出生前診断
12W4D今日は11:30から胎児のnuchal translucency(NT:後頸部浮腫)を超音波でチェックする検査を、出生前診断を専門的に行っている科で受けた。1時間前にコンサルテーション、そこで今回の検査内容と、もしかしたら必要になる羊水検査について詳しい説明があった。この検査自体は高性能超音波での検査なので胎児にはリスクはなく、通常12W~14Wで希望者に行われる。NTは普通の胎児でも見られるが、これが厚いほど(2mm以上~)胎児に染色体異常がある可能性が高くなるそうだ。それから鼻の骨の確認。ちょっと難しいのは、検査結果はあくまでも染色体異常の「確率」を数字で出すのであって、白黒をはっきりさせるものでは無いというところ。例え確率1/10と言われても、10人中9人は染色体異常ではないということで、逆に1/3000と言われても染色体異常が見つかったこともあるそう。説明内容は事前にきちんと勉強していったから特に目新しいことは無かったけれど、その中で初めて知ったことがあった。私達はICSI・凍結卵での妊娠だけれど、ICSIでの受精卵はXY染色体(性別を決める部分)の異常が1%程高いということ。そして受精卵を凍結することで時間を完全に止めることは不可能で、例えば5年前に凍結した受精卵はまるまる5年分今よりも若い状態で保存できているかというとそれはやっぱり無く、少しずつだけれど老化していくということ。まーどちらも今の私達にはあまり大した問題でも無いのだけれど。超音波検査はお腹から。久しぶりに膀胱をいっぱいにしての検査だった。超音波の機械をお腹にぐりぐりと押しつけたので結構痛かった。場所は大体おへそのやや左下位だったけれど、これは勿論人によるのだと思う。いつも超音波検査をする時はスクリーンがちゃんと見える角度にあるのに今日は殆ど見えないし、ドクターは良いとも悪いとも言わずに黙々と検査を続けるので、何だか緊張してしまった。途中主人が「全部1.7mm以下だから大丈夫だよ」と小声で教えてくれたから安心できたけれど、今までで一番緊張の超音波検査だったかも・・・一通り検査が終わり、一旦ドクター退室。待つこと5分くらいでコンサルテーションをしてくれた女性が入ってきて結果説明があった。結局NYは1.5mmと正常値、2週間前に行った血液検査の結果と今日の検査結果を合わせての染色体異常の確率はダウン症: 1/2,041トリソミー13/18: 1/3,841どちらも20歳のお母さんと同じ確率とか。正直安心した。それにしても20歳のお母さんのリスクって本当に低いのね・・・実はこの検査を受ける前、二人で話し合って決めていたことがある。それは「羊水検査は受けない」ということ。障害を持つ子供を育てることは簡単では無く、綺麗事ではすまされないことも分かっている。不妊治療を初めてすぐの頃は、PGD(着床前診断)で染色体異常を調べようかと思っていたこともあるし、検査で異常が見つかったら子供を諦めようかと話し合ったこともある。けれど、今回妊娠して時間と共に確実に大きく成長して一生懸命生きているベビーを見ていて、そんな気が無くなってしまい、例え障害があったとしてもその子に生きる力があるのなら頑張って夫婦で育てようと、いつの間にか意識が変わっていた。そしてその覚悟があるのなら、わざわざ胎児にリスクのある検査(1/300の流産確率)を受ける必要は無いものね。今回の検査は、「リスクも無いし、皆受けるわよ」というミッドワイフの言葉に「そんなものかな」程度で受けたけれど(本当はそれじゃいけないのよね)、これからの人生設計や心の準備の為にも結果的には受けて良かったと思う。そうそう、今まで順調に成長していたベビちゃん、今日の検査でも相変わらず大きくて、CRL71mmで現在13W1d相当の大きさだって。でも、とある日本のサイトで見ると71mmだと14W相当なの。大きいな~誰に似たのかな~そして主人の笑える一言「分かった!胴長短足なんだ!」足までの長さを測ったら週数相当ってこと?おいおい・・・でも短足の主人と頭の大きい私の子だからそれもありかもねぇごめんねベビちゃん、かっこいいパパとママじゃなくて。それでも世界一愛しているからね