カテゴリ:今さら聞けない
読売新聞から 読売新聞に、「時代の証言者」という連載がある。 時代を生きてきて大きな功績や記録を残した人の自伝的な 証言を30数回で掲載するもので、 前回は日本赤十字社の近衛忠輝さん。 兄は細川護熙さん、奥さんは内親王という近衛忠輝さんは、 日本赤十字社の社長となった人で、 文面からすると、インタビューではなく、ご自分で書かれた 「時代の証言者」と思われる。 この「時代の証言者」を読んでいて、分からない事があった。 それは、画像にもある、「赤新月社」。 32回の連載の中で、「赤新月社」は何回も出てきたが、 その説明はなかった(たぶん)。 近衛忠輝さんにすれば、赤新月社は当たり前の表現なのだろうが、 私には初めての言葉で、まったく分からなかった。 仕事をしていた頃もそうだったし、 ブログを書くようになってからもそうだが、 自分が知っていることを、他の人も知っていると思ってはいけない、 できるだけ説明をする、との姿勢で来た。 なぜ「赤新月社」の説明がなかったのか・・・ これは常識的な言葉なので、知らなかったら調べなさい、 ということなのだと思った。 「赤十字社」の説明が無いのと同じ事なのだろう。 なので、調べてみると、 イスラム国家が赤十字の活動に参加するようになった時、 キリスト教のシンボルである十字架を連想させるので、 赤十字の「十字」は受け入れがたいとなったため、 旧トルコ帝国の国旗に用いられている三日月を赤色で表した 「赤新月」(Red Crescent)を赤十字の代わりに採用することにした、 とある。 なるほど、そうだったのか。 赤十字社も赤新月社も同じ目的の組織で、 並立している国は無いようだ。 そして、Crescent は、三日月でもあり、新月でもある、 ということも知った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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