幼児の、卵アレルギー発症をめぐる研究。
離乳期に、卵粉末で8割抑制の研究結果――。調査対象は、食物アレルギーになりやすいとされる「アトピー性皮膚炎」の赤ちゃん121人。生後6ヶ月から毎日、卵は食べずカボチャの粉末を食べさせた場合と、固くゆでた卵の粉末を少しずつ食べさせた場合で「卵アレルギーの発症の違い」を調査したところ、1歳になった時点で卵を食べなかったグループ61人中23人が発症。に対し、卵を食べたグループ60人中5人が発症。後者のほうが約80%少なく、卵を食べ続けることで耐性がつくと考えられ、卵アレルギーの予防効果を実証。しかし、すでに卵アレルギーを発症している場合は、ごく少量でも症状が出る可能性があるので専門医に相談することが大事と注意を呼びかけている。1歳児の食物アレルギー。卵43,7%、牛乳21,3%、小麦7,8%、魚卵7,3%、ピーナツ4,5%、その他15,4%。(参考:TBS、Nスタ。12月9日放送)