カテゴリ:本
講談社 道尾秀介著・「カエルの小指」(講談社)、を読んだ。 この本は、前作の「カラスの親指」の続編。 いわゆる推理小説の一種なので、続編と言うのは少し違うが、 登場人物が前回と半数は同じなので、続編、でいいと思う。 今回のタイトルは、「カエルの小指」だが、 表紙に、murder of crows と、カラス(crow)があるように、 前作のカラスを引きずっているようだ。 だが、本の中で、murder of crows は、カラスの殺人(murder) でなく、「カラスの群れ」だと紹介している。 著者はかなり英語の雑学に凝っているようだが、 カエルは単なる(わざとらしい)小道具にすぎない。 で、前作では、騙されて、騙されて、騙されたので、 今回は騙されまいと、注意深く読んだ。 前半と中間の場面で、ここは何か隠しているポイントだな、 と感じたところがあったが、それ以上は考えが回らず、 後半の種明かしで、そうだったのか、と納得させられた。 前作ではあまり感じなかったが、この本では、 著者は映画化を意識している、と感じた。 やたらに、映像化し易いような表現が多いからだ。 もしかして、映画化されたのか? と思って、ネットを検索したら、 前作の「カラスの親指」が映画化されていた。 そっか、ならば、前作を映画を見ていよう、 と図書館を検索したが、図書館にはなかった。 ネットには色々な値段で売りが出ていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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