胸の痛むことばかり・・・
今朝、出勤途中、あの水玉三毛ファミリーのいる敷地の前を通りかかったときのことです。今日は一匹もいないなぁと思い、通り過ぎようとしたその時、すぐそこの地面に弱った仔猫が横たわっているじゃありませんか!その子には見覚えがありました。昨日の朝、やはりここを通ったとき、母猫のお乳を吸っていた子です。生後2ヶ月くらい?ガリガリにやせこけ、最初、死んでいるのかと思いました。でも、その子は生きていました。まだ呼吸していたのです。こんなに弱っているけど、生きている子をこのまま見過ごして立ち去るなんて、とても出来ませんでした。数日前に死んだキジ姫ちゃんのことが思い出され、この子まで死なせるわけにはいかないと思ったのです。日陰にはなっていましたが、コンクリートの地べたの上でその子は横たわっていました。熱中症にかかってしまうかもしれないと思い、とりあえず近くのコンビニでお水やらタオルを買ってきて、その子の身体を拭き、口元をお水でぬぐってあげました。目は開けるけれど、鳴き声は出なかったと思います。それでも、なんとか身体は動かしていました。身体を水で濡らし、近くに水を入れたボウルを置いておいても、放置していたらこの子は助からないかも・・・とにかく病院へ連れて行かなければと思い、今度は近くの宅急便屋さんに行き、ダンボール箱を買い、一番近い動物病院の場所を聞きました。従業員のひとりの方が、とても丁寧に病院の場所を教えてくださり、そういう理由ならダンボール箱のお代はいらないからと、商品の箱をくれました。宅急便のお店のひとたちに感謝し、すぐに仔猫のいる場所へ戻ると、仔猫は自力でボウルのお水を飲もうとしていました!なんとか身体は起こせる力が戻ってきたようでした。でも、出来るだけ早く病院へ連れて行きたかったので、その子を抱え、箱の中に入れようとしたら、抵抗され、箱から出てしまいました。連れて行かれるのが嫌なんだね・・・再度、その子を箱の中に寝かせ、水で絞ったタオルを入れて、フタを開けたままの箱を持ち、私はその場を後にしました。少し行ったところで、後ろから猫の鳴く声が聞こえてきました。振り返ると、なんとそれは母猫でした。大きな声で鳴きながらこの子を探していたのです。私は一瞬、ためらいました。母猫のところにこの子を返した方が、良いんだろうかと・・・すると近所の人が近づいてきて言いました。野良猫が増えて困っていると。もうすでに仔猫が4,5匹くらいいて、近所で迷惑になっているのだと。え?この猫たちって、あそこの飲み屋さんで飼っているのではないんですか?!その人によれば、実はそこの飲み屋さんでも迷惑しているのだとか。私はびっくりしました。だって、今まで水玉三毛家族は、そこで餌をもらって飼われているのだとばかり思っていたからです。だから今はもう誰もあの子たちに餌はあげていないのよ。そんな・・・どうりで、母乳ももらっているのにこんなにやせこけているわけです・・・そういえば、あの母猫も以前、近くで見たら、すごく小さくてやせていたし。そもそも母乳だって、出ているんだろうか・・・?ひどい!餌をあげなければそれで済むこと??炎天下に放置させ、飢え死んでいくのを待つだけってこと??文句ばかり言うだけ言って、何もしない人たち・・・だけど、野良猫っていうだけで、なぜそんなに忌み嫌われなければならないの??わかりました。たまたまこの子はそこで倒れて、弱っていたので、これから病院へ連れていくところなんです。その後は、この子はもうここには戻しませんから。でも、結局は、どこにも帰す必要はなくなってしまいました・・・箱の中の仔猫は濡れたタオルをしばらくカミカミしていたかと思うと、そのまま動かなくなってしまいました。タオルを噛もうとする途中だったのか、口も目も開けたまま、息を引き取ってしまったのです。病院まで間に合いませんでした・・・病院へ着き、事情を話すと、そこで区の関係窓口に連絡してくれました。病院に引き取りに来てくれるということなので、私はその子をそこに残して、帰りました。茶白の男の子でした。先生は生後3ヶ月と言っていたけど、私にはせいぜい2ヶ月くらいにしか見えませんでした。・・・この子は、本当は、身体を濡らしてお水をそばに置いておき、後は母猫に任せた方が良かったんじゃないだろうか?死んでしまった後、その思いが残りました・・・茶白くんの命を何よりも救いたかったけど、少なくとも、ゴミ同然のように捨てられる可能性からは救ってあげられたと思っています・・・安らかにね。・・・キジ姫ちゃんのことでコメントを下さった皆さん、お返事が遅れていて、ごめんなさい。気持ちも徐々に落ち着いてきた時に、またこのような痛ましいことがあり、なかなか気持ちを落ち着けてお返事を書くことが出来ません。でも、コメントのどれにも慰められ、元気づけられています。いつもどうもありがとうございます。お返事と皆さんのところへのご訪問にはもう少し、お時間をいただきたく、お許しくださいませ・・・