帰国生入試の受験資格
※ 2013年に書いた記事です。
帰国生入試というのは、本来、帰国して1~2年とか、あるいは入学に合わせて帰国するような人たちが対象だと思います。でも、帰国生入試の実際の受験資格はいろいろで、「帰国後何年でもOK」とか、「海外在住経験がなくてもOK」という学校もあります!国内のインター出身者などが受験できるようにということだと思いますが、親子英語でがっつり英語に浸ってきた人も受験できる学校もあります。コナツは小3になるときに帰国したので、併願校としてそういう学校をいろいろ検討しました。でも、実際には、募集要項にある条件を満たしていなくても、個別に問い合わせたり、質問したりすると受験許可をくださる学校が複数ありました。受験資格、試験の内容、英語の重視度、入学後の英語の取り出し授業の有無などは、すべてが学校によって異なるので、興味のある方は、ぜひネットなどで調べるだけではなく、帰国生入試をしている学校に直接問い合わせをしたり、合同説明会のブースで聞いたりしてみてください♪そういう個別の相談時に、ほぼ毎回聞かれたのが「英検やTOEICなど受けていますか?」ということです。「準1級」と言ったらあからさまに態度が変わった学校もありました。「英語が飛び抜けてできる場合、他教科を配慮します」と言われた学校もあります。今の日本の受験制度上では、英検はやはり便利に使える資格なのです。海外で日本と同じような教育をすることが難しかった時代には、帰国生の受け入れは社会貢献的な意味も大きかったようです。でも、今は生徒を確保するためだったり、自治体?からの補助金をもらうためだったり、私立文系の大学入試実績を手っ取り早く上げるためだったり、一般生の英語力引き上げのためだったり…と、オトナの事情?で帰国生入試を始めた学校もあるようです。なので、帰国生入試をしていても、ただ試験問題や受験日が別なだけという印象を受けた学校や、英語の教育方針にその学校ならではの魅力が感じられない学校もたくさんありました。帰国生入試の場合は、入試の解禁日が2月1日の東京や神奈川でも、12月や1月に受験できる学校がたくさんあります。(一般生向けの英語入試の場合、東京や神奈川は2/1以降という私立学校の協定に縛られます)帰国生入試で合格できたら、遠くて通うのが現実的でない学校を本命前に受験する必要もなくなりますし、たとえ残念な結果であっても他の子と同じように、一般入試や一般生向けの英語入試を受験することができるのです。ただし…早めに行われる帰国生入試の手続きは、一般入試がスタートする前に締め切られることが多く、一度納めた入学金等が返金されなかったり、わずかしか戻らないこともあるので、その点も最初にご確認ください!!それから…一般入試で入学しても、条件を満たせば帰国生入試での入学者と一緒に英語の授業を受けられる学校もありますので、帰国枠のある学校を受験される方はぜひ説明会などで聞いてみてください♪コナツの学校にも一般入試で入って帰国生と一緒に授業を受ける生徒さんが実際にいるそうです。