子どもひとりひとりと向き合う時間
最近、わが家は子どももすっかり大きくなり、みんなそれぞれのスケジュールも忙しくなりました。そして、私も仕事が年々増えて、すっかりフルタイムの忙しさ。正直、子どもと話をする時間が、あまりありません。うちは、ご承知のように男ばかりの3兄弟。そうは言ってもまだまだ3人とも、中身はお子様だし、母を独占したい気持ちも残っています。それに、毎日元気に過ごしているようでも、小さなストレスや心にため込んでいることもあります。そんな時、一番大切なことはやっぱりちゃんと向き合って話を聞いてあげることかな、と思います。うちの3兄弟たちは、忙しい私と話すために、時々(いや、しょちゅうかな)こっそり私を誘います。「お母さん、今日一緒に寝よ!」「後で、ベッドに来てな!」次男と三男は、それぞれ私を“夜のベッド”に誘います。私は、できるだけ、そのお誘いにはお答えするようにしています。“夜のベッド”では、子どもたちが学校であったこと、いやな思いをしたこと、ちょっと不満に思ったことなど、本音が次から次へと出てきます。私は、もっぱら聞き役で、「へ~」「ふ~ん」「そうなんや」を使い回すか、一緒になって、悪口を言ったりするだけ。説教めいたことは、言わないように心がけています。そうすると、子どもは安心して、暗闇の中で正直な思いを吐き出してちょっと楽になるような気がします。私も、子どもの見えていないところの生活ぶりや今思っていることや抱えていることがわかり、翌日からの対応を考えることができるのです。「うちの子は、幼稚園や学校であったこと、何も言ってくれなくて・・・」と、ご心配の時は、黙って目を見て、添い寝してあげると「あんな、今日な・・・」って、子どもの本音が聞けるかもしれませんよ。