2分間暗示法のこと(4)
子供が、自分でよりよいイメージを描くことなんて、できるわけがありません。2分間暗示法は、自分でうまくイメージできない子供に、親が、なってほしい状態をささやくことで、子供が、潜在意識の中で、鮮明な完成イメージを描くことができ、その通りに実現することができるのではないかと思います。例えば、近年、一流のスポーツ選手が、試合前に、自分が優勝しているイメージをはっきりと頭の中に描けるように訓練するイメージトレーニングが、とても重要視されていると聞きます。それは、優勝の瞬間を、はっきりとイメージできればできるほど、その通りの自分が実現すると言われています。それと、同じで、自分がなりたいイメージと親が2分間暗示でささやく内容が、受け入れやすかったり、一致していたりする方が、効果が出やすいのではないでしょうか。つまり、子供も心のどこかで、こうなりたいという望みがあれば2分間暗示が、うまく行きやすいような気がします。たとえば、運動会で、いつも緊張して、普段の力が出せない子に、かけっこで早く走れるよ、と暗示したり、なんとなく水を怖がる子に、泳ぐのが大好きになるよ、とささやいたり、引っ込み思案で、なかなかお友達の輪に入れない子に、仲良く遊べるよと言ってあげるなど、子供がなんとなくマイナス思考で、一歩踏み出したくても、勇気がでないで、うまくできない。そういうことに、2分間暗示法を使ってあげるといいのではないかと思うのです。