ねこねこ日記

[海外旅行] カテゴリの記事

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  グランドサークルの旅　（レイクパウエルとパリアリムロック）

  10月30日、午前7時半出発の「レインボーブリッジボートツアー」に参加する。レインボーブリッジ国定公園までは、船でしかいけない。しかもクルーザーで片道2時間半もかかるのだ。船着き場に到着し、15分ほど歩くとレインボーブリッジに着く。レイボーブリッジは世界最大のナチュラルブリッジで高さ７５Ｍ、幅８４Ｍもある。手間暇かけてきた甲斐があり、すごく立派だ。　　　　大迫力のレインボーブリッジレイボーブリッジはナバホ族にとっての神聖な場所なので、下をくぐったりするのは禁止されている。ボートは午後1時半に帰り着いた。その後は、マックでお昼を食べ、グレンキャニオンダムが見える展望台へ。　　　　レイクパウエル　　　　グレンキャニオンダムそこから、”地球の歩き方”に載っていた「パリアリムロック」に行ってみることにした。ここはマイルマーカーだけが頼りのちょっと分かりにくいところにある。駐車場に車を置き、ドライクリークのトレイルを歩いて行くと、面白い景色の場所に出た。　　　　きのこみたいな形の岩があちこちにある　　　　　　しめじ！？こんな面白い岩が自然にできるなんて摩訶不思議だー。期待した以上に面白いスポットであった。　　ホテルの部屋から、レイクパウエルの夕焼けこの日の晩御飯はファミレスのデニーズで食べた。日本のデニーズに比べるとメニューの種類が少ない。旦那は白身魚ティラピアのグリル、私はクリスピーチキンサラダにしたが、どっちもなかなかおいしかった。しかも安い。国立公園内のホテルの高くてまずいレストランは見習ってほしいもんだと思った。

  2011.12.15

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  グランドサークルの旅　（アンテロープキャニオン）

  10月29日、モニュメントバレーを出発し、3時間ほどでアッパー・アンテロープキャニオンに着いた。アンテロープキャニオンは「いいちこ」のちょっと前のＣＭでおなじみのスポットだ。ここは、自分で勝手に見て回ることはできず、必ずナバホのツアーに参加しないといけない。料金を支払い、午前10時半出発のツアーまで待つ。オープンなバスに乗せられ、キャニオンの入り口まで連れて行ってもらう。結構寒い！ナバホのガイドが先導し、キャニオンの中に入る。暗い。この季節でも観光客が多いので混んでいる。夏場はさぞかし大混雑かもしれないと思った。　　　　　暗いから、いまいちかな..アッパーの観光を終えた後は、ロウアー・アンテロープキャニオンへ行った。ここは料金を支払った後は自分達で自由に観光できると聞いていたが、暇だったのか、ナバホのガイドのおにいちゃんが案内してくれた。ロウアーでは1997年に上流で降った雨による鉄砲水で11名の尊い命が失われた。そのため、今では少しでも雨の兆候があるとキャニオンは閉鎖されることになった。亡くなった方々に合掌し、キャニオンの中へと狭い階段を下る。岩の間がとっても狭いので、アメリカ人のとっても太った人は通れないと思う。太陽が高く上がってきたこともあるし、ロウアーの方が光が入ってきやすいのかアッパーよりずっと綺麗だった。団体客は来ないので、静かに落ち着いて写真を撮れるのも良い。なお、ガイドにぴったりくっついていく必要はなく自分のペースで写真をとって回れるが2時間以内にゲートに帰ってこないと罰金となる。　　ガイドのおにいさんが笛を吹いてくれた。　岩に反響して良い感じ！　　　　いろんな色に変化する岩が美しい鉄砲水で砂岩が浸食され、こんな造形美を生み出しているのは大自然の奇跡の一つだ。観光できる端まで行き、再び、狭い岩の間の階段を上がって地上に出た。とっても青い空を見てなんとなくほっとした。この後は近くのペイジの町へ向かった。ペイジはレイクパウエルのほとりにあるリゾートタウンである。パウエル湖は、グレンキャニオン・ダムのために造られたダム湖だ。昔は、グレンキャニオンという峡谷だったのが湖になったわけだ。展望台から湖を眺めると、人造湖ながら美しい。でも、湖の底に沈んだ峡谷はどんなに素晴らしかっただろうかとも思う。グレンキャニオンダムの周辺にはパトカーが張っていて、制限速度を絶対に守らないといけない。知らないで走っていたら、前から来た車がライトをパカパカして注意してくれて事なきを得たが、ちょっと肝を冷やした。パカパカしてくれた人に感謝！ペイジの町を通り過ぎて、宿泊先の、パウエル湖に面したリゾートホテル「Lake Powell Resort」に行く。奮発して湖側の2部屋ある広い部屋を予約してあった。しかし、ここはとんでもないホテルだったのだ！チェックインして、一通り部屋を見て回ると、バスルームにおびたたしい髪の毛がっ！浴槽にも泡が残ったままだし、トイレも掃除した様子なし。そこかしこに埃がたまっていて、ありえない不潔さだ。フロントに電話してクレームし、ちゃんと掃除をしてくれるように言うと「オフーシーズンだから、ハウスキーピングの数が少ないから..」とか苦しい言い訳。とにかく、出かけている間に掃除しておいてくれるように頼んで、ドアに”掃除してください”の札をかけて出ていった。買い物と晩御飯を済ませて部屋に戻ると、やはり全然掃除してなくて、相変わらずバスルームには大量の髪の毛が落ちたままであった。そのくせ、”掃除してください”の札は内側に掛け直されていたので、札を掛け直しただけで何にもしていないということだ。再びフロントに電話すると、「もうハウスキーピングは帰った」というので、「じゃあ、自分で掃除するから掃除機を持ってきてくれ」と言って、結局、自分で、気持ち悪い髪の毛束などを吸い取ることになった。サイテーだ。翌日も、札が替え直されただけで、ベッドメーク以外、掃除は一切されていなかった。ほんとうにひどいホテルである。ペイジの町のコートヤードに泊まった方がよかったね～と後の祭りだった。このホテルのメリットは眺めがよいのとボート乗り場が近いだけで、買い物や食事を考えるとペイジの町に泊まる方が安くてずっと便利である。この日はもう一つ外れたのが、食事だった。ペイジの街中のステーキハウスでサラダバーとステーキを食べた。サラダバーは良かったが、ステーキの肉がゴムみたいに固くてまずい！しかも、クレジットカードで支払いすると、がめつい店主のおばちゃんに強制的に２０％もチップを載せられた。観光は良かったが、ホテル＆レストランに凹んだ日だった。

  2011.12.14

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  グランドサークルの旅　（モニュメントバレー）

  10月28日、この日はモニュメントバレーをのんびり観光する。朝食後、バレードライブという一周17マイル（約27キロ）の未舗装道路を走った。ここは、自分の車か”バレーツアー”というオープンな小型バスで走るかになる。自分の車で行くと自由に止まれるが、一般車進入禁止エリアには立ち入ることはできない。バレーツアーだと、自由はきかないし、埃もひどいが、一般車は入れないエリアまで観光できる。私たちは、レンタカーが４ＷＤのＲＶで未舗装道もそれなりに安心して走れるので、写真もゆっくり撮りたいしで、ツアーには参加しないことにしたのだ。道はさぞかし埃がすごいのかと思ったが、前々日の雨のおかげか、全然ましだった。　　西部劇の巨匠ジョン・フォード監督お気に入りの「ジョン・フォード　ポイント」から　　　　バレードライブ一番奥から見えるトーテムポールアーティストポイントの展望台で、ホテルの売店で買ったサンドイッチでランチにする。景色も良くて、天気が良く程よくぽかぽかして気持ちが良い。　　　　アーティストポイントから眺めるメリックビュートのんびりドライブしてホテルへ帰ってもまだ午後2時半くらいだった。ずっと、ぎっりのスケジュールで観光だったので、この日は中休みでのんびりだ。部屋のバルコニーに座って絶景を眺めながら、昼間っからビールを飲むことにした。ちなみに、ナバホ居留区ではアルコールは売っていなし、ホテルのレストランでも飲めない。だからビールはモアブで買って持ってきた物だ。旦那は、おじさんなのでビールを飲むとやはり昼寝をし出した。私はガイドブックで今後の観光の研究だ。夕暮れには、またサンセット撮影隊になる。　　ビュートと三日月夜になってベランダに出ると、空には満天の星空だ。しかし、夜はかなり冷えるので少しの間しか眺めてられないけどね。

  2011.12.13

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  グランドサークルの旅　（アーチーズからモニュメントバレーへ）

  10月27日、天気は快晴。ホテルの近くのインド人経営の「パンケーキハウス」という朝食専門店（パンケーキがふわふわでおいしいし、お店の人の愛想も良い）で早々と朝食を食べ、最後のアーチーズ観光へ。まず、「パークアベニュー」という、ついたてのような岩がビルのように両側にそびえ、さながら懐かしいＮＹのパークアベニューみたいだというトレイルを歩いた。　　　　スリーシスターズという岩をバックに記念撮影それから、いろんなウィンドウやアーチが集まったウィンドウセクションへ。　　右がノースウィンドウ、左がサウスウィンドウ　なんか面白い顔みたいに見える　　　　　　タレットアーチ　　　　迫力のダブルアーチ　　なんでこんな形ができたのかほんと自然の不思議である！アーチーズの観光を無事終え、３時間位かけてモニュメントバレーへ向かう。途中で、メキシカンハットの岩やグースズネックという川が蛇行してグースの首みたいな地形になったポイントを見た。モニュメントバレーに近づくと、昔、父が好きだった西部劇の場面に出てきたビュートという独特の形状の岩が見えてくる。思ったより早目に、宿泊先の「The View Hotel」に到着。園内唯一のホテルで、アメリカ先住民のナバホ族経営で、絶好のロケーションにある。モニュメントバレーはナバホ居留地内なので国立公園ではないのだ。部屋からは、モニュメントバレーの絶景が見渡せる。ほんと贅沢だ。　　部屋のバルコニーからレフトミトン、ライトミトン、メリックビュートの夕景　　　　日没直前の美しい夕焼けこのホテルのレストランは、これまでの国立公園内のレストランに比べればまだ食べれる。ただし、選ぶメニューによるけど..。２泊したんだが、１日目にたのんだナバホのシチュー料理はなかなかおいしかった。付け合わせのナンみたいなナバホのパンもおいしい。しかし、２日目のチキンサラダは、野菜が豪快にそのまま、ほんと、そのまま、盛られていてかなりびっくりした。隣のテーブルのそっち系のおにいさんも「いや～ん！なにこれ！？」と驚愕していた。

  2011.12.12

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  グランドサークルの旅　（キャニオンランズ国立公園＆アーチーズその２）

  10月26日は、朝になってもまだ雨が降り続いていた。とりあえず、朝食後に公園内に行ってみたが、雨の勢いが衰える気配がない。明日の午前中も時間がとれるから、アーチーズより近い（とはいってもかなり走らないといけないが）「キャニオンランズ国立公園」に行ってみることにした。キャニオンランズは元々予定にはいっていなくて、時間があればいってみるか..くらいに考えていたのである。しかし、その”たいして期待していなかった”思いを良い意味で裏切られることになった。キャニオンランズ国立公園は、北の「Island in the sky」と南の「Needles」に分かれている。それらはつながって観光できない。この日は、モアブから行き易い「Island in the sky」という素敵な名前の方を訪れた。シェーファーキャニオン展望台で車を止め、小雨の中、しばらく歩くと、驚くべき風景が眼前に広がっていた。高々と切り立った峡谷の圧倒されるパノラマに「すごい！」の言葉しか出なかった。　　　　写真では表現できないのがくやしい！次は”メサアーチ”というポイントで、駐車場に車を止め、20分ほどトレイルを歩くと地味なアーチに出る。このころ、雨はほぼ止んでいた。「ぱっとしない地味なアーチ..」と思って、アーチに近づいていくと、アーチ越しに神秘的に煙る切り立つ峡谷がまるで夢のように目に飛び込んできた。言葉にならない感動を覚え、近くにいた白人のおじさんと顔を見合わせてお互いうなづきあってしまった。写真ではその感動を表現できないので、あえて写真は載せたくない。その後、トレイルをけっこう歩いて、”アプヒーバルドーム”というクレーター状の地形を見に行ったが、雨がまた降り出してきた。グリーンリバー展望台に行ったが、雨雲で全然見えない。一番奥のグランド・ビュー・ポイントの展望台に行く頃には、雨が激しくなってきた。やむ気配が無いので、周りの車もどんどんあきらめて去って行く。旦那には「いつまで待つ気やねん！もうアーチーズは晴れとるんちゃうか？こんなところでしつこく粘って時間の無駄やないか！」と怒られながらも「もう少しだけ」と粘る。旦那は怒っていたが、すぐに居眠りをしだしたので、ガイドブックでも読んで待つ。1時間以上待っただろうか、旦那が目を覚ましてまた怒りそうだったので、「じゃあ、もう行こう」と引き返してちょっと走ったところでは、なんか空が明るい！そこに立ち寄ると、天気が回復して、息を飲む素晴らしい景色が見渡せた。再び、グランド・ビュー・ポイントに引き返すと、さっきの大雨は嘘のように過ぎ去っていた。ラッキー！！！展望台に行くと、雨上がりで峡谷から立ち上る蒸気がなんともいえない味を加えて、雨上がりだからこそ、岩の色つやが鮮やかで、ものすごい絶景である。　　これは景色のほんの一部　　　　なんか、映画のシーンを見ているかのような不思議で圧倒される絶景だ。すごい！すごすぎる！！！！！！！胸にズシーンと打ち込まれた。あ～、感動のあまり言葉も出ない..。旦那も、「すげー」「ひゃー」と感嘆符ばかりを連発していた。こんなにすごいと思ったのはアルゼンチンのペリトモレノ氷河以来かもしれない。私のしつこさに怒っていた旦那も一転「粘った甲斐があったな～」と現金な変わりようであった。その後、アーチーズに戻ると、すっかり天気は回復していて、岩場も歩ける状況になっていた。アーチーズのハイライトである「デリケートアーチ」へのトレイルを歩いた。急な岩場などを片道2.4キロ歩いて、デリケートアーチに到着。　　　　アーチーズのシンボルであるデリケートアーチこの周辺はかなり風が強いので注意が必要だ。でも、苦労していく価値がある。トレイルを戻ると、もう太陽はオレンジ色に変わり始め、アーチや奇岩の色が一層鮮やかになっていく。　　　　夕日に染まるバランスロック雨がかえって福となった１日だった。大満足。個人旅行でアーチーズを訪れるなら、是非キャニオンランズに行くべきだ。絶対後悔しないと思う。

  2011.12.11

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  グランドサークルの旅　（アーチーズ国立公園その１）

  10月25日、アーチーズ国立公園の観光1日目である。当公園内にはホテルもビジターセンター以外の売店もない。あるのは不思議なアーチの数々と奇岩だけ。全長21マイルの道の途中にある名所を見て回るわけだが、夏場は大混雑するらしい道や駐車場もこの季節は苦労しないからいい。まず朝一番で、公園つきあたりにある「デビルスガーデン」のトレイルを歩くことにした。途中、ランドスケープアーチまでは楽だが、それ以降は、冷や冷やものの急な岩場を登ったり、高所恐怖症の人には絶対無理だと思う細い岩の背を渡ったりする箇所があり、ハイキングの素人には思ったよりハードなトレイルである。しかし、途中にある様々な大きさや形のアーチや奇岩をみて回るのは実に楽しい。　　　　ランドスケープアーチ　　全長８８．４ｍの世界最長のアーチ、崩壊の危険があるから真下には行けない。　　　　　　　　ダブル・オー・アーチ　　　　１枚の岩の上と下に１こずつ”Ｏ”の形の穴があいている。不思議！！デビルスガーデンを堪能した後は、お昼ご飯代わりに（園内には食べ物は売っていない）日本から持参したせんべいなどのお菓子を食べて休憩し、次のポイントへ。道路沿いのトレイルからちょっと歩いて行けるアーチを何箇所か見て歩た。サンドデューン・アーチという砂地にできたアーチを見た後、公園ゲートでもらったマップにも載っていないアーチ「Broken Archはこっち」の標識をみて見に行くことにした。しかし、これがとんでもなかった。かなり長らく歩くと　　　　　　　　こんな立派なアーチがでもこのアーチの近くには「Broken Arch」の標識は無く、「トレイルはこのアーチの向こうもまだまだ続きま～す」という標識しかなかったのでこのアーチは全然”Broken”でねえし別にあるのかね？？..と言いながら歩けども歩けども全然着かない。散々歩いた挙句やっと「タペストリー・アーチ」っていう標識が。　　　　　　たぶん、これがタペストリー・アーチ..っていうことは、やはり先程のアーチはBroken Archだったんだと思われる。それならそうと標識だしといてよ！！と文句を言いながら来た道を引き返す羽目に。私達を同じことをやっている中年カップルが他にもいて、やはり文句を言いながら帰っていった。ここで思いの外時間（２時間半以上）を食ってしまい、しかも、空模様も怪しくなってきて車に戻るころには雨が降り出してきた。ここからは、雨がザザ降りになり、途中の駐車場で雨が止むのを待ったが全然やむ気配もなくあきらめてモアブの町に帰ることにした。街中のスーパーで買い物して、ホテルの隣にあった中華レストランで晩御飯を食べた。入店するなり、店主らしい車椅子に乗った強面のおばさんがつっけんどんに「ビュッフェにするか？どうなんや？」と聞いてきた。「オーダーのにする」と答えると、「じゃあ、そこに座れ！」と強硬な態度だ。料理の味は、値段はそれなりにするのにいまいちおいしくなかった。なすの炒め物はまずいし、チャーハンは味しない。ましなのはスープくらい。超愛想悪いおばさんは、私達が店を出る時もありがとうも言わず、無視して仏頂面だった。きっと日本人が嫌いなんだと思う。だって、白人や中国人には全然態度が違ったもの。Best Westernの隣の中華レストランには絶対行くべきではない！

  2011.12.07

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  グランドサークルの旅（キャピトルリーフ国立公園、ゴブリンバレー州立公園）

  10月24日、この日は、ブライスキャニオンからアーチーズまで１日かけて移動する予定。州道１２号から州道２４号をドライブするルートはアメリカでも屈指の絶景ルートだ。途中、アメリカ最大で殆ど観光開発のされていないグランドステアケース・エスカランテ国立公園を通り、４千メートルの峠を超えるのである。その圧倒的な景色には長いドライブも絶景の連続に飽きることがない。アーチーズまでは便利な国道８９とインターステート７０を利用すれば早いが、時間があるなら是非この絶景ルートを走ってほしいと思う。　　写真ではその雄大さを表現できないが、こんな景色のオンパレードだ途中ではいろんな形の岩が目白押しで正に”岩三昧”である。凄過ぎる！！ブライスキャニオンから３時間以上走って、キャピトルリーフ国立公園へ到着。ガソリンスタンド以外は、シーズンオフでホテルやレストランは全て閉まっていた。ランチに困り、ガソリンスタンド併設の売店の店員のおばさんに聞いたが「この辺はどこも閉まっているよ。隣町まで無いわね。」という答えだった。しかし、小さなスーパーがある隣町まで２時間以上かかり、アメリカの広さ恐るべし！スーパーでは、反対方向から来たという日本人の熟年おじさんグループに会った。　　キャプトルリーフ国立公園内の岩、お城みたい！キャピトルリーフには地道のシーニックドライブがあるが、時間がないのでパス。しかし、州道沿いの岩や先住民の岩絵などを見るだけで十分楽しめた。沿道の黄葉もとてもきれいだった。それから、州道２４号からちょっと寄り道して、ゴブリンバレー州立公園へ行った。ここもまた、他とは異なる面白い風景が広がっている。　　なんか、きのこっぽい形状の岩がぽこぽこあって、小人にも見えるし楽しげだ。　でも、近くに行くと結構大きいのだ。　　　　草原の真ん中に忽然とこんな冗談みたいな岩があったりする。　　もちろん自然にできた岩なんだが、旦那は誰かが造ったんだろうと最後まで疑っていた。　　　　別の方向には立派なお城！と見間違う巨大な岩が！いや～、ほんと岩でお腹一杯だった！何度も言うけど、凄過ぎる～！！アーチーズ国立公園観光の拠点となる町モアブには午後４時半くらいに到着。宿泊先は、「Best Western Plus Greenwell Inn」だ。モアブの中心部にあるので何かと便利なモーテルだ。晩御飯は街中のメキシカンレストランで食べたが、普通においしかった。やはりメキシカンは無難である。

  2011.12.06

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  グランドサークルの旅　（ブライスキャニオン国立公園）

  10月23日、ザイオンを出て車で1時間半かからないで行けるブライスキャニオン国立公園へ。ブライスキャニオンに近づくにつれ、周囲の岩がだんだん赤い物へ変わっていく。ザイオンとはまた全然異なる岩と景色である。　　　　サンセットポイントサンセットポイントには、人気の「ナバホ・ループトレイル」という谷底に降りてまた上がってくるトレイルがあり、行きはよいよい帰りは..ってやつで、のぼりが結構きつい。でも、下から見上げる奇岩は迫力があり是非歩いてみるべきトレイルである。　　　　ナチュラルブリッジ　　太古の、谷を削る水の流れによって形成されたアーチ、正に芸術！　　　　インスピレーションポイントの夕暮れ　　　　翌日の早朝に見に行った日の出のブライスポイント宿泊先は、園内唯一のホテル「Bryce Canyon Lodge」だった。ここのレストランでは、私はチキンサラダを頼んだが、これまたまずいこと！チキンの焼き方が感動するくらいパッサパッサで、味付けも塩から過ぎて、やはり殆ど食べれなかった。以前から思っていることだが、ほんとアメリカの国立公園内のホテルのレストランのまずさには感心する。ブライスキャニオンは標高が２～３０００メートルあるので、空気が薄く、寒い。人によっては息苦しく感じると思う。（私もしばしば深呼吸していた）ロッジには冷蔵庫がないが、秋でも夜はかなり冷えるので、ベランダで結構ビールが冷える。ザイオンとは全然異なる景色なので、是非セットで訪れるべき公園だ。

  2011.12.05

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  グランドサークルの旅（ザイオン国立公園）

  10月22日、セントジョージを早朝に出発しザイオン国立公園へ。公園のシーニックドライブはマイカーでの観光不可なので、ビジターセンターに駐車し、無料シャトルバスに乗って、観光ポイントの停留所で降りて見て回るシステムだ。シャトルバスは非常にコマ目に走っているので殆ど待たずに乗れるから不自由はない。　　　　朝日を浴びて雄大にそびえる「Temples and Towers」　　　　　　　　エメラルドプールでの紅葉と岩いろんな岩を見たり、エメラルドプールへのちょっとしたハイキングをした。空気の良い自然の中を歩くのは気持ちが良い。シーニックドライブの観光後は、マイカーでまわれるザイオン・マウント・カーメル・ハイウェイへ行った。シーニックドライブとは岩の形や景色が全然違っていて面白い！自然の水や風などで生み出された芸術に感嘆した。　　　　　　キャニオンオーバールックの岩　　　風などの作用で岩に流れるような曲線が付いたなんて驚きだ！いきなり奇岩の数々に圧倒された観光１日目だった。この日の宿泊先は、公園内の唯一の宿「Zion Lodge」だ。部屋自体は落ちついた感じで良いが、なにしろご飯がまずいこと！サラダバーは普通に食べれたが、メインで頼んだサーモン料理がめちゃくちゃまずい。まずい料理の研究をしてるんじゃないかと思うほ激まずでほとんど全部残してしまった。食べ物を粗末に残すのは嫌いだが、あまりにまずくて食欲は一気に失せた次第であった。悪しからず！

  2011.12.04

• グランドサークルの旅（出発篇）

  2011年10月21日に、伊丹から成田、成田からのJAL便でロスに飛んだ。ロスに着くと、ちょうど昼休み時で、パスポートコントロールの係官は無慈悲にどんどん休憩に入って行き、なんと1時間半以上待たされた。テロリストのせいで、ひとりひとりの審査に時間をくうのは、ほんと憎らしいし、長蛇の列よりも自分のランチを優先させるアメリカ人係官にも腹が立って仕方なかった。アメリカのこういう所はまじムカツクベルトコンベアを永遠かと思えるほど廻ったスーツケースをようやく受け取り、今度は別のターミナルにある国内線へと、長い距離をゴロゴロ荷物を押して歩いた。建物内で繋がっていないので、外をゴロゴロ押して歩かなきゃいけないのがダサい空港である。Delta便でラスベガスへ飛び、ハーツでレンタカーを借りた。レンタカーは日本で売っていない日産インフィニティのでっかいＲＶである。今回は長期の旅行なので、大きいスーツケース２個が確実に積める車にしたのだ。ラスベガスからセントジョージという町まで１時間半くらいだったかな。着いたのは、夕飯時だったのでホテルにチェックイン前に晩御飯を食べることにした。しかし、金曜日ということもあり、どこのレストランもいっぱいで並んでいる。疲れて並ぶ元気もないし、並んで食べるほどもないのが一般的なアメリカのレストランなので、結局ウェンディーズで、旦那はハンバーガーセット、私はチキンサラダにした。疲れてくたくたでホテルにチェックイン。この日のお宿は、コートヤード。マリオット系の無難に安心できるビジネスホテルである。

  2011.12.01

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  2009夏休み旅行１１日目：サンフランシスコ観光

  朝食後ホテルを出て、まず、「地球の歩き方」に載っていたワイン屋さんへ行った。そこで、ワイン１２本を購入、発送してもらうことにした。しかし帰国後わかったが、案の定、別送品扱いになっていなかったみたいで個人輸入になってしまい、結局、ワイン代とは別に送料２６０ドルくらい＋税金3100円かかり（これら経費は帰国後相当たたないと連絡がこないのだ）、とっても高価なワインになってしまった。まあ、日本ではなかなか手に入らないワインなので、仕方ないと思うしかない（汗）。その後で、フィッシャーマンズワーフへ行った。　　ピア３９は一番賑やかぷらぷらして、アイスを食べたりして、日本で予めネット購入しておいたアルカトラズ島クルーズに参加するためにピア３３へ。　　アルカトラズクルーズ　　　　　　アルカトラズ島島では、日本語のオーディオガイドを借り、４５分間のセルフガイドツアーをする。この刑務所は意外と２年間しか使われていないらしい。　　　　　　　　　　両側は囚人たちが収容されていた監房売店では、昔ここの囚人だった８０代のおじいさんがアルカトラズ島での日々を綴った著書へのサイン会も行われていた。島からクルーズ船で帰り、「Aquarium of the Bay」という水族館に行った。ダイバーなので、必ず、水族館があったら行くことにしているのだ。ついでに、ピア３９の名物、野生のアシカのぎっしりお昼寝を見に行った。　　　　板の上にびっしり隙間なく、折り重なりながらアシカが爆睡する様はすごい！！　　においも強烈で、こんなに人口密度ならぬアシカ密度の高いのは見たことが無い。　　びっくりである！！ディナーの予約をしていたレストランに向かう途中で、偶然、急坂を上る途中の有名な撮影スポットを通りかかり、名物の路面電車を待つ。　　　　　　　　晩御飯は、カニで有名なベトナム料理店「Crustacean」でいただく。前菜３品くらいと、看板料理”ローストクラブ”を一人一匹ずつ注文。かにの大きさに圧倒されて、うっかり写真に撮るのを忘れた。ウェイターに薦められて注文したガーリックヌードルは、そんなにおいしくなく頼まなくてもよかったと思った。カニはにんにくが効いてておいしかったが、オイルで手がべちゃべちゃになる。おしぼりが付いてくるが、やはり、後でトイレで手を洗った。翌日の飛行機で帰国。盛りだくさんの充実した旅行だった。

  2009.11.02

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  2009夏休み旅行１０日目：サンフランシスコへ

  朝食後、セコイア国立公園のホテルをチェックアウトし、サンフランシスコへ。　　　　ゴールデンゲートブリッジ橋を渡ってサンフランシスコ市内対岸の街サウサリートへ行った。　　　　サウサリートよりサンフランシスコ市内を望むかもめや海鵜がたくさんいた。晩御飯は予約してあった「Horizons」で食べた。テラス席からは、サンフランシスコ市内が見えて眺めが良い。　　　　夜景も雰囲気が良い　　　　　　　　新鮮な生ガキがおいしかった値段もリーズナブルだし、雰囲気も良いのでお薦めだ。お宿は、サンフランシスコ空港近くOyster Bayのコートヤード　by マリオット。車があると、サンフランシスコ市街地に泊まるのは駐車場とか大変なので、こっちの方が便利で市街地より割安だ。旦那が出張で何度か利用しているのでここにしたが、正解だった。

  2009.11.01

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  2009夏休み旅行９日目：キングスキャニオン国立公園

  セコイア国立公園の北にあるのがキングスキャニオン国立公園だ。ここにもジャイアントセコイアの森がある。　　　　グラント将軍の木：　高さ81.5M 樹齢1800～2000年　　　　　　　　グラントグローブのビジターセンターの奥の細い道を登ったところにある　　　　パノラミックポイントからの眺めキングスキャニオンハイウェイをシーダーグローブに向かって走る道は眺めの良い快適なドライブコースだ。　　　　　　　　　　岩山が連なるダイナミックな絶景ポイントの連続だ終点のシーダーグローブからは様々なトレイルが始まる。その中で、短いお手軽なラインドトレイルのツムワルトミドウトレイルを歩いてみた。　　　　トレイルが始まる地点あたりのさわやかな渓流　　　　　　　　トレイル真ん中あたりのロックガーデン　　　　でっかい岩がごろごろ、こんなのが落ちてきたら怖っ！セコイヤ＆キングスキャニオンも世界遺産にしてもいいくらい実に素晴らしい所だった。

  2009.10.31

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  2009夏休み旅行８日目：セコイア国立公園

  朝、セコイヤ国立公園の南側ゲートより入り、ロッジポールのビジターセンターで、クリスタルケイブのチケットを購入する。午前中の分はすでに空きがなかったので、午後の早い時間の分を買った。その時間まで、ジャイアントフォレスト博物館に行き、近くのトレイルを歩いた。　　　　ジャイアントフォレスト博物館とセンチネルの木　　　　　　　　巨大なセコイアの木々、でかい！！クリスタルケイブに行く道はけっこう遠い。駐車場から鍾乳洞入り口までは、急坂をけっこう下るので、帰りはちょっときつい。洞窟は勝手に見て回れない。必ず、ガイドツアー($11)に参加する必要がある。　　　　中はこんな感じ　　外は半そででよいが、洞窟内は冷やっこいので上着が必要だ洞窟観光後は、ジャイアントフォレストに戻り、３マイルの周遊道路に行く。この道路沿いに、観光スポットが点在している。　　　　モロロックという岩山からの眺め　　駐車場から山頂まで急な階段などを登って山頂に行ける。　　風の強い日や天気の悪い日は危なくて無理な場所である。　　　　　　　　トンネルログ　　　　自然に倒れて道をふさいだセコイアの木をくり抜いて車が通れるようにしたもの　　　　　　　　　　パーカーグループ　　　　　人間はありんこみたいだセコイヤのスケールのでかさに度肝を抜かれっぱなしだった。子どもの頃に、教科書に載っていた、ジャイアントセコイアの木の周りを子どもたちが手をつないで取り囲んでいる写真を見て、「こんな木をいつか見てみたい！」と憧れたのが現実になって感動！その後、「現存する世界最大の生物」として名高い"シャーマン将軍の木"を見に行った。　　　　シャーマン将軍の木　　大きすぎて写真に全部入らない　　高さ８３．８M！樹齢は推定2300～2700年！しかし、でっかいセコイアの木は、やぱり元気な長寿の木だけあって、樹皮の色つやも素晴らしい。ヨセミテも良いが、セコイア国立公園も見所がたくさんありとても面白いと思う。日本ではあまり知られていないので、一度も日本人に遭遇しなかった。ヨセミテに行くなら、是非、ここまで足を延ばしてほしい。この日の宿は２連泊で公園内のホテル「Wuksachi Lodge」。駐車場と部屋、部屋とレストランのあるメインの建物とのアクセスは良くないけど、園内では一番新しくてきれいなホテルだ。　　　　落ち着いた雰囲気のお部屋しかし、意外なことにアメリカの国立公園内のホテルにしては珍しく、レストランの味がまともだった。今回の旅行で初めて、おいしいと思える食事だった。

  2009.10.24

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  2009夏休み旅行7日目：デスバレーからセコイア国立公園へ

  この日はデスバレーからセコイア国立公園入り口までの移動日。シエラネバダ山脈があるので、デスバレーからは南に下ってから、山脈を迂回し北に上がるため、一日がかりの移動になる。　　　　デスバレーのホテル近くの砂丘、形がかっこいい途中で、レッドロックキャニオン州立公園をたまたま通ったので寄り道して写真撮影。　　　　赤い色の奇岩、建物みたいだ広大な起伏に富んだ美しい牧草地帯を延々と走っていると、アメリカって広いなぁ～と改めて感じる。途中でお昼休憩したくても、何にもない。やっとこさ、小さな町があって、定番バーガーキングに入った。それから、また、ぶどう畑やみかん畑ののどかな景色が延々と続く。養牛場？っていうの？たぶん肉牛用の牛さんをすごい数飼育している施設があちこちに見られた。なるほど..どうりで牛肉が安いはずだ！と納得。バイサリアという田舎では大きい町を通過して、セコイア国立公園の入り口手前のスリーリバーズにある今夜の宿「コンフォートイン」をめざす。　　　　途中で偶然発見した絶景ポイント！　　山と、川、緑が非常に美しく調和した絵画のような景色だ晩御飯は、ホテル近くのピザ屋さんで、ピザとサラダを食べた。サラダバーは内容が充実していて、ピザもオーダーを受けてから焼いてくれるので熱々だし、ボリューム満点で値段も良心的、味もなかなかおいしく、お腹ぱんぱんで太りそうだった。

  2009.10.23

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  2009夏休み旅行６日目：デスバレー国立公園

  デスバレーはめったに雨が降らない、からからに乾燥した過酷な灼熱の谷だ。　　　　悪魔のコーン畑(Devils Cornfield) : Arrowweedという植物　　　　　　Bad Water 　　　海抜マイナス85.2Mで、昔塩水湖だったのが干上がって広大な塩地帯を形成　　　　　　悪魔のゴルフコース　　　Bad Waterの延長線上にあり、塩と泥が入り混じってぼこぼこ状態　　　　　　　　　　Artists Palette 崖の斜面に、鉱物が自然に描き出した緑、紫、黄色などまるでパレットの中みたい　　　　　　ダンテスビュー　　　デスバレーが一望のもとに見渡せる絶景ポイント　　　正午近くなってきて、駐車場から歩くのがかなり暑い！熱い！ファーニスクリークのビレッジ内でランチ休憩。ストーブパイプウエルズより、レストランの味ははるかにましだった。　　　　　　ザブリスキーポイント　　　なんとも不思議な地形だ。正に、自然が造った芸術作品。　　　しかし、熱い！暑い！！！ちょっと外に出ただけで頭が朦朧とする..ここからだいぶ北に走って、暑くない観光へ。　　　　Scotty's Castle 　　砂漠に忽然と不似合いなお城みたいな豪邸だ。　　スコッティーという大ぼら吹きのおっさんが他人の金で建てて、自分の家だと吹聴して　　いたため、その名がついたらしい。　　９時半～４時までの毎時開催されるガイド付きツアー($11)で内部を案内してもらえる。　　自分で勝手に見てまわることはできない。　　　　　　Ubehebe Crater Scotty's Castleからしばらく走ったところにある。　　　まるで巨大な隕石が落ちたような不思議な地形。　　　スケールが思っていた以上に大きく(28ミリのレンズでは無理)なかなかの迫力だった。充実したデスバレー一日観光を終え、砂丘の夕日には間に合わなかったけど大満足だった。夕食は、またまずいホテルのレストランで、食が進まなかったが。今回の旅行にデスバレーを組み込んでほんと良かった。暑かったが、日本では絶対に見られない壮大で不思議な地形にとても感動した！

  2009.10.22

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  2009夏休み旅行５日目：ヨセミテからデスバレーへ

  この日はヨセミテバレーを出て、タイオガロードを東に向かい、リーバイニングからＵＳ３９５に入って南下、デスバレーを目指した。タイオガロードの景観も素晴らしく、ロッククラーマー垂涎の理想的な岩山が連なり、途中で美しい湖も点在する。　　　　Tenaya Lake？　　　　　　　　　湖名は不明、でもとってもきれい「地球の歩き方」に、US395は”パノラマ街道”として紹介されていたが、正にその通りで、シエラネバダ山脈を右手に見ながら爽快なドライブが楽しめる。US395に出るリーバイニングの展望台からは、モノレイクの透明なブルーの全体像が遠目に望める。US395を少し走って、右折し数マイル走るとモノレイクに入る砂利道がある。砂利道を走って行くと、モノレイクほとりの駐車場にでる。一人＄３払って、湖岸へのトレイルに入れる。　　　　塩分濃度が高いため、特殊なエビとハエしか生息しない　　湖周辺にある白いタワー状のものはTufa Towerという石灰分の堆積してできた奇岩　　神秘的に美しい湖だが、湖岸の黒い縁取りは黒いコバエ集団なのだ（近づくと不気味！）　　再びUS395に戻り、June Lake Loop Roadという回遊道路に寄り道してみた。　　　　　　周辺は別荘地で素敵なところ！　　　　　　　　湖と森、山が調和して美しいLone Pineの町はずれで、デスバレーへの道に右折、東へ向かう。デスバレーはその名の通り”死の谷”、灼熱地帯だ。「地球の歩き方」にも、オーバーヒートに備えて、エンジンの回転数を上げない運転をし、いざというときのラジエーター用の水を積んどくこと、が書いてあったので、９月末だとはいえちょっと緊張。もちろん、水も用意しておいた。デスバレーに向かうには二つの峠を越えるワインディングロードを走る。スケールの大きい不毛な大地を走るのは、なんともいえない感慨がある。自然の偉大さに圧倒される。夕暮れに染まる起伏に富んだ岩肌は厳しくて感動的に美しい。あまりにコントラストが激しくて、私のデジカメでは美しさを表現できなかった。残念！午後６時半くらいに、２連泊するデスバレー国立公園内のホテル「Stovepipe Wells Inn」に到着。外に出ると夕方なのにまだかなり暑い。部屋の前に駐車場があるモーテル形式。エアコンの熱気で更に気温が上がっている感じだ。ホテルのレストラン以外に食べるところはない。スパゲティミートソースを食べたが、やはり麺はのびきっていて、ソースも変な臭みがありおいしくなかった。あとで、部屋でナパのおいしいワインで口直ししたのは言うまでもない。

  2009.10.21

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  2009夏休み旅行４日目：ヨセミテ国立公園の２日目

  ヨセミテ２日目は、まずグレーシャーポイントへ。ハーフドームを望むパノラマ展望台だけど、パノラマ写真のサイズが大きくて載せられない。残念。　　　　リスとハーフドームグレーシャーポイントはまた夕暮れ時に訪れることにして、センチネルドーム・トレイルにハイキングに行く。最終的にセンチネルドームという標高2476Mの花崗岩のドームに登るハイキングコースだ。360度のパノラマ展望できるが、ヨセミテ滝が枯れているので写真をとってもあまり画にならないのが残念。春に来たら、ヨセミテ滝とハーフドームの眺めが素晴らしいと思われる。夕暮れまでまだ時間があったので、タフトポイント・トレイルを歩いた。エルキャピタンの正面の断崖絶壁に出るハイキングコースだが、思った以上に迫力がある。柵もない絶壁の間際に怖々立つと、緊張感と恐怖感で変にハイになってしまう。期待していなかったが、とっても面白かった。　　　　「私がやりました」と犯行を自供したくなる！？ポイント（笑）しかし、ここから帰る途中の分岐点で道を間違い別のトレイルに入ってしまい、延々と引き返す羽目になってしまった。必死に夕日に間に合おうと心臓バクバクで急いだが結局間に追わず..。　　　　　　　　日没ぎりぎりのグレーシャーポイントのハーフドーム　　　　これはこれで美しいから良しとしよう。しかし、雪解け水が元になってるヨセミテの滝や湖は、夏以降は枯れるものがほとんどなので、春の方がいいんだろうなと思った。ただし、混むのは必至だろうけど。

  2009.10.20

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  2009夏休み旅行３日目：ヨセミテ国立公園

  ナパを出て、途中でレストランでランチをし、トータル走ること５時間くらいで、世界遺産でもあるヨセミテ国立公園内中心のヨセミテバレーに着いた。ヨセミテバレーとその周辺が観光の中心で、ホテルなどの施設もヨセミテビレッジやカリービレッジにある。巨大な岩山が連なる地形は、人間がいかにちっぽけな存在であるかを感じさせるスケールだ。岩山と緑豊かな森が造りだす美は見事なものだ。　　　　ヨセミテを代表する絶景ポイントであるバレービュー　　左に世界最大の花崗岩の一枚岩エルキャピタン、右にブライダルベール滝　　　　ここも有名な絶景ポイントであるトンネルビュー　　左にエルキャピタン、奥にハーフドームが望めるどちらのポイントも訪れるなら午後の方がいいと思う。この日のお宿は２連泊で、アメリカ人が一生に一度は泊まってみたい憧れのホテルとして有名な「アワニーホテル」。一泊５００ドル以上するが、せっかくなので奮発した。　　　　　　1927年に建てられた伝統あるホテル　　　　　　　　　　宿泊したコテージ本館の部屋と１０棟のコテージがある。コテージはリスや鹿が遊びに来るし（熊が出ることもあるらしい）、森の中の雰囲気を味わえるが、反面、虫も多い。夜中に、音質、音量共に目覚まし時計のベルそっくりの鳴き声を出す虫にたたき起こされた。泊まるなら覚悟が必要である。まいった！高級ホテルなので、メインダイニングには夜はドレスコードがある。まともなお洒落着も持っていってないことだし、味の方はたいしたことないみたいなので、簡単な食事ができるバーで２日とも済ませた。朝食は、宿泊プランに入っていたので、メインダイニングでビュッフェをいただいた。

  2009.10.18

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  2009夏休み旅行２日目：ナパ＆ソノマの２日目

  時差ボケのため、すごく疲れているのにやはり安眠できないまま朝を迎えた。朝食を摂り、早速ワイナリー巡りのハード！な一日が始まるわけだ。まず、是非行きたいと思っていたソノマのGreen valleyの「Iron Horse」へ。　　　　実に素朴な造りで良いここはスパークリングワインが有名で、ホワイトハウス御用達らしい。しかし、普通のワインが目的だし、後もあることだし、スパークリングワインのテイスティングはしなかった。だって、ここのテイスティングカウンターには飲み残しを捨てる”壺”がないから全部飲まないといけないのだ。まあ、試飲したどのワインも捨てようと思えないおいしさではあった。以下を購入。・2005 BDX-3 $38Cabernet Sauvignon 80% ,Cabernet Franc 12%,Petit Verdot 8%のブレンド。カシスとブーケの香りがし、Cabernet Sauvignonの渋みがでCabernet Francでマイルドになっている。Petit Verdotの個性的な香りがアクセントになっている。・2007 Pinot Noir $45私的にはすごく気に入ったピノ！おいしい！！芳醇でなめらか、スムーズでたまらんおいしさ。一軒目ですっかり良い気分になり、ナパへ戻り「Duckhorn Vineyards」へ。　　　　やっぱりナパはおしゃれだねーナパは立派なワイナリーのテイスティングルームが軒を連ねる”ワイナリー銀座”である。実に商業的でバブリーな雰囲気だぁ～！テイスティング料も高いしねー。だから飲み残してはもったいないと貧乏根性が働き、ますます酔っぱらう私。Duckhornでは以下を購入。・2007 Decoy $30Cabernet Sauvignon,Morlot他のブレンド。香りは控えめだが、バランスがよく飲みやすい。　　　　　　　　　　　　　　　　飲むのはちょっと休憩して、Dean&Delucaへ。　　　　　　　　ここ限定のジュート素材のエコバックゲット！３軒目は、「Turnbull Wine Cellars」へ。　　　　ナパにしてはバブリーな造りではないますます時差が効いてきてテイスティングも酔っぱらい状態に..。テイスティングすると、ここのワインはかなり個性的だと酔っぱらいながらも思った。以下を購入。・2008 Sauvignon Blanc $18青りんごの香り。かなりの辛口で、独特の酸味と苦みがある。スモークサーモンや魚介類のマリネにぴったりだろう。・2005 Cabernet Sauvignon $45ブラックベリーの濃厚な香り。重口で、タンニンが強い。霜降りのステーキ肉を食べたくなる味。４軒目は、「HEITZ Wine Cellars」へ。テイスティングが有料で高いナパにあって、なんと試飲無料の良心的なワイナリーである。しかも、どれもそれなりの値段がするのに！　　　　バブリーなナパにあって落ち着いた雰囲気かなり酔っぱらいの私にも「無理に全部飲まなくていいからね。」と配慮してくれる優しい係のお兄さんで好感が持てる。以下を購入。・2005 Cabernet Sauvignon $42とてもバランスが良く、おいしい！Turnbullのよりこっちがおいしかったので、訪問順序が逆だったら、Turnbull買ってなかったかも。これを飲むと濃厚なビーフシチューが食べたくなった。ふわふわ状態で、締めに「Domaine chandon」を訪問。　　内部は実にバブリーな雰囲気だった！スパークリングワインを何種類か有料テイスティングして、もうふらふらの私。日本でも買えるし、もうどうでもよくなって何も買わなかった。晩御飯は、Open tableで予約してあった「BOUCHON」へ。味が濃すぎたので、疲れた身には一挙に食欲がなくなり、メインにはほとんど手を付けずにもったいないことだった。ん～、いまいち..。運転係でワインを試飲をしてない旦那も同意見だった。宿泊先は、前日と同じ。あ～、試飲疲れしたぁ～。この日の夜は我が友”大田胃散”が大活躍した。

  2009.10.17

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  2009夏休み旅行１日目：ナパ＆ソノマ

  ９月２１日日本出発～１０月３日日本帰着でサンフランシスコからあちこち巡る旅に行ってきた。在米中、アメリカ西部は旅したことがなかったので、ＪＡＬのマイルがたまっていたこともあり、勝手知ったるアメリカへ出かけることになった次第だった。夕方成田を出て、サンフランシスコに午前１１時半位に着く便だったので、起きている時間が長くなかなかつらい１日目だった。空港でレンタカーを借り、サンフランシスコ市内を抜けてゴールデンゲートブリッジを渡り、一路ソノマを目指す。市内の混み合ったのと違い、のんびりした広～い草原を走るのはなかなか気持ちがよい。ワイナリーはたくさんあるし時間も限られているので、悩んだ挙句、２つのワイナリーを訪れた。まず、「Cline Cellars」へ。　　　　　　　　玄関にリアルなおっさんの人形が立っていたテイスティングはベーシックなワイン５種類を無料で試飲できる。リザーブは１種類につき１ドル必要。係のお姉さんは愛想がよく、ワインも普通においしかった。"2007 Cool Climate Syrah　＄16"を購入。　　香りはブルーベリーと黒コショウみたい。やや酸味を感じる。　　シラーにしては軽い目なので、バーベキューやヒレステーキに合いそう。次に「SHUG Carneros Estate Winery」へ。ピノ・ノワールに力を入れているワイナリーのようだ。赤白数種類のワインを＄５でテイスティングできるが、ワインを買うと無料になる。確かに、ここのピノはおいしい。ピノ好きの私好みである。ワイナリーのこじんまりとして素朴な雰囲気（写真撮影に向かないが）や係のお姉さんの美人なんだけど田舎くさい感じも良い。以下を購入。"2008 Sauvignon Blanc ＄16"　　　とてもフルーティー。少し甘みがありながらもしっかりした味わいがあった。"2007 Pinot Noir $24" しっかりしたボディ。コクがあり飲みごたえがある。おいしい！時差と疲れのため、試飲係の私は酔いが回ってしまい、夕方になってきてワイナリーも閉まるころなのでナパのホテルへ移動。この日はあまりに疲れていたのでまともなレストランに行く気力も食欲もなく、バーガーキングでハンバーガーとサラダで夕食にした。宿泊先は「エンバシー・スイーツ・ナパバレー」。　　　　リビングとベッドルームの２部屋ありミニキッチン付コーヒー豆とミル、コーヒーメーカー、電子レンジに、飲み食いに便利なテーブルと椅子まであって機能的だった。ビュッフェの朝食付きで、卵料理は好きな物を作ってもらえる。毎晩ワイン１本開ける日々の始まりである（笑）

  2009.10.16

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  イタリアの旅（９日目）

  いよいよイタリア最終日。この日の夜の便で帰国するので、それまでは自由行動だった。朝チェックアウトを済ませて、歩いてコロッセオまで。前日は外観だけだったので、内部を見学する。この日はコロッセオとフォロ・ロマーノは無料で入場できたのでラッキー。　　６万人収容できるローマ帝国の巨大闘技場　猛獣対奴隷の恐ろしい闘技に熱狂する人々の歓声が今にも聞こえてきそうだ　　　　コロッセオより望むコンスタンティヌスの凱旋門　　　　　　　　ローマ帝国の中心部跡「フォロ・ロマーノ」　　　　壮大な歴史の跡が、悲しくも素晴らしい！歩き疲れたのでカンピドリ広場でちょっと休憩し、また歩き出す。　　　　イタリア王国初代国王ヴィットリオ・エマヌエーレ２世の記念堂　　白亜の大理石がまぶしく圧倒される造りだパンテオンに歩いていく途中で、ピザとワインのランチ休憩。　　　　　　　　パンテオン　　　　築１９００年たっても完璧な形をとどめているからすごい！　　　　古代ローマは世界史で、勉強するのが最も好きな時代だったから、わくわくした。パンテオンも世界史の教科書に写真が載っていたから、実物を見れて感動！その後は更に足を延ばして、テヴェレ川を渡り、サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会へ行った。黄金のモザイク画が是非見たかったからだ。　　　　　　　　　　「キリストと聖母」を描いた黄金色のモザイク画　　　　　　窓から差し込む光により一層輝き、非常に神々しく美しい！帰りはまた別の角度からフォロ・ロマーノを見ながら歩く。集合時間が気になりながらも、途中で、サンタ・マリア・マッジョーレ教会に寄り道。　　　　　　　　　　　　　　美しい祭壇　　　　　　　ローマ４大聖堂のひとつその後は、集合時間ぎりぎりだったので、走ってホテルに向かった。めいっぱい観光し過ぎだ、まったく。しかし、よく歩いた～！これで、私の初めてのイタリアの旅はおしまい。大自然の旅も好きだけど、古代ロマンの旅も良かった。治安がよければもっと良いんだけど、とにかく、身の回りには気が抜けないのは残念だ。トイレにいちいちチップが要り、その割りに便座がないことが多くきれいでないのも×。でも、ワインが水並みに安くておいしいのは最高！また、チャンスがあれば訪れたい。

  2008.12.10

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  イタリアの旅(８日目）

  この日は終日ローマ観光。　　　　まずコロッセオの外観のみ見学。それからサンタ・マリア・イン・コスメディン教会の入り口脇にある「真実の口」で口に手を入れたお決まりのポーズで記念撮影。　　　　　　　　トレビの泉　　　　これまた、お決まりの後ろ向きでコインを投げ入れた。　　　　想像していたより小さかった。トレビの泉近くの、ガイドさんおすすめの手作りジェラート屋さんでジェラートを買いトイレを借りる。いちごとバナナの２つの味を食べたが、人工的なフレーバーを使わず果物から作ってあるので、とってもおいしい！今まで食べたジェラートの中でピカ１だ。　　　　　　　　　　　　スペイン階段で記念撮影ここまで観光して、ランチは”青の洞窟”とかいう名前のレストラン（お店の内装も洞窟っぽくしてある）でツアー飯のピザだった。サッカーの中田選手もよく訪れていたお店らしい。１人前がとっても大きくて、半分くらいでお腹いっぱいになった。午後は、いよいよバチカン美術館。日本人の現地ガイドさんの説明付きで、珠玉の芸術の数々を見学する。　　　　　　ラオコーン像　　　世界史の教科書の写真に鼻毛とか落書きしたのが懐かしい...（失礼！） 　　 実物は圧倒される迫力の素晴らしい作品だった！もちろん写真撮影禁止の、ラファエロの名画の数々、システィーナ礼拝堂のミケランジェロの大作「最後の審判」など傑作を直に見れて感動しっぱなしだった。素晴らしい芸術を堪能した後は、サン・ピエトロ寺院へ。　　　　さすが、カトリックの総本山、とっても大きい！　　　　　　　　教会内部もすごく広くて荘厳な造りでも、こんな神聖な教会の中にもスリがたくさんいるらしいのでバチあたりなことだ。ローマ最後の晩餐は各自自由だったので、ホテルからちょっと歩いたところにあるレストランに適当に入った。英語が全然通じなかったが、料理とワインはなかなかおいしく満足。

  2008.12.09

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  イタリアの旅（７日目）

  この日は、朝ホテルをチェックアウト後、小型のバスで島内のアナカプリ地区へ向かう。カプリ島内の道路は非常に狭くて、車同士が離合するのが大変なところだ。バスの運転手さんの車幅感覚はすごい。道の狭いせいで、接触事故もやはりしょっちゅうあるそうだ。バスはリフト乗り場に着いて、長～いリフトでソラーロ山へ登る。リフトに乗っている途中でも、島のお家や庭、ぶどう畑、ニャンコなどいろいろ見られて楽しい。白い家々と青い海とのコントラストも綺麗だ。地中海してる！　　　　ソラーロ山より山上のカフェでカプチーノを飲んで、再びロープウェイで下山。ロープウェイ乗り場では、他の日本人ツアーの人たちが、「青の洞窟に入れなくて残念。」と話しているのを聞いた。確かに前日より風が強くなっていたので波が出てるだろうから、あの洞窟の入り口の狭さでは無理だろうなと思った。その人たちには申し訳ないが、前日に待ち時間ゼロで何の問題もなく洞窟に入れた幸運を感謝したものだ。カプリ島に別れを告げ、高速船でナポリ港へ戻り、専用バスに乗ってポンペイへ向かった。ポンペイで、カプレーゼとパスタのツアー飯のランチをいただき、いよいよポンペイ遺跡観光だ。繁栄を誇っていた古代都市ポンペイは７９年にベスビオ火山の大噴火で、１８世紀半ばに発掘されるまで灰に埋もれたままだったそうだ。　　　　遺跡入り口　　　　　　　　背後に見えるのはベスビオ火山　　　　　　　　　　　　円形劇場？遺跡からは、当時の人の豊かな暮らしぶりが伺え、大噴火によりそれが消し去られた深い哀しみが感じられる。壁などに残された人型から起こした像は、もだえ苦しむ姿が生々しく悲痛この上ない。２０００年近く前の悲劇はそこに確実に残っていて、なんともいえない気持ちだった。その後は、一路最後の訪問地ローマへ向かう。旅行もそろそろ終わるんだな～と思うとやっぱり寂しい気分になってきた。ローマに着いて、「Hotel Villa Franca」にチェックイン。晩御飯は、ホテル向かい側のレストランでツアー飯のディナー。イタリアはワインが安いので、昼も夜もワイン飲めて幸せだ～。

  2008.12.08

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  イタリアの旅（６日目）

  この日は、フィレンツェ中央駅より、イタリアの新幹線ユーロスターに乗ってナポリへと向かった。日本の新幹線と比べると横揺れするし、トイレも汚い。ランチは列車内で、パニーノ（イタリア風サンドイッチ）を食べた。大味だ。ナポリへ着いて、専用バスに乗車し、車の中から簡単なナポリ市内観光。　　　　ヌオーヴォ城　　　　　　　　　　卵城　　　　　　　　　　　　　　　　ポリジポの丘より望むベスビオ火山　　　　　　　　故郷鹿児島の桜島と錦江湾の風景によく似ていて懐かしいその後は、ナポリ港発の高速船に乗り、カプリ島へ。カプリ島へ着くと、小型のボートに乗り換え”青の洞窟”を目指した。波も穏やかで、コンディションは良さそうだ。それに、洞窟入り口に着くと、他の観光客もあまりいなくて、全然待たずに洞窟に入れる事になった。ガイドさん曰く、こんなことはめったとない超ラッキーらしい。船頭さん操る小船に４人ずつ乗り、洞窟入り口はとても狭いので寝るような姿勢をとる様にとのことだった。　　　　　　青の洞窟の入り口想像以上に入り口は超狭くて、寝ていても頭がぶつかりそうで、くぐる時怖かった。洞窟内部は、映像で見たとおりに、神秘的な深いブルーに包まれ非常に美しい。自然の造った芸術に感動した！　　　　　　　　　　今までみたことのない光景にうっとりあっという間に洞窟観光は終わり、港へ戻る。港からは、ケーブルカーでウンベルト１世広場まで登る。　　　　　　ウンベルト１世広場より望むカプリ島の街並み高級ブランドのお店などが軒を連ねている通りを下っていくとホテルに到着。「LA REZIDENZA」という白い可愛い感じのホテル。部屋は狭かったが地中海っぽい青と白を基調とした可愛いデザインだった。　　　　　　　　アウグストゥス庭園から望む景色　　　　カプリの海は吸い込まれそうに青い晩御飯はホテル内でツアー飯の魚料理。まあまあ。ワインはもちろんカプリ産白ワイン！

  2008.12.04

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  イタリアの旅（５日目）

  この日は、今回の旅行の一番の目的地フィレンツェ観光。朝、ホテルからツアーご一行で歩いて、ウフィッツィ美術館へ行き、ルネッサンス美術の結晶の数々を見学した。誰もが知っているボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」やダ・ヴィンチの「受胎告知」を代表として、素晴らしい芸術作品を目の当たりにし感動！現地の日本人ガイドさんの丁寧な説明はとてもわかりやすくためになった。しかし、私たちのツアーとは何の関係もない超どあつかましい日本人女２名が堂々と着いて来て説明を聞いてたのに（しかもガイドさんの前に陣取り！）は呆れた。美術館見学後は、ヴェッキオ宮のあるシニョーリア広場や、ポンテ・ヴェッキオを歩き、ドゥオモ広場に到着。　　　　　　サン・ジョバンニ洗礼堂、ドゥオモ、ジョットの鐘楼　　　　　　　　　　ドゥオモ（花の聖母教会）　　　　　憧れの教会を目の前にし、その美しさに感動！！ドゥオモの内部は意外にシンプルな造りで、フレスコ画が神々しく美しい。ランチは、指揮者の小澤征爾さん行きつけのレストランでツアー飯の”フィレンツェ風ステーキ”をいただいた。期待していなかったが、お肉がジューシーで味付けもとってもおいしい！この日の晩御飯は、各自自由だったので、夜もここで食べることにして予約をしといた。ランチ後は自由行動。　　　　　　メディチ家ゆかりのサン・ロレンツォ教会それから、ドゥオモのクーポラに登る列に並ぶ。順番が来て、ひたすら狭い階段を登る。途中、教会の屋根内部を一周する回廊に出て、フレスコ画を間近に見ることができる。やっとこさ、頂上に到着。　　　　　　　　　　ドゥオモの上からフィレンツェの街並みここで、今回最大の課題である”ドゥオモの上で「冷静と情熱のあいだ」のサントラを聴く”を実行した。うちにはいまだにipod無いので、渋くCDウォークマンで聴いた。もちろん全曲を聴いて満足！！使命完遂！やっぱり、いいねぇ～、最高！！！ドゥオモを降りた後は、課題その２である「冷静と情熱のあいだ」ロケ地巡りを遂行。事前にどの辺りか調査してあったので、順番に捜査開始。　　　　順正がチャリンコで走っていたのはこんな感じの所？　　　　　　　　順正がスクーターで往復していたサンタ・トリニタ橋　　　　　　　　　　　　何度も出てきたポンテ・ヴェッキオあと、順正とあおいが再会して思い出の曲を演奏している人に出くわしたアルノ川沿いの公園（だと思われるところ）も行ってみた。大好きな映画のシーンがよみがえってくる。課題もひととおり終えて、まだ晩御飯まで時間があったので、ドゥオモのクーポラを間近から見れるジョットの鐘楼に登ることにした。夕方なので列もなくすいていた。ここも狭い階段を延々と登り、やっとこさ頂上に到着。落下防止のフェンスが張り巡らしてあって、解放感はあまりないが、クーポラが見下ろせる。　　　　　　　　　　夕日に映えるクーポラ晩御飯は予約しといた昼と同じところに行くと、やはり同じツアー他の人たちも同じ考えだったらしく８人くらい揃って、雰囲気はツアー飯って感じだった。やはり期待通りで、アラカルト料理もとてもおいしかった。ホテルは全然ダメだったが、フィレンツェはやはり思った通り素敵な街だった。まだ行きたいところがたくさんあったが、また次の機会かな。「冷静と情熱のあいだ」のDVDを見直すのはまだやっていないので、そのうちやろう。（っていうか、過去に５～６回見てるんだけどね）

  2008.12.03

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  イタリアの旅（４日目）

  この日は、ベニスを出発し、バスで長らく走ってピサへ到着。もともと、ツアーの予定にはピサの斜塔に登るのは入っていないが、予約が取れたら希望者だけ登ろうということになった。当日、予約をとるのは難しいとガイドさんは言っていたが、お客さん皆の日頃の行いが良いのか、すんなりと良い時間での予約が取れラッキーだった。　　　　　　　　ピサのドゥオモ広場　　　　手前から、洗礼堂、ドゥオモ、斜塔ピサ観光の前に、ドゥオモ広場横のレストランでツアー飯のランチをいただく。２種類のパスタだったが、とてもおいしかった。ランチ後は、ガイドさんによる斜塔の歴史の説明があり、ドゥオモ、洗礼堂を見学。斜塔の建つ土地は元々地盤が柔らかく、まっすぐ建てるつもりが沈下により傾いてしまったらしい。その後、まっすぐ建てる調整もしつつ、かといって本当にまっすぐになっては斜塔でなくなるので微妙なバランスで建っており、今は１回ずつ人数制限されて登ることができる。　　　　　　　　　　　　　　高さ５５メートル　　　　　　　教科書の中でしか見たことのない斜塔の実物を見て感動！いよいよ斜塔に登る時間が来た。入り口からして早速傾いており、いきなり平衡感覚がおかしくなる。らせん状の階段もずーっと傾いていて、なんだか面白い。上まで登るとさすがに体力に自信がある私でもちょっとしんどい。　　　　　　斜塔の上から、ドゥオモとピサの街並みやっぱりせっかく来たんだから、斜塔に登れて良かった！ピサ観光の後は、いよいよ憧れの地、フィレンツェに１時間位走って到着した。フィレンツェの街が一望できる丘の上のミケランジェロ広場にバスは着いた。　　　　　　夢に見たフィレンツェ　　　　　　　　　　憧れのドゥオモ！夕日に染まるフィレンツェの街はやはり、とってもロマンチックで素敵だった。心の中で、「冷静と情熱のあいだ」のメインテーマが思いっきり流れる。すると、広場で演奏していた路上ミュージシャンが、正にその曲を演奏し始め、えっ！そんな有名なの！？とびっくりした。やはり、私のようなミーハーな日本人が多いのかもしれない。もっと、フィレンツェの街を眺めていたかったが、なにしろツアーなので、早々に引き上げないといかず、アルノ川沿いのホテル「Hotel Mediterraneo」にチェックイン。団体さん向けの大型ホテルで、綺麗なのはロビーだけで部屋は古めかしく、とっても寒かった。晩御飯はホテルのレストランでツアー飯でビュッフェだったが、料理の種類も少なくとってもまずかった。やはり、フィレンツェ中心部のホテルは数が少ないので、殿様商売なんだろうと思った。

  2008.12.02

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  イタリアの旅（３日目）

  この日はミラノ近郊のホテルを出て、ベローナへ向かった。ベローナは「ロミオとジュリエット」の舞台の地とアレーナがあることで有名だ。　　　　　　　　　　　　エルベ広場？？だったかな？？　　　　　　　　　　　　　　　　ジュリエットの家のバルコニー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジュリエット像ジュリエットの胸を触ると幸せになるという噂があることから、観光客は皆、胸を触ったポーズでの写真撮影にいそしんでいた。そのため、ジュリエットのみ撮影するために苦労した。　　　　　　　　　　　　　　　　アレーナ　　　　　　　　１世紀末！に建てられた古代ローマ最大の円形劇場　　　　　　　　今でも、夏場は野外オペラが上演されるその後、ベローナを出て、ベニスに向かう。ベニス島内は車両は乗り入れできないので、バスを降りてボートに乗り換えた。　　　　奥にあるのはリアルト橋　　　　　　　　思い描いていた通りのベニスの風景　　　　　　　　　　　　サン・マルコ広場　　　　　　奥がサン・マルコ寺院、右にドゥカーレ宮殿　　　　　　　　　　　　　　　　ドゥカーレ宮殿内の階段の非常に美しい天井　　　　　　　　ここは写真撮影可宮殿内やサン・マルコ寺院内は、美しい装飾やモザイク画で彩られていて一見の価値ある素晴らしさだった。写真撮影禁止なので心に焼き付けるしかない。ベネツィアンガラスの工房にも連れていかれたが、とっても高価なので目の保養だけにしといた。その後、自由行動を挟んで、ゴンドラ遊覧。同じツアーのアツアツ新婚さんカップルと同乗する。　　　　　　　　ゴンドリエーレ（漕ぎ手）の陽気なおにいさんゴンドラ遊覧中に、私のデジカメPowershot A80はその寿命をまっとうしてしまった。だから、ここの途中からの写真は旦那のフィルムカメラCanon EOS1Vのフィルム撮影データをCDに落としたものなので画質が落ちてしまう。この日の宿泊は、島内のクラシカルな雰囲気の内装の「Hotel AMADEUS」。暖房がまだ入る時期で無いので寒かった。晩御飯はツアー飯で、近くのレストランでペンネ・アラビアータと何か食べた。

  2008.12.01

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  イタリアの旅(１日目＆２日目）

  やっと、今年の９月に行ったイタリア旅行のことを書こうと思う。９月２０日(土）早朝、伊丹から成田に飛び、旦那と集合、近ツリのツアーデスクで添乗員さんに会い、チケットをもらって、その後は各自搭乗してくださいとのことだった。JALの改装されたラウンジで飲み食いしてくつろぎ、13:40発のJAL417便でミラノへ。ミラノ着は午後７時台で、そのまま宿泊先のホテルへ向かう。その日は寝るだけってやつだ。翌２１日は、ミラノ市内観光にバスで出発。　　スフォルツェスコ城　　　　　　　　ヴィットリオ・エマヌエーレ２世のガレッリア　　　　　　　　　　　　ドゥオモ（正面はまだ改修中なので裏側）　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここに「最後の晩餐」があるダ・ヴィンチの「最後の晩餐」は、お坊さんたちの食堂の壁に描かれていたものだ。見学は人数制限されており、見学時間も１５分と決まっている。もちろん撮影禁止。今まで映像でした見たことがなかった「最後の晩餐」の実物を見られて感動した。やはり素晴らしい！！ミラノ市内観光の後は、ミラノ風カツレツ＆リゾットのランチのツアー飯。シンプルで普通においしい。その後は、オプショナルツアーの”コモ湖半日観光”に参加した。コモ湖はミラノから北へバスで１時間くらい行ったところにある湖畔のリゾート地だ。　　　　　　　　コモ湖（バスの中から撮影）バスがコモ湖に着くと、すぐコモ湖遊覧船に乗り替えた。湖畔には、世界の有名人の豪華な別荘が立ち並んでいる。最近はロシアンマフィア所有が増えているらしい。ｍｙゴンドラ付きの別荘や、湖畔のmyボート乗り場から崖の上の別荘までmyエレベータ付き別荘など、うらやましくなる豪邸の数々だった。遊覧船を降りた後は、自由行動で、街を散策、ジェラートを食べたりした。ミラノ市内に比べると、やはりずっと治安は良さそうだった。晩御飯はホテルでラザニアのツアー飯だった。これも普通のおいしさかな。

  2008.11.30

• イタリア旅行での治安

  今回のイタリア旅行では、事前に添乗員さんから、スリや置き引きなどが多いので、パスポートは肌身に付けるように再三言われていた。なのに、肌身に付けるのは旦那も私もごわごわするのが嫌だったので、いかなる時もカバンから注意をそらさないことに神経を集中した。カバンはたすき掛けで前にまわし、ファスナーは常に押さえる。かばんを切られないように、周囲に目を配る。なによりも、「私は警戒しているぞ！」オーラは大事である。写真撮影時も、常にカバンから注意をそらしてはならない。人目見てわかるジプシーはもちろんのこと、こいつ怪しい..と思う人物には警戒して避けオーラ倍増した。特に、人ごみや、ごったがえす人気撮影ポイントではスリが多いので注意が必要だ。ＮＹを歩く時以上に気を配った。その甲斐あって、無事盗難には遭わずにやれやれだった。でも、帰ってきてからもイタリアでの警戒癖が身についてしまい、外出時に、カバンを後ろにまわせず、ついつい前面でホールドしてしまう。”ここは日本”と言い聞かせても、なんだか落ち着かずに前にカバンをまわしている。いいんだか..悪いんだか。でも、イタリアっておおらか（いいかげん）なのは治安面でもそうなのね～と実感した旅行だった。

  2008.10.02

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  南米パタゴニアの旅（2/21～7日目）

  この日はロス・グラシアレス国立公園最大のウプサラ氷河を見に行くクルーズに参加した。午前８時にホテルからバスで出発、美しいアルヘンティーノ湖を眺めながら港に到着。　　　　乗ったカタマランの大型クルーズ船船は切り立った崖の連なる水道を走り、途中では氷河の溶けた滝や規模の小さい氷河が望める。そのうち氷河から崩れ落ちた流氷が見えてきた。　　　　ひとつひとつが巨大で、吸い込まれそうな美しいブルーだ　　　　 　　　　ブルーが濃いのは氷の透明度が高いためだ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　黒い部分は氷河が削り取った岩だ　　　　　　　　　　大型クルーズ船よりはるかに大きい流氷群　　　　　　　途中、オネージ湖でランチ休憩。船着場から遊歩道をしばらく歩くと湖畔に小ぶりの氷河が３つ見えた。この辺は常に雲っているか雨かで晴れることはないみたいだ。ランチ休憩後、いよいよウプサラ氷河に向かう。ウプサラ氷河は長さ６０キロメートル、先端の幅は５～７キロメートという超巨大氷河である。あまりに巨大なため、近づくにつれ、氷河からの強風と雨がどんどん激しくなってきた。　　とにかくでかい　　　　　　　大き過ぎて、全体像を把握できない超巨大なので、気象への影響もすごく、崩れたら船も危ないので、近くに寄れない。私のコンパクトデジカメにワイコン付けて２８ミリの画角でははるかに役不足である。雨に叩きつけられながら、カメラをガードしつつなんとか撮影した。その後は、スペガッツィーニ氷河を見に行った。この氷河は人が見に行ける氷河の中で先端部の高さが最高ということだ。地球温暖化による氷河の後退が深刻な中、この氷河はほとんど後退していないらしい。　　　　　　　　クルーズ船は午後５時半頃に港に帰着。再び、バスでエル・カラファテのホテルまで帰る。晩御飯は、地球の歩き方に載っていた「Casimiro Bigua」というレストランに行った。旦那はステーキ、私はトラウトを食べた。トラウトもおいしかったが、付け合せの焼き野菜がすごくおいしかった。この日ももちろんアルゼンチンワインを堪能した。続く..

  2008.05.07

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  南米パタゴニアの旅（2/20～６日目）

  この日は午前７時にホテルを出発、バスに乗る。パタゴニアのバスは、地元の人、観光客両方の移動を兼ねているようだ。しばらく走ると、チリの出入国管理事務所で降車し、長蛇の列に並び出国手続き。出国して更にちょっと走ると、今度はアルゼンチンの出入国事務所で降車、延々と長蛇の列に並び入国。これだけで２時間も要した。エル・カラファテまでの道のりは、アルゼンチン側パタゴニアのチリ側より乾燥して荒涼とした大地をひたすらに走る。何もない果てしない起伏に富んだ大地を見ていると、人間と原点とか魂とかゆさぶられる感じを受け、吸い込まれそうで感動するものだ。パタゴニアは氷河が有名だが、このスケールの大きい景色も一見の価値があると思う。カラファテの町に昼過ぎに着くと、大部分の人は降りていき、残ったのは１０人ほどだった。子連れで乗ってきた地元ガイドの女性は、スペイン語訛りの英語で、途中氷河について説明した。巨大な氷河湖であるアルヘンティーノ湖　　　　　　　　ペリト・モレノ氷河が見えてきた　　　　で、でかい！！ペリト・モレノ氷河に着くと、時間がもったいないので昼飯抜きで見物することにした。遊歩道を歩いていくと、圧倒的なその姿を目の当たりにし驚嘆した。１日に１～２メートル動いているらしい。時折、轟音とともに崩落がある。さすが、ロス・グラシアレス公園のハイライトだけあって、わざわざ地球の裏まで見に来る価値大有りである。　　　　　　　　　ガイドブックでは氷河の近くは夏場でも寒いとあったが、この日は天気も良く、上着も要らないくらいだった。ペリト・モレノ氷河に感動した後は、カラファテの町に戻った。この日のお宿は「Hotel Michelangelo」である。部屋も普通で、まあ中級ホテルといったとこか。晩御飯はアルゼンチン名物のアサードという肉のバーベキュー料理を食べに行った。有名店は予約が一杯で入れず、テキトウな店で食べたがまあまあだった。アルゼンチンワインはさすがスーパーでも種類多く、高い方である（それでも２千円くらい）ワインを買って飲んだが、おいしい！帰るまでいろんなワインを飲めると思うとうれしかった。続く..

  2008.05.02

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  南米パタゴニアの旅（2/19～５日目～）

  この日は出発が遅かったので、朝食もゆっくりとれた。夜中からの、強風と雨が朝もまだ残っていた。　　　　雨あがり後で、山に綺麗な虹がかかっていたチェックアウト後、ホテルの車でラグーナアマルガまで送ってもらった。１１時に来るバスに乗る予定になっていたが、待てど暮らせどそれらしきバスは来ない。　　　　　　　　　　暇だったので、アマルガ湖を撮影１時間ほど待ったら、トイレ休憩で遠くに止まったバスがあったので、聞きに行くと、どうやらそれが当該のバスだった。自分から聞きに行かないと、置いていかれたと思われる。いいかげんだ...。バスに乗ると、満席で、おばさんの横の席１席と、最後尾の狭い補助席が１席空いていただけだったので、仕方なくそこに座る。どうやら、私たちは”プエルト・ナタレスからのパイネ１日観光バスに途中から乗ったらしい”というのがわかった。隣のおばさんは、まぶしいのかカーテンを閉めてうとうとしているので、肝心の景色見えずイライラした。旦那も最後尾の狭い席でイライラ。スペイン語なまりのバスガイドのおじさんの英語もわかりにくい。湖のほとりに停車し降車すると、ものすごい強風だった。バスの陰からちょっと出ると、ふんばった格好のまま、ずずっーと、ふき飛ばされた。よく、ＴＶで見る、台風の時に人がこらえた格好のまま通りの向こうまで並行に吹き飛ばれているあの図そのままである。　　　　　　　　　　身の危険を感じながら、バスの陰から撮影あまりもの強風で湖の水が細かい霧になって吹き飛ばされているのもすごかった。その後、ランチをレストハウスで食べ、再びバスに乗り込む。サルト・グランデという大滝を見に行く予定だったが、強風で危険ということで中止になり残念。グレイ湖に着いて、遊歩道を歩いていると、雨が降り出し、早々に引き返した。観光案内所で下ろされ、上映室でナショナルジオグラフィックのパタゴニアに生息するプーマのドキュメンタリーを見た。とても面白くて、この日のイベントの中で、一番だったかもしれない。最後まで見ないうちに、集合がかかったので、後ろ髪ひかれながらバスへ。プエルト・ナタレスに帰る人以外は、上映中に、近くのホテルに送っていっていたようで、バスの席もだいぶ空いたので、やっと快適に座れた。 途中、きれいな湖を眺めつつ、プエルト・ナタレスに到着。この日は荷物を預けていた「Hotel Glaciares」に再び泊まる。この日の部屋は、前より更に広くてなかなか快適だった。晩御飯は”地球の歩き方”に載っていた「Austral Restaurant」に行った。すると、パタゴニアではめったに会わない日本人の若いカップルがいた。お互いすぐに日本人同士とわかったので、挨拶した次第である。アナゴとトラウトか何かの料理を食べたがまあまあだった。続く..

  2008.04.28

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  南米パタゴニアの旅（2/18～４日目～）

  この日は、午前７時半ごろに、集合場所であるホテルから歩いて５分位のプエルト・ナタレスの港桟橋に行った。パイネ国立公園で一泊した後はまたプエルト・ナタレスに帰るので、大荷物はホテルに預け、１泊分の着替えなどだけリュックに詰めて出かけた。桟橋からクルーズ船に乗り込み、パイネ国立公園に向けて出発。湾内からセラーノ川に入ると風もやや強いので、水しぶきがすごくてとても船室から出ることはできない。それでも、雨合羽を着て元気にデッキに出ている酔狂な人たちはいたが。しばらくすると、大きな岩の上にマゼランペンギンの大きな群れが見られた。　　　　ダイナミックに切り立った岩の上から流れる氷河からの滝　　　　　　　　バルマターゼ氷河２時間ほどして、セラーノ氷河を見に行くミニトレッキングの船着場に到着。下船し、トレッキングコースをたどるとセラーノ氷河が見えてきた。　　　　セラーノ氷河と氷河から崩れ落ちた氷　　　　　　　　　　　　　　この瞬間も生きている氷河だ雨がぽつぽつしたけど、カッパを使うほどのこともなくよかった。船着場に戻ると、更に川を上る人たちだけゾディアックに乗ることになった。分厚い防風レインコートと救命胴衣を着せられ、２隻のゾディアックに分乗。クルーズ船に乗っていた南米の人たちは皆、日帰りの人たちばかりだったみたいで、ゾディアックに乗っていたのは、私たちも含め「外人」ばかりだった。マナーの悪い南米のオバタリアンと別れてほっとした。パタゴニアにしては天気も悪くなくゾディアックでのクルーズは風も爽快で気持ちいい。軽快なスピードで大自然の中を走るのは実に良い。しばらく走ると、昼食のため小さなお宿の船着場に到着。　　　　　　　　　　　　　　　　入り口近くに咲いてた綺麗なお花ランチ（まあまあ）とグラスワイン（おいしい！）をいただき、再び、コートと救命胴衣を着せてもらってゾディアックに乗り込む。遠くにすごく大きい氷河が見えてたり、人里離れて仙人暮らしのおじいさん（この地から一歩も出ず数十年らしい）に手を振ったり、そのうち、パイネ国立公園のシンボルである３つの連なった岩峰であるトーレス・デル・パイネの堂々とした雄姿が目に飛び込んできた。この頃はちょっと晴れてきたので、太陽を浴びてその姿は神々しくもある。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　威風堂々と屹立するトーレス・デル・パイネ途中で更に、　　　　な急流があったので、手前の船着場でゾディアックを降り、達磨さんの格好のまま急流の脇の土地をちょっと歩いて、急流を越えたところの船着場からまた別のゾディアックに乗り換えた。ある地点に到着して気持ちの良いクルーズは終了。そこから、ラグーナ・アマルガという所まで車で送ってもらう。そこで、ホテルからの送迎車に乗り、ホテルの私道を延々と走ること３０分以上！でようやく到着。パイネ国立公園内でも有名な「Hosteria Las Torres」だ。　　　　　　　　小高い丘よりホテル全景　　　　　　　　　　　　　　心地よい中間ロビー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　かわいいお部屋レストランでビュッフェのディナーはまあまあだったが、チリのシャルドネは濃厚でおいしかった！続く..

  2008.04.23

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  南米パタゴニアの旅（2/17～３日目～）

  旅の３日目は、午前９時位の便でサンティアゴから一気に、パタゴニア地方の南部の町プンタ・アレーナスに飛んだ。小さな町だけど、それでもパタゴニア南部最大の町とのこと。空港に着くと、現地の英語を話せるチリ人ガイドのお姉さんが迎えに来てくれていた。車でプンタ・アレーナスの市街地まで、あれこれ説明してくれながら送っていき、その後はこの日のメインイベントである”ペンギン営巣地”の見学に出発する午後３時まで自由行動になった。まず、お腹が空いていたので、ガイドさんお薦めのレストラン「La Luna」に行った。ブルーの壁の店内は心地よい雰囲気で、アナゴのフライとシーフードスープにグラスの白ワインを注文した。シーフードスープは具入りのたっぷりサイズで、魚介の旨みがすごくおいしい！味付けもちょうど良くすごく気に入った。アナゴのフライも、新鮮でカリッと揚がっていて、これまためっちゃおいしい！ワインもフルーティ＆ドライで料理に合って、幸せな気分だった。さすがチリのワインはうまいのぉ～と感動。おいしいものを手頃なお値段でいただけてハッピーだった。大満足のランチの後はマゼラン地域博物館に行く事にした。　　　　　　　　　　　　しかし、午後２時でちょうど閉まったばかりで入れず残念！仕方ないので、ブラブラ散歩するしかなく、アルマス広場のベンチで休憩。　　　　　　　　　　広場にあるマゼラン像　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マゼラン像の下で爆睡する野良犬達サンティアゴでもそうだったが、この町でも野良犬の多いことといったらびっくりする。そこらじゅうに大型の野良犬達が、我が物顔で闊歩していたり、所かまわず爆睡しまくっているのだ。普通、野良犬といえば、おどおどして悲しい様子というイメージだが、ここの野良犬は十分に餌も与えてもらっているのか痩せてないし、のんびりと自由を謳歌している感じだった。狂犬病を持っているといけないので絶対に触ってはいけないが、特に人に攻撃を加える様子も全く見られないので、完全に現地の人と野良犬は共存しているだろう。新たなカルチャーショックであった。午後３時にようやく郊外のオトウェイ湾にある”ペンギン営巣地”に出発。ペンギンは昼間は餌をとりに外出しているので、勤務を終え（？）巣に帰ってくる夕方が数が多いということでこの時間に出ることになったのだ。車で走ること１時間で営巣地に到着。ガイドのお姉さんと一緒に保護区に入場し、遊歩道に沿って奥に向かって歩いていくと、ようやくペンギンの姿が見えてきた。ここのペンギンはマゼランペンギンという種類になる。　　　　こういう群れが所々に見られる更に海岸近くの観察小屋まで行くと、観察窓から、勤務後おつかれさまペンギン達が見えた。　　　　　　　　　パタゴニアは風が非常に強く、夏といえども、ここは南極に近いので寒い。ペンギン達も吹きすさぶ風の中、身を寄せ合って寒そうに見えた。どこまでも広いパタゴニアの厳しい大地に、強風で白波の立つ灰色の海にペンギン達。遠くまで来ちゃったなぁ～と、なんとなく感慨ひとしおであった。　　　　　　　　　　　　ダチョウの仲間のニャンドゥ　　　　　　逃げ足が速いので写真を撮るのが難しいが、うまく撮影できラッキーパタゴニアといえば、強風に多雨だけど、この日は雨に降られず済んだ。ペンギン観察後でプンタ・アレーナスの町に６時半に戻ってきてガイドさんと別れ、午後８時半発のローカルの長距離バスに乗るまで、暇で仕方なかった。バスに乗り、プエルト・ナタレスという町まで移動。途中は、ひたすらに広大に拡がるパタゴニアの荒涼とした大地を延々と走る。時折、道端のニャンドゥが驚いて逃げて行くのも、日暮れとともに闇に包まれた。緯度が高いため夜が暮れるのが遅いのだ。ようやくプエルト・ナタレスのバスターミナルに着いたのは、午後１１時過ぎ頃だった。ホテルからの送迎車に乗って、走り出すとすぐに運転手が警察に停められた。運転手はスペイン語しか話せないのでよくわからなかったが、見ていると車検切れ？なのかなんかそんなことで切符を切られていたようだった。ただでさえ疲れていて夜中なのに、３０分くらい無駄にしてしまった。なのに、そこからホテル「Hotel Glaciares」までは２ブロックくらいしかなく、なんじゃそりゃー！？だ。田舎の小さな宿って感じの簡素なフロントにはゴルゴ１３似のおじさんがいた。部屋は十分な広さでサンティアゴのホテルよりずっとましだった。部屋に用意してあった冷え切った夕食を食べて、もうへとへとだった。世界の果てを旅するのは、便利な欧米を旅するのと違うなぁ～と実感しながら寝た続く..

  2008.04.21

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  南米パタゴニアの旅（2/15,16 ：１～２日目）

  ようやく、日本での生活も安定してきたので、おくればせながら、帰国直前のパタゴニア旅行レポートをしようと思う。パタゴニア地方は、南米大陸を東西に流れるコロラド川を境に約南緯４０度以南の地域を指す。アンデス山脈を境にチリ側とアルゼンチン側に分かれる。私にとって、この南米最果ての地は以前から憧れだった。アメリカでの最後の思い出として、帰国直前に行ってきた。今回は、H.I.Sの個人旅行パッケージを利用した。現地ではスペイン語しか通じないし、限られた日程でトラブらずに旅できないと、肝心の日本への引越しができなくなるので、英語がカタコトでも通じる現地会社が各地点で世話をしてくれるのは安心できると判断したからだ。２月１５日の夕方のデルタの便でNYのラガーディア空港を出発、途中アトランタで乗り換え、チリの首都サンティアゴに着いたのは翌１６日の朝だった。空港では現地旅行会社の日本人ガイドさんが出迎えてくれ、早速市内観光へ出発。この時期のサンティアゴは夏の終わりで、乾燥しているのでカラッとした暑さだった。　　　　モネダ宮殿　　大統領府として使われている。　　中庭はセキュリティーチェックを受けたあとに見学できる。　　衛兵のお兄さん達は皆イケメン揃いで、一人だけいたお姉さんも超美人だった。　　観光客のおばさんが連れのおじさんにイケメン衛兵とのツーショット写真を撮らせまくっていた。　　南米らしい..。　　　　アルマス広場に面したサンティアゴ大聖堂　　　　　　　　　　大聖堂の内部、荘厳な美しさだ。　　　　中央市場　　新鮮な魚介類や肉、野菜などが売られ、食堂もある。　　魚屋のおじさんが私たちに「ウニ、ウニ」と売りつけようとしていた。　　市場らしい活気があって良い雰囲気だった。ここで食事する機会なかったのが残念！　　　　　　　　　　　　　　　　　　サン・クリストバルの丘に立つマリア像　　　　　　　　　　　　丘の上から臨むサンティアゴ市内　　　　　　スモッグがひどいので有名だが、まだ夏場の午前中なので視界良好ということ。市内観光を終えて、ホテル「Diego de Valazquez」にチェックイン。部屋はすごく狭かった。この頃にはオーバーナイトの疲れがきたので、お昼には近くのケンタッキーで済ませ、晩御飯のレストラン探しを少ししてから部屋に戻って仮眠をとる。気付くと夕方になっていたので、昼間に探索したレストラン街で、英語を話せる客引きのお兄さんにくどかれるまま（気の弱い日本人だなぁ！）シーフードレストランに入った。シーフードサラダやマチェ（だったかな？）とかいう貝料理を食べた。まあまあおいしかった。２日目につづく..

  2008.04.18

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  Longwood Gardens(ペンシルバニア）

  バス旅行のDupont Hagley Museumの翌日は、ペンシルバニアでもデラウェアに近い所にある「Longwood Gardens」に行った。ここは、デュポン一族が作った広大な植物園だ。午後３時の集合時間まで各自自由行動だったので、地図を片手に散策した。　　　　アメリカで秋のお花とえば菊　　　　　　　　　　　　　　　　紅葉が始まった木が日に透かされてきれいだった　　　　　　　　大温室の中　　　　　　　　　　　　　　温室の外の池のハスの花　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　木がいろんな形に剪定してある庭園この公園の目玉は大規模で豪華な噴水なのだが、今は動かしていないようで残念だった。人口滝もあるのに、それも動いていなくて興醒めだった。午後３時すぎに公園を出発し帰路に就く。ハイウェイは予想通り渋滞していたので、バスはあちこち迂回し、マンハッタン着は午後７時だった。日本のバス旅行と違って、アメリカのバス旅行はあちこち巡らないのんびり旅だった～。

  2007.11.01

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  Dupont Hagley Museum(デラウェア）

  10/19(金）の夕刻ＮＹ発の２泊３日のバス旅行に行った。旦那の会社の社員旅行である。社員旅行とはいっても、１台のバスを貸切にした定員のある自由参加である。会社が費用の多くを負担してくれるので、格安で参加できるというわけだ。私たち以外は、全員、現地社員だった。金曜日の午後６時にマンハッタンのオフィス前を出発し、デラウェア北部のペンシルバニアに近い辺りにある宿泊先のホテル「Christiana Hilton Hotel」に着いたのは午後９時ごろだった。翌日は、「Dupont Hagley Museum」に行った。ここは世界的に有名なデュポン社の一族にまつわるミュージアム公園である。ガイド付きツアーで、ガイドさん１人につき１０人ずつ位のグループに分かれた。私たちのガイドさんは、７０代くらいの女性で、いかにも、昔は学校の先生をしていたのかも～という雰囲気のご婦人だった。アメリカのこういった施設は、必ずといっていいほど、お年寄りのガイドさんが多い。お年寄りとはいっても、お元気で、記憶力もとっても良い方ばかりだ。　　　　　　　　　　　　ミュージアム入り口　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　紅葉はまだいまいちだったデュポン社が最初は、火薬製造から始めたのは知らなかった。この地は、製造工場もあったらしく、今でも、その遺跡がある。なんか、ゲームの「Myst」に出てきそうな設備や装置がいっぱいあって、わくわくした。「キー、キー」という装置が立てる音も、「Myst」っぽくて良い。ランチを挟んで、午後も引き続きガイドさんに案内してもらった。なかなか興味深いものであった。その後で、広大な敷地内の一角で行われていたクラフト展示即売会を見物して、ホテルへ戻った。ホテルでは、夕方５時半にホテル内の池にいる白鳥の餌付けが行われる。　　　　　　　　池に居ついている白鳥一家　　　　　　　　　　　　係り人がベルを鳴らして、門を開けると、餌場へいそいそと上がってくる　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おいしそうに餌を食べている白鳥達が餌を食べていると、カナディアングースたちも、ものほしそうに寄ってきて、餌を食べようとするも、白鳥につつかれて退散していた。すずめもおこぼれをもらいに来て、にぎやかだった。夕食はクーポンをもらって、各自好きな時間を予約して食べるという方式で、日本の社員旅行みたいに、全員お膳を並べてなんてとこがなくて、個人主義のアメリカの良いところだ。メインにステーキを選んだが、すごい量で３分の１食べるのがやっとだった。味はアメリカらしい大味ってやつだ。ホテルから車で５～１０分くらいの所にカジノがあるらしく、夜に希望者はバスで出かけていた。私は、家系的に博打打の性があり、むきになる性格なので、カジノなんていってはいけないと自分でわかっているので当然行かなかった。翌朝、行った人に聞くと、殆ど皆負けたらしい。やはり、部屋で、持参した焼酎を飲んでゆっくりして正解であった。自家用車だったら、余った時間で周辺の小さなワイナリー巡りもできたのに、その点が残念だった。

  2007.10.31

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  イエローナイフへの旅（４日目）

  この日は朝からくもり空で風が強かった。ＴＶの天気予報でも、「夕方から雨でしょう」と言っていた。午後２時頃にホテルを出て、歩いて「ノーザンヘリテージセンター」という博物館へ行った。　　　　　　　入り口では熊とバッファローの剥製がお出迎え熊やバッファロー、キツネ、コヨーテなど普段は触ることのできないいろんな動物の毛の実物が触れたのはちょっとうれしかった。展示物は多くないのですぐに見終わった。それからは、フレーム湖を一周するトレイルを歩いてみることにした。ずっと平坦な道が続くと思いきや、途中、岩場ばかりになってそれなりに歩き応えがあった。フレーム湖はなかなか大きい湖なので、一周するのに２時間半かかった。　　　　フレーム湖のほとりからの眺め　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　苔のベッドの上の紅葉した植物　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いろとりどりに色づいている木々夕食はイエローナイフ唯一の和食であるテイクアウトが主のお寿司屋さんで、寿司盛り合わせとアークティックチャー（北極イワナ）のにぎりをテイクアウトしてホテルの部屋で食べた。日本人がやってるお店なので、まともなおいしいお寿司だった。夜が更けていくと、さらに天気は悪くなってきて、予報通り雨が降り出した。オーロラは全然期待できないのは明白だったが、せっかくオーロラ観測の料金も払ってあるし、とりあえず行くことにした。観測地ではまだ雨こそ降っていなかったが、分厚い雲に覆われた空は真っ暗だった。しばらくするとやはり雨が降り出し、絶望的になった。しかし、この日ちょうど良いことに、オーロラセンターではイベントがあったのだ。スティーブ・レイマンというカナダ人の作曲家＆ピアニストのミニコンサートが開かれた。オーロラの写真を撮り続けている自然写真家の田中達也氏の友人で、オーロラ映像と音楽とのコラボを行っているとのこと。田中氏の美しいオーロラ写真を背景にスティーブが奏でる優しく透明感に満ちたピアノの調べは人の心を癒してくれる。スティーブの曲は、私の大好きなカナダ人ピアニストであるアンドレ・ギャニオンの曲とも共通点があると思った。日本のＣＭとかでも彼の曲は使われているらしい。後で購入したスティーブの「カナディアン・ドリーム」というアルバムを聞いたら、どこかで聞いたことのある感じがした。ミニコンサートが終わるとオーロラ待機のドームに行って、夜食のカリブーのシチューを頂いて、他のお客さんとおしゃべりした。夜食は３夜連続バッファローのシチューだったので、やっと違うものが巡ってきたと喜んでいたが、カリブーも同じような味だったな～。そうこうしているうちに、１時５０分になり、この日はさすがに誰も延長する人はいなかったので、スタッフもお客さんも全員帰ることになった。最後の晩は残念ながらオーロラは見れなかったが、初日から素晴らしいオーロラが見れたので大満足の旅であった。今回不思議だったのは、オーロラが出る前になると必ずコヨーテの遠吠えが聞こえてくることだった。きっと彼らは、何かしら微妙な変化を感じ取っているに違いないと思った。湖と森の上に広がる美しいオーロラの光とどこか寂しげなコヨーテの声...イエローナイフの大切な旅の思い出はまた人生の宝物の一つになった。

  2007.09.24

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  イエローナイフへの旅（３日目）

  この日はオプショナルツアーで「キャメロン滝ハイキング」を申し込んであった。ダウンタウンのサブウェイでブランチをとって、午後２時半にお迎えのミニバスで出発。トレイルまではバスで小一時間くらいだったかな。ちょうどイエローナイフは黄葉のピークで黄色く色づいた森林が非常に美しかった。途中の道すがら見ることのできた、湖上に築かれたビーバーロッジ（森の名建築家ビーバーの作った家）は思った以上に大きくびっくりした。Aurora worldの女性ガイドさんの案内で、十数人のもちろん日本人ばかりのお客さんでキャメロン滝までのトレイルを歩く。途中で、ガイドさんが植物などの説明をしてくれた。トレイルは途中で水溜りを迂回したりしたが、さしてハードなものではなかった。４０分程で滝へ到着。　　　　キャメロン滝　　思ったより大きい滝だった。　　キャメロンさんという学者さんにより偶然発見されたそうな..。 トレイルや滝を彩る黄葉がまぶしい帰り道に毎晩利用しているオーロラ観測所に立ち寄った。昼間行くと、なるほどこういう景色だったのかとかと妙に納得。夜に見ると緑色だと思っていたオーロラセンターの建物は青色だったのにも妙に驚いた。ジュースとメープルクッキーで休憩して、帰路に就く。バスの中では皆疲れて寝ていたが、私は眠れなかった。なぜなら、バスの運転手のおっちゃんがものすご～く眠そうなのがバックミラーに写っているのを見たら、「おいおい、おっちゃん寝るなよ...」と気になって気になって眠気どころではなかったからである。おっちゃんがもし居眠りしたら、いつでも、正義の味方に変身して危機を救うべく目を皿のようにして監視していたのであった。そんなこんなで無事帰り着いた時はどんなにほっとしたことか..夕食は「Vietnamese noodle house」で麺類と炒め物を食べた。思ったよりおいしかった。天気は朝から曇っていたが、やはりオーロラ観測出発時にも雲が晴れなかった。観測所でも辛抱強く待ったが、雲は厚い。でも、雲の上は明るいので、大きなオーロラが出ているのは確実なだけに残念でならない。午前１時４５分頃に頭上の雲が一瞬無くなり、オーロラが赤や青の光を瞬かせながらブレイクアップしていくのが見えた。雲が晴れるのを願って、オプションの観測２時間延長で４時前まで粘ったが、結局雲は晴れず。　　　　　　　　　雲の向こうのオーロラ　　　　　　　　　　　　ん～、惜しい！今日は太陽の状態は良かったのに、邪魔な雲め～！って感じだった..。

  2007.09.21

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  イエローナイフへの旅（２日目）

  この日は、午後１時半からイエローナイフ市内観光をした。Aurora Worldのガイドさんがバンで迎えに来てくれると、今日はたまたま市内観光は私たちだけとのこと。まず最初に州立法議事堂を見学した。安全な田舎の町のためか、セキュリティーもゆるゆるで、誰でも自由に見学できる。　　　　議会室　白熊さんの立派な毛皮が印象的走りながら、ガイドさんが街中の施設などの説明を丁寧にしてくれ、犬ぞりレース用の犬の繁殖所（ケンネル）に着いた。子犬がお母さんといるケージや将来犬ぞりレースの花形選手候補生のワンちゃんたちがたっくさんそれぞれの名前が掲示されている小屋に繋がれていた。　　　　　　　　このワンちゃん達は高値で買われていくらしいその後は、巨大なグレートスレーブ湖のほとりの旧市街を周った。グレートスレーブ湖は真冬は車が通れるほど凍りつくので、「アイスロード」という湖上の氷の道を大型トラックも通れるそうだ。ガイドさんも、冬はそのため近道できるので楽だと話していた。さすがマイナス４０度になる極寒の地域ならではの芸当である。この湖には水上飛行機の滑走路（？）もあり、度々離発着していた。　　　　　　　　　　　　　　　　モニュメントのある展望台より市内観光後は暇だったので、街をぶらぶらし、ガイドさんにおしえてもらった中華レストラン「Mark's」で夕食をとった。味は悪くなかったが、炒め物の具が苦手なセロリばかりでちょっと辟易した。前日のように、ワインと仮眠で、午後１０時２０分にオーロラ観測に出発。昨日より少し雲があったものの、大丈夫な範囲であった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この日も前日ほどではないが綺麗にブレイクアップ！この後はだんだんオーロラが静かになっていったので、連日の睡眠不足で非常に疲れていたこともあり、オプションの延長なしで１時５０分に観測を終え帰った。４時ごろに延長の人たちが帰る頃に再度ブレイクアップしたらしい。２日連続で美しいオーロラを見れて非常に満足だった。

  2007.09.19

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  イエローナイフへの旅(1日目）

  ９月７日～１１日の４泊５日で、カナダのイエローナイフへ行ってきた。もちろん、長年の夢であったオーロラを見るためである。今年、日本からＮＹへの機内から見たイエローナイフ上空のオーロラは、ますます、地上からオーロラを見たい！という願いを増幅させたものだった。しかし、オーロラは、太陽の状態、天気、月齢の良い条件が揃ってこそ見れるものだ。正に、一種の”博打を打ちに行く”ような旅である。事前に確実に分かるのは月齢のみなので、今回は、新月に近いこと、白夜が終わって初冬の天気の荒れやすい時期の前ということで、この日程にした次第であった。それに、寒さが超苦手な私としては、真冬のマイナス４０度の中での観測は考えられないので、日本の関東や関西の冬くらいの気温である９月前半は我慢できるという結論だったのだ。７日の７時５０分ＮＹラガーディア空港発のエアーカナダで、途中カルガリーでカナダ入国、国内線に乗り換え、イエローナイフに午後２時すぎに着いた。時差がアメリカ東部時間と２時間あるので８時間かかったことになる。今回はＪＴＢのlookを利用したが、イエローナイフの空港では、委託されたAurora Worldの係員の方が待っていてくれた。シャトルバスで滞在先のホテル「Explorer Hotel」へ１０分ほどで着く。係員の方に説明を受け、チェックイン。イエローナイフでは一番高いホテルらしいが、まあ、部屋は普通であった。イエローナイフは、日本では、ドラマ「ラストクリスマス」の影響もあり、オーロラで有名だが、実際は金やダイアモンドなど鉱山で栄えている街らしい。オーロラを遠路はるばる見に来るのは日本人が殆どのようで、欧米人はオーロラをわざわざ見に来ないようだ。フレーム湖のほとりにあるイエローナイフのダウンタウンは、歩いて回れるこじんまりとしたものだった。スーパーや酒屋で買い物をし、Aurora Worldの方におしえてもらった「Saigon」というベトナム料理で晩御飯を食べた。なかなかおいしく、疲れた体にはアジアの料理がやはり落ち着く。その後は、真夜中の観測に備えて、部屋でワインを飲んで少し仮眠を取った。午後１０時２０分にAurora Worldのスタッフがホテルのロビーに迎えに来てくれ、他のホテルでお客さんを拾って、観測所へとバスで向かう。スタッフも全員日本人だし、やはり、お客さんは全員日本人だった。バスで３０分程走るのだが、途中でオーロラがもう見え始めており期待がふくらむ。観測所は街から離れた明かりの無い場所にあり、待機所の中は明るいが、外は足元を最低限照らす灯りだけである。私たちは懐中電灯を持ってきていなかったので、慣れるまで足元がおぼつかなかった。設備の説明や観測時の注意点など受け、湖を遠くに臨む展望台に出た。昼間の曇り空とは打って変わって、空は快晴、満点の星が降り注ぐようだ。すでに、オーロラの白い帯が湖の彼方から伸びてきており、幻想的な舞台の幕は上がっていた。スタッフの方に、別の場所で先にオーロラと一緒に記念写真を撮ってもらい、戻ってカメラのセッティングにかかった。今回は、今アメリカに持ってきているカメラ機材で旦那のカメラとレンズだけがオーロラ撮影に適していることから、撮影は旦那に任せ、私は自分の目にしっかり焼き付けることにした。＊以下オーロラの写真は旦那のEOS1v（銀塩）でISO400のフィルムで撮影したものである＊　　　　湖のはるか彼方より漂うオーロラオーロラはだんだん動めきながら空いっぱいに広がっていくブレイクアップだ！　　　　　　　　青や赤の色をちかちか瞬かせながら、ひらひらと渦巻いていった　　　　　　　　　　空いっぱいにオーロラ爆発！　　　　　　　　　　　　　　光輝くドラゴンが天に昇るよう満天の空で繰り広げられる光の見事なダンスにはただただ感動し魅了され身動きもできなかった。こんな世にも美しい自然現象に遭遇できた幸運を感謝するばかりだ。その後はだんだん、オーロラも静かになり、落ちついた感じの薄い絹の帯となった。オーロラ観測は１時５０分までとなるが、オプショナルの２時間延長を申し込み３時５０分まで観測したが、サイドのブレイクアップはなかった。しかし、帰りの車中から、またブレイクアップするのを見ることができた。初日からいきなりすごいオーロラを見れたのは非常にラッキーだった。一種、難解な宿題を終わらせた感じがした。スタッフによるとこの日のオーロラは、イエローナイフでも最大規模だったらしく、ここしばらく見たことがない位大きなブレイクアップとのことだった。”大博打”は大当りだった！といえよう。

  2007.09.18

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  スイスの旅（７日目＆最終日）

  いよいよスイス観光はこの日が最後となった。１０時頃にホテルをチェックアウトし、タクシーで宿泊先のホテルへ向かう。フロントで荷物を預け、観光へ。まずグロスミュンスター（大聖堂）に行った。　　　　リマト川対岸より　　　　　　　　　　大聖堂の祭壇　　　　（撮影禁止だったんだけど、他の人が堂々と撮影していたのに紛れてこっそり撮影。）その後で、チューリッヒ湖の遊覧船に乗った。スイスは海がないから、湖にあちこち海水浴場があるようで、泳いでいる人たちがいっぱいいた。　　　　　　　　　　　　　　　　フラウミュンスター（聖母聖堂）　　　　　　　　大聖堂と川をはさんで対岸に建っている　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シャガールのステンドグラス　　　　　　　　　　　　　　　　　　パイプオルガンとステンドグラスやはり、大聖堂が男性的なら、聖母聖堂は優美で女性的だった。　　　　　　聖ペーター教会（外装補修中のため、屋根部分だけ撮影）　　　　　　　　　　　　　　　　リンデンホフの丘から眺める旧市街軽くランチをしてから、午後２時からのんびり開館する「おもちゃ博物館」へ。小さな雑居ビルの中にあるこじんまりとした博物館だ。凝ったドールハウスなど展示してあり、なぜか市松人形もあった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　スイス国立博物館（ここも外装補修中）ここの博物館は説明の表示が全然なく（あってもドイツ語だったらわからんが）、これって何？っていうのがたくさんあった。一部の部屋以外、博物館なのにエアコンがやはり無かった。歴史的な建物なのに、なぜか中庭ではロックコンサートの設営と準備がされていて、景観だいなしで、マイクのテストがうるさく興醒めであった。夕食はホテル下のイタリアンレストランで食べたが、ボンゴレがじゃりじゃり（殻の細かい欠片？か砂？）でまずかった。それに、ＮＹと違ってレストラン禁煙でないので煙たい思いをした。宿泊したホテルは「Hotel Wellenberg」。ここは、楽天トラベルを使って自分で手配したホテルだ。旧市街にある便利なホテルで、お部屋もモダンな造りで、アメニティーが充実していた。スイスのホテルはシャンプー兼ボディソープしかないところが多いけど、ここは、ボディクリームや持ち帰れるスリッパまで用意してあった。ウェルカムフルーツやガス入りお水もサービスがあり、これでエアコンがあれば完璧だった。ホテルの前の通りはにぎやかな通りなので、防音ガラスになっているのだが、暑いため窓を開けて寝たら、うるさかった。翌朝はレストランが開くとすぐに朝食を１０分で済ませ、予約してあったシャトルバスで空港に向かった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ホテルの近くの建物のベランダにいた可愛い牛さん＜旅行を終えてつれづれ＞今回の旅行は天気にめぐまれラッキーだった。スイスのワインは国内で消費されてしまうので、国外では飲めないらしく、できるだけ飲んだけど、ドライなリースリングが激ウマだった！買って帰りたかったが、アメリカへの機内持ち込み不可のため、残念。今回驚いたのは、ツアーに組み込まれている御飯がおいしかったことだ。量が日本人ポーションになっていたのも食べやすく、ツアー飯侮れず！スイスの物価が高いのにはびっくりした。ロンドンと良い勝負。高級時計は本場とはいえ、やはり値段が値段だけに手が出ない。スイスのチョコレートは高いけど超おいしいので、絶対にはずせないアイテムであろう。それにしても、暑かった...

  2007.08.18

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  スイスの旅（６日目）

  この日は、朝９時にホテルを出発、専用バスで「アルプスの少女ハイジ」の故郷マイエンフェルトへ。　　　　ハイジの看板がお出迎え　　宮崎駿監督のハイジとはだいぶ雰囲気が違うな～　　　　ハイジの泉：１９５３年に地元の子供達の募金で作られたそうだ。バス駐車場からしばらく歩くと、ハイジの家に到着。周りにはヤギがいてのどか。ユキちゃんはいるかな～。　　ハイジ・ハウス　玄関にはもみの木があるけど、ちと小ぶり？さあ、中に入ってみよう..。　　台所兼ダイニング　　　　　　　　　　ハイジの部屋　　　　　　　　　　　　　　　　　　お家の中からの眺め　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リビングでハイジとペーター談笑中　　　　　　　　　　　　　後でお二人さんと一緒に記念撮影した　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お家の裏庭　　　　　　　　　　　　　　　　　ハイジが笑いながら走ってきそう山の形とか、やはり宮崎監督が現地でじっくり取材しただけあって、アニメの中そっくりだった。子供の頃大好きだったハイジの世界を訪ねるのは懐かしい感じがした。ホテル＆レストランの「ハイジホフ」で暑い中ランチを食べ、ハイジともお別れ、次はリヒテンシュタイン公国の首都ファドーツに行った。　　　　　　丘の上にある大公が暮らすお城リヒテンシュタインは小豆島ほどの小さな国で、ファドーツもとっても小さな街だった。精密な切手で有名で、切手博物館を見たりした。その後は、スイスの秘境と呼ばれるらしいアッペンツェルの街を散策。　　　　　　カトリック教会　　　小さな街ながら立派な教会だった　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　かわいい建物がいっぱいあった夕方、スイス第一の都市チューリッヒに到着。宿泊先は「Swissotel international Zurich」。街の中心部からはちょっと離れていたけど、大きな現代的なホテルで、久々にクーラーがあり快適！ホテルのレストランでツアー全員で最後のディナーを食べた。おいしかった。食事後、これでお別れになるツアーの皆さんと挨拶を交わし、ちょっと寂しい気持ちで部屋に戻った。他の皆さんは明日の朝、日本へ帰るが、私たちはチューリッヒを１日観光してからアメリカへ帰るからだ。せっかく仲良くなった皆さん、お名残惜しいでした...。

  2007.08.16

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  スイスの旅（５日目）

  この日は、ホテルを７時半に出発、バスでラウターブルンネン駅まで行き、そこから登山電車に乗り、途中クライネ・シャイデック駅でユングフラウ鉄道に乗り換えて頂上を目指す。登山電車はトンネルを走行中、途中２回、展望台で停車してくれる。ガラス張りの展望台は、山の中から外を眺めるものだった。ユングフラウヨッホ駅は「Top of Europe」と呼ばれており、3454Ｍという標高にある。こんなところまで鉄道を敷いたスイスってすごい国だとひたすら感心するばかりである。　　ユングフラウヨッホエレベータで上がった3573Mのスフィンクス展望台からは4099Mのメンヒの山がすぐそばに迫って見える。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　メンヒ地下通路を歩いていくと、「アイスパレス」というユングフラウ氷河をくりぬいたトンネルがめぐらせてあり、氷河の内部を歩くという貴重な体験ができる。トンネルのあちこちには、氷の彫刻がある。　　　　　　　　　　　　　　　　　　水晶かな？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミッキーみたいでミッキーでない再び登山電車に乗り、クライネ・シャイデックでランチ休憩、グルントまで電車で行く。グルントからは専用バスでルツェルンまで２時間半の旅だ。ルツェルンはファイアヴァルトシュテッテ湖のほとりの歴史ある美しい街である。　　　　カペル橋　　　　　　　　　　イエズス教会　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イエズス教会の内部　　　　　　　　　　　　壮麗なバロック、ロココ調の装飾が施されている　　　　　　　　　　　　　　　　　　ライオン記念碑　　　　　　　　　フランス革命で命を落としたスイス人傭兵を称えたモニュメントこの日の宿泊先は「NH Luzern」。なかなかすっきりと綺麗なホテルだった。エアコンはやはり無かったけど。ホテルのレストランでツアー全員で夕食をとった。スープ、サーモンのソテー、デザートだったが、いずれもおいしかった。

  2007.08.12

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  スイスの旅（４日目）

  午前９時にツェルマットのホテルを出発、ツェルマットからアンデルマットへの３時間半の氷河特急の旅となった。　　ツェルマット名物の羊の行進　朝は小屋から牧場への行進？夕方はその逆かな？　これはちょうど朝の行進に出くわした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　氷河特急氷河特急は「世界一遅い特急」らしい。景色を楽しむ観光列車だから、早く走られたら迷惑だからね～。スイスらしい緑の牧場やぶどう畑などのどかな景色を眺めたりしているうちに、アンデルマットに到着。小さな可愛い街アンデルマットのホテルのレストランでランチ後、バスでインターラーケンまでのフルカ峠、グリムゼル峠を越える絶景ドライブに出発した。バスは九十九折の狭い道を登って行く。途中で大型車同士になると離合が大変だった。　　　　　　　　　　　　　　　　バスの車窓よりバスはフルカ峠のベルデベーレで停車、ローヌ氷河を眺めた。　　　　ベルデベーレのレストハウス　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ローヌ氷河　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　かわいい高山植物のお花車窓から雄大な景色を堪能した後で、気持ちよくなってウトウトしていたら、インターラーケンの町に着いていた。インターラーケンはあちこちでパラグライダーを楽しむ人々が見られた。明日、行く予定のユングフラウの山も少し雲をかぶっていたが見えた。晩御飯はツアーの全員で”ラクレット”という溶かしたチーズにじゃがいもをからめて食べるというスイス名物料理を食べた。宿泊先は「Central Continental」という川沿いのホテル。もちろんエアコン無いので暑くて窓を開け放しで寝た。ホテルには直営かと思われるショーパブ？があるらしく、あちこちに宣伝の写真が貼ってあった。しかし、その写真の女子プロみたいな立派な体型の怖い年増のお姐さんを見て、もしかして「女王様クラブ」？？（なわけないか..）ちょっと興醒め...。

  2007.08.07

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  スイスの旅（３日目）

  この日は、スイスの観光の目玉たるマッターホルンを見に行った。朝から天気はピーカン、最高だ。ホテルを午前８時に出発、ツェルマットより登山電車に乗り、ゴルナーグラード展望台を目指す。スイスは観光立国なだけあって、こんな山の上まで電車で行けるなんてすごい！電車からいよいよそのマッターホルンの雄姿が見えてくると、感動だった。　　登山電車から望む、真っ青な空に浮かび上がるマッターホルン展望台からのパノラマ　～氷河とマッターホルン～帰りはゴルナグラードの１つ下の駅ローテンボーデンより１駅分ハイキングをした。緑の草原の中をマッターホルンを見ながら歩くのは実に気持ちよかった。　　途中のリッフェル湖に写った「逆さマッターホルン」いろんな高山植物の可愛いお花たちにも会えた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リッッフェルベルグの駅に歩き着くと、レストハウスでランチを取り、再び登山電車に乗って下山する。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リッフェルベルグの礼拝堂とマッターホルンツェルマットの街に戻ると、今度は別の所からマッターホルンを眺めてみたかったので、街外れのロープウェイの駅まで歩き、クライン・マッターホルンの展望台を目指した。高速のロープウェイを、途中のフーリとトロッケナーシュテックで２回乗り換える長いルートである。　　　　トロッケナーシュテックより望むマッターホルン山頂駅に着き、エレベータで３８８３メートルの高さにある展望台に上がる。風が強くてすごく寒い。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マッターホルンがすぐそこにあるようだマッターホルンでお腹いっぱいという満足感に満たされ山を降り、ツェルマットの街を散策、お土産物屋さんなどを覗いてまわった。どこも、日本人の観光客で大繁盛の様子だった。夕食は、各自自由だったので、スイスというとやはり「チーズフォンデュ」を食べずに帰れないのということで、駅の近くにある「Casa Rustica」というレストランに行った。お店の中はとても可愛い造りで、白ワインたっぷりのチーズフォンデュなどの料理とスイス産白ワインを堪能したのであった。しかし、遊び疲れた身にはダブル白ワインはかなり酔いがまわったんはいうまでもない。充実した１日であった...。

  2007.08.02

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  スイスの旅（２日目）

  スイス２日目は、午前８時半にジュネーブのホテルを出発、専用バスでシャモニーへ向かう。シャモニーはフランスだけど、あっという間に、何のチェックもなく国境を越えた。シャモニーは小さい村だが、モンブラン観光の拠点として多くの人が訪れる地である。　　　　山麓駅から、ロープウェイで山を登っていく。　　途中でロープウェイを乗り換え、エギーユ・デュ・ミディの展望台まで行く。ロープウェイの終着駅からは、更に、３８４２Mの展望台までエレベータで上がることができる。この日は天気が最高だったので、モンブランの絶景を望むことができた。360度のパノラマが広がる。徒歩で登山している人も見えた（すごいよな～！）さすがに、3800メートルともなると空気も薄く、ゆっくり歩いたりしないと危険だ。なんとなく、足元がふらふらして頭も少しぼーっとする感じだ。展望台でへたりこんでいる人もいた。それに、この高さになると、風も冷たく、防寒着は必携である。私の場合は、フリースとウインドブレーカーを重ね着した。　　　　　　　　　　　　終着駅上の展望台モンブランの絶景を堪能した後は、麓のレストランでランチ。真冬の山頂とはうって変わって、麓はとても暑く、レストランにも当然冷房ないので、大汗をかきながらの食事となった。その後で、ツェルマットに向けてバスで移動。ただし、ツェルマットはガソリン車乗り入れ禁止なので、１つ手前の駅テーシュから、電車に乗り換えて行かなければならない。　　ツェルマットの駅前　街中は馬車と電気自動車のみだ。　　　　　　　　　　ツェルマットの街とマッターホルン　　　　　川をすごい勢いで白濁して流れているのは、氷河からの雪解け水だこの日の宿泊先は「Hotel Antika」。部屋は狭かったけど、かわいらしい造りだった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　ホテルのロビー晩御飯はツアーの全員でミートフォンデュを食べた。オイル入りスープの入ったお鍋に、串に突き刺した牛肉、豚肉、鶏肉などを入れて火が通ったら好みの調味料を付けて食べるという料理だ。正に”スイス風しゃぶしゃぶ”ってやつ。食べたような、物足りないような...微妙な料理だと思った。

  2007.07.31

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  スイスの旅(１日目）

  今年の夏休みは子供の頃から行きたかったスイスへ。ＮＪのニューアーク空港よりコンチネンタル航空で7/13(金）の夕方出発し８時間のフライト、ジューネーブに7/14(土)の朝７時４０分くらいに到着した。入国は超簡単で、アメリカと大違い。パスポートをちらっと見て即ＯＫだ。今回は、新婚旅行以来超久しぶりに某大手旅行会社の添乗員同行パッケージツアーに参加した。スイスを限られた期間で効率良く観光＆移動するにはツアーは便利だからだ。私達はアメリカからの参加なので、現地で日本からのご一行様と集合＆解散するパターンである。日本からの人たちは夜に到着予定なので、私達は宿泊予定のホテルに荷物を預け、ジューネーブの街を観光した。　　　　　　　　ローヌ川に架かるベルグ橋から繋がって行けるルソー島にあるルソー像　　　　　　　　　　　　　　　　　　イギリス公園の花時計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジュネーブのランドマーク的存在の大噴水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　遊覧船で１時間のレマン湖クルーズを楽しんだランチ後は、歴史ある建物が並ぶ旧市街を散策した。　　　　ルソーの生家　　貸与される日本語のオーディオガイドを聞きながら、ルソーの思想と人生をたどれる。　　しかし、オーバーナイトのフライトと時差のため、ついウトウト..。　　　　　　　　　　　　　　バスチオン公園内にある宗教改革記念碑　　　　　　　カルヴァンらプロテスタントの立役者となった聖職者４人の像　　　　サンピエール大聖堂　　この日は午前中は結婚式が行われていて午後からの拝観となっていた　　　　　　　　　　　　　　　　　　大聖堂の上の展望台より望むジュネーブの街とレマン湖　　　　　　　　午後からは土曜ということもありたくさんのヨットが出ていたジュネーブの街はとても暑かったが、大聖堂の中はひんやりしていたので、寝不足のため、つい、はしっこの席に座ってウトウト..。これ以上の観光は体力的にかなりつらくなってきたので、「Brasserie Lipp」というレストランで、早めの晩御飯にした。味はまあまあだったが、ハウスワインのスイスの白ワインはとてもおいしかった。ホテルに帰ると、添乗員さんと日本からのご一行様がちょうど到着していた。宿泊したのは「Ramada Park Hotel」空港からシャトルバスで５分くらい、エアコン付き（これ重要）部屋は普通。

  2007.07.26

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  イエローストーン＆グランドティトンのドライブ旅行（５日目）

  この日はいよいよ最終日。動物観察ポイントとして有名なオクスボーベンドはホテルから車で３分、日の出前の５時半に行った。オクスボーベンドはスネークリバーの流れがゆるやかになる地点なので、動物が好む場所らしい。さすがに早朝なので気温もマイナス、持ってきた上着など重ね着するも寒くて、長く外に出ていられない。薄闇の中、遠くにミュールジカっぽい群れが見え、川面にはカワウソが泳いでいるのが見えた。時々車で暖をとりつつ観察を続ける。　　　　夜明け..朝日がティトンの山に当って美しいなかなかムースなど”大物”が現れないので、どんどん他の人は待ちきれずに去っていく。私達はやぱり、粘り強い大和魂（？）を発揮し待ち続けると、ついに森の中から川の対岸に１頭の雌のムースが出現した。コンパクトデジカメのズームではすごく小さくしか撮れなかったけど。　　　　早朝の景色は清々しいペリカンの群れも飛来し、川を気持ち良さそうに泳いでいた。（これも小さくしか撮れず）　　　　　　　　　　　　部屋のバルコニーからの景色　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ホテルのロビーから見える山々　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ホテルロビー　　　　　　　　　　チェックアウトして、ホテルの前のトレイルらしきもの（途中けもの道）を歩いた。周辺の湿地帯にはムースが生息しているそうなので遭遇を期待したが、残念ながら、ムースの角が落ちているのを見ただけだった。ホテルのダイナーでランチをとり（レストランよりこちらの方がおいしかった）、ジャクソン空港へ向けて出発。途中、シグナルマウンテンの展望台に寄り道した。これが思ったより時間を食い、空港まで多少焦らなければいけなくなった。レンタカーに給油し、空港に着いてあわただしく返却、無事間に合った。今回の旅は天気も大きな崩れは無く、体も鍛えられ（？）、楽しく満足だった。

  2007.06.20

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