食事が休み
毎月第一第三土曜日はアジュンマがお休みの日で、朝も夜も食事は出ない。近所にコンビニがあるし、まあ大丈夫。朝10時に人に電話する約束をしていて、部屋に電話がないので10時前に外に出る支度をして、公衆電話からかける。現代百貨店は10時では開店していない。というかみんな朝が遅いのか、どのお店もまだ閉まっている。日本で言うところの9時前みたいな雰囲気。そのかわり夜はいつまでもやっている感じ。出かけがてら近所を散歩してみる。日用品が買えるスーパーを探したけれど見つからず。食べ物屋さんとカラオケがいっぱい。コンビニは割高な気がするので、できれば違うところで買いたい。でもないなら仕方ない。部屋に戻って単語を確認する。覚えろとは言われてないけれど、覚えないと語彙が増えない。教科書で使ったものだけでもとりあえず。テレビをつけっぱなしにして、ニュースの字幕で目についた単語を引いてみたり、自分が思いついて知っておきたい単語を書き出してみる。きりがない。市街に出て博物館巡りでもしようと思っていた予定が変わって、単語と格闘。途中頭が痛くなって昼寝。疲れたら昼寝に限る。教科書で使った単語はすでに100は超えていて、それに体の部分の名前をやろうと思って書き出したら結構な数。でも中国では新出単語が1課で100個だったときもあるのだし、漢字を覚える必要がないから楽といえば楽。ただ、ひらがなですべてを表している感じなので、たとえば「かんそう」とあったら文脈で「感想」か「乾燥」か「完走」か「間奏」かなどを判断する日が来るんだろうな。でもまだそこまでいってないので、とりあえず一番使いそうな語彙で覚える。忍者ハットリくんが流れている。獅子丸も流暢な韓国語だ。出てくる新聞の記事や看板はハングルに書き換えられている。へえ。ちゃんと「にんにん」と言っている。近所のケンタッキーに夕飯を買いに行こうと思って、言葉を調べる。ファーストフードといえどもまだハードルが高い。まず「持ち帰りで」と言えない。「飲み物は」という単語も知らない。ビニール袋を下さいという単語も仕入れておく。出かけたら夕飯時でめちゃくちゃ混んでいて、そこで買う勇気がなかったので結局近所に並んでいる屋台でトッポギとおでんぽいものを買う。「これください」と指さしたらおばちゃんが何か言う。わからん。「ここで食べるの」と言われたのは予習のおかげでわかったので「持ち帰ります」と言う。言ったんだけど、おばちゃんは言葉を聞いたのではなくて雰囲気で理解したようで、身振りで返してくる。発音悪いのかなー。1人分というのか、1皿というのか、ただ1つというのか、単位がわからない。とりあえず1つ。中国だったら500グラムいくらとか、2元分くださいとか使えるけど。1000ウォンが「いるちょのん」で2000ウォンが「いちょのん」らしいが、区別がつかない。おでんの具を指してこれはいくら、と聞いたら500ウォンというのはわかった。1500ウォン払うつもりで2000ウォン出したら「500」と言われる。さっきのは「いちょのん」だったらしい。箸がほしかったけれど箸という単語を知らないので、また指さしで「これください」としか言えない。もらえたからいいけど。帰りに1000ウォンショップでお皿っぽいものと小物を購入。3つ買ったので3000ウォンという単語を想像しながら会計したら、何か想像と違うことを言われる。さっぱりわからないのでお兄さんの顔色を確かめていたら英語で「one, two, three, OK?」と言われる。オッケー。「Japanese?」と聞かれて「Japanese」と答えたら、おつりをくれるときに「ありがとー」と言ってくれた。というかこちらが韓国語を使うべきだろう。お兄さんと韓国語でやり取りできる日が来ますように。