素敵な子供たち
時々、素敵やな~と思う子供に出会う。相手は子供だけど、「私もこんな人になりたいなあ」と思わせてくれる子供。給食の準備の時に誤って、友達におかずをかけてしまった女の子。「あっ、ごめん。ほんまに、ごめん」と慌てて、男の子の服や床を拭く。男の子は「大丈夫やで~」と笑いながら自分の服や机の上を拭く。ほんまは、かなり熱かったと思うし、筆入れまでおかずまみれなのに。男の子の耳元で「大丈夫やった?優しいな」と声をかけるとニコッと笑う。一緒に床を拭きながら女の子に「素直やなあ。片付けも早いなっ」と言うとニコッと笑う。か、かわいい~***普通学級で学ぶ軽度発達障害の男の子。友達に助けてもらうことが多い。私も声をかける。というより、声をかけたくなっちゃうんだよな~私にもクラスの友達にも何か手伝ってもらうと、「ありがとう」って、とっても丁寧に笑顔で言ってくれるんだよね。時々、授業中に反乱を起こす彼ですが、クラスを癒してくれる重要な存在。***昨日の夕方、学校に行ったら、トラブルが勃発してました。子供同士で解決しようとしていたので、離れて様子を見てた私。渦中にいるのは、息子(笑)もともと、言葉で気持ちを伝える力が弱いところに、興奮しているもんだから、もひとつ何が言いたいのかわからない。そこを上手に引き出してくれる男の子がいるんだよね。「そうかあ、○○は、筆をとられたから怒ってるんやな」「うん」「そりゃあ、怒れるよなあ」「そうやっ!」「先生に言うてみるかあ?うまく言えんかったらオレも一緒に行こうか?」「うんっ!」すごいなあ~と思ったのは、「筆をとった」とされる子をみんなで責める方向に持っていかず、現場にいる息子の気持ちにひたすら寄り添っていたこと。結局、5,6人でぞろぞろと犯人捜しではなく、息子が困っているということを先生まで伝えに行った様子。すごい対人技術や~って感動してしまったわ。***最後に、我が息子の素敵なところ。これは、先生に教えてもらったことなのですが、叱られて、泣いても、納得できたことには後から、「先生、さっきは、ありがとう」と言いに来るそうです。実は、これは、ウチでも同じ。叱る時は、絵や図を使って説明をします。そうすると、何を叱られてるのか理解しやすいようで、最後には、逆ギレして流した涙を拭きながら、笑顔で、「お母ちゃん、ありがとう。教えてくれて、ありがとうなっ」と言います。ただし、納得した時だけ(笑)こんなふうに素直だと周りの人もたくさん叱ってくれる。悪いことを「悪い」と教えてもらえるということは大事。「この子には、言っても無駄」って思われちゃうと社会のルールが学びにくい。***子供の素敵なところは、素直さだと思う。どの子も持ってるものだから、うまく大人が引き出してあげたいものです。