ドクターとの面会
24日に行ったドクターとの面会の続き。1.刺激期間について刺激剤への私の反応はすこぶる良好。毎晩打っていたFollistimを連日減らし、採卵前それが必要無くなるくらいの順調さに、ドクターもかなり驚いたとのこと。「あなたの卵巣は驚くほど若い!」嬉しいような、そうでもないような。まあ、老けてるって言われるよりは良いけど。左右の卵巣ともきちんと働いて、子宮内膜も綺麗で厚かったらしい。副作用も何も無しだったので、次回IVFサイクルの際にも改善する点は思い当たらないとのこと。2.採卵・受精・分割について<19個採卵→14個成熟→12個受精→6個胚盤胞>という結果は、私の年齢にしては考えられないくらいの好成績。「これ以上どうにかしろといわれても無理」な程らしい。IVFにとても向いている、なんて太鼓判押されたけれど、あまり有り難くない。そんなに何度もやりたくないし。3.今後の展開についてもう一度IVFをするか、凍結卵の移植をするかは私たち次第だけれど、IVFなら最低2周期以上は休息期間をおく必要があるから、来周期での凍結卵移植を検討してもよいのでは、とのこと。あまり時間をロスするのは得策ではないと思うので、私たちもこれに同意。今日スポットがあった旨伝えたところ、予定通りいけば4月下旬にサイクル開始とのこと。4.凍結卵について今回凍結した4個の胚は4bbが2個と3bbが2個。解凍胚は60~70%の生存率なので、4個とも解凍して、その中から良い状態のものを2~3個ピックアップ。(後日変更可能)できれば4bbに生き残って欲しいけれど、これはやってみないと分からない。クリニックでの凍結卵サイクルの妊娠率は通常IVFサイクルの妊娠率とほぼ同値。但し、この数値は全年齢層の合算のため、一概には比べられない。(合算されている理由は、私の年齢層の患者が、凍結胚を残せる凡例が少ないからだそう。)5.流産について刺激中からの卵巣の状態、胚のグレード、内膜の状態、そして2週間前の妊娠検査時のβHCGも、どれをとっても、悪いところは見あたらない。今回はbad luckだったとしか言いようがない。胚の遺伝子異常等は見た目のグレードでは判断がつけられないため、どうしてもこういうことは起こってしまう、とのこと。6.次回IVFサイクルをする場合の改善点今のところ、思いつくことはない。PGDに関しては、40歳以上か、習慣性流産(3回以上)でも無い限り、勧めない。値段も高いし($5000)、オペレーション時の胚へのダメージもゼロでは無く、検査で100%遺伝子異常が見つけられるわけではない、などがその理由。7.その他IVFを繰り返すことで卵巣の反応は悪くなることはない。妊娠判定に一度しか血液検査をしない理由は、指定日時にβHCGが100を越えている場合は、確実に妊娠だからで、βHCGが低い場合のみ2日後の再検査を実施する。(これで謎が解けた。)最後に、このサイクル中の私を見ていると、過度のストレスを感じている様子でもなかったので、とても良いと思うとのこと。結構な人が、経済的にも精神的にも肉体的にもストレスを受けるらしい。腹痛等の副作用に苦しむのに卵が育たないで、とても辛い思いをする人も沢山いるとか。それに比べたら確かに私は楽だったかも。治療中、ポジティブでいることがとても大切で、その点私は良いと、何度も繰り返していた。ここまでは良かったんだけれど、実はこの話にはオチがあって、「でもね、彼女とても静かで、何考えてるのかあまり分からなかったんだよね。はっはっは。」だって。がくっ。英語がイマイチであまり喋らなかっただけなのに、それを見てvery goodとか言われても・・・全般的には、ほぼ予想通りの話だったけれど、ドクターが誠意を持って対応してくれたのが分かったので、充分満足できた。このクリニックはドクターも、受付も、ナースも、本当にいい人達ばかりで良かった。今回は残念な結果だったけれど、もう一度ここでトライすることに迷いはない。流産が判明した時、私を抱きしめて一緒に泣いてくれたTiffanyと、次回こそ喜びのハグをしたいと強く思う。