中国地方の最高峰、大山
昨日の写真は少し加工をしましたが今日は加工しない元の写真です。温室の中でチェリーセージが咲いてます。今日は又暖かな1日でした。しかし朝は冷え込んで車のフロントガラスは凍っていました。複式火山。大山隠岐国立公園の中核・中国地方の最高峰、大山 「別名・伯耆富士(ほうき富士)(出雲富士)は雪をかぶりました。標高は1,729mです。岡山・鳥取にまたがっている大仙。 岡山県側(蒜山ひるせん)から見た大山(だいせん)、米子側から見た富士の姿とはまったく違う雄大な北壁が広がる荒々しい形をしています。大仙は万年雪を頂くような高い山ではないですが、「万年雪」っていったい何年前の雪でしょうか。「万年雪」というくらいだから、何万年にも前に振った雪なのでしょうか。そう思うのももっともですが、万年雪は1万年前や2万年前に降り積もったものでは無いです。これももっともな話で、もし万年雪が1万年も融けていないのなら、地球は雪に覆われてしまうはずですね。万年雪は、実は下からどんどん融けています。もちろん、下からなのだから、太陽の光で融けるわけではないです。万年雪を融かすのは地球の地熱の働きです。新しく降る雪の分くらいは融けていきます。万年雪は下になった古いものから水と消えていき、つねに新鮮な雪が補給されているわけです。人間でいえば、新陳代謝。現在、炭酸ガス増加に伴う温室効果の影響で、北半球の気温はしだいに高くなっています。この傾向が強くなると、当然、万年雪の溶解も加速度がつき、海水の量が増えていくようです。もし、その予測が正しいとしたら、万年雪なんていう言葉は使われなくなるでしょうね。