(承前)大波小波2010年10月27日の続き
名画座と二番館三番館の区別が出来ていないこのコラム。引き続き引用する。【この数年、新しい形の名画座が都内のあちこちに雨後の竹の子のように登場しているのだ。シネマヴェーラ渋谷、神保町シアター、ラピュタ阿佐ヶ谷・・・。】こうかいても、この筆者(=麒六)は名画座と二番館を混同している。「麒六」って、「けんかえれじい」?【新しい形の名画座】という表現が二番館=名画座を裏付けているが如何?その新しい名画座について・・・【こうした新名画座の特徴は焦点を戦後の日本映画に絞り、巨匠名作路線を採らず、あえてスター中心にB級作品を丁寧に拾いあげているところにある。若尾文子や南田洋子のレアもの、近衛十四郎の東映時代劇と、通といえば通だが日本映画の全盛期を知るのに貴重な作品が並ぶ。】このところが書きたかったのであれば、「名画座」などと曖昧な名称を使わなくてもよいのではないか?昨日引用した部分がなければ、よかったのに。追記;《名画座がなくなった理由はフィルムがあっという間にジャンクされたり、もはやじっくり作品を売る商法でなくなったからです。》というコメントを、知己から戴きました。名画座はビデオやDVDに押されたのみではなく、《フィルムがジャンクされたり、じっくり作品を売る商法がなくなった》ということがあるということ。即ち業界が自らの首を絞めたのだ。【】・《》は引用