イタリアン~アルポルト~(改稿)
西麻布交差点の近くに、知る人ぞ知る《アルポルト》があります。以前、コミックマーケット(同人誌即売会)にいった際、その帰りに東京ビッグサイト(国際展示場)の8Fにあるアルポルト(ランチ)へいったことがあったのですが、「この値段でこのクオリティは凄い❢❢」と驚きました。それから「いつかは、西麻布の本店へ」と思っていました。コロナ禍にあっての短縮営業(アルポルト=金・土のみで20時まで)でアルコールも出せないという、飲食店にとっては大変な状況下にあって、少しでも足しになればという思いもありました。坂道を上がった左側に、名店らしいクールな門構え。階段を降りて門をくぐると、さっそくスタッフの方が迎え入れ、アルコール消毒をして席へ案内されました。店内はテーブル席も離れた配置をしてあり、アクリル板で会話の飛沫が飛ばないように配慮してあります。果たして、こんな行き届いた店にも時短や酒類提供の自粛(中止)が必要でしょうか?食前のレモンスカッシュ。フランスパンとフォカッチャ(手前)フォカッチャは、ふんわりして美味しかったです。~おまかせランチコース~前菜は、宮城県産マコガレイのカルパッチョ。カレイは新鮮で下処理がいいからでしょう。歯ごたえがあって身の旨味を感じられました。元々カレイのような白身魚は淡白な味でよく分からないのですが、とても美味しかったです。(煮付けは、味が染み込むので別ですけど)山梨県産・ゴールドラッシュ(とうもろこし)&コンソメジュレの冷製スープ。角度を変えると、立体感が出て美味しさが伝わるような……。チーズとハムのクレープ・ラニエリ風。ベシャメル(ホワイト)ソースとチーズのコンビをクレープで包むという逸品。オーブンで焼いてあるので、とろとろチーズが口の中でまろやかに絡みます。10個くらい食べたい❢❢福岡県産・白いかリゾット。白いかは甘みがあって、上に載っているトマトソースのほのかな酸味とベストマッチ。イカ墨で炊いたご飯を冷やし固めて、フライパンで周りを焼いてあります。表面は「おかき」のようですが、ご飯なのでネットリ感もありました。パスタは五酒類から選べました。1本日のパスタ。2トマトソースのフェデリーニ・バジルペーストとリコッタチーズ。3ンドイア入り、アマトリチャーナ。4甘海老と九条ネギ、カラスミのフェデリーニ。5生ウニのフェデリーニ(+1760円)※フェデリーニとは比較的細いパスタ麺です。(細いほうがソースに絡みます。太麺のモチモチ感はありませんが、個人的にはラーメンもパスタもどちらかというと細麺が好きです)カッペリーニ(1~1,1ミリ)が最も細く、その次にフェデリーニ(1,4~1,5ミリ)、スパゲッティーニ(1,2~1,6ミリ)、スパゲッティ(1,6~1,9ミリ)……などが、円形状のロングパスタ。本日のパスタ「ブラウンマッシュルーム・パスタ」ブラウンマッシュルームはホワイトに比べると、香りや風味が強いです。クリームソースとは違ったパスタですが、それでもソースに絡んだ麺は旨味たっぷり。まるで腹を空かせた野生動物が、ペロッと平らげるかのごとく、アッという間に「あれっ、どこへいった?」メインディッシュも四酒類から選べました。1本日の肉料理。2仔牛とフォアグラのソテー・マルサラソース(+1210円)3和牛ロース肉のタリアータ・赤ワインソース(+1320円)4本日の魚料理。(本日の肉&魚は何だったか? 後日、書き足します)3を選びました。埼玉県産・武種和牛です。ルッコラと薄くスライスされたチーズが載っています。ソースの旨味もさることながら、やはり和牛は国産牛と違います。噛めば噛むほどに、肉汁の旨味が口の中にあふれます。四大和牛にも負けない美味しさです❢❢スィーツ好きの私にとっては、これもまたメイン。ティラミス(左)アメリカン・チェリータルト(奥)フランボワーズシャーベット。(私が選んだハーブティと一緒にいただきました)さすが、最後のデザートもこれまでの料理の感想をさらに引き立てる絶品でした❢❢……以上、8470円。(安ッス❢❢)デザートの前に、肉か魚料理かパスタを追加しようかと悩みましたが、今日は腹七分目にしてまた再訪するモチベーションにしようと思いました。が、やはり帰宅して「あ~あ、やっぱ食っとけば良かった……」驚いたのはランチにもかかわらず、あの片岡シェフが食事中も帰る際も、わざわざ出向いて挨拶をしていただいたことです。