁、改めて見るだにすごい。ビル30階分はぜったいありそう。いちばん左側の岩は「キスするらくだ岩（Kissing Camels-てっぺんでらくだが2匹キスしてるみたいに見える）」、その隣の岩は「北門岩（North Gateway Rock）」。キスするらくだ岩をぐるりと遠くから回りこんで、壁の内側へ。外側ほど一枚岩～ってかんじじゃなかったけど、それにしてもすごい。緑の中から生えたように、遠目に赤い「大聖堂岩（Cathedral Rock）」「歩哨岩（Sentinel Rock）」なんかも見えて、まさに奇景。ハイキングトレイルは赤い砂利道。犬の散歩してる人やジョギングしてる人も多い。みんなやたらにフレンドリーで必ず「ハイ」って挨拶してくる。コロラドの人はなつこいな～、と思っていたら、公園の奥に行くにつれて声かけない人の割合が増えてきた。なぜだろう。「シャム双生児岩（Siamese Twins）」というのもおもしろい岩だったけど、なんかとにかく臭かった。アメリカの公園のトレイルはたいてい乗馬OKなので、よく馬の糞が落ちてる。犬の糞はいちおう飼い主が拾って始末することになってるんだけど、馬の糞は落としっぱなしでいいことになってる。乾いちゃえばただの細かくなった草みたいになって気にならないんだけど、湿ってる間はやっぱり臭い。この岩のあたりではたぶん糞だけじゃなくておしっこもしたんじゃないかと思う。まあ慣れてるニオイよりも一段強烈なニオイがした・・。ビジターセンターで教えてもらった、地図に載ってないトレイルを歩き、ついでに「バランス岩（Balance Rock）」まで行ってみる。ここは車ですぐそばまで入れるので、ずいぶん家族連れの観光客が多かった。停まってる車も、まあほとんどコロラドだったけど、アラバマとかサウスダコタとかミネソタとか、けっこう遠くから来てた。今度は公園の東半分ということで歩き出したところで「トレーディング・ポスト」があったので入ってみる。昔は交易所だったかもしれないけど、今は単なるお土産屋さん。でもけっこう大きくていかにも観光チック。フラダンスを踊る人形まであって笑ったけど、神々の庭関係の本とか写真、ネイティブアメリカンぽいものもあった。私もここで昨日の心残りの「ココペリ（笛を吹く人）」のブローチを買って満足。東半分は名物になる岩もそれほどなく、ちょっと迷いながらもふつうに楽しく歩いた。キスするらくだ、北門岩の南側の壁「灰色岩（Gray Rock）」の南側を大きくまわり、野原を越えて、外側の丘の尾根伝いに歩く。さっきまでの赤い道から、うってかわってここは砂利道も周りの岩も白い。途中で休憩して、すごい岩の壁と手前の緑の野原を見ながらランチのサンドイッチを食べる。せっかくなので奇岩のもっと近くに行ってみたいということで、大きなループを回った後、キスするらくだと北門岩の間を抜けて、奇岩が集中するエリアを一回り。ここは車椅子や乳母車でも通れるように舗装されたトレイル。近くで見るとまたすごい。ロッククライミングしてる人も何人もいた。ビジターセンターに戻って神々の庭ハイキング終了。だいたい8-9マイル（14-16Km）くらい歩いたことになる。せっかくコロラドスプリングス市まで来たんだから・・という自転車オタクの相棒の要望で、「コロラド・サイクリスト」という自転車屋に行く。なんでも全米で1、2を争う有名ショップだとか。嬉々としてお店に並ぶ自転車やパーツを見たりお店の人と話をしたりに夢中な相棒、疲れたので座ってそこにあった自転車レースの写真集を見るのに夢中な私。ツール・ド・フランスやブエルタ、ジロ、その他のレースのすごい写真がたくさんあった。パーツをいくつも買いカタログをもらって大満足の相棒は、お店の外で写真まで撮っていた。帰ってきて、まだちょっと時間があったので、プールへ行ってちょっと涼み＆ジャグジーでくつろぐ。シャワー浴びて軽くご飯を食べ（今日も簡単なもの作った）、時間になったので相棒を空港まで送る。どうもデンバー発の便と相性が悪いらしい相棒、チェックインしたはいいけど、予約してたサンノゼ行きのフライトが4時間も遅れてることがわかった。どーしようかと思ったけど、なんとかもっと早く出るサンフランシスコ行きに振り替えてもらって、無事ベイエリアに戻っていった。

  2005.06.05

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  ウォータートン・キャニオンで自転車乗り **写真 ＆ プールでリゾート気分

  あまりにも天気がいいので家にいるのももったいなく、というか天気がよすぎて家の中が暑いので、お外に歩きに出かけることにする。行き先は「Best Easy Day Hikes Denver」というガイドブックにあった「ウォータートン・キャニオン」。いつぞやの同僚のデンバーお勧め情報でも挙がってた場所。家からは15Kmくらい西。駐車場に車を停めて歩き出したけど、どうもガイドブックに書いてあったのと感じが違う。コロラド･トレイルという有名なトレイルの一部で、幅も広く自転車でも乳母車を押してでも通れる・・って書いてあったのに、貯水池と小川の周りをめぐる道はますます狭くなって両側の茂みが覆い被さり、どうみてもけもの道のような雰囲気。ぐるっとまわって元の駐車場に戻ったので、駐車場にトレーラーでお店を広げていた自転車屋のおじさんにガイドブックを見せて聞いてみると、トレイルの入り口は道路を渡って反対側にあった。おじさんによると、ガイドブックでは3.5マイル先のダムのところで折り返すことになってるけど、そこまでじゃつまらない、6.5マイル先の大きいダムのところまで行く方が景色もいいしビッグホーンシープも観られるぞ・・ということで、あっさり説得されて、おじさんとこのレンタルマウンテンバイクを借りることにした。1時間5ドル。結論からいうと、自転車借りて大正解。川に沿って走るトレイルは、車2台すれ違えるくらいの広いダートロード。傾斜も平ら～5%という感じで、私でもフロントギア3のままで漕げるくらいの楽な道。両側は、急な斜面の山で、赤っぽい岩の上を草と低木の茂みが青々と覆っている。鮮やかな緑と赤っぽい岩、真っ青な空のくっきりしたコントラスト。当初の目的地だった小さなダムを通り過ぎ（ここで引き返すのじゃなくてよかった）、推量を増した川の音を聞きながら、うーんそろそろちょっとお尻が痛くなってきたな～と重いながら走っていたら、突然ふっと風が涼しくなった。大きなダムの麓だった。今は雪解け水で水量が多いのか勢いよく放水していて、その飛沫で冷えた風が涼しい。屋根のついたピクニックベンチがあったので、しばらくそこで休む。このトレイルは400マイル以上あるコロラド・トレイルの起点なので、まだまだ行こうと思えば先にいける。もうちょっと上まで行こうかと思ってちょっと登ったんだけど、すぐ先の消防署の無人派出所のところで傾斜がかなり急になってたので挫折。案内板を見ると、そこから1マイルほど登るとちょっと分かれ道になってて4マイルほどのループでここまで戻ってこられるようになってたのでちょっと惹かれたんだけど、急だし5時までに下に戻って自転車帰さなきゃいけなかったし。また次回。でもちょっとだけ登ってよかった。派出所の前にロッキーマウンテン・ビッグホーン・シープがいた。4頭も。シープ＝羊というよりヤギかエルク（大鹿）みたいな感じ。けっこう大きいし、名前のとおり巻き巻きのものすごい角で、あんなのに引っ掛けられたら大怪我しそう・・って感じでけっこう怖かった。帰りはけっこう楽々で、途中で何度か止まって、川原まで降りたり、きれいな石を拾ったりした。このへんの岩は赤っぽいので、小石もばら色に白が散ってたり、白い半透明とばら色が縞になってたりして、きれい。トレイルの入り口に戻ったら4時過ぎだった。往復13マイル（21Km）。私にしては、ひとりで自転車で遠乗りなんて珍しいというか上出来。でもすごく楽しかったー。また来ようっと。家に帰ってもまだ暑かったので、ざっと顔と手足を洗って水着に着替え、プールへ。うちのタウンハウスコミュニティには、全体に1つ大きめのと各地域に1つずつ小さめのプールがある。うちの地域のプールはまさに家の向かいにあるので、行かない手はない。プールといっても真剣に泳ぐようなのじゃないけど、ちょっと泳ぐ真似をしたり浮かんでたりするにはぴったり。体が冷えてきたら上がって、プールサイドの寝椅子で日光浴＆昼寝。そよ風でますます涼しくなる。ヘッドフォンで音楽を聴きながら読書。じりじりする陽射しで体が乾いて暑くなってきたら、またプールへ飛び込んで・・の繰り返し。なんかリゾートにいるみたいにゆったりできた。お腹もすいたところで家に戻り、てきとーにサラダの夕食。食べるのはベランダで。うちは東向きなので、夕方にはちょうどよく日陰になって風も涼しい。薄暗くなるまでアイスティーを飲みながら読書。うーん、今日はほんとにいい一日だったなあ。

  2005.05.21

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  ヘンリー・コー州立公園でキャンプ 第2日 **写真

  今日は私たち5人がマウンテンバイク、残る2人は別の池に釣り＆ハイキング。マウンテンバイク組は、相棒とルームメイトSはマウンテンバイクのレースにも出てる経験豊富なサイクリスト＋何回かの経験ありの友人T＋オフロード2回めのL＋ちゃんとしたオフロードライドは初めての私、という面子。私は冬はスキー場のマウンテンバイク場での「登りはリフト、下りだけ自転車」のずるっこ系マウンテンバイクしかやったことがないので、登りも自力のちゃんとしたライドは初めて。こと自転車に関しては、相棒がいろいろ買ってくれる＆貸してくれるので、かっこうだけは一人前なんだけどね。ルートは、パープル池への10マイル弱のループに決定。他の候補と比べて、地図上ではあんまり起伏が激しくなさそうに見えた。時間があったら池で釣りもしよう、ということで相棒ともう1人は釣竿も持参。最初は平らなダートロード。小川を渡るところが5ヶ所あって、どきどきしながら相棒の走路をなぞるように浅そう＆滑るような大きな岩がなさそうなルートをとって渡りきった。あーよかった、でも泥除けなんかつけてないのでお尻まで泥があがってびちゃびちゃ。と思ったら、後ろで「うおっ」という悲鳴？とがしゃんという音。なんと最初の転倒は、まさかのルームメイトSだった。本人のダメージは脛に擦り傷＆膝と足首の痛み、自転車は後輪のブレーキのばねがちょっといかれてチェーンもはずれた。本人が大丈夫というので、血がにじんでる傷を水で洗い、自転車も相棒が直して、気をとりなおして再出発。4マイルほど走って、いよいよ上り坂。ダートロードを2マイルほどえんえんと登り。他のみんなはふだんからけっこう鍛えてるけど、私は運動不足がたたって体力がないので、ついていくのにも一苦労。途中からは相棒に押してもらいながら＆励ましてもらいながら、なんとか登りきった。こういうとき、うちの相棒はとても優しいし面倒見がいい。私がちゃんと前向きにがんばっていれば、すごく気持ちよく助けてくれる。ただし私が「こんなんできない」とか「もうやだ」とかぐずぐずいいだすと冷たいしけんかになるので、「違うやり方でやってみる」とか「ゆっくりやらせて」とかあくまで前向きでいることが肝心。まあ確かにこれって万事にあてはまるだいじな心構えだ。てっぺんでは、他の3人が友人Tの自転車のチェーンが変な音をたてる、というので原因究明中だった。後輪ギアの1ヶ所のねじがゆるんでるせいらしいのを発見し、持ってた工具でねじを締めて修理。自転車マニアがいるとこういうときにすぐに直してもらえるので安心だ。ここからは尾根伝いに走る感じで、両側の景色を楽しみながら走る。緑の丘に木々。深い緑、鮮やかな緑、松の灰色がかった緑、と、木の種類によって彩りが違う。道端には薄紫のイサリエルズ・スピアーや紫のルーパインが咲いている。赤いアザミや黄色に花芯近くだけオレンジのカリフォルニアポピー（ふつうはオレンジ一色）などのちょっと珍しい花も咲いている。また2マイルほど走ったところから、かなり急な登りになった。またも遅れる私。ついでにどうしても野草の花の写真を撮ってしまうのでますます遅れる。目の前の壁の上の方から「ヘーイ」と声がして先頭のSが手を振っていた。ひえー、あんなとこまで登るの？がんばるぞ、と、気を取り直して登りはじめ、また相棒に押してもらったりしてなんとかてっぺんに近づいたところで、戻ってくるSに会った。どうも別の道に入るべきところを見逃して先に来過ぎてしまったようだという。鉄人の体力を持つSが来た道を戻って別の道への分かれ目をみつけ、またこっちに戻って来てくれるというので、申し訳ないけどお願いし、私たちは他の2人が待っているさっきSが手を振ってくれたスポットまで登る。そこはちょうど私たちが来た方向に見晴らしがひらけていて、いい眺めだった。写真を撮ったりゴープ（携帯食料。Good Old Raisn and Peanutsの略なんだとか）を食べたりして一休みしていると、下の道を戻ってくるSが見えたので、私たちも下まで戻ることにする。坂って、登ってるときはすごく長く感じるけど、下りはあっという間だ。Sとも合流して、別の道への分かれ目へ。別の道っていうのは、道しるべは立っているけど、まさに「けもの道」って感じの、草を踏みしだいただけのトレイルだった。これじゃー見逃すよ。傾斜も急で、ほんとにいいの？って感じだったけど、まあ乗れなきゃ自転車押して歩けばいいんだし、ということで、けもの道に乗り入れる。途中急なところは降りて歩いたけど、大部分はなんとか走って登れた。なんといっても、木の間をくぐり、膝くらいの草原と野草のお花をかきわけて自転車で走るなんて、なかなかできない経験。草が折れ重なっている地面は自転車越しにも柔らかく弾力がある。相棒いわく「これはスノーボーダーにとっての新雪みたいなとっておきの感覚だ」とのこと。登りきったところで、こんどは下り。傾斜が急な上に、潅木とごろた石、草の茂みがかわりがわりに出てくるけっこうトリッキーな道。私は体力＆運動神経はないけどバランス感覚は人並みなので、下りは得意。お尻をシートの後ろに落とすような感じでバランスをとりながら下り坂を走るのは楽しい。途中ちょっと道に迷いながらも、なんとかパープル池に到着。もうあまり時間もなかったので釣りはなしにして、写真を撮っただけで行き過ぎる。池の向こう側は傾斜30度（けっこう急）って感じの草ぼうぼうの斜面をまっすぐ登るけもの道。相棒やSも乗りこなせないくらいの坂道で、とてもじゃないけど自転車では登れないので押して歩くんだけど、坂が急な分自転車がすごく重くて腕がぷるぷるしてきた。ひーひーいいながら登っていると、先に上までたどりついた相棒が自転車置いて降りてきて、私の自転車を押してってくれた。その後もほとんど登り。しかもシングルトラック（1人しか通れない幅）なので、がんばって漕いだり降りて歩いたりして、行きに抜けた草原まで戻る。ここからはほとんど下り。勢いづいて下りてったら、走路のまん中にあいてた直径30cmくらいの穴に気づくのが遅れて、よけきれず転倒。左に横様に倒れる感じで、肘に大きな擦り傷、顔と肩にも擦り傷を作ってしまった。自転車を起こしてみると、シートがひしゃげて斜めになっている。シートを支える金具がゆがんじゃったらしい。相棒が来てシートを元に戻そうとがんばってくれていたら、力のはずみでシートがとれてしまった。金具にはめようとしてもはまらないので、あきらめてゆがんだ金具にシートのせただけの上にそろそろと座り、体重で押さえるようにして走る。下りはともかく登りで前に体重かけるのが怖かったけど、下りて歩いたりしてなんとか元のダートロードに戻る。あとはただひたすら下りだったので、ゆがんだシートでも怖いこともなく、メインロードまでの緩やかな下りを楽しんだ。ダートロードでは、砂利がごろごろしている部分は特にカーブではタイヤをとられて転倒しやすいので、比較的固い路面を選んで走る。メインのダートロードに戻ってからの平地でも、特にシートに違和感なく走れた。小川も今度は誰も転ぶことなく渡りきって、キャンプサイトに戻る。釣り＆ハイキング組の2人はもう戻っていた。遅いランチをゆっくり食べ、キャンプをたたんで車に荷物を積み込む頃には5時過ぎていた。名残を惜しみながらゲートまで1時間のドライブ、家についたのは7時半。荷物を降ろし、積み替えて、みんな帰っていった。家に入り、シャワーを浴びようとしていたら、相棒がわきの下にダニを発見！そういえば自転車ライドから帰ってきた後ちょっと痛いなーと思ったけどバックパックのしょいひもが擦れたんだと思ってた、という。ひええー、ライム病の可能性！？と真っ青になって、webで安全なダニの除き方を検索、がんばってピンセットでつぶさないように何も残さないようにゆっくり抜こうとしたけど、なかなか抜けない。なるべく根元をつまんで、とうとう引っこ抜いたけど、どうもトゲみたいなのが残ってるように見えるので、救急外来に行くことにした。救急外来というとTVドラマの「ER」みたいにすごいばたばたしてる印象があったけどそうでもなくて、みんな廊下に並んでる椅子に座って順番を待っている。途中で買ってきたタコスを食べたら眠くなってきたので、待ちながらうたた寝。そうこうしてるうちに相棒が呼ばれ、治療を終えて出てきた。ちょっと切って残ってたダニの一部を取り除き、破傷風の注射をしてもらったそう。ダニはまだ血を吸ってなかったのでライム病の可能性は少ないけど、いちおう強めの抗生物質を1錠もらって飲む。ダニの体はライム病の病原体を持っているかどうかの検査にまわしてもらった。家に着いたのは夜中の2時。明日は朝6時のフライトでデンバーに帰るので、4時半起き。倒れこむようにして寝る。

  2005.04.24

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  ヘンリー・コー州立公園でキャンプ＆ハイク **写真

  今週末は友達と「ヘンリー・W・コー州立公園」でキャンプ。ヘンリー・コーはサンノゼの南東20マイルくらい、モーガン・ヒルのちょい東にある州立公園。ベイエリアに近く、広くて自然がいっぱいなので週末ハイキングなどに人気。ふだんはモーガン・ヒル側にあるゲートしか開いてないんだけど、今週末は、前もって予約した限定人数にギルロイ側の南ゲートを開放、13マイル奥のオレスティンバ・エリアまで車で入ってカーキャンプOK、という年に一度の期間限定イベント。ふだんはオレスティンバ・エリア（＆更にその西側）へは車で乗り入れできないので、もし今週末以外のときにこのエリアに入りたいと思ったら、野を越え山を越え谷を越え何十マイルも、てくてく歩くか、がんばってマウンテンバイク漕ぐか、または馬で行くしか方法はないので、貴重な機会なのだ。朝8時に家に集合して、2台の車に荷物＆5台の自転車＆7人が分乗して出発。1時間ほどでゲートに着き、チェックを受けてダートロードに入る。今までのハイキングではシエラ（タホ付近）に行くことが多く、ごつごつの岩山に針葉樹がメイン、という光景だったんだけど、ここは緑の草に覆われた丸い丘に樫の木が点在、というぜんぜん違う光景で新鮮。なんかあっち（シエラ）の「ごつごつ！じぐざぐ！」に比べて「なだらか～こんもり～」みたいな。違う種類の美しさ。道端に咲いてる花の種類もシエラとはちょっと違う。ダートロードを1時間ほど走り、小川の浅瀬を5本ほど渡って、即席駐車場へ。私たちの車はスバル・アウトバック（四駆）とふつうのシビックだったので、ちょっとどきどきしたけど無事渡れた。即席駐車場にはごっつい車が50台くらい停まっていて、みんな近くの思い思いの場所にテントを張っている。私たちはちょっと他の人たちからは離れたところにしたかったので、3隊に別れての偵察の結果、駐車場の横にある小高い丘のてっぺんに決定。荷物をもって上がるのがちょっと大変だったけど、視界に他のテントが入らないのは気分がいい。丘の斜面には濃い紫のデルフィニウムとピンクや黄色の花が咲き乱れていてとっても綺麗。丘のてっぺんにもピンクと黄色の花。お花に囲まれてサンドイッチのお昼の後、釣竿持って「キングバード池」へのハイキング。行きはちょっと遠回りして眺めのいいハイキング道を歩いた。起伏もあったけどそんなには激しくなく、道端の野草の花や風景を眺め、写真を撮りながら歩く。ちょうど野草のお花の盛りで、デルフィニウム、ピンク色のアウル・クローヴァー、薄紫のイサリエル・スピアー、青紫のルーパイン、黄色いスミレやキンポウゲなどなど、いろんなお花を見られた。1時間半ほどで池に着き、さっそく釣り開始。ヘンリー・コーの池/湖にはトラウト（鱒）はいないけど、ブラックバスやブルーギルはいるので、バス狙い。2時間近く、池の周りを場所を変えてキャストして、釣果は相棒がちっちゃいの2匹、もう1人がまあまあの大きさのを1匹。ふつうバスはキャッチアンドリリースだけど食べられないわけではない。せっかく釣れたんだから～、という釣った本人（テーブルの脚と両親以外は食べるわよタイプ）の意向で、まあまあサイズは持ち帰って食べることに決定。帰りは近道をとってキャンプサイトに戻る。合計5マイル、高低差900フィートほどのハイキング。夕ご飯はトレヴァーとリンの担当で、野菜＆ディップにチキン、デザートのパンプキンパイ。それにブラックバスのガーリックソルト焼きを7人でシェア。バスは白身でぷりぷりした歯ざわり、やっぱりちょっとだけ臭みがあるかな、という感じ。デザートまで食べられるところがカーキャンプのいいところ。食事の後、3人はテントに入って寝る組、あとの私たちはお散歩組。十六夜の月が明るくて、ヘッドライトなしでも足元がしっかり見えた。月に圧倒されつつ、星もがんばって明るくまたたいている。夜空をさえぎる曲がりくねった樫の木のシルエット、木肌に白く照り映える月の光など、夜ならではの光景を楽しんだ後、キャンプに戻って歯を磨き、それぞれのテントに入る。就寝の前に、体にダニがついてないかテントの中で全身チェック。春はダニのシーズンらしく、しかもダニはライム病を媒介することがあるので、気をつけないといけない。一応長袖長ズボンに虫除けスプレーで防備してたけど、念には念を入れて。テントの中にもダニが入らないように注意が必要。

  2005.04.23

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• 「ヒドン・ヴィラ」でハイキング

  今日はすごーくいいお天気なので、相棒とルームメイトと3人で短いハイキングに行くことにする。行先は、前から気になってた「ヒドン・ヴィラ」。コロラドの冬枯れの光景と比べて、ベイエリアは既に「春」。芝生や牧草が青々と広がり、野にはマスタードの花（菜の花）が、街路樹や庭には木蓮やミモザ、桜に似た白い花が満開。ヒドン・ヴィラは家から車で10分くらい。個人所有なので有料（といっても5ドル）。オーガニックの農場とホステル、それにハイキング用トレイルがある。道路からみるより奥が深くて、思ったより広い。「ヒドン・ヴィラ（隠れ家って感じ？」の名前の由来は、たぶんオーナーのお家かホステルが林の影にひっそりあるから、だと思う。農場の牛とヤギを横目に見ながら、ホステルの横からトレイル（登山道）に入る。森の中のけっこう急な登りをしばらく登り、尾根を回り込むと、このあたりの豪邸を越えてサンフランシスコ湾まで望めるよい眺め。そのまま尾根づたいにしばらく歩いた後、青々と木が繁る谷に下りていく。木々の緑と青い空のコントラストにみとれてしまう。谷の日陰に入り、小川のほとりを歩く。流れの周りの立ち木や倒木、岩についた苔はしっとり湿って鮮やかな緑。羊歯や木漏れ日といっしょに緑の世界を作っている。約3.8マイル（6Km）のループ。よかった。家に戻って、いろいろ用事をかたづけていたら、もう空港に行く時間になってしまった。かわいそうに相棒はスーパーボウルTV観戦の途中で私を送ることに（もともと予定してたことだけど）。空港までの道もいつもより空いてるし、サンフランシスコからデンバーまでのふだんだったらけっこう混んでいるフライトも今回はがらがら。離陸前にスコアのアナウンス、もちろんイヤホンで実況も聴けるようになっていた。映画はアメリカ版「シャル・ウィ・ダンス」をやっていたけど、フライト時間が短すぎて最後まで放送できなかったのはちょっと笑えた。映画の時間とフライトの時間くらい前もってわかってるだろうに。。

  2005.02.06

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• デンバー近郊ハイク1 ディア・クリーク・キャニオン公園

  昨日本屋で「デンバー周辺のイージー一日ハイキング」という本を買ったので、今日はさっそくその中の1つ「ディア・クリーク・キャニオン公園」へ。家から約30分、ロッキー山脈の手前の丘陵地帯の入口にある公園。「プリマス・クリーク・トレイル」と「メドウラーク・トレイル」合計3.8マイル（6Kmちょい）のループを歩く。油断してちょっと厚着をしてきてしまったけど、今日は陽射しは強く気温も高く、さっそく上着を脱いで腰に巻きつけてもまだ暑い。歩道は、日向では、乾いて歩きやすいところもあるけれど大部分は2週間前の雪がとけたぬかるみ。足をとられそうになりながら歩く。日陰にはまだ雪が残っていて、その上をみんながあるくもんだから、つるつるの氷になっていて滑る滑る。斜面でつるつるだとかなり難易度高い。ひどいときは周りの雑草にしがみついてなんとか前に進むくらい。大部分の氷は登りにあったのでよかったけど、逆から歩いてたら大変なところだった。半分くらいであとは木のない日向にでてほっと一息。すれ違う人に「この先凍ってるから気をつけて」と警告。見物は、小川沿いのコロラドらしいピンクと白が層になった岩、ということだったけど、あんまりそれらしきものは見かけなかった。でも、見渡すと、手前の平らな谷のあちら側を、ちょっとブライスキャニオンを思い出させるピンクと白の岩の丘がつらなりって遮り、その低くなったところから向こう側のただただ広い平原とその中にぽつんと浮かぶデンバーの高層ビル群が見える。ハイキングの後は、家に戻ってちょっと休憩しただけで空港へ相棒のお見送り。あっという間だったけどとても楽しく過ごせた週末だった。相棒が帰っちゃうとまた寂しくなるなあ。でも来週は私がカリフォルニアに帰るのでまた会えるし。

  2005.01.23

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• ヨセミテキャンプ 第3日

  目が覚めた8時頃の気温は摂氏0度。夜の間は氷点下だったみたいだ。釣りに起き出す相棒を半目で見送って、私は寝袋の中で蓑虫のように完全にくるまってごろごろ。やっと体が温まった9時前に起き出す。相棒とフライフィッシャーマンM、友人Eがそれぞれ1匹ずつ釣っていた。焚き火の周りでオートミールとりんご、ソーセージの朝食。朝食後、釣り組（友人AとM）とハイキング組（Eと相棒、私）に別れて行動。私たちは湖の近くの小さな頂上に登ることにする。湖を迂回し、けっこう急な岩の斜面を登っていくと、斜め後ろにハーフドームとクラウズ・ネスト、ヨセミテヴァレーの木々が見えてきた。独特の曲線的な岩山の起伏がとても圧倒的な風景。氷河に削られてできた花崗岩の固まりだ。そしてそんな岩のわずかな隙間に根を張ってがんばっている木々。過酷な条件下なのでなかなか成長できないけど、私の背丈くらいの松の木でも、樹齢数10年はたっているだろう、とE。頂上近くにはセコイアらしい木が数本身を寄せ合って立っていた。ヴァレー内の木にとても及ばない高さと太さだけど、この吹きっさらしの頂上ではめだって大きい。これも数100年、もしかしたら1000年は生きてきた木かもしれない。頂上には平らな鏡餅を何段にも重ねたような岩の固まりが散立していた。向こう側にはタオミー・メドウズと鋸の歯のような尖った尾根がそそり立っている。今登ってきた曲線的な起伏との対比がおもしろかった。下りはキャンプサイトを直接めざして降りる。足元の湖を見下ろし、右手にハーフドームを見晴らしながらの下り。お昼（トラウト、大豆バターとジャムのピタパンサンドイッチ、残り物のご飯とソーセージ、オートミール）を食べてキャンプサイトをたたみ、下山。まずは昨日素通りしたミドル（中）サンライズ湖で釣り。30分ほどねばったけど誰にもあたりが来ず釣果なし。その後はてくてくと昨日登ってきた道を下りて、2時間ほどで登山道入口に着いた。下りだから登りより楽だろうと思いきや、急な下りは膝にくる！最後の方には膝が笑っていた。

  2004.10.10

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• ヨセミテキャンプ 第2日

  ヨセミテの夜は寒くてよく眠れなかった。7時半に起きてキャンプをたたみ、タオミー・メドウズにあるレインジャーオフィスに直行。今日の目的地「サンライズ・レイクス」へのキャンプ許可証をゲットするため。途中、ハーフドームがきれいに見える展望所で写真タイム。レインジャーオフィスには許可証を求める人の列ができてたけど、サンライズ・レイクスへの許可証をぎりぎり入手。タナヤ湖畔のピクニックテーブルで朝食の後、キャニスターに入らなさそうな食べものをフードロッカーに入れて施錠し、バックパックを荷造りしなおして、登山道へ。今回の登山道は距離は約3マイルちょっと（5Kmほど）。最初はほぼ平坦に近いけど、まん中あたりの1マイルはかなり登りがきつく、その後も登り。いつもバックパック背負って登ってるときって「なんで私こんなことしてるんだろ？」「もうやらないぞー」と思うんだけど、やっぱり今日も思った。疲れるし背中痛いし息苦しくなるし。でもまあ毎回キャンプの楽しさや、木々や湖の美しさ、野の花の可憐さ、星空の見事さが結局はその辛さを上回るので、こうやって何回も来てしまうわけなんだけど。きつい傾斜を登りきって少し歩くと、ロウアー（下）サンライズ湖が見えてきた。お昼ご飯と釣りのため休憩。お昼は、トルティーヤにチェダーチーズ・玉葱スライス・アボカドを挟んで温めたケサディーヤ。私たちのキャンピングランチの定番。食前・食後も釣り師たちは釣りに余念がない。相棒が綺麗なブルックトラウトを1匹釣り上げる。これで夕食のメインディッシュの一部が確保された。ミドル（中）サンライズ湖を横目に見ながらまた登り、目的地のアッパー（上）サンライズ湖に到着。ヨセミテならではの滑らかな花崗岩のスロープを湖面に映し、針葉樹の林と草地に囲まれた小さな湖。1周してよさそうなキャンプ地を探す。西側の木立の中に、焚き火用の囲いもあるぴったりのサイトを発見。ヨセミテでは、バックパックキャンプサイトでも焚き火用の囲いがあれば、火を焚いてもいいことになってる。時期限定かもしれないけど。いつでも焚き火厳禁のタホ湖周辺の保護区のキャンプサイトとの大きな違い。日も落ちてきたので、さっそくテントを張り、火をおこす。釣りの準備をしていたら霰が降ってきた。寒いわけだ。すぐに止んだので、湖に出て釣り。友人Aが、まさに入れ食いで、あっという間に3匹釣り上げた。私も負けずにキャストしていたら、とうとう！私にもあたりが来た！釣り上げたのは鮮やかな雄のブルックトラウト。長さ・大きさともまあまあ。私の初トラウトだ。キャンプのたびにトラウト（鱒）釣りを試して3年め、やっとの初釣果なので、とっても嬉しかった。その後は、あたりは来たけど針にかからず、日が暮れてきたので今日の釣り終了。夕食は、囲んでワイルドライスと魚。ぜんぶで5匹釣れたので、1人1匹ずつ。私はもちろん自分のトラウトを食べる。といいつつみんなで1口ずつ試食もしあう。どの湖にいたか、雄か雌か、など、1匹1匹味がちょっとずつ違うのだ。上サンライズ湖の雄は濃いサーモンピンクの肉色で、野生的な風味があっておいしかった（私のもそうなので自画自賛）。食後も、焚き火を囲んでお茶を飲みながらおしゃべり。この寒い中、火がなかったらすぐに寝袋に直行だったかもしれない。火は偉大だ。少し離れると満天の星空だった。天の川と織姫、彦星、白鳥座。星がありすぎてふだん見ている星座が見分けられないくらいだった。

  2004.10.09

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• ヨセミテキャンプ 第1日

  滞在中の相棒の友人Eへの「おもてなし」ということで、週末はヨセミテでキャンプ。他に友人LとMがいっしょ。夕方、私の仕事場で待ち合わせて、2台の車でヨセミテへ。途中のBGMと夕食の話題は、第2回の大統領候補ディベート。ラジオだったので表情は見えなかったけど、ブッシュがけっこういらついているのは声だけでもわかった。今回もケリー優勢？でも前回より勝敗は微妙。11時近くにヨセミテ入り。120号を東上し、今夜のキャンプ予定地「ポーキュパイン・フラット・キャンプサイト」に到着。さっそく空いてるサイトを探してテント張って寝るぞ・・と思ってたら甘かった。50以上あるサイトの全部が埋まっていた！早い者勝ちだけど、今の時期ならまず埋まるってことはないよ、と一昨日電話したらレインジャーが言ってたのに。。キャンプサイトの夜は早い。もうみんな寝静まって真っ暗。とりあえず他に泊まれるところは近くにはない。今夜は運を天に任せて、キャンプサイトの横のテント張れそうな空き地にキャンプをすることに。なぜ運を天に任せてかっていうと、熊。ヨセミテは熊が多いので有名なのだ。ヨセミテ公園内で宿泊する場合、いっさいの食べものと匂いの強いトイレタリーは、堅固な建物の中かフードロッカー、フードキャニスターに入れなくちゃならない。テントの中に入れておいたり、袋に入れて高い木にぶらさげておいたり、車の中・トランクに入れておいたり、という通常のやり方では、匂いを嗅ぎつけた熊に、襲われる可能性があるから。明日からのバックパックキャンプ用にフードキャニスター（3Lくらい入る硬いプラスティックの密閉容器）2個用意してきてるけど、明日の朝ご飯と昼ご飯の食べものまでは入りきらない。匂いの強そうなものからキャニスターに詰め、残りはビニールのごみ袋を2重にして固く口を縛って、私の車のトランクへ。カローラちゃん、生き延びてくれよ・・と祈りながら眠りにつく。

  2004.10.08

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• バックパック＆キャンプ 第2日 ＆ 盆踊り！

  朝8時頃起きる。朝ご飯は湖畔の岩の上でオートミール。朝の太陽を浴びて花々がますます色鮮やか。いったんキャンプサイトに戻り、装備を整えて、ラウンドトップ湖に向かう。距離は1.6Kmと近いけど、けっこう急な登りなので意外にきつい。周りの花々を見ながらゆっくり登る。ラウンドトップ湖は、ウィナマッカ湖より小さくて浅いけれど、けっこう大きな魚がいるらしい穴場。紫のルーパインの茂みをかきわけ、雪だまりから流れ出る雪解け水が流れ込む山側の岸で釣り。背後の、ラウンドトップ山（名前の通り丸っこい頂上）に続く草も生えない斜面には、まだ大きな雪だまりに覆われている。雪解け水の湿地には白いマーシュ･マリゴールドが咲いている。けっこう大きな魚影はいくつも見たけど、結局1匹も釣れず時間切れ。キャンプサイトに戻り、お昼を食べて、荷造りし、1時過ぎにキャンプサイトを後にする。下りは思った以上に道がはかどり、50分で下山。レインジャーオフィスで野の花のイラスト（名前つき）のポスターを買い、帰路につく。日中のセントラルバレーは暑い。外気は華氏100度（摂氏38度）。私の車のエアコンはいまいち効きが悪いし、とにかく車の窓ガラス越しでも痛いほどの強い日差し。途中で水分補給のためにスーパーに寄ったときには、停めた車の中の温度が上がらないうちに、と走って買物したくらい。ベイエリア手前、トレイシーとリバーモアの間の丘陵地帯には、乾ききった枯草色の斜面に、数百もの発電用風車が立ち並んでいて、異様な眺め。6時過ぎに帰宅、さっそくシャワーを浴びて、地元マウンテンビューの仏教のお寺で開催されている「盆踊り大会」に出かける。さすが人種の入り乱れるベイエリア、マウンテンビューだけじゃなく他の市でも盆踊り大会があったりする。大会はけっこうな人出で、浴衣を着た人もずいぶんいる。カキ氷（すごい行列）、ビンゴ、コイン投げなど、和洋とりまぜた屋台もいくつも並んでいる。もう屋台の食物はほとんどなくなっていたけど、かろうじて天ぷらをゲットしたところで、盆踊りが始まるというので、友人夫妻2組と広場に移動。友人のうち1人は、ハワイ出身の日系人で、子どもの頃よく盆踊り大会に連れて行かれて、炭坑節など踊っていたそう。知ってる踊りなら輪に入ろうか・・と話してたんだけど、知らないのばかりなので、見学。だって野球拳の唄なんて盆踊りで踊ったことないし。結局踊らず、体育館（なぜ寺に体育館？）の食堂でうどんと太巻き、お稲荷さんを食べ、友人たちとおしゃべりして帰宅。土曜日分のツール･ド･フランスのビデオを観たところで眠気には勝てず就寝。（タイラーが脱落してしまったのが大ショックー・・・。鎖骨を折っても4位に入る鉄の男だけに、よっぽど背中痛いんだろうけど・・・。ランスのステージ優勝はよっしゃって感じだけど、ヴォイクラーが意地で総合1位の座をキープしたのはすごい、よくやったっていいたい。レース前にはノーマークだった彼が山道にかかってもこんなに検討するなんて誰も予想してなかったに違いない。イエロージャージが彼を変えたのね～。）

  2004.07.18

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• バックパック＆キャンプ 第1日

  朝3時15分に起きて4時10分前に出発。当然まだ暗い中を北東めざして突っ走る。7時半にマカロミー･ウィルダネスはカーソン･パスのレインジャーオフィスに到着。8時の開扉を待って、最後の1ヶ所へのキャンプ許可証をゲット。マカロミー・ウィルダネスは、タホ湖の南東にある自然保護区。この保護区の中にあるウィナマッカ湖の周辺は野草のお花畑がとてもきれい。今年で3年め、この時期にお花畑を見に行くのが相棒と私の年中行事みたいになっている。今年は、去年までとは違う登山道を登る。去年まではウッズ湖から、今年はカーソン･パスから。カーソン･パスからの登山道は、距離は約4Kmと少しだけ長くなるけど、傾斜が緩やかで、登るのも楽。途中、フロッグ湖を通り過ぎ、赤や紫、黄色、白・・の野草の花々が咲き乱れる斜面を横切って、2時間弱でウィナマッカ湖のキャンプサイトに到着。ウィナマッカ湖にはキャンプサイトが3つあって、キャンプしたい人はそのうちのどれかに滞在する許可証を購入する。私たちが毎回泊まるキャンプサイトは、湖からはいちばん遠いのでいまいち人気がないみたいだけど、遠い分人目につかないし、何より夕日が眺められるのがいい。とりあえず荷物を置いてテントを張り、ウィナマッカ湖畔のお花畑を通り、少しウッズ湖側に降りたところにある別のお花畑スポットに向かう。今年も色とりどりの花々にうっとり。写真を撮るのに疲れて満開の花々に囲まれて腰を下ろすと、花の蜂蜜のような甘い香りがただよってくる。至福・・。ウィナマッカ湖周辺のお花畑は、高度や水など環境によって少しずつ違った花々が混ざり合っている。湖畔～少し麓よりによく咲いているのが、赤いインディアン・ペイントブラシと藤色のルーパイン、小さなひまわりみたいな黄色のミュール・イヤー。他には、アイリスやデルフィニウム、赤いオダマキ、ネオンピンクのスカイロケット、濃いピンクのレッド・ヘザー。湿地には小さなカタクリ、ちょっと高地の雪解け跡には濃いピンクの桜草と黄色の花。青い小さな花。などなど。（お花の写真はここ）高度のせいか、相棒の頭が痛くなってきたというので、キャンプサイトに戻る。相棒はテントで仮眠。私はお昼のサンドイッチを食べ、日向の岩の上で読書。日差しは痛いくらいに強いけど、風は冷たい、ちょっと薄雲がかかるだけでも半袖では寒いくらい。かといって日が出てきたらフリースを着るとちょっと暑い。2時間半ほどして、調子が戻った相棒がテントから出てきた。相棒がお昼を食べた後、ウィナモッカ湖に釣りに出かける。小川を渡り、まだ残ってる雪だまりを横目に、突き出た岩塊をよじ登り超えて、通りすがりの釣り人がお勧めしてくれた向こう岸のスポットへ。2時間ほど粘るが、私はまたしても釣果なし。糸を巻くのが速すぎるからだと思うんだけど、遅くすると今度は岸近くでルアーをひっかけてなくしてしまうので、ついつい速くなっちゃうのだ。相棒はブルックトラウトを2匹釣ったけど、小さすぎるリリース。キャンプサイトに戻り、夕食。ポリネシアン・チキンとポテトスープ、家の庭から持ってきたトマト。チキンは初めて市販のキャンプ用フリーズドライディナーを試したけど、けっこういける。何より、お湯を注ぐだけでOKというお手軽さが便利。日没にはまだ間があるので湖畔に戻り、相棒は釣り、私は読書。この辺りも花が色とりどりに咲き乱れている。小一時間してキャンプサイトに戻ると、ちょうど日没。オレンジ色の太陽が彼方の稜線の向こうに落ちていく。ばら色に染まる雲、金色に輝く雲、夢中になって写真を撮る（相棒はセミプロの写真好き）。太陽が沈み、夕映えが薄れてから、歯磨きしてテントに入る。しばらくトランプをして遊んだ後就寝。

  2004.07.17

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• バックパッキング＆キャンプ 第3日

  今朝も相棒は6時に起きて釣りへ。私が起きた9時までにみんなで5匹のトラウトを釣り上げていた。中でも格段に大きいブラウントラウト（48cm！！）は、昨日が初釣りのS2が釣り上げたもの。他に、いいサイズのレインボー1匹、それより小ぶりのブルック3匹。私も10時近くまで粘ったけど釣れず。ブルックのうち2匹はS3が持ち帰ることにして、残りの3匹でブランチ。＋玉葱を炒めたのとポテトスープ。ブラウントラウトは鱒らしい割と白身、ブルックは鮭くらいの赤っぽい身、レインボーはその中間。実は今日の朝食と昼食の当番はSで、どっさりの食材（チリビーンズの缶とか）のせいで彼のバックパックが27Kgにもなっていたんだけど、結局ほとんど消費しなかったのでそのまま背負って帰ることになってしまった。申し訳ない。。昨日の朝、腕を起き抜けに虫に刺された跡が、直径7cmくらいに腫れ上がってしまった。板のように平らに硬くなっている。蚊だと思っていたけど蜂だったのかも。痒いだけで痛くないから様子を見る。陽射しが強くてあまりに暑いので、荷造りの前にみんな湖水へ飛び込む。私はまだ風邪っぽいので今日も我慢。足だけ水に浸けて、みんなが岩から飛び込みしたり泳いだりするのを写真に撮っていたら、手が滑ってカメラを水に落としてしまった。慌てて拾ったけど、モニターまで水が入っていて電源が入らない。数々の苦難を奇跡的に乗り越えてきたこのカメラともお別れかー。残念だけど、いい加減買い替え時でもあるから、まあしょうがないか。とりあえずメモリーカードと電池を取り出して、岩の上に広げて乾かす。テントをたたみ、荷造りを終えてキャンプサイトを後にしたのは午後2時頃。最初の登りがきつくて思わず泣き言が出たけど、だんだん楽になってきて、遅れずについていけるようになった。それでも最後の登りを歩ききった後には口もきけないくらい息が上がってた。その後は膝とつま先を労わりながらの下り。麓に戻ったのは5時半。バックパックを下ろしてハイキングブーツをビーサンに履き替え、一息ついて、車に乗り込む。途中、プレイサーヴィルのメキシカンレストラン「トルティヤ・フラット」で夕食、他の3人と別れてひたすら運転、11時半にバークレーのS宅に着き、我が家に着いたのは12時半過ぎだった。

  2004.07.05

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• バックパッキング＆キャンプ 第2日

  相棒は朝6時に「もう寝てられない」といって釣りにいった。私は9時まで熟睡。テントの中が日差しで蒸し風呂みたいになったのでしょうがなく起きる。雲ひとつない青空。もうみんな起きていて、そのまま朝食の準備。当番は友人S3で、メキシコ風？スクランブルエッグ（トマト水煮、チーズ、コーンチップス入）。おいしかった。釣り組が再び食材の調達に勤しんでいる間に、水の調達。湖の水をポンプ式のろ過器で地道に漉す。みんなの水筒とキャメルバックをいっぱいにするのに1時間かかった。釣り組に合流して湖岸を探検。岩に囲まれた湖なので岩塊の昇り降りがけっこう大変。ところどころで私もキャストしてみるが、釣果なし。僭越ながら、釣り初挑戦のS2とLにキャストのしかたを教えた。渓流が流れ込む口のところまで行き、思い思いに釣りをしたり、日光浴しながら本読んだり、野草の花の写真撮ったり。釣り組の釣果ブルックトラウト4匹で昼食。担当は相棒（と手伝い私）。このためにしっかりフライパンだって持参して来たのだ。塩胡椒をして玉葱の炒めたのを添えていただく。おいしーい。他にはフラットブレッドにチーズとサラミのサンドイッチとケサディーヤ。日光浴と昼寝をするというS3以外の5人で、近くに見える岩山の頂上まで短いハイキング。思ったより近くて30分くらいで到着。キャンプしてるロウアー・ヴェルマ湖を見下ろし、その向こうに青々と大きなタホ湖も見渡せた。反対側にはミドル・ヴェルマ湖。ピンク色、黄色、白の野草の花がきれい。点在する木々は強風にさらされて片側だけが禿げていたり異様な形にくねっていたり。5人で声を揃えて、点のように見える友人S3を呼んだら、寝ていたS3が飛び起き、やまびこが返ってきた。このまま隣の頂上まで足をのばすというSとLと別れ、キャンプサイトに戻る。ハイキングでちょうどよく体が火照ったところで、S3もいっしょにすぐ近くの島に歩いて渡り冷たい湖水に飛び込む。私は風邪気味なので足を浸すだけで我慢。そのまま釣りをしたり日光浴したりしてのんびり。SとLが戻ってきたところで夕食。バジルペストのパスタとミニトマト。ミニトマトもペストに使ったバジルも家の庭で採れたもの。おいしく楽しくいただいたが、相変わらず蚊がすごい。昨夜より暖かいせいか一段とパワーアップしている。座っていると蚊がたかってくるのでしまいにはみんな立って食事。コンロを使っている相棒は立てなくて申し訳なかったけど。今夜も暗くなってからは蚊がほとんどいなくなった。代りに現れたのが満天の星。岩の上に寝そべって、信じられないほどたくさんの星を見ながらおしゃべり。9時半頃から、タホ湖の方角の空が明るくなり爆音が遠く聞こえてきた。独立記念日の花火だ。合間に聞こえるのは蛙の声。1時間ほどもおしゃべりしてから、歯を磨き、テントに入る。

  2004.07.04

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• バックパッキング＆キャンプ 第1日

  独立記念日の3連休の初日。アウトドア大好きの相棒の企画で、友人と6人でバックパッキング＆キャンピング。行き先は「デソレーション・ウィルダネス」にある湖「ロウアー・ヴェルマ」。デソレーション・ウィルダネスは、カリフォルニアとネバダの州境にあるレイク・タホ（スキー場でも有名）の南西に位置する、このあたりではとても人気のある自然保護区。朝6時半前に友人S宅を出発、途中で別の友人3人と合流し、ウィルダネス内のベイビュー登山道入口の駐車場に到着。テント、寝袋、衣類、食料、鍋釜、その他一式を詰め込んだ各々のバックパックを、持参の体重計で量ってみると、女の子たちは13Kg、15Kg（私）、17Kg、男の子たちは18Kg、24Kg（相棒）、27Kg（友人S）。友人Sによれば、バックパックの重さは体重の30%以下というのが目安だとか。S本人はどう間違っても100Kgないんだけど、いいのか？まあ一日16Kmを何日も荷物担いで歩く人だから、いいのか・・。登山道に入る。針葉樹の林の中をずっと登っていくとレイク・タホの景勝地エメラルドベイが見下ろせる。ときどき3-5分の休憩を入れながら、さらにきつめの登り。一峰越えて、またちょっと登り、あとはだらだら下り。アッパー・ヴェルマが見えたところで、登山道を逸れて渓流沿いをロウアーまで下る。途中けっこう流れの激しい渓流を岩づたいに渡り、岩塊をいくつか昇り降りして、めあての湖岸のスポットに到着。およそ、長さ8Km、高低差810m、所要時間3時間半の道のり。相棒を含め、トライアスロンやバイクレースで鍛えた人たちばかりなので、ついていくのにほんとに青息吐息。でも山の中の湖はつらい行程も報われる穏やかな美しさ。さっそく各々テントを張り、夕食の用意。毎食係を決めてあって、今回は友人S2が担当。レトルトのインドカレー、マッシュポテト、ナン。前菜代りににんじんを齧り、食後にクッキーとお茶。いうことなしの夕食を唯一邪魔したのが、蚊の来襲。日が翳り始めてから完全に暗くなるまで、ちょうど夕食時間帯に、集中して襲ってきた。攻撃力はさほどでもなく、虫除けをたっぷり顔や服にまでスプレーしておけば刺してはこられないのだけど、5-10匹が常に自分の周りをうろうろ飛んでるので、うっとうしいことこの上ない。暗くなると急に寒くなった。バックパック担いでハイキングの疲れもあって、10時頃テントに入る。

  2004.07.03

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• ゴールデンゲートブリッジ経由、サンフランシスコ－サウサリート サイクリング

  サンフランシスコ→サウサリートのサイクリング！マウンテンビューから鉄道でサンフランシスコへ、サンフランシスコから自転車でゴールデンゲートブリッジ経由サウサリート（約16Km?）、サンフランシスコまでフェリーで戻り、また鉄道で帰宅。そもそも鉄道（カルトレイン）に乗るのも初めて。カルトレインはサンフランシスコ・ギルロイ間を走る鉄道。2階建の銀色の電車がディーゼル機関車に押されて/引っ張られて走っている。今月初旬まで「Baby Bullet（赤ちゃん超特急）」という名前の急行のための工事で週末は運休していたのが、超特急も無事開通して週末も運行するようになった。自転車ラックもきちんと設置されており、ふだん車で走り過ぎる街々の様子を車窓からゆっくり眺められるのが楽しい。ちょうどサンフランシスコ・ジャイアンツの試合のある日だったので、車内のそこここに観戦の人がいる。余ったチケットの売買が成立したり、ボストン・レッドソックス（対戦相手）ファンと小さな鞘当てがあったり。終点サンフランシスコの駅はジャイアンツのホーム、パックベル球場のすぐ近く。さっそく自転車にまたがって、颯爽と海沿いの大通りエンバーカデロを走って、フェリー・ビルディングで毎週やっているファーマーズマーケットに寄り道。マウンテンビューのより大きくて、食べ物の屋台も多い。定番の野菜、果物、チーズの屋台の他、お花の屋台もおしゃれなアレンジの花束やどっさりのラベンダーの束を並べていて、鮮やかでいい香り。エンバーカデロ沿いに、ハートのオブジェをいくつか見かける。これは今進行中のアート・プロジェクト「ハーツ・イン・サンフランシスコ」のもの。そのうちの一つの写真を撮っているところで、フィッシャーマンズ・ワーフで待ち合わせの約束してた友人SとYのカップルとうまく合流。そのままフィッシャーマンズワーフ→クリシー・フィールドと海沿いを走り、プレシディオの急坂を上ってゴールデンゲートブリッジへ。この坂がけっこうきつくて、へなちょこの私は、21段ギアの1段目まで落として、やっと上れた。橋の上は風が強く吹き付けていたけど、思ったほど怖くはなく（高所恐怖症なので）、眺めを楽しめた。橋の向こう側の展望所で一休み＆写真撮影。ここは、サンフランシスコ市街、アルカトラズ、ベイブリッジ、ゴールデンゲートブリッジが見晴らせる、お気に入りのスポット。湾内には白い帆のヨットがたくさん出ている。火照った頬に海からの風が気持ちいい。そのまま10分ほど丘を下って、サウサリートの街へ。サウサリートは海沿いの小さな街。芸術家が多い街として有名で、海沿いの通りにしゃれたレストランやブティック、アートギャラリーが並ぶ。気候もいいので、最近はリッチな人が多く住んでいるエリア。フェリー着き場の近くに自転車を停め（厳重ロック）、パブ風レストランで遅い昼食。ビールが美味い。トマト味のシーフード煮込みがおいしかった。食後は向かいにあるハワイ発のアイスクリーム屋「ルパーズ」でたっぷりのアイスクリーム。すっかりお腹いっぱいになって、フェリー着き場の噴水の横の芝生に寝そべって、おしゃべり＆昼寝。ゴールデンゲートブリッジのサイクリングは観光客にも人気なので、サウサリートの街中にもフェリー乗り場の行列にも、レンタルの自転車に乗った人がけっこういる。フェリーに乗り込んで、自転車を置き場に置き、後ろ甲板へ上がる。サウサリートとマリン郡の海岸、ゴールデンゲートブリッジとアルカトラズ、サンフランシスコ、ベイブリッジ、、を、飛び散る海水に濡れながら眺めて30分、エンバーカデロのフェリー乗り場に到着。フェリー・ビルディングで4人でお茶した後、SとYと別れて駅まで走り、カルトレインに無事乗り込んで帰宅。夜はこの前借りてきた「スパイダーマン」を観る。ヒーローものにしては単純じゃなくて、彼がヒーローになるまでの葛藤、ヒーローの心の痛みなんかも描かれてて、よかった。当時評判よかったのも頷ける。これでもうじき公開の第2作に準備万端・・。

  2004.06.19

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