カテゴリ:本
今頃になって、芥川賞受賞の、「火花」(又吉直樹著)を読んだ。 図書館の順番が回ってこなかったからではない。 読みたいと思わなかったからだ。 この本は、去年の夏前に、あの子から「読んだ?」と言って渡されていたのも。 それから、「どうだった?」と何回か感想を聞かれたのだが、 「読んでいない」と答え続けていた。 だが、いつまでもそうは言っていられないし、机の隅に積んで置くのも目障りなので、 読んでしまうことにした。 読み始めてすぐに、 残滓を煌めかす ざんしをきらめかす 泥濘に頭まで浸かる でいねいにあたままでつかる という文字が出てきて、引っ掛かった。 突然に何なんだ。読者のレベルを確かめているのか。知ったかぶりをしているのか。 と感じた。 本の内容からして、この表現はなじまない。漫才だったらなおのことだ。 この文字に、芥川賞の選考委員が注目をしたのかもしれないが、 違うよな、場違いだよな・・・と、思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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